
米政府機関の一時閉鎖が科学分野に与えた影響 29
ストーリー by hylom
もし日本だったら無給で働きそうである 部門より
もし日本だったら無給で働きそうである 部門より
taraiok 曰く、
米国では議会内での対立による財政混乱問題により政府機関の一時的な閉鎖・活動停止が起こったが、これによって科学技術や研究開発に対し大きな損害が出ているという(The guardian、Voice of America、本家/.)。
たとえば、NASAでハッブル望遠鏡の後継機の開発を行っているTom Greene氏は、後継機のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は開発スケジュールがタイトで合ったにもかかわらず大きな遅れが出たと述べている。その損害額は1日あたりの100万ドルにおよび、開発で計画されていたテストのいくつかをキャンセルする可能性があるという。これにより、同望遠鏡はトラブルを抱える可能性があると指摘している。
これは問題のごく一部に過ぎないそうで、政府機関の閉鎖に伴って、関連機関のウェブサイトが使用できなくなり、電子メールの受け取りができなくなった科学者もいるという。同僚と連絡を取ることができず、またミーティング等へも参加できなくなったそうだ。このほかにも環境、食品安全プログラムや南極大陸で行われる予定の研究などが中断に追い込まれたり、実質的に縮小するハメになったようだ。
科学者連盟センターのAndrew Rosenberg氏は、この問題は単に人々が2、3週間仕事をしないと言うことではなく、研究者たちが貴重なデータを集めるためのチャンスを喪失したのだという。予算が戻って仕事に戻ったとしても、長期的な悪影響が出るだろうとしている。
まさか自分にも影響が... (スコア:3)
「関係無いや」と思っていたら,閉鎖期間中に必要があって
アクセスした米政府研究機関のWebサイトが閉鎖されていた.
資料が入手不能で難儀なことに...
「そこまでやるか?」と思いつつ,よくよく考えると,嫌がらせでは
なく,訴訟リスクなんかを考えて,真面目に対応したのかなあ,と.
いろんな意味で先進国です.
Re:まさか自分にも影響が... (スコア:1)
WebサイトをクラウドやCDNで公開している場合、Sorryページのみ残してインスタンス数/転送量を最小化することで結構な支出抑制になるのかもしれません。
まあそんな効果が得られる政府系サイトなんてごく一部でしょうけど。
日本だと (スコア:1)
何かあったときのために無償のものを使おうと提案してそれを使い
設定ミスで資料を世界中にばら撒いてしまうというのが見えるような見えないような
# 独自にサーバー持ってたりしたら稼働費もかかるから閉鎖はいたしかたないのかな
参考リンク (スコア:1)
米国、政府閉鎖で科学分野に長期的影響 [nationalgeographic.co.jp]
> 地震モニタリングシステムが機能停止に追い込まれ、通常であれば数分で済む復旧作業が数時間も長引いた。
> 必要な人員を確保できず、アメリカ全土を対象とするインフルエンザのモニタリング作業が停止した。
このへんは、結果的に何も無かったから良かったもののヤバかったんじゃないのか…
Re:参考リンク (スコア:3)
治安維持関係(警察、消防、医療、軍事など分野)と同じく、本来は維持すべき分野の人員だっただろうな。管理部門なり、組織の長の判断が間違っていたということだろう。
20回くらいやってるらしいけど (スコア:0)
今まではどうしてたの? そのたびに深刻な打撃を受けてたの?
Re:20回くらいやってるらしいけど (スコア:1)
今回、電子化が進んで最初の一時閉鎖だった、というのもあると思います。
前回は1994年だったので、ちょうどネット自体がまだ普及期だったので、影響はなかったことはないとは思いますが、そもそもスケジュールなんかの前提も今よりは違ったものだったのではないかと思います。
Re: (スコア:0, フレームのもと)
> 今回、電子化が進んで最初の一時閉鎖だった、というのもあると思います。
残念ながら、語彙が足りないようだね。定義があるわけではないが、一般社会に電子化が進んだといわれるのは60~70年代だろう。たとえば最初のカシオミニの発売が62年だ。
> 前回は1994年だったので、ちょうどネット自体がまだ普及期だったので、影響はなかったことはないとは思いますが、そもそもスケジュールなんかの前提も今よりは違ったものだったのではないかと思います。
インターネットの普及機であったことは間違いないが、アメリカの大手メーカーの技術部門や国公立研究機関なら、すでにインターネットは普及していた。メールと、ほかはWebではなく、NetNewsやftpだっただろうが。
どちらにしても、重要な会議の予定なんてものなら電話を繰り返せば良いだけ。だが、タイトな予定の開発計画なんてものは、一度予定がずれると、関係者(外注など)のスケジュール調整ができなくなって、大幅にずれ込むこともある。
Re:20回くらいやってるらしいけど (スコア:1)
難癖つけまくりだけど何を言いたいのかよくわからん
前回1994年のときも相当深刻だったんだよって話?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
電卓持ち出して電子化云々とか、滅茶苦茶だよなw
Re: (スコア:0)
お前、頭悪いだろ?
久しぶりに見たよ。
上から目線で偉そうなくせに見当違いのことしか発言してない奴。
Re: (スコア:0)
次にきたるべき大規模な太陽嵐の恐怖に通じるものがありますね。
Re: (スコア:0)
金融ヤクザのブラフに乗りすぎだよな。くだらねー
死に体 (スコア:0)
この件無くとも元から死に掛けの企画じゃないですか
生き物 (スコア:0)
生き物関係はどうだったんだろう?
給料でなくてもせわしないと死ぬだろ?
久々に出勤したら死体の片付けなんて嫌だな。
まあ流石にそういうところは給料でなくても出てるだろうけど。
Re:生き物 (スコア:5, 参考になる)
NIH [nih.gov]で、毎日細菌を観察する
10年以上もつづいてたプロジェクトはズタボロだ、とききました。
ああいうところは、セキュリティゲートのカードキ認証止められたら入れないから
給料でなくても出勤する!ということはできないみたいです。
ホワイトハウスの庭園も、二週間放置で死んじゃったもの多いとか。
#議会閉鎖した共和党は一体何を得たのだろう。
Re: (スコア:0)
> #議会閉鎖した共和党は一体何を得たのだろう。
それでも、皆保険制度に文句を言い続けることの方が大事だって判断だったんでしょ。
# 私も個人的には皆保険制度なんてクソ社会主義的なものはなくなればいいと思ってる。
Re: (スコア:0)
皆保険制度を数十年間運用している日本がアメリカよりも平均寿命が長いので、社会として有効な制度であることは明白だよね?
皆で仲良く支えあって長生きしようよ。
Re:生き物 (スコア:1)
皆で仲良く支えあって長生きしようよ。
みんなが長生きする社会になったおかげで国民年金が破綻しそうになりました
Re: (スコア:0)
国民年金と国民健康保険は違うって。
Re:生き物 (スコア:2)
Re: (スコア:0)
というか、年金つのは基本的に長生きするリスクに対する保険なんだから、平均寿命を基準に早死にした人から取った金を長生きした人に払えば収支均衡して破綻の心配もない健全な制度にしかならないはず。
Re:生き物 (スコア:2)
組織によっても違うだろうが、そういうものは治安維持活動などと同じく、「最低限」に含まれている。
デスマ中の研究者だったら (スコア:0)
思いがけない長期休暇で体調&頭の中もリフレッシュ!これを機に新しいアイデアが次々と(ry
みたいな事もあるかもしれない。
・・・そこ、デスマ中の人は、どうせ無給で自宅で仕事だとか言うな。
Re:デスマ中の研究者だったら (スコア:4, 興味深い)
昔イギリスでペストが流行したためにケンブリッジ大学が閉鎖されたので、
故郷で研究に集中することでアイザック・ニュートンが万有引力を発見したエピソードを思い出した。
Re: (スコア:0)
死の行進と死の舞踏ですか。
並べてみると、デスマーチの方も行進曲って訳を当てたくなりますね。
悲惨な状況を戯画化している感じがよく表現される。
1日あたり100万ドルの損害って (スコア:0)
物を売ってるわけでもないのになんでそんなに損害が出るの?
人件費1人1日5万円で2000人が働いているってことかな。閉鎖中も給料出る前提だけど。