ガラガラヘビ毒から鎮痛物質の抽出に成功 31
ストーリー by soara
バーサーカー用に使ってはいけません 部門より
バーサーカー用に使ってはいけません 部門より
LightSpeed-J 曰く、
朝日新聞によれば、富山大学和漢医薬学総合研究所の紺野勝弘准教授らが、南米産のガラガラヘビの毒から、モルヒネの数百倍の鎮痛作用がある物質の抽出に成功したとのこと。
同記事によれば、この物質を投与すれば、モルヒネの数百分の一の量でほぼ倍の痛みに耐えることができ、さらに鎮痛耐性の心配もないという。
この研究結果が新薬に結びつけば、癌を始めとした堪え難い苦痛の克服に一歩近づくことができるでしょう。多いに期待が膨らみます。
多くのモルフィネは南米から輸入されているので (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:多くのモルフィネは南米から輸入されているので (スコア:1, おもしろおかしい)
やがてブームが去ってヘビがいなくなり・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
提出せず秘密裏に飼育しているのがばれると・・・
飼育中のアレは証拠品として押収されて、黒いブレスレッドをお手手につけてもらって警察署や拘置所までお散歩。
それって (スコア:1)
致死量も数百分の一で薄めるための媒質の量で結局同じオーダーの量
になってしまうパターン?
量以外の性質に特筆性があるのは分かるけど、大量輸送の途中以外で
モルヒネ使うときに「量」が悩みになるケースは意外と少ないかも、、
Re: (スコア:0)
その鎮痛物質自体の毒性については不明だけど、本来の毒に比べれば
比べものにならないくらい微弱な毒性なんじゃないかな。
Re:それって (スコア:3, 参考になる)
問題の物質、Crotalphineと名づけたようですが、これを発見した論文がこちら [nih.gov]。
後者のほうに Crotalphineは毒性のないcrotapotinという物質の一部分だよ、というふうに書いているので、毒性は気にしなくてもいいんじゃないですかね。
Re:それって (スコア:5, 参考になる)
おー、静脈注射で効く上に、オピオイドκ受容体の特異的阻害剤(μ、δと反応しない)じゃないですか。
ご存知のように、モルヒネは非常に強力な鎮痛剤であり、「内臓痛」と呼ばれるような痛みに対する効果が高く、特に末期がんに対する終末医療では他の鎮痛薬では代替できないほどの、重要な薬剤の一つです。しかしその一方で、麻薬としての副作用が大きすぎるので、何とかこれに代わる薬剤がないかということが模索されてつづけてきました。
モルヒネ同様の作用を示すものとして、我々の体内にはエンケファリンやエンドルフィンなど、俗に「脳内麻薬」と呼ばれるような、モルヒネ様の作用を持つペプチド(オピオイドペプチド、鎮痛ペプチド)が存在しています。しかし、これらは血中に投与しても脳内に到達できず、動物実験なんかだと脳室内投与でないと効かないため、実用化は困難だと思われてましたし、モルヒネと同様の副作用があったわけです。
モルヒネやオピオイドペプチドは、脳内のオピオイド受容体と結合することで鎮痛作用を示しますが、このオピオイド受容体にはμ、δ、κなどのいくつかの種類が知られてます。これらの受容体のいずれも、それにリガンドとなるモルヒネやオピオイドペプチドが結合することで鎮痛作用を示します。ただし、それ以外の点ではいくつかの違いが見られます。μやδは鎮痛と同時に、強力な多幸感などのようないわゆる「麻薬」の副作用、依存形成にも関与するのですが、κ受容体は中枢と末梢の両方で強い鎮痛作用を示すとともに、依存形成ではなくて、むしろ不安や嫌悪感(依存拮抗)が現れることが知られてます。κ受容体の活性化によってμやδからのいわゆる「報酬系」のシグナル伝達(ドパミン作動系)が抑制されるために、こういうことが起きるようなのですが、この作用のため、κ受容体に特異的に結合するリガンド(選択的κアゴニスト)は麻薬特有の副作用(他、モルヒネの副作用である悪心や嘔吐)が少ない鎮痛薬として期待されてます。
今のところ、合成化合物でもいくつか選択的κアゴニストは出てたとは思いますが、まだまだ数は少なく、臨床応用されているものや、静注が可能なものもとなると、さらに少なかったと思いますので、新しい鎮痛薬候補として期待されますね。
早い者勝ち? (スコア:1)
#おや?誰がきたようだ。
Re:早い者勝ち? (スコア:3, すばらしい洞察)
誰かもくそも、自分でガラガラヘービがやってきたって言ってるじゃん。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
つまり (スコア:1)
何hanageまで対応? (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:何hanageまで対応? (スコア:2, おもしろおかしい)
だそうです。
Re:何hanageまで対応? (スコア:1)
ラットの後肢を刺激し引っ込めるかどうか、なんてのが一般的だと思いますが、
その際に効果がある用量がモルヒネの数百分の一だというのを「数百倍の鎮痛作用」
と書いてしまったのでしょう。
まあ、確かに微妙に正確な表現ではないのですが……
Re: (スコア:0)
だから、痛みの単位も「スコヴィル」で。(ウソ)
ペインコントロール (スコア:1, 参考になる)
これ以上の効果って必要なのかなあ。
ペインコントロールの問題はきちんとしたタイミングでの投与と、その際の投与をためらわない精神を持つことであって、もう薬効の強さの問題はクリアできている気がする。
これは! (スコア:1)
#それはなんか違う
癌より毒で死んだ方が気分が楽 (スコア:0)
Re:癌より毒で死んだ方が気分が楽 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:癌より毒で死んだ方が気分が楽 (スコア:2, おもしろおかしい)
マーティ「確かにかなり蛇ーだろうな」
毒 「誰が上手いこと言えと」
わかります (スコア:0)
1930年代にすでに売っていたとしても。
日本の市場に入ってくるのはいつ? (スコア:0)
思ったけど別の話なのね。
iPS細胞なんかの再生医療もなんだけど
ニュースは沢山聞こえてきても実用化がいつなのかが全然分からない。
薬剤の導入までの段階が複雑なのか、ニュースになるのが早くなってきているのか。
痛みに関するニュースは個人的によく注意して見ているが
結局、恒常的に日常生活の中で使える薬って出てこないんだよねぇ・・・
# 幻肢痛持ちの自分に効く薬という意味で
Re: (スコア:0, オフトピック)
#だそうですよ
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re: (スコア:0, オフトピック)
「ほ〜ら、垂らすぞぉ、垂らすぞぉ」
「や、やめてくれぇ。オレの車が〜、かがみんが〜」
Re: (スコア:0)
あんた自身がガラガラヘビになることさ。
ほらよっ
# 歌詞を思い出してね