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日記

taggaの日記: 精神状態が悪いと壁の向こう側が全部敵と思いがち 2

日記 by tagga

たぶん10年ぐらいぶりに精神状態が悪い。

それはまあ、さておいて。

『週シャリ』http://www.charliehebdo.fr/index.htmlの件。 ニュース読む気がぜんぜんしないぜえという状態なので、 適当。

『週シャリ』は『鎖に繋がれたダメ新聞』http://lecanardenchaine.fr/ と並ぶ左派の風刺紙。 両紙の風刺は、 ナショナリスト、カトリックなど 広い意味でのフランス体制に向けたものが多い。 もちろん敵もたくさんいる。 そのため、 『週シャリ』自体は支持しなくとも、 言論への暴力は許さないということで、 Je suis Charlie "私はシャルリ"のスローガンが使われている。

フランスにおいてムスリムは、カトリックにつぐ人口をもつ。 子どもの数が多い傾向があるので、 若年層では 1:3 ぐらいの比になるのではないかと思う。 ただし、 ムスリムのほとんどは、原理主義ではない。 たとえ原理主義者であってもテロをするものは少ない。 その中で多いのは、 「アラブ人」と呼ばれる(実際にはベルベル系も多い)北アフリカ出身者やその 子孫である。 2世以降ではほとんどがフランス語しか使えず、ふつうにバゲットを食べて生活をしている。 モスクにだって頻繁に通うわけではない。 つまり、フランス土着やヨーロッパ系の 労働者階級の人たちと似た生活をしている。 実際、今回の事件で殉職した警察官にも『週シャリ』スタッフにも 「アラブ人」がいる。 (http://www.lexpress.fr/actualite/societe/ahmed-frederic-elsa-les-autres-victimes-de-l-attentat-contre-charlie-hebdo_1638586.html)

ところで、 フランスはよくも悪くもペーパーテストの国である。 そのペーパーテストで使いこなさなければいけないフランス語は、 イメージとしては「候文」である。 そのため、文化資本の少ない人たちは、 フランスで生まれ育とうと落ちこぼされる可能性が高い。 そこで、 「アラブ人」の一部は、グレる。 落ちこぼされたことに加えて、 同じ努力をしても同じ評価を受けない偏見もある。 フランス国籍をもっていても、 移民のように見られつづける偏見もある。

そういう中で一部が、原理主義に「救われる」。

ただし、同じようなことは「フランス人」の貧しい人たちにもある。 そして「ナショナリスト」になる。

この2つのなかで暴力敵な傾向をもっている人たちが、 相手は1つかたまりと思って、 広い意味でのテロをしあっている。

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  • by Anonymous Coward on 2015年01月14日 12時44分 (#2743192)

    おそらくほとんどのイスラム教徒は平和主義者に違いない。
    けれども彼らが成長するジハード主義者という癌を認めて撲滅するまでは、彼らに責任がある。

    • by Anonymous Coward

      そんな責任はないです。
      だがそういう論理を振り回すあなたはテロリストと同じ人類ということで、
      彼らテロリストを撲滅するまでは、あなたに責任がある、ということですね。
      ご自分の言葉発した言葉にご自分で責任を取ってください。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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