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oruseの日記: マイナポイントの不思議 nanaco編 6
さて、マイナポイントの取得期限が今月末で終了する。
何もギリギリまで待たなくともよいのだが、何かと胡散臭い印象があり、落ち着くまで待っていたらこの時期になってしまった。まだ落ち着いているようには見えないが。
ポイントの申請は先週に行っている。振込先はnanacoを指定した。
今回の申請で公金受け取り口座を指定しているので、そこに振り込んでもらえればよいと単純に思うのだが、真水は貯めこんで回らないのが良くないのか、有効期限付きのポイントにしたのだろう。それは分かる。だが、受け取る手順が煩雑過ぎないだろうか。
ポイントを貰うためには、申請後に「チャージまたはお買い物」をする必要があると説明されている。普通に解釈すれば、nanacoで2万円分をチャージまたはお買い物をすればよい印象を受ける。ただそう単純ではないようだ。
申請後に、
7-11でお買い物&1万円をチャージで、センター預かり分反映が、17P。
eneosで給油。nanaco払いで、センター預かり分反映が、17,500P。
7-11でお買い物&5千円をチャージで、センター預かり分反映が、12P。
7-11でお買い物で、センター預かり分反映の表示なし。念のため後から5千円をチャージしたら、センター預かり分が、1,250P反映された。
まだ2万円未満であり、よく理解できない。
7-11ではお買い物では反映されない。チャージでもその場では反映されず、次回回しなのか?
eneosでは、一旦全金が支払われ、給油代金を差し引いた後、チャージされる。こちらは即時反映なのか?
さすがに、制度設計に配慮が足りなく、現時点でいくらポイントが還元されているのかわからないじゃないのと思っていたら、「マイナポイント事務局」よりスマホにメールがあり、「20,000円分のポイントプレゼント!」で、「保有ポイントを見る」ボタンもある。
「マイナポイント事務局」のアドレスは、「xxx@id.apple.com」となっており、これはもちろんフィッシングメールであるが、何しろタイミングが良く、スキを突く手法に慣れている感じがする。
このマイナポイント制度はマイナカードを普及するために大金を投じたものなのではないのか。デジタルならではの混乱を醸成してどうしようというのだ。
デジタル弱者の取り込みどころか、一般市民の感覚でも、不便で危なくめんどくさい印象を大金を投じて醸成したとしか思えない。
まったく「デジタル」の恩恵が感じられないのが残念である。
nanacoのシステムの都合 (スコア:1)
チャージで即時にポイント付与出来る事業者も有るけどnanacoは違うだけ。
全部FAQ [nanaco-net.jp]に書いてあるよ。
Q.マイナポイントはいつ付与されますか?
A.施策①マイナポイントにお申し込みいただき、チャージをされた方(上限5,000ポイント)
nanacoにチャージした日の2~3日後にセンターお預り分として付与されます。
但し、エネオスでの現金チャージなどの場合、チャージした日の翌月15日頃付与になります。
Re:nanacoのシステムの都合 (スコア:1)
そういうの含めて「申請後にチャージまたはお買い物」でようやくポイントが降ってくるというのが分からなくて戸惑った。
ポイントがいつ付加されるのかもよくわからなかったし。
継ぎ足しでぐちゃぐちゃになった仕組みだからしょうがないのでしょうけど。
Re:nanacoのシステムの都合 (スコア:1)
あくまで「チャージや利用金額に対して25%のポイント付与」だから、ポイント付与は事業者が金額を確定出来るタイミングまでずれ込む。
月次バッチで金額が確定されるような所だとnanacoをエネオスでチャージみたいに1ヶ月単位になってしまう。
日次バッチでもn段になるとn日掛かるから、〆タイミング次第で、2段なら2~3日後付与みたいな事に。
その辺は、事業者のビジネスとかシステムの都合なので、マイナポイント事業側にはどうしようもない部分じゃないかな。
Re:nanacoのシステムの都合 (スコア:1)
マイナポイント申し込もうとしてから、三種別々の申込みと付与方法に別れているというのを知って
なんでそんなややこしいことしてお金と手間かけるのか・・・
手広く手間かけると中抜き手数料取りやすいからと邪推してしまった
Re:nanacoのシステムの都合 (スコア:1)
コメントありがとうございます。もしかして調べていただいたとか。それなら恐縮です。
そうなんですか?
上記が真なら、普通に解釈すると、20,000ポイント取得するためには、8万円分のチャージやお買い物をしなければならないように思ってしまうのですが、たぶん私の解釈が違うのでしょう。実際と異なりますし。
また、ENEOSの場合も、「すべて説明されている」とされる文面では「チャージした日の翌月15日頃付与」だとすると、こちらも現実のポイント付与の実態とは大きく異なりますね。
とても不思議な思いが残りますが、ポイント付与に関して「なぜ?」を解明することに対して、これ以上の労力を使うのは、時間的にも費用対効果的に既に無駄の意識がありますので、個人的にはすでにどうでもよく、それよりも重要なのは、これだけの大金を投じた施策なのに、利用させていただいた者としては、「不便で危なくめんどくさい」という感想しかなく、まったく「デジタル」の恩恵が感じられないのが残念という点ですね。
で、思ったのですが(こういう場合に私が思いつくのは往々にして妄想なのですが)、
これは、長期戦略に基づく、第一弾なのではないのか。
つまり、初回は、とんでもなく「不便で危なくめんどくさい」ものを提供して呆れさせる。
そのうえで、公金受け取り口座を登録した後では、ある日、プッシュ型でスマホに通知があり、
「マイナポータルからお知らせがあります。マイナポータルアプリからご確認ください」と表示され、マイナポータルアプリでは、バッチ表示が成されている。
マイナカードを用いて認証してログインすると、「おかえりなさい わたし」ではなく、「ようこそ、○〇〇〇(実名)さん、前回のご利用は〇〇でした」のウエルカムメッセージともに「お知らせがあります」と表示されている。お知らせには、「〇〇により公金受け取り口座に〇円がお振込みされております。なるべくお早くご利用ください」の表記が。
これなら、「便利で安全でスマート」な印象になります。その前があまりに酷かっただけに、その印象は抜群でしょう。折角、大金を投じたマイナポイント制度なのですから、国民に「デジタルは、便利で安全でスマート」の認識を植え付けていただきたいのですよ。
初めは徐々にでも将来のために、その方向性が示せる程度にはスマートであって頂きたい。
はい、もちろん妄想でございますが。
Re:nanacoのシステムの都合 (スコア:1)
返信が遅くなり申し訳ありません。
そうなんですか?
上記が真なら、普通に解釈すると、20,000ポイント取得するためには、8万円分のチャージやお買い物をしなければならないように思ってしまうのですが、たぶん私の解釈が違うのでしょう。実際と異なりますし。
施策①の5,000円分に限った話で、最大20,000円*25%=5,000円分です。
後から追加された、施策②の健康保険証や施策③の公金受取口座登録は各7,500円分*2で最大15,000円分。
3施策の合計で最大20,000円分です。
タイミングのズレに関してはnanaco側のFAQが不正確なのか、ワーストベースで書いているのかも。
施策①は、d払いのFAQだと即時 [docomo.ne.jp]で実際に即時だったので、施策①の付与タイミングが分かりにくいのはnanacoのシステムの都合が大きいように思います。
マイナポータルβ版のおかえりなさい わたしに関しては、微妙って私も思います。
β版サイトなので、現行版のデフォルト名「利用者本人」みたいに、設定でデフォルト「わたし」が追加され、変更可能になるのかな?とは思ってます。
ショルダーハックやら、こう呼ばれたい人向けの配慮とか、海外の方の文字数制限で切れて中途半端に表示されるよりはマシみたいな妥協の産物の仕様の気もしますが。
なるべく個人情報を扱う処理を最小化しようとした設計の可能性もありそうです。
個人情報に触らなければ、その処理から漏れる可能性を減らせますからね。
利便性とのトレードオフですが。