
yasuokaの日記: 「緊」の「又」を「攵」に作る漢字 2
日記 by
yasuoka
KS X 1001:2004のオンラインPDF版を見ていたところ、49-44(D1CC)に妙な漢字が入っているのに気づいた。49-44は本来「緊」なのだが、右上の「又」が「攵」に化けているのだ。私(安岡孝一)の手元にあるKS X 1001の旧版(1998年版や2002年版)では、ちゃんと「緊」になっているので、2004年版PDFの「表1」を作った時に文字化けしてしまったと思われる。
ただ、私個人は、この「漢字」に見覚えがある。Batangだ。BatangのU+7DCAには、この「緊」の「又」を「攵」に作る字形が入っていて、かなり閉口した覚えがある。そう思って、KS X 1001:2004オンラインPDF版の48-18(D0B2)を見てみると、案の定「匀」に化けている。48-18は本来「勻」のはずなのに、Batangでは「匀」に化けてしまうのだ。しかも、この問題はHANYANGのフォントでは茶飯事で、たとえばAdobeMyungjoStd-Mediumでも、同じように「勻」が「匀」に化けてしまうし、「緊」の右上の「又」も「攵」に化けてしまう。うーん、KS X 1001:2004の紙の規格票は、どうなってるんだろ?
紙でも (スコア:2)
「攵」になってました。
(「紙の規格票」とは言っても、日本規格協会で
プリントアウト・製本してもらった物ですが)
Re:紙でも (スコア:2)
さらにチェックしてみたところ、附属書2表2「符号値が2個以上の漢字」もオカシイようです。よければ今日の日記 [srad.jp]をごらん下さい。