アーティストがSony Musicに対して集団代表訴訟 52
ストーリー by mhatta
こういうのが得意な弁護士事務所なのね 部門より
こういうのが得意な弁護士事務所なのね 部門より
maia曰く、"ITmediaの記事によれば4月27日、オールマン・ブラザーズ・バンドとチープ・トリックがSony Musicに対して、ダウンロード販売に関わるアーティストへの支払いが少なすぎるとして、クラスアクション(集団代表訴訟)を提起した(Press Release)。(iTMSやその他の)ダウンロード販売で、ライセンサーのSony Musicは1曲当たり70セントの売り上げを得ているが、これをCDのような物理的媒体とみなして、製品破損ロスありきとして85%とみなし、さらに「コンテナ/パッケージング代」として20%を差し引き、さらに「オーディオファイル代」として50%を差し引くという。計算がよく分からないが、アーティストの取り分は1曲あたり4.5セントに過ぎないという。要求額は30セントのようだ。確かにサーバ運用費などは配信業者が持っているのだから、ん~。"
殿様商売だもんね (スコア:4, すばらしい洞察)
生産者と消費者との間に入る業者を少なくできるため、コスト削減につながる。またユーザーの声も届き易い。
ってのがあったと思うんですけど、この件ではそうはならなかったみたいですね。
Re:殿様商売だもんね (スコア:1, 余計なもの)
Re:殿様商売だもんね (スコア:1, 参考になる)
少なくともレコード会社としては配信のほうに力を入れたいだろう。取り分は変えずに。
妄想はほどほどに (スコア:0)
争点はCD販売時に取り決めた儲けの分配方法がダウンロード販売でも有効か否か、
でしょ。プレスリリースを読む限り、ダウンロード販売にあたって新たな契約を交したようではないし、
ここから先は双方の言い分を聞かないと判断できないです。
Re:妄想はほどほどに (スコア:0)
Re:妄想はほどほどに (スコア:0)
それだと、アーティストも「ダウンロードじゃなくてCDを買ってくれ」
って言ってることになるよ?
Re:妄想はほどほどに (スコア:0)
そういってるアーティストがいてもおかしくない。
Re:殿様商売だもんね (スコア:0)
業界からの無言のメッセージじゃないの?
って言いたいんでしょ、 #931079さんは。ちがう?
Re:殿様商売だもんね (スコア:1, すばらしい洞察)
はい。コストが下がったのでSony Musicが儲かってるわけです。
Sony Musicにとっては、アーティストの取り分もコストですから。
コスト削減をそのまま販売価格に反映するとは限らないしね。
>またユーザーの声も届き易い。
それは今回の問題とは別。
質問・いちゃもんはドシドシSony Musicに伝えましょう。
Re:殿様商売だもんね (スコア:0)
「殿! 消費者が騒いでいます!」
「プロ市民の消費者運動か?」
「いえ、革命です!」
「なに? で、余はどうすればよい?」
「SONYらしく振舞ってください。」
CDがいやならMDを買えばよくってよ!
Re:殿様商売だもんね (スコア:1, 興味深い)
ともあれ、アーティスト側からすれば、形式上通常の流通小売りがiTMSに変わっただけで何も変わったようには感じられない、というのが実情。
そんでもって日本では比率(印税率)もCDと同じく2~3%台に押さえられているので、単価が下がった分収入も減っている。
本当にアーティストのことを考えるなら、レコードレーベルを経由しないでアーティストと直に取引してくれ!>音楽配信サービス各社
# 一応事情を知る関係者なのでAC
Re:殿様商売だもんね (スコア:0)
「誰でもできます」っぽく書いてあったが…
著作権についてもJASRAC委託の場合の方法と自分で管理する場合の方法とかも載ってたような気がしたけど。
Re:殿様商売だもんね (スコア:1, 参考になる)
少なくとも申込書にはJANとか記入するところはありません。
その後に要求されるのかは実際にやってないので知りませんが。
Re:殿様商売だもんね (スコア:0)
レコード会社には原盤権があるので不可能。
新たにレコーディングしなおすなら可能かもしれないが、レコード会社がアーティストと「勝手に他では楽曲を売らない」という独占契約を結んでいればやっぱり不可能。
#本当に関係者?
Re:殿様商売だもんね (スコア:0)
むしろ存在するのは、アーティスト個人と取引したらウチの原盤は使わせないぞ、という類の圧力だったりするんだが。
経費が一定というのはよくないねぇ (スコア:3, 興味深い)
売れた数に応じてメーカーの取り分を減らすようにすれば歌手も納得すると思うけど。
日本の場合で考えてみると・・・? (スコア:3, 興味深い)
例えば、音楽配信によるアーティスト印税割合がCD販売と同じと考えてみます。
この表をもとに計算すると、3000円のアルバムのうち制作・流通コストの1830円を差し引いた1170円を分母にすると、アーティスト印税は4.6%、作詞作曲込みで11.5%となります。
(制作・流通コストはCD販売で回収されていると考えとりあえず含めない)
トピックの「取り分4.5セント」ですが、70セントを分母にすれば6.4%となりますが、これが作詞作曲も含むとすると・・・?
欧米でのCD販売における印税、および他のレコード会社が音楽配信についてどうしているのか、知りたいところです。
で、このソニーの場合、「パッケージ代」「オーディオファイル代」等の割合は後付けで、まず「アーティストの取り分はこれだけ」というのが先にあるような気がするのですが・・・。
#上記の計算が甘い!変!という指摘は甘んじてお受けいたします・・・
アレゲやないわ!! 興味津々なだけや!!!
あちらの裁判でも (スコア:2, おもしろおかしい)
半値七掛け二割引って似た相場があるのかな?
Re:あちらの裁判でも (スコア:1)
ダウンロード販売で購入する作品は全部「不良品」
と言っているに等しいのでは。
Re:あちらの裁判でも (スコア:1)
Re:あちらの裁判でも (スコア:0)
ってのは裁判の判決の相場のことです.
刑事でも民事でも.
本家でも記事になってます (スコア:2, 参考になる)
Re:本家でも記事になってます (スコア:0)
あの「殆どの人はrootkitとは何かを知らないから気にしないのではないか」
でお馴染みの部門であれば、「殆どのアーティストは印税の配分を知らないのだから」
と考えても不思議ではないなーと、(事実はそんなことないにしても)納得した。
新しい流れか (スコア:2, すばらしい洞察)
今回の件が、著作権代行者による著作権代行者の為の著作権法から、一般大衆による著作権者の為の著作権法に変わるきっかけになってくれればいいね。
著作権と契約の話は別でしょ (スコア:0)
なんであらぬ方向に話を持っていこうとしますかね?
Re:著作権と契約の話は別でしょ (スコア:1, 興味深い)
以前からこの手のストーリーって
「音楽の自由」だの「そもそも音楽とか」だの
まるでアーティストの意見を代弁してる(気にでもなってるような)コメントが多かったので
あまり違和感ないな。
ま、これまで湧いてきたその手のコメントが
都合のいいときだけアーティストを味方につけたがる連中の
無責任発言だったことはミエミエだったわけだけど。
今度のストーリーのコメントの伸びの悪さがそれを証明したってところか。
Re:著作権と契約の話は別でしょ (スコア:1, 興味深い)
どうだろう、それはあまりにフィルターかけすぎてるように思うなあ。
消費者として選択の自由が生まれる事は、アーティストにも還元される利益がある、
というアーティストの立場を無視したいわけじゃないよ、という主張も、
あなたのなかで歪められたのではないですかねえ。
>都合のいいときだけアーティストを味方につけたがる連中
がいることも確かだけど、受け手あっての送り手、送り手あっての受け手、
受け手が送り手にカリスマ性を認めているなら抗議と言う表現 [itmedia.co.jp]を、
表現者に求めるのは受け入れられるかどうか別に、そんなに筋違いではないでしょう。
ただ、日本の自称表現者というのは、CCCDに平気で同意するラッパーちゃんなど、
お金第一のサラリーマンなので、表現を求めるのは酷と言う意味では筋違いだね。
つまり、都合のいいところだけ見て買いかぶり、アーティストを味方につけたがる連中が、
サラリーマンにとっては興味の無い無責任発言をしているって事だな。
それならとても納得。
まあ、輸入権問題やPSE問題などで問題意識をもって表現活動する人間もいるんだけど。
かなしいかなメインストリームとは言いがたい位置にいる人たちなんだな。
Re:著作権と契約の話は別でしょ (スコア:0)
> かなしいかなメインストリームとは言いがたい位置にいる人たちなんだな。
活動する人間だから、意図的にレコード会社によってメインストリームからはなれた位置に置かれているのでは?
Re:著作権と契約の話は別でしょ (スコア:0)
よくわからんけど
サーバ運営費? (スコア:2, 参考になる)
>Sony Musicは
なので、この場合、ダウンロード販売を直接運営している
団体は関係ないので、サーバー運営費とか
は70セントの中に含まれてないんじゃないでしょか。
管理費としてある程度持ってくのはいいとして、印刷代や
流通させるのに必要なコストは必要ないので確かに普通に
CDを販売する時のような諸所の名目で色々差っ引くのは
一部理由にならないかも。
本音としては、ネットダウンロード分がCD販売分から
無くなるのでその分同料を回収したいだけなんで
しょうケド。
取り合えずピンハネするにしてもその名目には
気を使うべきでしたね、って所でしょか。
#とはいえ、30セントというのも取りすぎな気が
Re:サーバ運営費? (スコア:1)
限界費用+流通コスト以上に、末端価格を下げたのが、首を絞める原因だったと思います。
で、しわ寄せがアーティストに…。
やむなしとは言え、アーティストが納得していないのは、Sony Music側の責任ですねぇ。
Re:サーバ運営費? (スコア:0)
既存のレーベルや流通が肥大化しすぎており、それらを維持しなければならないために限界費用や流通コストが大きくなり、それこそが首をしめている原因だと思います。
Re:サーバ運営費? (スコア:2, 興味深い)
初めから販売経路がダウンロード関連のみならこういった
問題は生じないのでしょうね。そんな例は妄想ですが(汗
かかる原価が違い過ぎるのに売れる音楽の総量は変化
しないのが見込まれる為
(ダウンロードなら気軽に買うという新規顧客も
居るでしょうが、既存の物流販売網を持つ企業がその
考えを前提に実行するにはかなりの冒険でしょう)
とりあえず物流関連に割り振られていたコストを
ダウンロード販売の方へ振り分けるしか無いのでしょうね。
なので、今回の件はアーティスト側が言ってることは
利には敵っているのである程度裁判で有利に運ぶ可能性は
とても高いのではないかと思いますが、
それを今までCD販売網を築きコスト計算してきた
レーベル各社に即座に実行せよというのも、
現実的では無いと考えます。
レーベルが「移行期間は我慢してくれ」と、
ある程度猶予期間を提示し、段階的に歩合を上げていく
という再契約が妥当な線じゃないでしょか。
「これからは全部ダウンロード販売にしますっ」
と言って、物流関連の取引先とかをずばっと切る訳には
いかないでしょうし(特に日本は難しそう)
いっそのことライセンスをそういったしがらみの
存在しない他社に少しずつ高値で切り売りするとか
ライセンス管理と物流部分を完全に別会社にして
物流部分を状況に合せて少しずつ縮小していくように
するとかすればいいと思うのですが
(むずかしいだろうなぁ……特に前者)
#それ以前に昨今売れまくってる深夜アニメ関連のコンテンツはダウンロード
#販売で売れるのかという問題がある気も(笑)
この際 (スコア:1, 興味深い)
Re:この際 (スコア:1)
#M1のがまた回ってきたけどID
____
#風邪をひきました、脳が故障しています
#残念ながら仕様です。
なんだ (スコア:0)
とか
・国内アーティストがいつまでもiTMSに出品しないSMEを提訴
とかじゃないのか。
分け前よこせって話ね。
ケツの穴の小さいSME (スコア:2, 参考になる)
単に所属アーティストだけの問題ならいいんだけど、レコード会社に関係なく複数のアーティストが集まって作ったアルバムが、iTMSだと中途半端な状態で配信されてしまうのがなぁ。
SME所属アーティストの参加した曲だけ抜いた状態でね。そうなるとアルバム買いする人はCDに流れるわけで…
そんなわけで、消費者より非SMEアーティストやレコード会社から提訴されるかもしれないねぇ。
Re:ケツの穴の小さいSME (スコア:0)
冗談はともかく
>レコード会社に関係なく複数のアーティストが集まって作ったアルバムが、
そういうのは、主に年代コンピとか、そういう企画作品でしょうから、
アルバム買いする人の中でも、結構特殊な部類になるのではないかと。
単一のアーティストについて、複数のレコード会社が協力して作るような
コンピだとSME作品だけ無いと言うのは喪失感がありますが。
>iTMSだと中途半端な状態で配信されてしまうのがなぁ。
>そうなるとアルバム買いする人はCDに流れるわけで…
年代ベスト的な特殊なコンピレー
Re:ケツの穴の小さいSME (スコア:2, 興味深い)
たとえば最近だと矢野顕子のはじめてのやのあきこ [amazon.co.jp]。
これ、SME所属のYUKIとカップリングした曲だけiTMSにはありません。
曲は「ごはんができたよ」、矢野顕子の曲で、歌ってるのはYUKIと矢野顕子です。
それが現状です。
Re:ケツの穴の小さいSME (スコア:0)
本人も参加のトリビュートなんかと、寄せ集め感は似たようなものだ。
大体iTMSを「矢野顕子」で検索しても19曲しかヒットしないし。
(Akiko Yanoで20曲、Podcastがヒットするだけ)
この結果では、このアーティストについては、iTMSでアルバムを
揃えようと言う気にはならず、気に入った曲だけ購入すると言う
コンセンサスにしかならざるをえまい。
実際、そのアルバム矢野顕子ファンだが「ひとつだけ」以外キョーミないわ。
矢野顕子が歌っていれば、なんでもいいってほどのファンじゃないからだけど。
Re:ケツの穴の小さいSME (スコア:0)
そういうのはファンとは言わないですな。
そんな単発買いのアーティストまでファン扱いされたら、私は数百人のファンになってしまう。
Re:ケツの穴の小さいSME (スコア:0)
ファンの定義に、コアとライトがあるって聞いたこと無いですか?
偏狭な人だ。
いやいや、熱狂的なファンですねーとおだてて置いたほうがよいか。
そういうファンなら当然、アルバムアートも歌詞カードもあるCDがよくね?
>>そんな「奇跡の星」や「ありがとう」系の企画モノなんてどうでもいいわ。
と冒頭で、そのアルバムの個人的評価をした。
視聴しても、続きがききたいと思ったのは1曲だけだった。
そして、今のところ矢野顕子をiTMSで買いたいと思うのは単発買いが
メリットと感じる新作対
Re:ケツの穴の小さいSME (スコア:0)
iTMSのレビューでは、SONYは結構名指しで非難されてます。
それまで知らなかった人もそこで知って非難し始めたりしてます。
大勢に影響するかどうかは知らないけどね。
大事マンブラザーズバンド (スコア:0)
ってどういう組み合わせだよ?って思った。
似た様な話を… (スコア:0)
つか、SMEのそれは日本の感覚で向こうでもやってるってだけじゃ?
http://blogs.itmedia.co.jp/honda/2005/08/itms_6242.html [itmedia.co.jp]
こういうのは、曲を提供する側がどうにかするしかないんだろう
Re:似た様な話を… (スコア:0)
CD販売の売り上げの分配方法はSMEや日本に限らず売り上げから経費とレーベルの利益分を引き、
残りをアーティストに払う、という世間一般では普通のことだと思いますが。
オールマン・ブラザーズ・バンドもチープ・トリックもCD販売の方は問題にしていないようなので
ダウンロード販売時の売り上げの分配方法について新しいルールを今後の交渉によって
作っていくことになるでしょう。
Re:似た様な話を… (スコア:5, すばらしい洞察)
> 残りをアーティストに払う、という世間一般では普通のことだと思いますが。
アーティストの利益.....というか原価(としておくのがいいのかな?)に、経費と利益を上乗せするのが普通だと思う
んで、目標の販売価格にあわせるために経費を削ったり、利益を削ったりするもんじゃない?
経費と利益をそのままに原価だけ無制限に削ったりするなんて普通じゃありえないし
とりあえず音楽業界の普通は世間一般とかけ離れてそうな予感
Re:似た様な話を… (スコア:0)
> んで、目標の販売価格にあわせるために経費を削ったり、利益を削ったりするもんじゃない?
> 経費と利益をそのままに原価だけ無制限に削ったりするなんて普通じゃありえないし
> とりあえず音楽業界の普通は世間一般とかけ離れてそうな予感
激同、素晴洞、
でもって、今回の件は「経費不透明→取り分少ねぇよ」で訴えられたと見ると分かり易い。
アーティストの取り分を原価と見做さなくても、世間一般の視点では極めて当り前の主張だ。
Re:似た様な話を… (スコア:1)
うん……本来はそうなんだろうね……。
でも書籍にしろCDにしろ、価格は内容の価値によって付けられてはいない。
小売り価格は媒体の製造原価と流通コストによって決定され、著作者やアーティストはその小売り価格の一定割合を受け取ることになっているんだ。
Nullius addictus iurare in verba magistri
諦め (スコア:0)
「これが日本だと~」という事を考えてため息が出ます
そろそろヤメにしないとね