take0m 曰く、 "asahi.comによると、これまで一様とされてきた、超伝導の電気抵抗消失を担う電子のペア間の引力の強さが、一部のセラミック系銅酸化物には強弱の分布がある、とのことを日米の研究チームが発見したそうです。
この分布の上限の電子間引力付近では、摂氏27度でも超伝導になるとのこと。今後のナノテクノロジーの進歩によって、電子間力が最大になる配置をマクロに生成することができれば、室温超伝導も夢ではないらしいです。
でも、27度ってちょっと中途半端ですね・・・南国では使えないし、CPUの中の配線も無理っぽいですよね・・・"
ロシア復活の兆し (スコア:2, おもしろおかしい)
超伝導特需かな。
# 他の大国による、南極の奪い合いになったら嫌デスネ。
Re:ロシア復活の兆し (スコア:1)
いや、これは除雪村素子でしょう……。
# 思い出せるヒトだけ思い出せればよろしい
超電導コンピュータ? (スコア:2, すばらしい洞察)
の部分だと思うのは僕だけでしょうか?
確かに元ネタのasahi.comのは一般人にも解りやすい、また社会、経済的にも
アピールのできる常温超電導の可能性で落していますが、個人的にはこの観測
技術のほうがすごいと思います。
#未だに高温超電導の亡霊が闊歩しているのでしょうか?
ところで高温超電導が実現した暁の応用対象としての最近の流行りはPC、サーバ
の類だそうですね。超電導コンピュータ(ノイマン型の配線が超電導)、速度は
変わらないだろうけどPCの電力消費量は増える一方ですからね。
超電導ハードディスク? (スコア:1)
>超電導コンピュータ(ノイマン型の配線が超電導)、速度は 変わらないだろうけどPCの電力消費量は増える一方ですからね。
多分配線よりもスイッチング素子の消費電力の方が問題で, そのためにスレッドの前の方で出ていたジョセフソン素子みたいなものが有効になるのではないかと. ただ, 実際にコンピュータで使われるとしたら, 磁気感度がやたらに良いという特性を生かして, ハードディスクのヘッドで使われるのが最初ではないかとも思います.
Re:超電導ハードディスク? (スコア:1)
PCの電力消費を抑える方向に使うぞ!と言っておられました。
ま、僕が言うのも何ですが、"超電導PCで消費電力削減"という大義名分
は、"IT化の推進"と、"環境問題"に役立つと言うことで、研究予算を稼
ぐにはうってつけなんですよ。たぶん。:-)
#夢の無いこと言っちゃったかな?でも世の中そんなものでしょ。介護用
#ロボット開発と銘打って、どう見てもアンドロイド作ろうとしてるで
#しょ、ていうみたいに。
Re:超電導ハードディスク? (スコア:1)
ずーっと前にトピック出てますのでご参考。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:超電導ハードディスク? (スコア:1)
貰ったのが8/14だったということで御勘弁を ;-)
ちなみに僕がこの話を耳にしたのは2000年12月の'それ系の'研究会で、
そのときはかなり真面目に話しておられました。7/11に対してのコメント
としては、真面目&予算獲得両方ということで。(真面目にやりたくても
予算が無いとできないと。)
閑話休題、超電導ハードディスクとはあまり聞いたことが無いのですが、
SQUIDかなにかを想定されているのでしょうか?HDDの'01'を読み取るだに
してはちと奢りすぎかと…
27度 (スコア:1)
かなり限定された条件に思われるが、実現されるのなら、なんらかの用途はあるのでしょうね。
単純に考えても、27度になったら抵抗の無くなるチップとかは出来そうだな。
27度限定の用途ってなんかありますかね。
(電車の弱冷房がこれくらいの温度?)
Re:27度 (スコア:2, おもしろおかしい)
動作:自分で勝手にずーっと冷えてる
用途:とにかく冷やす
熱電冷却素子を今回発見されたセラミック系銅酸化物で作成できれば・・・ムリそうですね(^^; 便利だと思いますが。
27℃なら (スコア:1)
液体窒素温度の超伝導がエポックだったのは、それまでの非常に大規模な冷却法と比較して液体窒素さえあれば冷やせる、という運用上の飛躍があったから。
今回の27℃という話であれば、冷蔵庫と同等の設備さえあれば楽に達成できる温度なわけで、活用できる範囲は飛躍的に広がると思っていいでせう。
27度でも十分実用的? (スコア:1)
それなりに高価な液体窒素を使わなくてよく、
液化ブタンでも水冷でも冷房でも可能なんで、
たとえ300Kでも十分実用的なんじゃないかな?
27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:0)
ほぼ華氏300度だし...
概算じゃないかな? (スコア:2, 参考になる)
というか、たぶんもとの論文では約 300K という意味で、べつに有効桁数は 3 桁もない概算だったのが、摂氏になおしたとたん厳密な値のごとくひとり歩きを始めた、ということじゃないかな。だって、その計算値のもととなった「引力の強さ」が「上限に近い 50 ミリ電子ボルト弱」の場合の値でしょう。いままで 35 という数を使っていたのを 50 として計算しなおした、という感じからして、有効桁数は 1 桁ちょっと、くらいなのではないかと思います。250~350K の間くらい?
もと論文読んでないので間違ってるかもしれませんが。
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:1)
>ほぼ華氏300度だし...
300Kの間違いでは?
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:1)
切りのいい数で約300Kと言っているだけで、改良の余地が(理論的に大きなブレイクスルーの必要なく)あるのかも知れません。
300Kが330Kになったとすれば、物理学者にとっては小さな違いであるかも知れませんが、実用上は大きな進歩になるわけで。
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:1)
> かも知れませんが、実用上は大きな進歩 になるわけで。
ところが実用上も小さい差なんですね。通常、使いたい温度の倍くらいの
温度で超伝導にならないと使えません。電流流すと転移温度がどんどん下
がりますから。
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:1)
超伝導の転移って温度(絶対温度)と磁場に依存するんですよ。
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:0)
何も書かれていなければ当然絶対温度で倍という意味にとるもんだと思いますが。
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:0)
通常感覚でKだと。
<オフトピ煽りモード>
それに何が「迷惑」なのか・・・?
なーんか、変だぞ~アノカワ君~
君に素養はあるのかな?
# 煽ってみたり
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:1, 参考になる)
単にケルビンという単位が一般的でないので、アサヒコムが摂氏に
直したため、このような表示になったのではないでしょうか。
Re:27℃ってキリがいいと思うけどなぁ (スコア:0)
セラミックスのフェルミ温度? (スコア:0, 興味深い)
V:体積
m:電子の質量
h~:h/2h
h:プランク定数
k_b:ボルツマン定数
T_F:フェルミ温度
T_B:凝縮温度
フェルミ面上の場合
T_F = { h~^2 / ( 2 * m * k_b ) } * { 3 * π^2 * N / V }^( 2 / 3 )
T_B ≒ { h~^2 / ( 2 * m * k_b ) } * { N / V }^( 2 / 3 )
結合エネルギーが非常に強いと,電子対は質量2mのボース粒子になり,分子のボース・アインシュタイン凝縮が起こる.つまり上式より凝縮温度がフェルミ温度に近づく.
ちなみにヘリウムのフェルミ温度は約3.1[K].銀は約6.39x10^4[K]
セラミックスのフェルミ温度ってどれくらいなのでしょうか?
Re:セラミックスのフェルミ温度? (スコア:2, 参考になる)
超伝導体ではフェルミ温度はあまり関係ない(というとアレだけど)です。
温度を上げると超伝導体が壊れるのは、クーパー対(電子の対)が熱で壊されるからで(クーパー対が無くなると超伝導状態で無くなります)、このクーパー対によるエネルギーギャップを温度に換算した程度がだいたい臨界温度になります。
余計なもの?フレームのもとかも。 (スコア:1)
モデレートは必ずしなければならないものではありませんし、本当に余計なものかどうか
わからなかったら行わないべきでしょう。
Re:余計なもの?フレームのもとかも。 (スコア:0)
Re:余計なもの?フレームのもとかも。 (スコア:0)
BECそのものだよ…
Re:余計なもの?フレームのもとかも。 (スコア:0)
まったくトンチンカンなこと言ってるから。