壁から剥離せずにアスベストを無害化 34
ストーリー by nabeshin
コンクリートが沸騰する世界 部門より
コンクリートが沸騰する世界 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
産業技術総合研究所が、壁から剥離せずにその場でアスベストを無害化する技術の開発に成功したそうだ(産総研のリリース)。アスベストを溶融させるには鉄が溶融する温度に匹敵する1500度以上の高温が必要とのことだが、ハロゲンランプ2個と赤外線反射鏡を用いた加熱装置を開発し、それによって1500度以上の光を照射することで、アスベストの毒性原因である繊維状の形態を破壊することに成功したとのことである。
素朴な疑問 (スコア:1)
かゆいうま
Re: (スコア:0)
現場で直接溶融処理をするなら従来の剥離処理に必要だった重装備は
必要ないって話ならともかく、やはり作業者の安全の為には今までと
同等の装備が必要だとか言われたら、資格持った作業者が全員逃げて
しまいそうな気がする。
鉄をも溶かす熱線砲 (スコア:1)
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惑星ケイロンまであと何マイル?
Re: (スコア:0)
Re:鉄をも溶かす熱線砲 (スコア:1, おもしろおかしい)
#断じて「怪人・サトイモ=レオタード」ではない!
かなり収束させるんだろうねえ (スコア:1)
細くしちゃうと、面を捌くのに時間が掛かりそうだ。
アスベストを溶かしちゃうんだから、火事には気をつけましょう。
粉塵爆発とかやらかしたら二度と日の目を見ないツールになりそうだ。
Re:かなり収束させるんだろうねえ (スコア:1, 興味深い)
いろいろ突っ込みたいところはあるのですが、アスベストを含有したロックウールの処理の可能性を探るために、アスベストを含まないロックウールを溶かしてみて、アスベストより融点の高いロックウールも溶けたからアスベスト処理できるって言い切ってしまうところを読んで、 ああ、こいつらの中に化学者はいねえな、っと。
1500度の光? (スコア:0)
Re:1500度の光? (スコア:3, 参考になる)
放射源の温度によって決定されるのでその表現自体に違和感はありません。
ただ、今回のタレこみは1500度の放射源を用意したわけではないので
その表現をここで使うのに違和感、には同意。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:1500度の光? (スコア:1)
赤外線も光 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
まあ、「1500度の光」ってもの自体はあるけどね。
今回のは違う(今回使用されている光の温度はもっと高い)けど。
Re:1500度の光? (スコア:1)
これは「温度」じゃなくて「色」の値みたいだから違いますか。
Re: (スコア:0)
起源は同じ。
ある温度の黒体から放射されるのが理想的なその温度の光。温度はエネルギーの分配の仕方に対して
定義されるから、光の各モードがどういう割合で励起されているかで温度が決められる。
また、温度Tの光では、集光して物質に照射しても温度T以上には加熱できない。だから太陽光を
いくら頑張って集光して密度を上げてやっても、太陽の表面温度以上には加熱できない。
(熱力学第二法則から自明でもあるし、微視的には誘導放出等でエネルギーの吸収と放出が
釣り合ってしまうことに由来)
Re:1500度の光? (スコア:1)
まあ、相手が薄ければ、空気温度が 100度のサウナでも平気だったりする。
the.ACount
Re: (スコア:0)
光の温度では無く、
光が当たってる壁表面の温度だろ?
と言う突っ込みだよね。
#それにしても、1㎡あたり何日かかるやらw コンセントから電気を取る限り実用化できないな。
Re: (スコア:0)
#もっと理解不能なのは「スーパーキャッチ光線」とか「1億ボルトの電磁バリヤー」とか
#「ホーミングレーザー」とか。
Re:1500度の光? (スコア:1)
それって、スーパーの呼び込み? キャッチセールスとか?
the.ACount
アスベストは無毒化したが (スコア:0)
#なんてことはないのでしょうか
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:5, 参考になる)
だそうですよ。
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:1)
the.ACount
Re: (スコア:0)
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:2, 興味深い)
きっと(不適正な照射時間の最小値) から(適正な照射時間の最大値) を引いた時間差がある程度大きいに違いないと思いますので、いい方法なんではないかという気がします。
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:3, 参考になる)
というか, アスベストの繊維が互いに接触している部位のみが融溶して, 全体が網目状の構造になっちゃえばいいんですよ. そうすれば, アスベストの問題点である微小繊維の拡散が防げますから.
で, こういった接触部位の部分的融溶ってのは全体を完全に有用するのに比べて表面活性が高いために遥に低い温度で実現可能です. 例えば焼き物なんかも微細なセラミック粉末同士の接触部が部分的に融溶することで本来の融溶温度よりも低い温度で固着できているわけです.
Re: (スコア:0)
あのチリチリと解ける/燃えるのがなんとも味がある。
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:1, すばらしい洞察)
なので多少ダメージを受けてもかまわないのかなと。
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:1)
1,2年前に地元駅で天井のアスベスト除去作業を行っていました。
営団地下鉄の駅でも同時期に除去作業していたような……。
どちらも駅舎改装とは別作業でした。
建物へのダメージもですが、
防塵対策が簡易になりそうなのはメリットかと。
☆大きい羊は美しい☆
Re:アスベストは無毒化したが (スコア:1)
建物を継続利用するのであれば、アスベストの上から断熱工事が必要になる事の方が問題のような気がします。完璧に無害化ができていない可能性があると、危険なアスベストを新たな断熱材で覆い隠すのとたいして変わらないですね
Re: (スコア:0)
まさに壁にとっては裏切り行為ですね。
超高精度な (スコア:0)