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テクノロジー

仮想化技術の進歩と普及に追いつけていないソフトウェアライセンス 79

ストーリー by hylom
このような条件下だとOSSは有利 部門より

holymachine 曰く、

PCやサーバー性能の向上や仮想化技術の発展により、「OSの上でOSを動作させる」「1つのPC上で複数のOSを同時稼働させる」というのが現実のものになっている。しかし、ここで頭を悩ませるのがOSやソフトウェアのライセンス問題だ。

たとえば、OSとしてWindowsが動作している上で、VMwareなどで仮想マシンを作成して別のWindowsを実行させる場合、Windowsのライセンスはいくつ必要なのだろうか? また、ある仮想マシンが複数の実PC上で動作する可能性がある場合、同時稼働させなければWindowsのライセンスは1つでよいのだろうか?

ITmediaの「デスクトップ仮想化で必要になるWindowsライセンスは?」という記事で、このように複雑な環境下でのWindowsのライセンスについて解説が行われているが、基本的にはWindowsのライセンスは仮想マシンごとに1ライセンスが必要になるとのことだ。いっぽう、仮想マシンが複数の実PCにわたって動作する場合については、現状ではこれを想定した正式なライセンス規定はないそうだ。

この記事では、そのほかにもホスティング型の仮想化に必要なライセンスについても解説されているが、非常に複雑だ。さらにこれに加えて、仮想マシン内で動かすアプリケーションのライセンスについても考えなければならない。もし仮想化技術をこれから導入しようと考えているなら、ライセンスについても十分な調査を行い、それに関するコストまでも考えて導入を検討すべきだろう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 必要ライセンス数 = インストールの「個数」
    というような回答だったと思います。「個数」というのは回数とは違ってインストールし直す場合(上書きでインストールする場合や削除してインストールする場合)はカウントしないということです。要は可動なWindowsのコピーがハードディスク上に何個あるか?

    BootcampとVMWare Fusionを使っているとマイクロソフトに電話してサポートさんと会話するはめになることが多いかと思いますが、その際もインストールした同じWindowsをBootcampからもVMWare Fusionからも参照しているだけなので、一個のライセンスでOK。

    Windowsの上でVMWareでWindowsを動かす場合は、VMWareによって起動各Virtualマシンと本体にWindowsをインストールするだろうから、必要ライセンス数はVirtualマシンの個数+1ですね。

    ここからは回答から想像される予測ですが、PocketACEの場合だと各リムーバブルメディアにインストールした個数分のライセンスが必要、ということになるでしょうね。PocketACEの場合というのはEULAの記述に洩れがあるという程度であって、「一つのインストールされたWindowsを複数のマシンで起動する」という状況が発生しない限り今の考えの延長上であまり困らないような気がします。

    --
    Best regards, でぃーすけ
    • >要は可動なWindowsのコピーがハードディスク上に何個あるか?

      仮想HDDのファイルをバックアップとしてコピーしたらどうなるのか・・・とか興味が尽きません。
      親コメント
    • そうすると、ファイルサーバ上にVMイメージを置いてそこにWindowsをインストールして
      各マシンからマウントする分には1ライセンスですみそうに見えるけど...

      まあ、今のVMwareとかは同時マウントできないからいいのか...
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      スナップショット論理ボリュームで複数の仮想マシンを動かす場合は?→こんなの [blogspot.com]。
    • by Anonymous Coward
      1人1つで十分ですよ!!!

      MSDN Operating System Subscription [microsoft.com]
  • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 15時48分 (#1399703)
    自宅と会社のマシンの両方にVMware Workstation入れて、
    東芝のモバイルディスク5GBに仮想HDDファイルを入れて、
    それを持ち運んで仕事していた時期がありました。
    今を思えばのどかな世の中です。(個人情報流出なんて誰も気にしてなかった)

    仮想HDDにはNT4WS SP6、アドビのソフト一式、FrontPage2000(時代がw)、
    ヒラギノフォントと小塚フォントとモリサワ新ゴが入っていて、
    モバイルディスクさえあればどちらでも仕事ができるようにしていました。

    やがて時は下り、VMware Playerなるものもできてさらに便利になったな、と思ったら
    リムーバブルメディア挿抜監視ソフトが会社に入って 終 了 ~

    個人情報保護法と日本版SOX法がなければ、USB HDD使って、今でも同じことしていたでしょうね。
    • それは情報漏洩とかモラルとかハード紛失とかウイルス侵入とかの問題であって、個人情報保護やジェイソックスとは、また別問題な気が……

      まあ、確かに便利なんでありますが

      それより、時代は一周してリモートデスクトップですよ!
      これならライセンスも明確!
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 16時58分 (#1399760)
        >それより、時代は一周してリモートデスクトップですよ!
        >これならライセンスも明確!

        RDPクライアントを動作させる端末が必ず固定されているのならいいのですが、同時利用は一つでもクライアント端末が複数の場合のライセンスの解釈が不明の場合が結構あるんで、全然明確なんかじゃありません。
        実際にある業務ソフトをリモート運用しようと交渉したことが何度かありますが、最終的には各クライアント毎にライセンスを用意して台数分購入しなければ契約できないというところが多かったです。
        親コメント
        • その場合、仮想化したってライセンス数の問題は付きまとうんじゃぁ……?
          業務ソフトをリモート運用するならば、最初から、リモート運用に対応したライセンスを持った業務ソフトを使用を検討するべきでありますし。

          ターミナルサービスを使用するのは、セキュリティやアップデート運用の簡略化、あるいはWebクライアントでは難しいソフトウェアの運用を前提に考えるべきであって。
          単にライセンス数を節約したいと言う理由だけでリモートデスクトップは使えないでありますよ。

          あと、我輩は、物理的に大量のサーバを立ち上げて、1台の管理サーバからリモートで運用する事を言っているんでありますが……
          どうせブレードサーバ自体1ユニット1万円代で手に入る様な時代でありますし。
          処理速度の低下等に悩まされないので非常に快適。
          ……電源問題以外は。
          親コメント
  • ライセンスのコスト (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年08月08日 15時44分 (#1399699)
    ライセンスが必要なことそのものが大きなコスト要因である
  • つまり、オープンソースなら、外部から隔絶された環境でも、手打ちで入力すればOKということですね!
    コンパイラの作成さえ出来ればあとはどうとでも!

    ベーマガとファンダムのマシン語入力で鍛えた指が無駄に火を噴くぜ!
    • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 20時14分 (#1399867)
      ネタにマジレスな気もするけど、貼っとくか...

      http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20080109/290622/ [nikkeibp.co.jp]

      > 商用ライセンスは,プログラムの実行,つまり,「使用」のためにライセンスを購入して実行するのが一般的です。
      > それに対して,OSSライセンスでは,「使用」のためにライセンスが必要なものは,まずありません。
      >
      > では,OSSライセンスは何を許諾するライセンスかというと,使用するプログラムのソースプログラムを改変・再頒
      > 布する際の許諾内容を記述したものです。この改変・再頒布の行為をここでは「利用」と呼んでいます。

      仮想マシンで動かす云々は、明らかに「使用」の話ですね。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年08月09日 2時22分 (#1399979)
    参考までに
    http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3263 [microsoft.com]

    ■ Microsoft Windows Server 2008 Standard 日本語版
     ・5または10クライアントアクセスライセンス(CAL)付き、1仮想インスタンス実行権付き
    ■ Microsoft Windows Server 2008 Enterprise 日本語版
      25クライアントアクセスライセンス(CAL)付き、4仮想インスタンス実行権付き
    ■ Microsoft Windows Server 2008 Datacenter 日本語版
      プロセッサライセンス(クライアントアクセスライセンスが別途必要)、無制限の仮想インスタンス実行権付き
      Hyper-V 使用権付き
    • さらに補足です。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071113/287017/ [nikkeibp.co.jp]

      また,Windows Server 2008の出荷後180日以内に追加される予定の仮想化技術「Hyper-V」が利用できるライセンスには,ゲストOS用のOSライセンスである「仮想インスタンス実行権」が付属する。仮想インスタンス実行権があれば,OSのライセンスを追加購入しなくても,仮想マシン上のゲストOSとしてWindows Server 2008をインストールできる。仮想インスタンス実行権は,Standardには1個,Enterpriseには4個,Datacenterには無制限で付属する。
      親コメント
  •  だから早くチップOSのハードデバイスを造れと(前世紀70年代)
    --
    "castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
  • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 16時03分 (#1399715)
    DRMで保護してしまえば悩まなくて良いのでは。シェアはマック並みに落ちるかもしれませんけどね。
    • by zozbug (9256) on 2008年08月08日 22時58分 (#1399914)
      DRMでもituneやatokみたく、インストールベースではなく使用者(アカウント)ごとにライセンスしてくれるならそれはそれでありがたい気がします。

      ノートPCなんて買い換えてる人も多いだろうに、PCごとのライセンスだからって何回Windowsに金を出していることか。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 16時58分 (#1399763)
    Windowsを仮想化させなきゃいけない時ってどんな時?

    Unix系OSを仮想化させるのはわかるのだけど、他はなんのために仮想化させるのかよくわからない。

    リモートからあまり使わないし、デバッグやテストのためなら1つだけ起動すればいいだけだし。
    WindowsやMacOS Xを使わなきゃいいだけのように思えちゃうのは、ネット系の技術者だから?

    • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 17時06分 (#1399771)
      1. 古いフリーソフト(しかも作者が行方不明等でなおかつWin98や2kでしか動かない)
      2. よくわからないexe(ウイルスかもしれないけどまあ、仮想化されてるならCドライブ消されてもすぐに復旧できるよね)
      3. 無性にwin95の起動音が聞きたくなった時
      4. IE4とかIE5とかでホムペの見た目を確認したくなった時……
      圧倒的に多いのは4番です
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    • by Lafiell (6631) on 2008年08月08日 17時47分 (#1399804)
      DOS版のソフトを使って動かさないといけない分析機器の管理に、デスクトップとノートの
      都合3台にVirtualPCを入れて、Windows95を入れてそこのDOS窓でソフトを動かしています。
      ベースのPCはXPですけどね。元々使用していた古いPCのリプレースという扱いなので
      台数は増えていませんが、Windows95の権利関係となると、難しいなあ。

      #もちろんInternetには繋がっていません。DCSには繋がってて、そこのインタフェースは
      #VB4.0ベースの手作りソフトが。
      親コメント
    • Windowsに限らず、テスト環境としてのVMwareはかなり最強だと思います。
      特にインストーラとかを作っている場合や、破壊的なテストには、すぐにクリーンな環境に戻したいことが良くあり、スナップショット機能は非常に重宝します。

      もうVMware Workstationなしでは生きていけない体になりました・・・。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 17時19分 (#1399784)
       IISとSQL Serverを使ったWebシステムを、開発段階で1台のPCで実現する場合とか、本番用途テスト用等でサーバを分ける必要がある場合とか、いくらでも考えられる。

       「よく分からない」なんてのは想像力と経験が足りなすぎだろ。
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    • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 17時23分 (#1399788)
      古い業務システムなどでは未だに「動作保証はWindows 2000のみ」なんていうのもあります。

      実機でWindows 2000を動かすのは辛くなってきているので、仮想化などを利用することになります。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年08月08日 17時36分 (#1399798)
        うちの会社もVMware Infrastructureを導入したよ。
        移植するほどのコストは掛けられないけど業務でまだ使ってるNT Serverの上で動いてる
        事務システムとか2000のサーバを減らす事とかで大活躍。

        最新の保守が受けられるハードウェアで動くし、安定してるし結構いい感じの投資だったと思うな。
        親コメント
    • Windowsを仮想化させなきゃいけない時ってどんな時?
      Live Migration@XenとかVMotion@VMwareを使いたいとき、とか、ハードウェアの交換の場合に手間を省くとき。

      WindowsやMacOS Xを使わなきゃいいだけのように思えちゃうのは、ネット系の技術者だから?
      WindowsやMacOS Xを使わない、という選択が不能な場合があることは、普通の技術者(ネット技術者含む)なら解ると思いますが。
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    • OS/2を使う時
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    • 開発環境毎にWindowsを仮想化・・・・
      あと、ホストOSは常に最新版のパッチを当てるけど、パッチが当たると不都合があるアプリケーションがあったり無かったり。

      ってことで、普通に仮想化環境を使用しています。
      親コメント
    • あとはまあ、この界隈だとハニーポットとか。
      親コメント
    • いろいろコメントが付いてますけど、逆に当然のように書かれている「Unix系OSを仮想化させるのはわかる」はWindowsとは違った理由があるんですかね?
      親コメント
    • 会社で XPマシンしか供給されていないのに、Active Directory環境の開発を指示されたりするんですよね。
      そんなときに Virtual PC で XP上に Windows 2003 の Active Directory 環境構築して開発してます。

      コツとしては、他の人も書いてますが、
      Virtual PC 上の仮想機械を直接操作せず、
      HOST機からの場合でもRemote Desktop でつないで取り扱うことです。
      Visual Studio も大体は問題なく使えてます。
      (Visual Studio 2005 で データセットビューアを利用するときは妙に遅い)

      --
      マクロの基本は検索置換(by y.mikome)
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      wine で動かないソフトを使うとき
    • by Anonymous Coward
      たぶんその質問は、マカーに「mac を仮想化させなきゃいけない時ってどんな時?」と聞いているようなものだと思います。

      うちは社内データベースやその他もろもろがmacなので基本macしか起動していません。たま〜にwindowsサポート電話が来るんだけど、そのほとんどは「コンパネあけて〜これクリックして〜ここチェックして〜」で終わるものなのでその度にbc起動し直すの面倒。あとみんながweb触るからIEチェックしたりね。リモートでもいいんだけど、コンパネ見る程度のサポートでwinマシン待ちになっちゃうので(本物winマシンは1台しかない)。基本macの、たまにwindowsな環境では重宝してます。

      # 残業しながらオンライン野球中継を見るのにもwin必須なのでAC
    • by Anonymous Coward
      ENIACが仮想化されましたなんて言う時には真っ先に飛びつく癖にね
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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