タイタンにメタンの霧雨が降る 92
ストーリー by kazekiri
霧雨でも濡れていけない 部門より
霧雨でも濡れていけない 部門より
koduckin曰く、"ネイチャー誌、および各種ニュースによると、あの土星の衛星タイタンに、メタンの弱い霧雨が降っているとのことだ。タイタンは超低温のため、沸点 -162 ℃のメタンは液体で存在する。それが二層構造の雲のうち、下層の雲から弱い霧雨のかたちで降っているとのことである。 かつて、ゆきかぜの墜落地点として、銀河鉄道999の哀しい停車駅として、機械生命体の繁殖地として、様々な物語として語られてきたタイタンが、そのホンモノもなんとも叙情的・浪漫ちっくな情景だったことに、個人的には感動が止まらない。 (どうでもよいが、タイタンから見る土星は、月の視直径の11倍だそうだ。晴れれば・・・)"
タイたん、メたん? (スコア:5, おもしろおかしい)
タイ (スコア:2, おもしろおかしい)
「タイにメタンの霧雨が降る」と見えてしまった。
疲れすぎてるんだろうなぁ……orz
Re:タイたん、メたん? (スコア:2, おもしろおかしい)
タイたんのょぅι゛ょ [amazon.co.jp]
なんて本もあったことですしね。
Re:タイたん、メたん? (スコア:1, おもしろおかしい)
哀愁のタイタンにメタンの霧が降るのだ (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:哀愁のタイタンにメタンの霧が降るのだ (スコア:4, 参考になる)
タイタンならTi(チタン)
天王星ならU(ウラン) …このへんから語源がストレートになる。(天体名由来の元素名)
海王星ならNp(ネプツニウム)
冥王星ならPu(プルトニウム)
太陽ならHe(ヘリウム)
地球ならTe(テルル)
月ならSe(セレン)
:
まだあったかな。有機物名になると難しいですね。小惑星でならあるかもしれないですが…。
Re:哀愁のタイタンにメタンの霧が降るのだ (スコア:3, 興味深い)
水星-Hg
エウロパ-Eu
プロメテウス-Pm
あたりですかね。
Re:哀愁のタイタンにメタンの霧が降るのだ (スコア:1)
#テルルとセレンはよー知らんけれど。
Re:タイたん、メたん? (スコア:3, おもしろおかしい)
は、やっぱりつぶれやすいです。
Re:タイたん、メたん? (スコア:1, おもしろおかしい)
こっちの方が大ニュース? (スコア:4, 興味深い)
【宇宙/土星】タイタンの湖の存在示す強い証拠-カッシーニのレーダーが明らかにした地球に似た地形 [2ch.net]
今までメタンの湖とかがあると予想されてはいたけど、実際にそれらしいものが見つかると、なんか感無量だね。
Re:こっちの方が大ニュース? (スコア:1)
どなたか一句願えませんか.
Re:こっちの方が大ニュース? (スコア:1)
"Patriotism is the last refuge of a scoundrel." - Samuel Johnson
っていつもおもうのが (スコア:2, 興味深い)
いつもきになる
水素の雲やメタンの雲がある星。
Re:っていつもおもうのが (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:っていつもおもうのが (スコア:3, 興味深い)
水素なんて宇宙で一番ありふれた物質だし、メタンもそこそこ存在する。
現在地球上に大量の酸素分子が存在していることは、宇宙全体から見るときわめて特異で、不安定な状態にあるといっていいと思う。
もし-200度付近でメタンを溶媒にした化学反応をベースに生命が発生していたら(そういう化学反応があるのかどうかは知らない)、その生物は地球人を見てこういうことでしょう。
「なんて危険な環境で生きてるんだ。地球には酸素を爆発させる気体はないのか!?」
Re:っていつもおもうのが (スコア:1)
アシモフの「空想自然科学入門」でのメタン溶液と脂質をベースにした生命ってやつですねー。
この話を読んだ時は目からウロコだったんですが、こういうのって実際に研究とかはされてないのかな?
アシモフ一流のジョークでしかないのか?
Re:っていつもおもうのが (スコア:2, 興味深い)
SF的には液化ヘリウムベースの生命体(たしかニーブンの「一番寒い場所」など。水星が自転していないと思われていた頃の話です。)とか珪素基の生命体(例えばTOSのホルタ)などはよく出てきます。中には、中性子星の表面にへばりついて生きている、(ゴジラのように)化学反応ではなく核反応で活動する知的生命体というのまで出てきます。(竜の卵)
ですがまともな研究はしていないのではないでしょうか。なにしろ炭素基の生命体についてさえ、その発生についてはほとんど謎なのです。タンパク質の立体構造予測でもままならない今のホモサピエンスの科学力では、全く異なる生命の誕生については可能性の話以上のものは無理でしょう。
Re:っていつもおもうのが (スコア:2, 興味深い)
一応宇宙生物学としてやっている人はいます.
もちろんかなりの少数派ではありますが.
よくアイディアとして出がちな珪素基質は実はあまり生命に向いて
いないとか,いろいろ研究はしています.
#まあ,有機化学の知識を利用しているだけといわれればその通りなんですが.
Re:っていつもおもうのが (スコア:1)
宇宙船内や宇宙服内部の酸素が周囲のメタンと反応して燃える描写があったと記憶しています。
Re:っていつもおもうのが (スコア:1)
最終的には、地球上の全生命体の抹殺する必要が有るかもしれませんが。
Re:っていつもおもうのが (スコア:1)
the.ACount
逆に考えるんだ (スコア:2, 参考になる)
無いから今の状態で安定してるんでしょ。
>タイタンは超低温のため、沸点 -162 ℃のメタンは液体で存在する。
とりあえず燃えそうな気温じゃないしね。
微妙ですね(Re:っていつもおもうのが) (スコア:1, 興味深い)
タイタンの大気温度が(例えば土星からの赤外線輻射などに刺激されて)余程上昇しなければメタンとの爆発的な反応は起きないんじゃないですかね。
ゆるやかな反応が起きている可能性は否定できませんが…これからさらに行われるであろうデータ解析が楽しみです。
Re:微妙ですね(Re:っていつもおもうのが) (スコア:5, 参考になる)
沸点以下だろうと飽和蒸気圧になるまでは気化しますし,
液体状態でも酸素はそれなりに反応性高いんで.
この高い反応性のため,ごく一部の例外を除き遊離酸素は無機・
有機類と化合してしまい,通常の惑星上にはほとんど存在しません.
Re:微妙ですね(Re:っていつもおもうのが) (スコア:2, 興味深い)
また加圧条件下では沸点も変わって来ますので、爆発に近い方の反応では圧力の影響も考慮する必要がありそうです。
とは言うものの、天文学的な時間の中でメタンと液酸が共存してたとは思えないのですね。
におい (スコア:2, おもしろおかしい)
メタン自身(?)は悪くなくのは分かってます
しかし、メタンと聞くとなんだか臭そうな気がしてしまう
#ボコボコと池のそこからあわ立ち、周りには悪臭が…
Re:におい (スコア:2, すばらしい洞察)
いの超低温ですから、臭いとして感知できるほどの分子は
振動しないんではないでしょうか。
Re:におい (スコア:5, おもしろおかしい)
ヘルメットを脱いでみてください。
Re:におい (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:におい (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:におい (スコア:1)
Re:におい (スコア:1)
the.ACount
地球(ちたま)に雨の降るごとく (スコア:1)
詩人のポール・ヴェルレーヌ [wikipedia.org]が来たるべき宇宙殖民時代に生まれていたならば
“地球(ちたま)に雨の降るごとく
我がティタンにもメタン降る
かくも鼻腔ににじみいる
この嗅覚はなにやら…ん?”
なんて詩を詠んだかもしれません。(訳詩:スペース堀口大学)
#なんかこのヴェルレーヌは尻が頭部にあってそこから飛び出した触角の先端に
#鼻がついてるような気がします [google.co.jp]がそこはそれ。
ボストークだかソユーズに乗ったソ連の宇宙飛行士が「次は画家や詩人を乗せるべきだ」
みたいなことを言っていましたが(詳細失念。詳しい方補完下さい)宇宙時代には
宇宙ポエムや宇宙短歌なんてのができるのかもしれませんね。(俳句はどうだろう?季語ないし)
#さらに関係ないけどgoogle先生どうかしちゃいましたか?
#同じ発想の人がいまいかと"地球に雨の降るごとく" [google.co.jp]で先行駄洒落を探してみたら
#どーゆーわけか検索語を含んでいないページが沢山引っかかりやがります。
#(もちろん語分割検索じゃないですよ。""でくくっての検索です)
#そーゆーときには検索結果ナシを返してくれるのがいい検索エンジンだということを
#グーグル先生は忘れてしまったのでしょうか?
Re:地球(ちたま)に雨の降るごとく (スコア:1)
ニコチャン大王を思い浮かべたのはもう古い世代なのでしょうか……
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:におい (スコア:4, すばらしい洞察)
一般家庭で使用されるガスは、都市ガスもプロパンも、臭いがつけてあるってのは、あえていわなくてもこの辺ならみんな知ってるよね。
今でこそガス漏れ警報機なんて当たり前だけど、そんな物のなかった時代は臭いでもつけておかないと漏れたときに気づけず、事故を起こしてしまってたわけで。
でもそれが「ガスは臭いもの」という間違ったイメージを定着させてしまってるのも問題なのかなぁ。
Re:におい (スコア:1, おもしろおかしい)
おなら=ガスという風潮も改めなければなりませんね。
叙情的・浪漫ちっくな情景(スコア:-1, マイナーなネタ) (スコア:1, 興味深い)
火星鉄道一九 [amazon.co.jp]に含まれている短編です。
タイタンの、メタンの雲の中を飛行するシーンの描写が、幻想的でとても素敵です。お薦め。
Re:叙情的・浪漫ちっくな情景(スコア:-1, マイナーなネタ) (スコア:1, 参考になる)
Re:叙情的・浪漫ちっくな情景(スコア:-1, マイナーなネタ) (スコア:1)
懐かしいなぁ。同世代みたいですね。
「最近は人工臓器も発達して……」のような記述があったので、一通り揃う状態が出来ているんじゃないですかね。
Re:うああ (スコア:1)
Re:叙情的・浪漫ちっくな情景(スコア:-1, マイナーなネタ) (スコア:1)
#山登りものなら、歴史小説やノンフィクションが好きな人でも読める
#のではないかなぁ。
ダイタンニ (スコア:1)
メタソは温暖化ガス (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:メタソは温暖化ガス (スコア:3, 参考になる)
タイタンの反温室効果 [ysc.go.jp]
浮遊するもやの粒子によって太陽光が妨げられ、逆に赤外線は粒子を素通りしてしまうために、通常よりも冷えてしまうとのこと。
(大気による温室効果もあるそうですが)
Re:メタソは温暖化ガス (スコア:2, 興味深い)
Re:超低温? (スコア:2, 参考になる)
低温物理屋さんの極低温はヘリウムの沸点 (4K) 以下、超低温というと数mK以下でしたっけ。
一般的な工学屋さんなら、窒素の沸点 (77K) 付近から下を極低温と呼ぶことが多いと思います。
でも冷蔵庫屋さんだと、-40℃、-50℃でもう超低温と呼びますし。
Re:超低温? (スコア:2, おもしろおかしい)
天文学的な数字になることは間違いない。
# きっと、約マイナス347,071,000,000,000,000,000,000分の1℃とか。
Re:超低温? (スコア:1)
背景輻射より低温なら超低温あるいは異常低温なんじゃないですかね.
Re:超低温? (スコア:1, おもしろおかしい)