BSEに感染しない牛が来年誕生 14
ストーリー by yoosee
吉野家の救世主? 部門より
吉野家の救世主? 部門より
shadowfire曰く、"ヤフーニュースの記事によると、遺伝子操作によって狂牛病の原因となるタンパク質プリオンの遺伝子を発現しない牛が来年初頭に誕生するそうだ。
この牛はキリンビールと米ヘマテック社との共同開発によるもの。但しこれはあくまで抗体医薬開発の過程で作られたもので、「食用牛への応用は現在考えていない」とのこと。"
shadowfire曰く、"ヤフーニュースの記事によると、遺伝子操作によって狂牛病の原因となるタンパク質プリオンの遺伝子を発現しない牛が来年初頭に誕生するそうだ。
この牛はキリンビールと米ヘマテック社との共同開発によるもの。但しこれはあくまで抗体医薬開発の過程で作られたもので、「食用牛への応用は現在考えていない」とのこと。"
あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
ぐぁあ,出遅れた。 (スコア:2, 参考になる)
今回のニュースリリース
抗体産生ウシに関する研究成果について~ウシ抗体遺伝子、および狂牛病原因物質プリオンの遺伝子を発現しないウシの作製に成功~ [kirin.co.jp]
2002年のヒト抗体産生ウシのニュースリリース
ヒト抗体を産生する子牛が誕生 ~ヒトポリクローナル抗体産生技術で論文発表~ [kirin.co.jp]
キリン ⇒ … ⇒ 狂牛病? (スコア:1)
⇒ スクレイピー ⇒ 狂牛病というつながり?
考えすぎ?
#札幌行ったときジンギスカン食えなかったのでID
I'm feeling Lucy
Re:キリン ⇒ … ⇒ 狂牛病? (スコア:1)
「牛にビールを飲ませるとよく肥えて美味い→よってキリンビール」
という連想をしました。
牛丼復活は待ち望んでいますが (スコア:1)
キリンのプレスリリース [kirin.co.jp]を読む限りでは、メインテーマは、
ヒト抗体を効率よく産生するウシ(かつ、抗体を利用してもBSEの心配が無い)の開発に成功、
という辺りな気がするんですが、どうなんでしょうか?
なんとなく
>狂牛病原因物質プリオンの遺伝子を発現しないウシ
という言い方をする事により、マスコミへの露出を狙っただけな気がします。
Re:牛丼復活は待ち望んでいますが (スコア:1)
しかし、この手のタンパク質の多くは医療用に使われることを意図してるものが多く、そのため安全性には十分に気を配る必要があるのです。実際には牛乳から目的とするタンパク質のみを精製して利用するはずですし、BSEのウシからも別に牛乳に異常プリオンが出てくるということはまずないので、たとえ正常プリオン蛋白をつぶしてないウシを使ったとしても、そこからBSEに感染する可能性としては非常に小さなことだと思われますが。
#まぁ精製が不十分でコンタミするとか、当初は出ないと思われた部位
#(筋肉など)でも異常プリオンが蓄積する例が最近報告されてるので、
#将来的には何とも言えませんが。
幸いにも、少なくともマウスでは正常プリオン蛋白の遺伝子をつぶしても、特に目立った変化が現れず、生育面での問題がないということは判ってましたから、ならばウシでもつぶして大丈夫だろう、という発想になったのだと思います。
元記事やプレスリリースを見る限りでは、むしろ単にマスコミの方がセンセーショナルな見出しを付けてるだけに読めました。
Re:牛丼復活は待ち望んでいますが (スコア:1)
> 幸いにも、少なくともマウスでは正常プリオン蛋白の遺伝子をつぶしても、
> 特に目立った変化が現れず、生育面での問題がないということは判ってまし
> たから、ならばウシでもつぶして大丈夫だろう、という発想になったのだと
> 思います。
これがヒツジではなくてウシだというところにもう一つのポイントがあったと
思います。
マウスでもそうなのですけれども、核移植のクローン作成はなぜか日本人の得
意とするところのようで(手先が器用だからか粘り強いのか・・)、ウシのク
ローンの成功率はそれはもう驚くべきもののようですね。
実験のデザインであるとかプランであるとかは多分ヒツジでも応用可能で、欧
米の会社はこちらを選びそうなものですが、クローン作成の「職人技」で日本
人が優れているから世界に先んじて今回の発表ができたのではないかと。
また、このウシを応用して医療用のタンパク質をつくるだけではなくて、他の
会社からオーダーを受け付けて受注生産する計画があるのではないでしょうか。
外で殖されると商売あがったりになってしまうかもしれませんが、そういう形
ならばビジネスになるということで。
ヒト抗体をつくるということであれば(こちらの方の取り上げられ方は少ない
ようですが)、その抗体自体を商品にするというだけでなく、ヒトタンパク質
をつくらせてもちゃんと牛乳から回収できそうで、いろいろな応用がありそう
ですし。
kaho
Re:牛丼復活は待ち望んでいますが (スコア:1)
#いや、実際いくらかかるかは知らないので、単に「気がする」止まりですが。
ただ、抗体みたいに立体構造が特に重要なものだと、確かに既存の動物で抗体のFc領域をヒトのFcに組み換えたものを作らせる方がはるかに確実でしょうね。
Re:牛丼復活は待ち望んでいますが (スコア:1)
それはその通りですよね。
大量生産するなら従来系の方がずっと安価なのは完全に同意です。
私も医療用のone and onlyなタンパク質の合成として考えていました。
薬のコストの大半は製造よりも研究と試験なので、ヒト抗体で(仮想)
一次スクリーニングしたものであればアレルギーのリスクが減らせるか
もしれないし、その面でも有利かもしれないとも思います。
kaho
Re:牛丼復活は待ち望んでいますが (スコア:0)
Re:牛丼復活は待ち望んでいますが (スコア:1)
この部分はまったく同意 :-)
とは言え、ここまで技術の進歩が早いと追っかける方も楽ではないでしょうし、「くろうと」だって自分の専門からちょっと離れただけでもかなり怪しいもんでしょう。私から見れば、/.でも、プログラミングの専門的な話題になるととてもついていけません。
会社名が…… (スコア:1)
肉牛へ応用したところで (スコア:1)
牛なら素直に喰うとは思えないんだが。
驚異 (スコア:1)
Re:驚異 (スコア:0)
# 攻殻機動隊2 でもネタとして載ってたけど