route127の日記: DNA大丈夫です 1
通信教育の課題送付期限が26日必着だったので25日朝に郵便局から速達で送ろうとした。
課題に添付されていた封筒は料金受取人払の表示があったので速達料金260円のみ払ったのだが、切手シールを貼ろうとした局員のおばさんが他のおばさんと相談し始めた。
こちらに向き直ると「料金受取人払は配達局で審査があるので遅れるかもしれませんが大丈夫ですか?」と問われた。
おばさんにありがちな大丈夫ですか構文にうんざりしながら普通郵便分の120円を追加で払うことで料金受取人払をキャンセルして到着遅延リスクを減殺した。
この120円もこちらから「じゃあ追加でいくら払えばいいですか?」とこちらから問うてやっと言う始末でリスクの説明には熱心だけどリスク回避のコスト感がないんだよな。
以前も『イップマン4』を見に行った際だったと思うが、チケットを買おうとした時に「混んでますが大丈夫ですか?」と急に聞かれて困った。
コロナ感染対策で映画館も定員が半分になっていたところに改めてそう聞いてくるので引き返すことを勧めてるのかと思った。
結局観たのだがここでも何をもって「大丈夫」とするのかは棚上げのままだった。
定量化できないリスクを提示して受け入れの可否を問うのはフェアじゃない気がするんだよな。
最初の郵便の例なら、必着に遅れるごくわずかなリスクをしつこく述べ立てるなら、最初から120円の金額を明らかにしてお勧めするとか他にやりようがある気がする。
後者の映画館の場合であれば、混み具合とコロナ感染の因果関係なんて心象でしかないものを映画見るための交通費と木戸銭以上に重視する人間がわざわざその時分に映画館来るかというところなんだよな。
この辺の話は枚挙にいとまがなくて、スーパーのレジでも袋の大きさを客ではなくレジのおばさんが決めるところだと
「袋は小さいものでよろしかったでしょうか?」
「袋は小さいもので大丈夫でしょうか?」
みたいな「確認」が入るんだよな。
数日に1回買い物する客と日々何百という買い物籠を捌いているレジのおばさんを比べた時に容量の目測で客の方がその精度で勝ることはまれだと思う。
それとも品物を分けたいとか卵だけ別にしたいとかそういう細かいオプションを聞いているのか?
ここで正直に「(大丈夫の基準が)わかりません」というと憮然とした顔をされることもままあるので諦めて「お任せします」とか言ったりもする。
(それでも困った顔をされることがある。)
まあ元凶はレジ袋の有料化なのだが、それによって生じるリスクの押し付けあいみたいな状況に嫌気がさす。
だからリスクの介在しない「レシートは大丈夫ですか?」の場合は同じ「大丈夫」系の問合せだけど「ください」と言うことにあまりストレスはない。
仕事でもリスクを押し付けてるなら相応のお代を頂きますよ、という場面で相手がおっさんなら金でカタがつくところをおばさんだと善意をまぶしてお為ごかし言ってくる印象がある。
タイトルはDNA研究所の一般公開日にアスパラガスのDNA抽出しに行ったときに講師役のお姉さまが「〇〇してもらって大丈夫ですか?」(「〇〇という操作をしてください」)を連発してたことを書こうとしてた名残り。
拒絶の意味での「大丈夫」以外に依頼の意味での「大丈夫」もあるよね、みたいなことを書こうとしてた。
我慢強い人に我慢させる形 (スコア:0)
>>「袋は小さいものでよろしかったでしょうか?」
>>「袋は小さいもので大丈夫でしょうか?」
>
> みたいな「確認」が入るんだよな。
マトモな人間はこれ聴かれたぐらいじゃ怒らない
一方ヤバい奴は聴かずにやると盛大にブチ切れる
結果まともな人間(とレジ打ちの人)にしわ寄せが来るんよな