あるAnonymous Coward 曰く、3月23日に行われた、コンピュータ囲碁ソフトウェアとプロ棋士との対戦イベント「第4回電聖戦」で、囲碁ソフトウェア「Zen」が三子のハンディキャップ付きながら小林光一名誉棋聖に勝利した(毎日新聞)。Zen側があらかじめ3個の石を置いてから戦うハンディキャップ付きの勝負で、最終的には4目半差でZenが勝ったという。普通ならもっと大きく話題になっていそうなものだが、タイミングがあまりに悪かったと言わざるをえない。
ハンデ無しでやれよ (スコア:0)
勝っても負けても言い訳出来るのはなぁ
Re:ハンデ無しでやれよ (スコア:1)
そうは言うが、まだハンデ無しじゃ勝負にならんのよ。
コミ0.5目の三子局で4.5目の勝ちなんだからコミ六目半でさえ二目の負けになる。
・・・先手有利の囲碁は通常、後手白番に六目半のハンデがある。
上記のハンデの大きさと一子の価値はここから推して知るべし。
むしろUEC戦の棋譜からこのハンデを導き出せる人間がすごい感じだよね。
それでもプロ相手に三子局でってのは相当だ。
ソフト版(たしか天頂の囲碁)の宣伝文句に使われるだろう。
伊田戦で手直りでは (スコア:1)
Zenは2月に伊田十段 [nihonkiin.or.jp]に4子で勝っています [togetter.com]。それによれば次からトッププロに3子となっています。
コミと置石の換算はいろいろありますが、 現在の互先のコミ6.5目を半手分とすると、 三子だと2.5手分の32.5目相当のハンデにあたるので、 確かにまだかなりの差ですね。 緑星会方式でも1子11目ですし。
あるレイティング [goratings.org]では、 AlphaGoが3584、イ・セドルが3518、伊田が3247、小林(光) [nihonkiin.or.jp]が3078なので、 ZenとAlphaGoではだいぶ差があるのでしょう。
;; うわ、光一先生の上に藤沢里菜3段 [nihonkiin.or.jp](秀行先生のお孫さん)が3082でいる。
Re: (スコア:0)
買った場合、言い訳は不要ですがねw
Re: (スコア:0)
置き石なしでやったところで、どうせ「プロ棋士はたったひとりなのに何百台ものクラスタを組むのはズルい」とか「本番とまったく同じ条件で事前研究できなければ公平でない」とか、あげくの果てには「しょせん人間とコンピューターは対等に戦えない」とか言い訳を重ねるんでしょ。
Re: (スコア:0)
言い訳も何も、フルパワーで組んだシステム、1年間維持してみればいい。
凡百の棋士と同じく、食っていけないからw
心底どうでもいい (スコア:0)
思う存分井山の出し惜しみでもしててください。
そんなことより柯潔 vs Alpha Goはまだですか。
Re:心底どうでもいい (スコア:2)
イ・セドル氏に負けたことで、一旦形勢が崩れた後に立て直しができないっていう欠陥が分かってるからなあ。
普通の人間ではその欠陥を突くことすらできないとしても、対策ができてからのほうがいいんじゃない?
それで負けるのも癪だし、勝ってもすっきりしないでしょう。残りは納得の問題だろうし。
Re:心底どうでもいい (スコア:1)
> 一旦形勢が崩れた後に立て直しができないっていう欠陥が分かってるからなあ。
それは違うんじゃね?
5局目も前半でイセドルは良い形に持っていけたけど、後半で立て直されたらしいから。
○弱点はあるかもしれないが、人間がそれを付くのは難しい。
○運良く弱点をつけたとしても、人間がそのまま最後まで逃げ切るのも難しい。
「前半で優位な陣形に引きずり込み、なおかつそのままノーミスで最後まで逃げ切れば勝てるかもしれません」。
そら人間相手でも同じだってば。
どっかで見たネタ (スコア:1)
Alpha Goはイ・セドルに勝てても、柯潔には絶対に勝てない。なぜならば中国からはGoogleのサーバーにつながらないからだ。
Re: (スコア:0)
来る日本戦(ドワンゴ主催)を思えばその程度縛りのうちにも入らないな。
ひたすら楽してプロ棋士と勝負
一、クラウドには接続しない
二、クラスタは組まない
三、練習対局の結果は使わない
(プロ棋士側が使うのはOK)
四、編集は頑張らない
Re: (スコア:0)
モンテカルロ法ってTASさんみたいなものだよね(乱数を回しまくって一番都合のよかった展開を選ぶ)。
Re:どっかで見たネタ (スコア:1)
>モンテカルロ法ってTASさんみたいなものだよね(乱数を回しまくって一番都合のよかった展開を選ぶ)
乱数で石を置いた際の盤面評価がキモですよね。
私には、適当に置かれてもそれが有利か不利か全然わかりません。
むしろ人間側が… (スコア:0)
「<marquee>もうだめだぁ…おしまいだぁ…R3400に勝てるわけがない…</marquee>」
「ここでAWAKEに2八角を打たせます」
「撃破しました(TAKE 21)」
「なお、リメイク版では対策されているので電王戦バージョン限定の攻略法です」
Re: (スコア:0)
ドワンゴ的には幸先が良いね。
この数年ZENは首位争いから遠ざかっていたが今回は大金星だ。
Re: (スコア:0)
インマルサット使って衛星回線経由で繋げれば何の問題も無い
一方、 (スコア:0)
Facebookのdarkforestは三子局で負け。
総当たりでもかなり負けていたので準決勝進出自体がトナメ運か。
去年初めてAIが人間相手に三子局に挑んで、今年は三子でコンピュータが勝利と、
コンピューター囲碁は少しずつ強くはなっていた。
一昨年は五子で勝ち、四子で負けていたはず。
α九段は十年とは言わないが五年は早かったね。
Re: (スコア:0)
ハードウェア能力を揃えないと、評価しようがないね。
Alpha Goには、一度他の囲碁ソフトと同じくらいのハードウェアで対戦してみてほしいな(逆は無理だろうから)。
Re:一方、 (スコア:1)
学習に必要なパワーと対戦に必要なパワーは違うにゃん
Re: (スコア:0)
マシン1台のAlpha Goでもクラスタ版に25%くらいは勝てるらしいよ(ほかのソフトは1勝もできない)。
Re: (スコア:0)
Alpha Goはその数年分の時間を札束で買っているわけで
Re:一方、 (スコア:1)
ずいぶん規模の大きなネトゲだこと。
もちろん囲碁もゲームですが。
Re: (スコア:0)
すると何年以内に井山と対局させなければいけないかは逆算できるはずなのに、タイミングを逃してプロレスショーでお茶を濁すんですね。
# まあモンテカルロ法の発見みたいに突如ブレークスルーが見つかって劇的に強くなることもありうるが
Re: (スコア:0)
何か井山井山言ってる人が多いが
コンピュータ囲碁に詳しい人(メイエン先生あたり)の方が勝てる気がする
AlphaGoが挑戦を受け付けてるかは知らないが
やってみたい人は多いんじゃないかねぇ
Re: (スコア:0)
セドルが先にやってくれたおかげで負けたら恥ずかしいとかも無いしね。
未来の二つの顔 思い出したよ (スコア:0)
冒頭で、AIに常識を教えこむシミュレーション環境(画期的)が出てきてたんだけど
話の終わりでは何そのオモチャって扱いにならざるを得なかったんだよなぁ。
せつない。
Re: (スコア:0)
その点、ビデオゲームは特殊ですね。元が「玩具」だったせいか、今なお初期のレトロゲームが公式エミュで販売されてるって言う。
無論、ビデオゲームにもプロ志向のe-sportsが有りますが…。