soltiox 曰く、短い速報しかないので詳細は不明ですが、ナイジェリアでバスに送電線が接触、死亡・負傷多数という事故が起こったそうです(BBC News、MSN産経ニュース)。理屈の上では生じ得る事象ですが、このような事故が実際に発生したという報道に接して、驚きを禁じえません。サイトの性格上、情報・弱電系の人が多いとは思いますが、強電な人にとっては他人事とは言い切れないニュースだと思います。感電災害等々に絡めて、語らってみたいと思います。
続報 (スコア:3, 参考になる)
Electric cable kills 40 in Port Harcourt |The Sun News On-line [sunnewsonline.com]
雷を伴う豪雨の直後の事故であったそうです。
おそらく、車内の床が雨で濡れていた事が
被害を拡大したのではないでしょうか。
また、停留所周辺の人々にも、被害が及んだそうです。
切断したケーブルは、33kVの特別高圧線で、
切断の原因は強風によるものと見られているそうです。
(33kVを特別高圧と称するのは日本での規定であって、
現地の呼称ではありません。:7kVを超えると特高)
死者は警察の公式発表では10名ですが、
匿名の病院関係者はもっと多いと述べているそうです。
災害に巻き込まれたバスは2両とのことで、
車外にも被災者が発生した事も加えて、
情報の錯綜の原因となっているのかもしれません。
弱電でも感電 (スコア:2)
大学は弱電系でしたが、実験の日は体調を整えてくるように
指導されました。
徹マン明けの実験で、100Vで感電死した学生がいたんだとか。
100Vは弱電ではないか...
Re:弱電でも感電 (スコア:1, 参考になる)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
電源も電流一定より電圧一定な場合が多いので、一般的には電圧が目安だと思いますよ。
Re: (スコア:0)
>人間の抵抗はだいたい決まってるし、
電圧が目安と言うのはそのとおりですが、
人体は電圧が上がると指数関数的に電気抵抗が下がります。
具体的な抵抗値は個人差や発汗状態等によって大きく変わるようですが、AC200Vで感電して平気な人でも440Vでは命に関わります。
ちなみに同じ電圧なら直流より交流のほうが大きな電流が流れますが、ダメージは直流のほうが大きくなると言われています。
Re: (スコア:0)
人体が密度一定の肉・脂肪の固まりと考えればそうだが、皮膚表面の状態(湿度・濡れてるかどうか)や接触状態(接触面積)によっても電流は変わってくる. 心臓に電流が流れる致死的な感電の場合は、人体のどの部位が接触するかによっても危険性が変わってくるのでご注意(両手で電極を握りしめるような状態が最悪)
AC100V程度でも人が死ぬことはあるんだから、電圧だけで感電の危険性を論じない方が良い. 何も知らない素人には固定電話回線の給電電圧・ベル信号でもピリッとくる場合があるから気をつけろと脅しておくのが無難.
Re: (スコア:0)
>>何も知らない素人には固定電話回線の給電電圧・ベル信号でもピリッとくる場合があるから気をつけろと脅しておくのが無難.
48ボルトでは少し湿っていても皮膚が絶縁破壊を起こす可能性はありますね。
人体において、高出力電源・発汗・両手接触などの悪い条件では40Vぐらいから心臓に致命的な電流が流れ始めるといいます。
そこで、電気に関する安全講習において、「42ボルトは死にボルト」と覚えてもらっています。(どこかでレスしたような…。)
Re: (スコア:0)
42V程度でも、人は死ぬ事があるんです。
Re:弱電でも感電 (スコア:2, 興味深い)
IECあたりでの規定だと思います。
Re: (スコア:0)
地絡事故なんだろうな (スコア:1, 興味深い)
普通は安全装置がついてて止めるはずですが、というかこの高圧では止めるのもひと苦労だろうなぁ。
高圧電流はすぐには止まらない [google.com]
Re: (スコア:0)
>高圧電流はすぐには止まらない [google.com]
電流遮断能力の小さい断路器(ディスコン)で、回路を開放すればアークが発生してこうなりますわな。
通常は遮断能力のある遮断機(ブレーカー)で回路を切り離し、さらに安全のため断流器で完全に開放します。
断路器と遮断器の違いはアークを抑制し、決められた時間内に遮断できる能力があるかの違い。
こんな動画は事故以外では見かけないとは思いますけど。
さて、この事故はバスを乗降中のようですので、バスが送電線に触れて電位が上昇(タイヤで絶縁されてますので)、その電位差を人間が跨いでしまったので感電って事じゃないかな。
Re: (スコア:0)
タイヤはそんなに絶縁性は高くないよ。
カーボンなんかも混ぜてあるし。
濡れているタイヤなら尚更。
Re: (スコア:0)
それでも0Ωではないですしね~
仮に1Ωだったとしても1000A流れたら1000Vですし。
高圧の送電線で1000A流れても不思議ではないし~
よく雷の実験とかで (スコア:1)
車の中に居れば、外側の鉄を伝わって電流が流れるから大丈夫みたいな話がありますよね。
あれも実は場合によっては危ないってこと?
Re:よく雷の実験とかで (スコア:1)
雷には「ジッパー効果」と「ボタン効果」というものが言われていた。
「ジッパー効果」とは細長い導電性のものを身に着けていれば雷を引き寄せてアースするので生存率が増え、「ボタン効果」は雷を引き寄せるだけでアースしないので死亡率が増える。(大差ないとも聞くけど)
the.ACount
Re: (スコア:0)
電流が無くても電線の直撃をくらっただけで
死人が出ると思われる。
直径10cm以上かな?
Re: (スコア:0)
情報・弱電系 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
「ピカチューより低い…」
と脳内で確認してしまうわたしはきっと情弱系
Re: (スコア:0)
性格なの? ww (スコア:0)
Re: (スコア:0)
若い人や日本語経験が浅い外国人だと分かりづらい表現なのかもしれないな
あるいはディベート好きか(擬人化や比喩を極端に揶揄の材料とする癖がある)
日本でも起こりうるので (スコア:0)
よく台風や集中豪雨などでの洪水の影響で水をジャブジャブしながら歩いている映像がありますが、
あれ、危ないですよ~。
電線がどこで切れてるなんてすぐにはわかりませんからね。
電線が直接水に触れてなくても鉄柵やら標識やら経由でってこともあり得ますから。
Re:日本でも起こりうるので (スコア:1, 参考になる)
その状況で感電を心配する必要は無いだろう、常識的に考えて。
感電以外の危険もあるので危なくないとは言わないが。
高圧線は激しく漏電したり切断されたりすれば送電を止めるようになってるし、
低圧線がバチバチなってても、自分の体が電路にならなければ感電しない。
Re:日本でも起こりうるので (スコア:1, 参考になる)
>高圧線は激しく漏電したり切断されたりすれば送電を止めるようになってるし、
今回ので良く分からないのは、そこなんですね。
一体どういう状況だったんだろう。
切れて地面に接触すれば自動的に止まるはずだから、おそらくは接触はしていなかった。
A:バスが真下を通った瞬間に、電線が切れて落下/接触して感電した?
B:切れた先が地面に届かないくらいをブラブラしていた所に、バスが間に入ったせいで感電した?
普通に考えるとBなのだが、「fell on a bus in Port 」とかいてある所をみるとAなのだろうか。
Re:日本でも起こりうるので (スコア:1)
2両のバスが災害にあっている事と、
停留所での事故である事を考え合わせれば、
停車中のバスの上に、送電線が落下したのでは
ないでしょうか。
割と近くで見ていた人が居る様子から、
遮断器は有効に動作したものと想像できますが、
遮断が完了するまでの間に流れた電流が、
犠牲者を生じさせたのではないかと思います。
Re:日本でも起こりうるので (スコア:4, 参考になる)
続報の文中から引用すると,
近くの停留所でバス2台に乗客が乗り込んでいる真っ最中に,送電線が落ちてきたみたいですね。これは,運が悪すぎる。
Re:日本でも起こりうるので (スコア:1)
雷でも車中なら無事だと聞いてたので変だな~と思ったが、乗り込んでる最中じゃダメだね。
the.ACount
Re:日本でも起こりうるので (スコア:1)
いつもお願いする電気屋さん(工事業者さん)から聞いた話ですが、
高圧線は、漏電した瞬間には送電を止めないようです。
電力会社は、極力送電を止めたくないそうですので。
また、一言に漏電といっても、どれだけ漏電したら止めるかというのは、
遮断器の仕様によります。
一般的に100/200Vで人が触りやすい系統では、感応電流が30mAの機種を使用しますが、
容量の大きな機械では、感応電流がもっと大きな物を使用します。
高圧線の場合は更に大きな感応電流になると思われます(ここの具体的な数値は知りませんが)ので
遮断される前に人が感電する可能性は大いにあります。
さらに、電力会社では、一度送電を止めても原因を確認する前でも再度送電するそうです。
できるだけ電力供給を止めたくないというのが理由だそうです。
>低圧線がバチバチなってても、自分の体が電路にならなければ感電しない。
この点については、自分の体を流れるかどうかは運次第ですので、
できるだけ近づかない方が良いと思います。
答えはある。それを見つける能力が無いだけだ。
そう言えば (スコア:0)
一歩間違っていれば・・・
Re:そう言えば (スコア:1)
○→パンタグラフが補助架線を切断してトロリ線が切断されることなく地面に落ちて
それにしても架線を切断した車両の上にモロに落ちてたり、すれ違い中で反対側の車両の上に落ちてたりしたら大惨事になってましたなあの事故。
Re:そう言えば (スコア:2, 参考になる)
架線が車体に落ちでも、脱線とか車体を破壊する事でなければ大丈夫ですよん。
車体全体がアースされてるんで、車輪が絶縁体の上に乗り上げてる状態とかでなければですが。
せいぜい架線が溶断する、接触した車体に溶接のような痕ができる程度かと。
もちろんシステムが正常に作動した場合で、絶対に起きないとは言い切れませんが。
新幹線の屋上には緊急時用に地絡スイッチがあります。
これはパンタグラフをアースに接続するもので、緊急事態にはここで短絡させて変電所のブレーカーを働かせるもんです。
電気的にはこれと同じ状況なんで、まず大丈夫かと。
Re: (スコア:0)
相対速度270Km/Hで衝突するワイヤーの切断力のほうが怖いかもね。
Km/H (スコア:0)
サーバルームでびりっと (スコア:0)
100Vだったと思うけど、これまた古いコンセントボックスが着いてたから、そこらへんで漏電してたんだろうな。
痛いわけでもなく10秒くらい触ってたけど、なんか肩こりが取れそうな刺激だった。
電気配線関係の人に伝えたら「古いからねー。触らないようにしてねー。」で終わった。いいのか。それで。
あのラックに載ってるサーバでバグが多かったのは、おれじゃなくそのせいだな。おそらく。きっと。たぶん。
Re:サーバルームでびりっと (スコア:3, 参考になる)
うーん
私の感電談から言いますと。
100Vでは肘のへんまで来ましたが、200Vでは肩の辺りまで来ました。
500Vメガー(絶縁を測定する為の器械で電圧だけ高い機械)に至ってはもんどりうちました。
まあ100と200は感電した瞬間に漏電ブレーカーが落ちましたが。
後分電盤から外したアース線がバチバチと火花を散らす様を見て驚いたのは今となっては良い思い出です。
おそらく、下手に落ちないよう漏電プレーカーの感度を落としているか、もしくは漏電警報のみの設備、又はアースの類いを伝った誘導電流だと思われます。
Re:サーバルームでびりっと (スコア:1)
AC200Vだと勝手に動いたし、かなり痛かった
低周波治療用のDCだと20V超えた中からきつくなった
Re: (スコア:0)
電気関係はさっぱりわからんので参考になりました。ありがとう。
アースがちゃんとなってなかったぽいのか。
とりあえず、たいしたことにならんでよかったですよ。
Re: (スコア:0)
一方、日本では (スコア:0)
こないだ日本でもあっただろ (スコア:0)
新幹線の架線が切れて、ボヤ程度の火災ですんだが
一歩間違えれば大惨事。