taggaの日記: そういえば失敗学はどないなっとるのやろ
日記 by
tagga
- 佐々木 田鶴. 2019-08-08. 【特集】ドイツの若者は慰安婦問題を扱った映画「主戦場」をどう見たか: 「歴史を知る」。それは「問い続ける」ということ. 『共同通信』(全国新聞ネット). https://this.kiji.is/531391888323708001
- 林 博史(interviewee) & 小島 かほり(interviewer). 2019-08-07. 今さら聞けない「慰安婦」問題の基本を研究者に聞く――なぜ何度も「謝罪」しているのに火種となるのか. Cyzo Woman. https://www.cyzowoman.com/2019/08/post_244183_1.html
歴史教育の問題としては、 3つあって……。
まず、地道に授業をしていくとまず、入試の前に近現代史に入れない。
つぎに、時系列とあんまり関係のない「総合学習」型でやるとなると、教員に知識が欠けているので、 変なのにひっかかる。 TOSS(小学校教員メインの教育研究団体)が、実証歴史学で否定ずみの話をやっちゃったのは、もう嫌になるぐらいある。
最後に、現場の教員の意向が全然伝わらない中等教育学校の教科書選択で分かるように、 保守系政治家の歴史観が全然アップデートされていない、というより巻きもどりがはげしく、 実証史学の成果を紹介するだけで、攻撃される覚悟がいる状態。
;; 実は一貫して教科書調査官の人が右より。 その右の人からでもこれはなかろうと意見が入りまくるのが、某教科書。
すでに日本社会の生活レベルが、東アジアの先進地域ではフツウになっている。 そして、追い抜かれていくのが目に見えている状態。 その中で、他のアジアの人たちから日本がどう見えているのかを理解しようとしないというのは、 かなり困る。
;; 関西のギャグに《口では謝っておいて、態度は逆》というのが、あったと思うけど、 この手の話がホントウにホントウにねえ……。