P2P ストリーミングのPeerCastソースコード公開 33
ストーリー by Oliver
聞いてくれ! 部門より
聞いてくれ! 部門より
yasusii 曰く、 "P2P ストリーミング・プログラム PeerCast のソースコードが GPL で公開されました。
P2P + ストリーミングといえば、どうしてもそこで使用する音楽の著作権話になってしまいがちだけど、ここはぜひ、"Power to the People" な観点で見ていただきたい。単に「個人でラジオ局を」というだけなら、SHOUTcast などを使ってもできるのだけど、IPマルチキャストが事実上使えない現状、一般家庭用の回線で配信可能なストリーム数などたかが知れてます。PeerCastのグレートなところは、一般家庭用インターネット回線で(理論的には)何千、何万というリスナーを抱える放送局が個人レベルで実現できてしまうってことです。これまた「理論的には」ですが、同じ仕組みで映像を配信することだって考えられます。ねえ、これってマジすごいことじゃない?ちなみに開発の中心人物 Giles さんは京都の某企業に勤務しているらしい。
プログラム自体は今のところベータでWindowsとLinuxでしか動かないけど、そこはまあ、ソースがあるのですから。内容的には「すでに結構使える」状態です。あと、何といっても必要なのは「聴きたくなる、魅力的な放送」ですかね。"
できるよ。 (スコア:2)
> (理論的には)何千、何万というリスナーを抱える放送局が
> 個人レベルで実現できてしまうってことです。
> これまた「理論的には」ですが、同じ仕組みで
> 映像を配信することだって考えられます。
オープンソースではありませんが QuickTime Broadcaster で
できますよね?
オープンであることが重要な場合は、的外れですが。
(Mac OS でしか動かないのが致命的ということで…。)
ついでに僕んちではApacheとポート80の奪い合いになっちゃうので
SHOUTcast使ってます。。。こっちのが再生環境の汎用性も高いし。
ほかにも LiveChannel とか SorensonBroadcaster(いずれも有料)と
QuickTime StreamingServer を組み合わせれば、個人でも
かなり簡単に(?)できるレベルになってきてます。
あ。構造的にP2Pではないかも。
そこらへんはよくわかりません。重要?
[udon]
Re:できるよ。 (スコア:2)
> そこらへんはよくわかりません。重要?
すまみそん。
すごく重要でした。
P2Pで、ネトワーク資源の利用効率がいいってことでしょうか?
IP multicast用の回線/サーバ資源をうまく管理できれば、
ネットワークの構成自体はP2Pにこだわらなくてもいいような。
ぶつぶつ…。
[udon]
Re:できるよ。 (スコア:1)
うまく管理できるって、それ個人がやること/使うものかな。
P2Pでしょぼい家庭用の電話線でもネットワーク資源の利用効率がいいから使えるよ、もしみんなが利用してくれたらね、というのがキモなわけでしょ?
Re:できるよ。 (スコア:0)
なるわけで。
Darwin Broadcaster (こっちなら Mac OS X でなくても動く)は、
ユニキャスト接続ですし、個人が準備できるレベルなら、
かなり低い音質でも、一台で数百人が限界でしょう。
バックボーン直下から各地の地域網にまで、
Re:できるよ。 (スコア:1)
要は、間違って人気出ちゃってもサービスが死なない、そこが重要なんですね。shoutcastだと、確実に死ねます(Darwin何とか言うのは知りませんが)。
# でも、多分いろんな特許踏んでるだろうなぁ‥‥‥。
ソフトウェア特許 (スコア:2, 参考になる)
ただし、きょうびPeerCastに限らず、ある程度以上の規模のソフトウェアであれば、どこかの特許を踏んでる可能性を否定し切れないってのは事実ですけどね。
他人のために帯域を削る余裕はあるか? (スコア:2, 興味深い)
基本的なアイデアとしては, 情報発信の元サーバの負荷を減らすために, 各受信ノードが中継ノードを兼ねることにより幾何級数的にサービス可能な対象を増やそうということだと思います. ただ, このアイデアって帯域お大尽な環境じゃないと, 全体としてはうまく回らないような気がします. なぜなら
ということになるはずです. みんながみんな光ファイバーで帯域を気にしない状況になればgive and takeは十分に成り立つのでしょうが, いまだダイアルアップユーザの方が圧倒的に多い(4~5倍程度)段階では, 実験レベルを超えることは無いと思います. 裏を返せば, 実験としては面白いということなんですけどね.
けっこうみんな、全体のこと考えるんですよ (スコア:3, 参考になる)
たとえば、ビットレートですけどむやみに高いビットレートで放送する人はあまりいません。ビットレートを上げると聴ける人が限られる、ということは中継してくれるところも限られ、結果的に自分の放送を誰も聴いてくれないということになるためです。またPeerCastはMP3とOgg Vorbisに対応してるんですが、Vorbisの方が多数派になりつつあります。これは低ビットレートの場合、Vorbisの方が素人耳にも良く聴こえるからです。
受信するだけの人もファイアウォールに閉じ込められている人を除いて、普通中継を制限したりしません。ファイル共有バリバリに使ってる人を除けば、上り帯域はあまり使ってないし、中継してくれるところがないと、自分が聴きたいときに聴きたい放送が聴けないことになるからです。
このへん、単純な数式では計算し切れない人間の心理がからむ部分がおもしろいとろこであり、難しいとこじゃないですかね。 もちろんスケーラビリティという点でプロトコルやソフトウェアには改善しなければならない点がたくさんあるでしょうけど。
GPL? (スコア:1)
追加制限が行われているんで、厳密には素の GPL とは違うよな。
もちろん、素の GPL ではない、と明記すれば全く OK だが。
一方で、このままだと、誰かが取得したソースを再配布した場合に、
再配布を受けた側はこの agreement に同意する必要が無い、
という話になりそうな気がする。
同様な話が本家でも出てます (スコア:4, 参考になる)
指摘の通り自分がダウンロードするのではなく、ダウンロードした別の人からソースを入手した場合はどうなのか、ってのはあると思います。
今はソースがダウンロード可能となったためもう消えているのですが、数日前まではPeerCastのソースコード公開をためらっている理由のひとつとして米国のBerman法案 [zdnet.co.jp]があげられていました。もしこの法案が通れば、Spywareを組み込んだPeerCastどこからか配布されるということもあり得えないことではありません。こうした事態を防止するため、ソースコードの著作権部分ではなく、ネットワーク利用のライセンスに制限を加えることによって防止しようという意図なのだと思います。
Re:GPL? (スコア:1)
ないでしょうか?
#利用規定を認めないとサーバに接続できないのでしょう。
それに、GPLは改変と再配付の自由を保証するライセンスですが、
これらの条件は改変や再配付を制限するものではないですよね。
Re:GPL? (スコア:1, 興味深い)
> これらの条件は改変や再配付を制限するものではないですよね。
「To download the PeerCast source you must agree to the following...」
というフレーズがどういう意図なのかによるでしょう。
少なくとも、件のページを読んだだけだと、これを配布条件と
解釈するほうが自然のような気がします。
したがって、違う意図ならそう明記すべきでしょうね。
実際違う意図のようですが。
Re:GPL?(余計なもの+オフトピック) (スコア:0, オフトピック)
Re:GPL?(余計なもの+オフトピック) (スコア:1)
linuxのソースコードを読み上げるラジオ。
あれってまだ続いてるんだろうか。
Re:GPL?(余計なもの+オフトピック) (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:GPL?(余計なもの+オフトピック) (スコア:2, 参考になる)
ありました。まだ続いてるようです。
この際PeerCastで色々な物を読み上げて放送するのも面白いかも。
/.jなんか以外と爆笑の渦に巻き込まされそうだ。
Re:GPL? (スコア:0)
韓国語で読ませると北朝鮮の暗号放送みたい・・・
Re:GPL?(余計なもの+オフトピック) (スコア:0)
Re:GPL?(余計なもの+オフトピック) (スコア:1, おもしろおかしい)
#ダメダメなので
聴きたくなる、魅力的な放送って (スコア:1)
いくら個人レベルで何千何万リスナーを抱える放送ができると言ったところで、 その何千何万リスナーが聴きたいって思えて、 しかも個人レベルが用意できるコンテンツっていったい何だろう、 そのアイデアにすごく価値があるって思う。
まあたぶん、そういうアイデアをお持ちのかたが、この技術にであった時、 皆さん幸せになるってことなんだろうなあ。
Re:聴きたくなる、魅力的な放送って (スコア:2, 興味深い)
今なら、北朝鮮拉致事件で帰国してる人たち。あの人たちマスコミは取り上げてくれないことで、言いたいこと、いっぱいあると思うんですよ。そうゆう人が「明日午前11時より、現在の心情を放送します!」というのもPeerCastなら可能じゃないですか。ほかにも自分をクビした会社の内情を暴露する放送とか、男女がアヘアヘ言ってるだけの放送とか、変なのいっぱい考えられます。
要は声や音を使ったホームページですね。ホームページが新聞や雑誌、書籍をなぞったものではないように、インターネット放送も既存の放送とはまったく違ったものになるはずです。ま、同じようなのがあってもいいけど。
Re:聴きたくなる、魅力的な放送って (スコア:1, 参考になる)
いわゆるホームページと同じような感じではないでしょうか。
Re:聴きたくなる、魅力的な放送って (スコア:1)
PeerCastのすごいのは、こういうケースで逆にバンバン教えたくなるところ。
Re:聴きたくなる、魅力的な放送って (スコア:1)
やっちゃいけないコトだとは思うけど。 というか、最近ソレを規制する法律ができませんでしたっけ? (^-^;
俺の歌を聴けぇ! (スコア:1)
とかやりだす自己満足放送局が増えるような予感・・・ まぁ、自分の曲を自分で歌うのなら著作権的にも問題はないから誰も止めに入らないと思うけど・・・ねぇ・・・
その他、あまりやってほしくないコンテンツとしては
# 続きは誰かに任せたっっっ!
Re:俺の歌を聴けぇ! (スコア:1)
-- 雪のない富士山もきれいだな
Re:俺の歌を聴けぇ! (スコア:0)
「それまでに眠れない人には何かが起こります」と、30分に一度脅しを入れつつ。
ひつじがいっぴき、ひつじがにひき、、、、 (スコア:1)
-- Takehiro TOMINAGA // may the source be with you!
Re:ひつじがいっぴき、ひつじがにひき、、、、 (スコア:0)
あの番組、一日中羊を数えるだけだけど、昼間に聞く人いるんだろうか?
ちなみに、1000でリセットされます(確か)。
#聞いた場所がラブホなのでAC。
Re:俺の歌を聴けぇ! (スコア:0)
PeerCastではないのですが、布団に潜って羊の数を数え本当に効き目があるのかネットラジオで流したことがあります。
100匹まで数えていい加減疲れ、「全然眠くならないじゃん」と呟いた後すぐに寝ていました。
見るひとが見れば誰だか分かっちゃうけどとりあえず恥ずかしい且つおもいっきりオフトピなのでAC
Re:俺の歌を聴けぇ! (スコア:0)
単純に,波形ベースのRNGとして使えるかもね