yasuokaの日記: ブラザー工業のタイプライターとCarl Fr. Leoffler
日記 by
yasuoka
本日付で東洋英和女学院から、Carl Fr. Leofflerなる人物の「Nietzsche fuer Karl Barths Theologie 2」と題するタイプライター原稿(3ページ分)が発表された。一見すると、ブラザー工業のタイプライターで打たれた体裁に見えるのだが、正直、何とも気持ち悪い。以前、「Brother Valiant JPI-121」でも書いたが、ブラザー工業のタイプライターにはドイツ語配列モデルがあったので、ウムラウトを打たない理由がないのだ。また、印字の文字幅が「Brother Valiant」にしては広い(気がする)ので、あるいは「Brother Deluxe」かとも思ったのだが、だとすると、数字の「1」を小文字の「l」で代用する理由がわからない。それに加えて、アラインメントが揃いすぎている。機械式タイプライターは、その設計上、どうしてもアラインメントに「遊び」を作らざるを得ないので、もう少し「揺れ」があるはずなのだが、この原稿には全くない。妙な「かすれ」と相まって、ものすごく気持ち悪い。
そもそも、日付が「23/05/24」のドイツ語の原稿が、ブラザー工業のタイプライター活字で打たれていること自体、ワケがわからないのだが、まあ、何かワケがあるのだろう。でも、そのあたりが明らかになることは無いんだろうなぁ…。
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