「ロケット打ち上げ祭り」で4人が重軽傷 52
ストーリー by mhatta
日本人がロケット好きなのは大昔からなのか 部門より
日本人がロケット好きなのは大昔からなのか 部門より
朝日新聞の記事によれば、埼玉県秩父市で行われた竹製ロケットを打ち上げる祭り、龍勢祭り(通称「農民ロケット」)において、ロケットの破片と見られる物が観客席などに落下。4人が骨折などの重軽傷を負ったとのこと。この祭りは古来から伝わる埼玉県の県指定無形民俗文化財であり、先に火薬筒を付けた約20メートルの竹を発射台から打ち上げて奉納するものだと言う。
タレコミ人としては、怪我をされた方々の回復を祈る一方、こう言う面白そうな祭が、来年以降中止にならないことを願いたい。
言うなら今のうち (スコア:5, おもしろおかしい)
Live Like Rocket! (スコア:0)
(略)
・毎年この祭りは危険を伴う。けどそれは参加者が大人でありコドモであるとゆう事の誇りだ
・方向を知らない農民ロケットが嫌い。心をなくした報道が嫌い。優しい龍勢(火薬)が好き。バイバイ
この祭りは龍勢(流星)だ。そしてこのスレを目にした君たちも龍勢(流星)だ。
--
「何もかも、忘れてる気がするんだよなあ……」
カードチーム「風来旅団」 [fuurai.com]
現地からの報告ですが (スコア:5, 参考になる)
一緒に行ったメンバーは事故現場の脇に居ましたので、後で状況を詳しく聞けました。
上空で分解した龍勢の一部(仕掛け部分)が緩衝地帯の道路近辺に落下、
消防署・防火要員が対処しようとしたところに、それを見た見物客がわらわらと
集まってきたときに仕掛けが発火・弾けて人に当たったようです。
昔に比べれば、いろいろ規制がかかっていますが、基本的にクラスター爆弾と
同じ構造で、遅延導火線による仕掛けをいろいろ積んでいるんで、落ちた後も
タイミングが合わなかった仕掛けが爆ぜるのは毎回のことです。
事故の前の龍勢もいくつか仕掛けが遅れましたし、当の龍勢自体が他の場所で
着火しているのを見ながら、落下地点に飛び込んでいく神経が判りません。
なんで、目の前で作動し(燃え)ているクラスター爆弾を我先に拾いに行くのでしょか?
Re:現地からの報告ですが (スコア:4, すばらしい洞察)
「縁起物だから」で答えになってません?
Re:現地からの報告ですが (スコア:2, すばらしい洞察)
#いや、祭でしこたま酔っ払った群衆の心理なんかわからんですよ、実際のところ。
Re:現地からの報告ですが (スコア:1, 興味深い)
飛び込んでいく阿呆はともかくとして、
まずいことにこれは観客席のど真ん中…
とまでは言わないけど間違いなく一角です。
そこらへんにゴザ敷いて見物してた人とかが居たのではないか?と
心配するような場所です。
それどころかゴザのようなものが映ってますね。
そこに座ってた人らはうまく逃げたんだろうか?
焼けてるのはクーラーボックスですかね。屋台(おばちゃんが焼きそばしてる辺りかな)の仕込み道具か、あるいは団体の見物人が冷えたビールを大量に持ち込んだものか、どっちかでしょうね。
ああ。ピーポーが聞こえる。いつも現場に待機してる消防車&救急車が役立ってしまいましたorz。家屋に落下して火事になったときに使うのか?と思っていたのですが、直接自分らがお世話になる羽目も有り得るのですね。次回も気をつけよう(そのうえで見に行きますが)
それはそうと閉会式のとき、開催側の偉い人だか市長だかが、救急車で搬送された人を見舞ってきたという話を少ししていました。「ご理解をいただいた」そうです。どういう種類のご理解なのかまでは詳細は聞けませんでしたが…
この祭り、閉会式のあと、おまけで普通の花火を打ち上げます。それを最後にやる理由は、もちろん普通の花火だから日没しないと格好つかない(逆に龍勢は日が照ってないと見えない)というのもありますが、プロの花火師のほうがやはり「そつがない」んですね。一秒間に何発という猛烈な連射を百発百中で成功させる技は冷静に比較してしまうと凄いの一言。しかも発射場所が凄く客席から近いんです。盆地のせいもあって重低音が響きまくって大迫力です。かっこいい。タイプが全然違う花火とはいえ違いが見ててハッキリ判ってしまう。あくまで龍勢はアマなんだなあと。つまり龍勢より先にあげると龍勢がシラケてしまい兼ねない。この錬度とそこからくる高い安全性(と迫力)には、ちょっと考えさせられてしまいます。
Re:現地からの報告ですが (スコア:0)
00:29 くらいに、地上で爆発してるね。
Re:現地からの報告ですが (スコア:0)
この技術さえあれば (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:この技術さえあれば (スコア:1)
Re:この技術さえあれば (スコア:0)
火薬の調達が困難でしたから、残念!!
当時も竹は無尽蔵だったでしょうけどね、それだけ。
どうでもいいですが龍勢の会場周辺は竹林があります。最寄の道の駅でもある「龍勢会館」から会場に向かう途中の道の周りは、竹林です。もしかしてあそこのを伐採して龍勢の尻尾にしてるのだろうか?
Re:この技術さえあれば (スコア:0)
どこかで聞いたことがあると思ったら (スコア:3, 興味深い)
そのときの、作家の笹本祐一さんの日記レポート [dti.ne.jp]が公開されています。
骨折? (スコア:2, 参考になる)
落下物に当たると骨折するということは、1キロを超えるような結構な質量のものを打ち上げてたってことなんですかね。
Re:骨折? (スコア:4, 参考になる)
ある意味では間違っちゃいないんですが、現物は馬鹿でかいんです。
見慣れたロケット花火をそのままスケールアップして、全長が20mくらいになったお化けロケット花火を、思い浮かべてください。
ロケット花火の尻尾は、たぶん孟宗竹かなにかを上から下まで丸一本使って
るんじゃないかな。
会場で発射台まで運ぶときは男(?)たち十人以上がまるでミコシのように担いで運びます。
…重量は言うまでも無いでしょうね。
そして、打ち上げると(成功すると)数百メートル上空まであがります。
…落ちるときの運動エネルギーは言うまでも無いでしょうね。
実際に祭りを見てると思うんですが、
打ち上げの瞬間、周辺に居る人ら(せめて祭りに参加というか見物してる人ら)は、必ずしもロケットに注目/注意して「いない」んですよね。
会場レイアウト http://www.ryusei.biz/topic/07101.html [ryusei.biz] の「太鼓櫓」あたりを中心として、祭り屋台が大量に出ています。そこらへんで飲み食いしたい人はしてるわけで、いちいち発射台や上空を見てはいないです。あるいは神社本殿のそばで神楽も奉納されてる(図では鳥居のすぐ上)ので、多いとは言いませんが(^^;そっちにも注目してる人らも居る。それ以前に桟敷席で酔いつぶれてる人らも居ることでしょう。要はいろんな要素がごた混ぜの祭りなんです。
全員にロケットへの注視を義務付ければ、いざというときに回避行動が取れるかも知れないという意味で、安全性は増すんじゃないかと思うんですが、いっぽうでそれをしちゃうと「楽しいお祭り」の雰囲気は殺がれてしまうので、いたしかゆしです。
Re:骨折? (スコア:4, 参考になる)
南種子のロケットと違って1日何発もありますしねw
※大体半日の間、13~15分間隔で打ちあがり続けます。
さらにテーブル持ち込んで背を向けて鍋奉行やっている人とか、
うつ伏せに寝てたり、飽きてDSやっている子供とかもw
もったいないと思いますが、よく考えたら地元の人間にとっては
花火のような見慣れた物でしょうし、全部見ないのは仕方ないかと。
#最寄の友人宅に泊まって自転車で行ったのですが本当にお祭りの雰囲気ですねぇ。
#でも目の前数100mのやぐらから高音あげて上昇する(かもしれない)迫力はH-IIAとも違う感じ。
#口上あり、縁日あり、神社での能舞台あり、友好使節のパレードありと
#地域の祭りとしては結構大規模ですし、実際皆さんかなり楽しそうでした。
Re:骨折? (スコア:1, 参考になる)
といっても祭りは年一度なので、地元の人でも実際に見るのは年一度でしょう。おのおのの流派(花火を設計実装し披露するチーム)の中の人も、実験と本番あわせても年数本とかいうオーダーじゃないかな。
見慣れて見飽きるのは恐らく、当日に何十本も挙げるからでしょうね。最初の数本はきっとみんな集中して見てるんですよ。でもそのあと酒盛りモードになっちゃう。打ち上げ成功したチームの人らやその縁者は桟敷席で万歳+胴上げ+ドンチャンのようです。
花火コンテストモードはあの祭りの目玉なのは間違いないものの、あくまで一部でしかないという印象です。
そういうぐちゃぐちゃした場が好きな人は好きになれる祭りですね。きちっとしてないと気がすまない人は好きになれないかも。
Re:骨折? (スコア:1, おもしろおかしい)
>会場で発射台まで運ぶときは男(?)たち十人以上が
ここで男に「?」をつけた理由を1つkwsk
Re:骨折? (スコア:1)
1:女性も参加している
2:全員女装している
3:全員ロボットである
# 2番は見たいような見たくないような・・・
Re:骨折? (スコア:0)
さらに爆発事故は恒例 [ryusei.biz]のようで、滅多なことでは中止はなさそうですねぇ。
上空で散開する仕掛けを仕込んでるそうなので、これが開かなかったのかな?
Re:骨折? (スコア:5, 参考になる)
というのは爆発は得てして「発射台で」爆発するので。
そして発射台は(さすがに)客席から100m以上隔離された立ち入り禁止区画に立っていて、
http://www.ryusei.biz/topic/07101.html [ryusei.biz]
発射台での爆発で直接観客席に何かが飛んでくるってことは、まあ有り得ないです。(煙は除く)
そこまで強力な火薬ではないようですし。
問題は無事あがったほうです。どこに飛ぶ、そしてどこに落ちるかは、基本的に風任せなので。
もちろん発射台は客席から遠い方向に飛ぶよう傾けてあるようで、基本的には燃えカスは山の向こう側(おそらく無人の山の中なのでしょう)に飛びます。
ただ、風向きがねえ…
たぶんあの向きは伝統的に安全な向きを選んだんだと思うのですが、例年と「逆の」風が吹くと、話がややこしくなります。
今年もそうですし、実は昨年のほうがずっと強く、逆風が吹いていたんです。昨年なんて立ち入り禁止区間どころか客席すら飛び越え、はるか後方の民家付近に例の竹ざおが落下したこともありました。
私は今まで何度も見ましたが、たしかに逆風が吹く年は珍しいんです。
ただ、もしかしてこれも異常気象とやらなのかも知れませんが、もし今後逆風が増えるようなことがあれば、祭りのやりかたを一工夫しないと安全と楽しさを両立できなくなるかも知れません。どうしたものやら…
>仕掛けを仕込んでるそうなので、これが開かなかったのかな?
開いても開かなくても、落ちる部品は落ちます。
例えば竹ざお(?)の部分は燃え尽きることはないです。おもちゃのロケット花火と同様に丸ごともえ残って落ちます。ただサイズが巨大なだけ。
Re:骨折? (スコア:0)
今回、それがうまく働かなかったのが人のいるほうへ飛んでったって。
Re:骨折? (スコア:0)
打ち上げコンテストとしての龍勢は、いわば飛形点を競う競技のようですが、龍勢は「秋空高く舞い上がり」(口上でよく使われる言い回しです)、つまり可能なかぎり高く上がり(=途中でブレーキなんて野暮なことはしない)、そのあと緩やかに落ちてくるのがヨシとされてるようです。というかゆっくり落ちればその間に色々な「わざ」が披露できます。仕掛けを展開する時間や、それを皆さんに見てもらう時間が、欲しいんです。
パラシュートはゆっくり落ちるために使われてます。…ということは、落下地
Re:骨折? (スコア:0)
部門名 (スコア:2, すばらしい洞察)
本当?昔のことは知らないけど、今は「日本人がロケット好き」と言える状況なの?
ヒント (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:ヒント (スコア:0)
マジンガーZか。もうそろそろ「昔」の話になりそうだ。
Re:ヒント (スコア:0)
Re:ヒント (スコア:0)
ロボット大戦などで引用されて現代でも通じるので単に時系列で
「昔」と定義するよりは作品として「古典」とするのが妥当だね。
Re:ヒント (スコア:0)
祭りに事故はつきもの (スコア:2, すばらしい洞察)
岸和田だんじり祭とか諏訪大社の御柱祭とか、海外ではスペインの牛追い祭とか。
いや、より確かな安全対策を立てていくのはもちろん必要ですけども。
Re:祭りに事故はつきもの (スコア:3, すばらしい洞察)
ではなく、続いて欲しいと思う人々が、存続を可能ならしめるために、色々と尽力してるのだと思います。
それこそ安全策とかについても少しづつ進歩してるのではないかと期待します。そうでなければマヂ危険なこの祭りが当局や世論(!!)によって潰される恐れは有るはずです。伝統に胡坐をかけるわけではない。
そういう点はコミケと似てなくもないですね。
Re:祭りに事故はつきもの (スコア:2, 興味深い)
諏訪の辺りの出身の知合いに聞いた限りでは、DQNとは、ちょっと違うみたいです。
諏訪大社付近の地域の人は、普段は、温厚なんだけど、6年に1度 [wikipedia.org]、人が変わるようです。
DQNと言うか、悪い意味でマッチョと言うか、そう言う一面が有っても、6年に1度、発散する機会が有るので、後は、憑き物が落ちたようになる、と。
その知人も、普段は温厚なんだけど、6年に1度、
「死人が出るのは当り前です。死んだ人が悪いんです」
とか口走ったり……
Re:祭りに事故はつきもの (スコア:0)
Re:祭りに事故はつきもの (スコア:0)
死んだ人は悪くないんです。大切な人身御供なんです。
現代社会で表立って言うことは無いと思いますが、そういう面もあるんじゃないでしょうか。
Re:祭りに事故はつきもの (スコア:0)
君子は危うきには近寄らず、っと。
無知な者の戯言ですが・・・ (スコア:1)
起源は古代中国 (スコア:5, おもしろおかしい)
中国は春秋戦国時代の魯の国において、火薬筒を付けた竹を互いに打ち上げ
その飛距離によって優劣を競う遊びがあったが、それを後に兵器として転用し
その強大な威力によって周辺諸国から「魯血斗」と呼ばれ恐れられたと記録にある
今に伝わる「ロケット」の名は、その本質的な危険性を名を持って現在に伝えていると言えよう
民明書房刊「100万ドルの魯血斗」より
Re:無知な者の戯言ですが・・・ (スコア:4, 参考になる)
もともとは戦国時代の「のろし」のひとつだったそうで、その後長浜では流星が花火に変わっていたっと言う話です(國友鉄砲鍛冶が花火師に変わっていったように)。
稲作と雨乞いとロケット (スコア:0)
http://www.newsclip.be/news/2007419_010987.html
中止にならない (スコア:1, すばらしい洞察)
岸和田のだんじりも毎年けが人が出ているし、諏訪の御柱祭なんか死人も出ているのに続いているのだから、きっと大丈夫でしょう。
意外と似た祭りって多いんですね・・・ (スコア:1, 参考になる)
静岡 清水区 草薙神社の大龍勢花火 [nifty.com]
このリンクは花火の構造とかも書いてあって、実物がなかなか想像しやすいです。
竹で出来ていて長さ12~3m、黒色火薬約3kg使用・・・との事なのでかなりのデカブツです。
こんなのが何十m上から頭に落ちてきたらかなり危険ですね。
ログインPASS忘れたのでAC
Re:意外と似た祭りって多いんですね・・・ (スコア:0)
http://www.town.okabe.shizuoka.jp/kankou/m_ryuusei.asp [shizuoka.jp]
リンク先に打ち上げの映像があるので、実物を見たことがない方は雰囲気だけでもどうぞ。こういう祭りって全国各地にあるんですね。
# 地元民より宣伝
「プロジェクト打ち上げ祭り」で4人が重軽傷 (スコア:0)
みなさま、くれぐれも飲み過ぎには気をつけましょう。
#なーんか、毎日がだんじり祭り。サーバの引き回しって感じ?
ちょっと詳細に (スコア:0)
重さ・・・今年は上蹴会の43キログラムが最重量だったようです。
高さ・・・危険区域の設定に支障があるので最近は公表しませんが、300メートル程度は上昇するものがあるようです。通常は200メートル程度といわれています。
仕掛け・・・昔はただ上昇するだけでしたが、30年程前から傘・落下傘・煙幕・花火等を仕掛け、最高点まで上昇後に筒と矢柄が分離する構造の龍勢が主流となってきています。
打ち上げ方向・・・北西方向(神社と逆方向)に全て同じ角度でセットされるような構造の櫓になっています。
午前中に怪我をされた方は、畑仕事をしていた際に、龍勢ではなく落下してきた玉花火の殻があたり怪我をされたと神社総代から聞きました。
マスコミで報道された午後の事故ですが、
1.点火後10メートルほど上昇して小爆発
2.その後筒部分のみ分離して南西方向に水平移動
3.県道を横切り電線に接触
4.地面に落下
5.怪我をされた方たちが近寄った後、筒が弾ける
という経過を辿りました。
思いっきり中の人なのでACで・・・
Re:タレコミ人は祭りというものをわかっちゃいないな (スコア:0)
あなたみたいな人が三社祭を中止にしたんだYO
Re:タレコミ人は祭りというものをわかっちゃいないな (スコア:0)
お前馬鹿にされたとき意外で物事に熱くなったことないだろ?
ばっかじゃないのか?
Re:タレコミ人は祭りというものをわかっちゃいないな (スコア:0)
もう一度小学校からやりなおそうね。