sillywalk 曰く、
読売新聞記事(Infoseek配信)によれば、現代用語事典の「イミダス」(集英社)と「知恵蔵」(朝日新聞社)が2007年版をもってそれぞれ休刊することが明らかとなりました。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)に対抗する形で80年代後半に登場した2誌ですが、ネットの普及などにより発行部数は創刊時の1割程度にまで落ち込み、撤退を余儀なくされたようです。
さて残るは老舗の「現代用語の基礎知識」ですが、こちらは「新語・流行語大賞」を主催するなど世間にも一定程度の影響力がありますし、今後の行方が気になるところです。
時事ドットコムによると、両誌ともネット版は存続するとのこと。
塀の中 (スコア:5, 興味深い)
今後、塀の中の方々の読書の選択肢が減っていくんだろうなあ・・・
Re:塀の中 (スコア:1)
覚えていたことのある私が来ましたよ。
本の内容を知らなかった頃は、何で堀の中にいるんだろう、水泳でもしてるのかな、
堀って江戸城の堀かなぁとか思っていた。
#幸いなことに声に出して言わなかったのでバレずに済んだ
Re:塀の中 (スコア:3, おもしろおかしい)
うわぁ……
テレビ禁止?/Re:塀の中 (スコア:1)
>外界の情報は事実上完全に遮断されていますし。
えー。奈良少年刑務所(少年といっても未成年者はまずおらず、主に二十代前半の人を収容)では、
夕食後に、テレビ見たりできる自由時間があると、つい先日、刑務官の人から直接聞きましたよ。
別の刑務所では禁止なのかな。
でもWikipediaの「刑務所」 [wikipedia.org]にも「午後7時頃からテレビが視聴できる」とありますね。
#あるいは「デスマ中」の状況なのか?
Re:テレビ禁止?/Re:塀の中 (スコア:1, おもしろおかしい)
・・・・・ってどっちの話だ。
Re:テレビ禁止?/Re:塀の中 (スコア:1, すばらしい洞察)
もちろん囚人では。
デスマの人のような非人道的な扱いをムショですると、
国際的に非難される恐れがある。
デスマの人だと青天井。
たとえ自殺しても「自己責任」。
イミダスは衣替え? (スコア:4, 興味深い)
http://www2.kanaloco.jp/kyodo/news/20070831010003221.html [kanaloco.jp]
時事問題解説って、1年に1度だと大きく考えれば時事といえば時事であるが、普通に考えて時事じゃなくなっている可能性もあるね。どっちかというと今年のうん大ニュース。
ネットと事典の相違 (スコア:3, 興味深い)
探しにくい事が特長になるのは、嵌るから。
探す過程で別の項目に寄り道して、深みに嵌り読みまくった挙句、
何を探していたのか忘れてしまう事がしばしば。
その結果、雑学がどんどん増えると言う副作用が大きい。
しかし、世の中が効率化をどんどん追求するようになった結果、
このような「非効率的」な時間は削られ、答えをすぐに出す事が求められる様になった。
だから欠点が目立つようになってきた。
もちろんGoogleでも関係ない項目に気を取られて探しまくる
事はあるけど、その場合問題になるのは、情報の質のばらつき
が大きくて寄り道が深みに嵌りにくい事。
ネットの普及が辞典の衰退につながっているのは、即時性かつ検索可能
と言う紙メディアでは実現できなかった事ができたからだけど、
その結果、失ったものは大きい。
代替になりそうなのは、Wikipediaかな。
批判も多いけど、寄り道しやすくできているので
内容の質を一定以上に保つ努力をみんなでやっていけば、
何とかなるんじゃないかな。
Re:ネットと事典の相違 (スコア:1)
Re:ネットと事典の相違 (スコア:1)
とくに修正合戦しているものとか、誰も注目してない物でぽろっと投稿されたものなど
名前の差かな (スコア:2, 興味深い)
「イミダス」「知恵蔵」が何の名前なのかは、ニュース記事を開くまで思い出せませんでした。
Re:名前の差かな (スコア:2, 参考になる)
現在佐賀県知事の古川康さんが長野県企画局の課長だったときに、県職員有志と執筆された本です。
出版当時3万部以上を売り上げ、長野県内でベストセラーとなりました。
前書きには「Hamidas宣言」という宣言があり、ウケを狙うとか批判を恐れないということが書かれています。
内容は、思わず笑ってしまう無駄知識のオンパレード状態で、とてもお役所の人が中心になって書かれたとは思えない内容でした。
イミダスだってカメダスというパロディが…(Re:名前の差かな) (スコア:0)
何故「こち亀用語の基礎知識」ではなかったか。 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:イミダスだってカメダスというパロディが…(Re:名前の差かな) (スコア:1)
Re:イミダスだってカメダスというパロディが…(Re:名前の差かな) (スコア:2, 参考になる)
そう考えると
現基礎>(越えられない壁)>イミダス>>>>>>知恵蔵
とこんなかんじですか
ムイミダス (スコア:1)
イミダス=アメダス=チチダスミミ (スコア:2, 興味深い)
今の時代、Google+Wikiはデフォルトなのかもしれません。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%97%E3%82%AE%E3%83%A3... [google.co.jp]
どうなんだろうね (スコア:2, 興味深い)
何でもネットのせいにすればいいってもんじゃないと思う。
確かに、ネットの普及で売り上げが落ちたというのは
ある程度は正しいとは思う。
自分などは確かにGoogle+Wikiというスタイルになっている。
しかし、たとえばターゲットとする最近の若年層が
活字離れしたとか、何かにつけて調べる作業自体を
しなくなった(そしてググレカスなどと言われる)とか、
そういう可能性は追求しないんですかね。
ていうか、単純にメインターゲットの若年層自体が
減っているということも原因のひとつじゃないですかねぇ。
一番大きな要因ではないにしても。
Re:どうなんだろうね (スコア:3, すばらしい洞察)
僕タンのPCにはローカルでPukiWikiを走らせて今日見たアニメの感想とかメモしてるんですが、
これが出版業界を危機に追いやっているのでちゅか!こわいでちゅ。
#なんて表記への揶揄はともかく。
>しかし、たとえばターゲットとする最近の若年層が
>活字離れしたとか、何かにつけて調べる作業自体を
「現代用語の…」「イミダス」「知恵蔵」を買っていたのは
・高校/大学入試で小論文があり、「最近のキーワード」を小論文中に散りばめる必要のある中高生
・就職の面接で「最近の話題」を持ち出して、印象を良くしたい大学生
・「最近の流行」を知りたいが、街で遊んでいる暇はないおじ様たち
だったような気がします。若年層は大きな買い手でしたが、それだけでないのは例えば
流行のアニメ(「エヴァ」とか)やファッションの解説が入っていた(>おじ様向け)のを見れば分かります。
私が考えるには、年毎の情報更新では追いつけなくなったのではないかと。
1週間もするとコメントもつかない/.Jを例えに出すまでもなく、
情報の消費速度がここ10年くらいで加速度的に増しているように思います。
“ネット”の特徴なのか、取材源が広がったことによる情報入力の増加ともいえるのかもしれませんが、
その弊害もあるのかもしれません。
入試小論文で言えば、医療過誤の問題が取り上げられることが多いのですが(医学部に論文入試が多いため)、
最近は1年前の医療過誤の問題がフォローされておらず、誤報まがいのものがそのまま訂正されないで
事例として引用されているパターンもあるようです。
Re:どうなんだろうね (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:どうなんだろうね (スコア:1)
>僕タンのPCにはローカルでPukiWikiを走らせて今日見たアニメの感想とかメモしてるんですが、
Google+Wikiでは無い件について
Re:どうなんだろうね (スコア:3, 興味深い)
さすがにネットが全ての原因だとはいえないでしょう。
ただ、これだけネットが普及している中では
立ち位置がちょっと中途半端かなとは思います。
ネットも見る、本も買うという人の多くは
ネットには即時性を求め、書籍には専門性や詳しい解説を求めているように思うのですが、
正直にいえば、imidasや知恵蔵のような本は今ひとつ痒いところに手が届かないもののように感じます。
速報には遅すぎますし、詳しい解説を載せるほどには明らかになっていないことも多いですし。
#てか、imidasってかさばるのよね。
#それも売れない原因の一つかも。
Re:どうなんだろうね (スコア:3, すばらしい洞察)
あらゆる事が載っている筈なのに、少し突っ込んだ事は載ってない。
この分厚い本を見れば何でも分るはずなのに、
読んでも何も分らないみたいな、歯痒さを感じた覚えがあります。
一応若年層に該当すると思われるのでコメント (スコア:3, 興味深い)
うちらの世代というのは、そもそも、辞典のような費用がかさんで、スペースのとるものを欲しがらない。だって、お金ないし、空間の空きもないし。調べ物に手間隙を費やさなくても、GoogleやWikipediaが使え、本当に専門的な定義がほしいなら、「電子辞書の」広辞苑だってある。もう電子辞書全盛で、紙の辞書なんて使わないですよ。
というか、本当の若年層ならば、現代用語辞典なんていらない気がする。生活していれば分かるでしょう。だから、売り上げが減ったのはうちらの世代からじゃなくて、もっと上の世代なのでは? 中年のサラリーマンが最近の流行についていくために購入していたとか……ないか。
#活字離れかぁ。古臭い、間違い交じりの翻訳のお文学作品ばっか薦められても、読まないのは当然だと思いますが。
All your base are belong to us
Re:一応若年層に該当すると思われるのでコメント (スコア:3, 参考になる)
っ 光文社 古典新訳文庫 [kotensinyaku.jp]
先日NHKの「おはよう日本」で『カラマーゾフの兄弟』の特集をやったのでご存じの方も多いと思いますが、このシリーズは従来の古典翻訳物の古臭いイメージを吹き飛ばす秀作ぞろいですよ。
※長文注意 (スコア:3, 興味深い)
いや、そんなことは言っていないですよね。
何割か減ったという目算で、それなら要因としては大きいかと思って
そう書きました。
しかし20年前から若者がどれだけ減ったのか調べずに書いているので
実際に計算してみましょう。
たとえばWikipediaの日本の人口統計 [wikipedia.org]の「年齢別人口」を見ると
若年層がどんどん減少していることは一目瞭然ではあります。
若年層については、仮に18歳~30歳としてみる。
イミダスが創刊された20年前の1986年頃の統計がそのまんま出せれば楽なんですが、
ちょっと調べるの面倒ですね。
上記Wikipediaのページの2003年の統計のグラフでは、現在(2007年)の38歳~50歳は
42~54歳にあたりますが、この年齢層は2003年の時点で合計すると2095万2千人。
この年齢層の死亡率は、0.5%と見積もってみる。
0.5%という数字は、厚生労働省サイトの情報 [mhlw.go.jp]の
都道府県別年齢調整死亡率(人口10万対)の年次推移の、男女の表の平成に
入ってからの数値の平均を参考としてみた。
20,952,000 / 0.995 ^ 20 = 23,161,350 (小数点切捨)
というわけで、20年前はおよそ2316万人程度だったのかなと。
そして、現在の18歳~30歳(上記Wikipediaページのグラフでは14~26歳にあたる)は
合計すると1954万2千人。4年前の数字だから、推定死亡数を減らしたとして
19,542,000 * 0.995^4 = 19,154,082 (小数点切捨)
およそ1915万4千人。
この差は400万人なので、20年前の若年層より今の若年層のが2割近く少ない。
もちろん、10年前を基準にするなら第二次ベビーブームの層も入って
もっと多いので、4割くらい少ないとかいうことになるとは思うけども、
今回の場合はあくまで「20年前の」ということなので除外するしかない。
実は自分はこの一番多かった頃の人口を念頭に、結構減ってるんじゃないのと
思っていたが、20年前と比較してみると、確かに減ってはいるが、
でも2割しか、という結果になってしまいました。
この2割を大きいとみるか小さいとみるかは人それぞれでしょう。
で、その計算は計算として、上記の年齢層以外の人も買うことはあるわけで
そうなると、20年前と比較して若年層が減ったことの影響はあくまでも
要因としては小さいと言わざるを得ないですね。う~ん。微妙な結果だ。
ちょwwwwwチチダスwwwwww (スコア:2, おもしろおかしい)
辞書的な意味を知りたいなら「goo辞書」
百科事典的な意味を知りたいなら「wikipedia」
じゃあ実際に動いてる所が見たいなら「youtube」
ネット論客による主観的な評価を読みたいなら「はてな」
一般人による普通の感想が読みたいなら「ライブドアblog検索」
私がfirefoxの検索バーに登録してるのはこれだけですが、どんな見知らぬ用語が来ても
これら全てのサイトから右クリック一つで検索できて、5分で物知りになれる時代です。
常識的に考えて、紙の媒体に勝ち目は無いでしょうね。
# チチダスといえば、なんか視聴者のオバハンがチチダスの格好をして出てきて
# チチダスミミと一緒に例の奴をやった光景が当時小学生の自分には鮮烈に
Re:ちょwwwwwチチダスwwwwww (スコア:1, おもしろおかしい)
それに、魔力を生むのは ことば ですよ。
文字が変わろうが、意味が変わろうが、同じ音なら魔力は発現する。
空気の振動こそが魔力の源泉。
わかりにくいと思うので、以下に実例を示します。
つまりは、こういうことだッ!!!
俺→キーボード→(略)→スピーカぷるぷる→エターナルフォースブリザード:一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる.相手は死ぬ.
Re:イミダス=アメダス=チチダスミミ (スコア:1)
「知恵蔵」「イミダス」を流行語辞典として捕らえると、
世相を反映する共通言語がなくなってきている、という印象はあります。
また、流行語の盛衰も激しく、年一回の刊行ではとてもカヴァーできなくなっているのではないかと。
それも休刊の原因の一つではないかと。
今でも流行語はありますけど、それが伝播する範囲が狭くなってきているというか、
それぞれのライフスタイルや階層が細分化されてきて、
世代を超えて、階層を超えて使われる流行語が減ってきている印象を持ちます。
ただ、そういう印象を持つに至る原因が、
自分がヲヤジになってしまった為なのかもしれない、とも思う(あまり認めたくないが)。
やはりネットのせいかも (スコア:1)
ムダだと分かって買わなくなったんで、売れてることが不思議だった。(必要なときに「ある」が重要なんだろう・・必要なくても)
ネットが存在する現在、必要なときに「ネットがある」わけだから、置いとく必要すらない。(ネットを利用する事がなくても)
the.ACount
重たいよ! (スコア:2, おもしろおかしい)
特製バインダーに綴っていけば、1年で従来版と同じものができちゃいます、とか。
Re:重たいよ! (スコア:1)
それ何てデアゴスティーニ
一方、「現代用語の基礎知識」は (スコア:2, 参考になる)
「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1)
「あ、ここ間違ってる~」と間違い探しをしてたな。
いつから読まなくなったんだろうなぁ。やっぱり、ネットにつなぎ始めてからかな。
あの当時はサーチエンジンごとに適不適があったから、あれこれブックマークに登録しておいて、
レポートのときとかに漁ってたような。
最近はもっぱらGoogleとWikipediaですねぇ。
犬が犬であるように、猫でありたい
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1, おもしろおかしい)
>レポートのときとかに漁ってたような。
ていうか、個人のページのリンク集にサーチエンジンのリンク集を載せる意味が、
少なくとも自分には有用だった時代ってのはありましたね確かに。
今や、gooへいくのにgoogle.comと打って、検索窓にgooと打ち込む始末ですが。
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1)
……というわけではないとは思うけど。
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1)
先願主義が原則のドメイン名取得を金の力にあかせて捻じ曲げさせた悪名高い裁定。
犬が犬であるように、猫でありたい
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1)
/.J 無駄知識プロジェクト 編
知らなくてもいいけど気になっている最新用語を
/.Jのアレゲな精鋭部隊が懇切丁寧に解説!
明日の飲み会に使えないネタばかりを
厳選して取り揃えました!!
#「言いだしっぺの法則」とかいわないように
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1)
http://www.wdic.org/ [wdic.org]
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1, すばらしい洞察)
まあU.S.の方のwikipediaは結構役立つ本質的な説明が書かれていたりするからどうしてもという時はそっちを見たり。
結局日本じゃwikiを含めインターネットってのはネットオタや張り切りネット・アドボケーター[やたらマナーがどうとかいってくる連中]の中に閉じた世界じゃないかと思う。従って「現代用語の~」といった本の代わりにはなり得ないだろう。
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1)
「あんまりおすすめしないよ」程度。
#半角カタカナって、もう元のカタカナとは違う意味がついていて別の文字であると言えなくもない。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:「現代用語の無駄知識」創刊希望 (スコア:1, すばらしい洞察)
> 「あ、ここ間違ってる~」と間違い探しをしてたな。
現代用語の基礎知識の創刊は 1948年ですが……
敗因は重さとマジメさ (スコア:1)
ネットではそういう時間は過ごせません。
あの重たいのを家まで持って帰れというビジネスモデルが敗因でしょう。
お届けサービスとかすればよかったのに。みんながアマゾンを知ってるわけではないからね。
それと、もっと無駄な知識や薀蓄を詰め込めばよかったのではないかな。
実用ではない暇つぶしを狙えば生きる道はあったのでは。
Re:敗因は重さとマジメさ (スコア:3, おもしろおかしい)
>ネットではそういう時間は過ごせません。
そういうとき、Wikipedia読んでるよ。
Re:敗因は重さとマジメさ (スコア:1)
そのためには、まず時間を余らせる方法を発明しないと。
Re:敗因は重さとマジメさ (スコア:1)
>実用ではない暇つぶしを狙えば生きる道はあったのでは。
つ「百科事典」
Re:敗因は重さとマジメさ (スコア:1, おもしろおかしい)
そのまま枕にして眠れるしな(w
Re:敗因は重さとマジメさ (スコア:1)
その辺が敗因に思える
ジャンル分けすれば活路あった気もするなー