![医療 医療](https://srad.jp/static/topics/medicine_64.png)
エボラ出血熱の流行が拡大中 49
ストーリー by hylom
その辺に行かれる方はご注意を 部門より
その辺に行かれる方はご注意を 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
WHOによると、致死率の高いウイルス性感染症であるエボラ出血熱(EVD)の感染が広がっているという(Infection Control Today、Slashdot)。
WHOはシエラレオネ、リベリア、ギニアでのEVDの流行を監視しているが、2014年の7月15~17日までの間にEVDと疑わしいものも含めると、67人の新規症例と19人が死亡が確認されたという。ギニアではEVDの新規感染がなくなってきているが、リベリアとシエラレオネでは、今後も流行が懸念されている。これらの国では感染症の予防と管理の不十分であり、国家レベルのリーダーシップの不足、感染者に対する低い追跡能力などが感染を広げる原因となっている。
2014年7月17日現在、EVDの感染者と見られている人の数は1,048人(7月1日の発表データでは759人が感染。そのうち死亡者数は467人)。そのうち死者の数は632人となっている。内訳はギニアが感染症例が410人でうち310人が死亡、リベリアでは同感染者196人で死者が116人、シエラレオネでは同感染者442人で206人が死亡しているそうだ。
飛行機で患者が異動したという事実 (スコア:5, 興味深い)
リベリアで感染した公務員が飛行機でナイジェリアのラゴスへ移動、空港で隔離されて病院で死亡 [cnn.co.jp]しました。
ラゴス [wikipedia.org]と言えば、人口1000万人と言われる有数の大都市です。
ここにエボラ患者が入って来るようになったということは、もはや小国でちまちま火消しをしているような段階ではなくなってきたということです。
今回は他に感染者はいないとのことですが、もしラゴスでエボラが広がったら、世界は絶望的な状況になるでしょう。
ラゴスでは数万人単位で患者が発生するでしょうし、ナイジェリアと経済的な繋がりが強いヨーロッパや中国に飛び火するのも時間の問題だと思います。
そうなれば、日本でも安心ではありません。
Re:飛行機で患者が異動したという事実 (スコア:2)
WHOはこれまでの Disease Outbreak News [who.int]において、一貫して当該各国との「旅行あるいは貿易の規制は推奨しない」( not recommend any travel or trade restrictions be applied )としています。
つまり、渡航制限は不要と判断されているということです。今回ナイジェリアで死亡した患者が乗った便の乗客乗員の感染が無かったと確認されれば今後も当分この判断は変わらないものと思われます。
Re:飛行機で患者が異動したという事実 (スコア:1)
本当に感染力は弱いの? (スコア:1)
今回の感染拡大って結構長い期間続いているし、いわれているより感染力は強いような印象が・・・・。
そもそも感染方法がはっきりしたんでしょうか(確か長い間不明といわれていたような)。
Re: (スコア:0)
って、無いこと言ってもなぁ
Re: (スコア:0)
イケメンで頭脳明晰、かつ金持ちでスポーツ万能であれば
ニートになることは防げます。
Re: (スコア:0)
ニートの定義は「就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない状態の若者」ですから、
例示された条件だと本人や周囲がそう思ってなくても立派なニートですよ。
Re: (スコア:0)
A88で、ミッキーサイモンがナパームで村一つ焼き払って、女子供も含めて皆殺しにした話を思い出した。
感染拡大を防ぐには効率的な手段だが、人道的には許されんだろうなあ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
隣国のセネガル(パリダカで有名なダカールのあるところ)
での封じ込め作戦に資金を出したりしています。
Re: (スコア:0)
ギニアの隣国セネガルは、ギニアとの国境を封鎖したね。
Re: (スコア:0)
エボラ熱の流行は「制御不能」:国境なき医師団
http://wired.jp/2014/07/05/ebola-hemorrhagic-fever/ [wired.jp]
Re: (スコア:0)
セネガルの国境封鎖が功を奏したのかギニア→
シエラレオネ→リベリアとヨーロッパから離れる
方向に拡がっている。
Re: (スコア:0)
医療技術と設備の進んでる先進国でもやはり同じくらいの死亡率になるもんなんだろうか?
死亡率を多少減らせたとしても、人間の移動がアフリカとは比べ物にならないだろうから、爆発的に感染するんだろうなぁ。
# 宿主のサル見つけてワクチン作れるわけでもないし・・・
Q&A (スコア:5, 参考になる)
Q.なぜ爆発的に感染者が増えたのか
ギニアの首都コナクリに隣接する森林が発生源と推測されており、感染源は2種類のコウモリとされる。
人口が多い割に、この病気に関する知識を持つ人の割合が少なかったためと考えられる。現在のコナクリでは新規症例は減少している。
シエラレオネ/リベリアの状況は深刻である。感染源が複数であることも理由の一つ。移動の多い成人感染者が目立つ。
Q.どのような対応を行っているか
感染者の治療および感染源への追跡調査。および啓蒙活動も重要である。国境なき医師団では総勢300人態勢(150人以上の現地スタッフ)で対応しているが、国土が広く対応が難しくなりつつある。
Q.なぜ対応が難しいのか
初期症状ではマラリア熱・腸チフスとの判別が難しく、確定検査が必要である。ただし適切な医療行為を受けることで治癒率は75%以上と高い。そういった事実が啓蒙されておらず、周囲が医療行為を受けさせない場合もある。
Re: (スコア:0)
これ本当?ソースが見つからなかったんだけど。
病院で医者が死んでたり、米国人からも死者が出たりしてる。
そういう人が適切な医療が受けられない境遇だったとは考え難いんだけど。
Re:Q&A (スコア:1)
http://www.msf.or.jp/news/detail/special_1439.html [msf.or.jp]
>致死率の高さが特徴で、20%程度から最高で90%程度に達することもあります。
現状では早期発見に注力していることもあって致死率は60%程度。
>そういう人が適切な医療が受けられない境遇だったとは考え難いんだけど。
現地や旅行中など適切な治療環境が難しい場合もある。
Re: (スコア:0)
いや、だから「適切な医療行為を受けることで治癒率は75%以上」のソース?
Re: (スコア:0)
致死率20%≒治癒率は75%以上 じゃね?
うわ紛争ダイアモンド地帯か (スコア:2)
患者が逃走したり、家族に連れ去られる事例も… (スコア:1)
First Ebola Patient From Sierra Leone Capital Is On The Run [huffingtonpost.com]
ロイターなんかの情報によれば、現地からは陽性が確認された患者が逃走したとか、家族に連れ去られたなんて情報も…そりゃ、本人や家族は座して死を待ちたくないだろうがアカンて。
域外まで拡散するかは不明ですが、西アフリカでは当分拡散は続くのかも。
Re: (スコア:0)
良くも今まで人類が絶滅しなかったものだ。
ペスト流行期のヨーロッパ~近東も酷かったが、あの時代のあそこら辺なら、知識が不足していたし、知恵が足りない連中が支配していたし。
あれ、今回のエボラと何処が違うのか。
それより差し当たっては口蹄疫だな。
Re:患者が逃走したり、家族に連れ去られる事例も… (スコア:2)
伝染病は確かに時に大被害をもたらしますが、
感染して即発病するようなものだと患者が隔離されやすくなりますし、
致死性が高いと個体(とある誰か)が感染を広げる前に倒れて拡大速度が落ちたりしますし、
(例えば感染後1日で死ぬような病気は、海で隔てられた土地からは伝わりにくい、みたいな)
ある程度の衛生教育がなされていれば(感染症かどうか確定していない段階から)接触等に気をつけるようになるので、
なかなか「全滅」「絶滅」には至りにくいですね。
「何処が違うのか」というのは大変興味深いポイントですが、そういう意味ではあまりに違う点が多く、語るのが難しいのではないかと。
Re: (スコア:0)
物理的に「致死性が高い」とそうなるんだが情報化社会だと、そういう情報
だけでやけになって撒き散らしたり犯罪起こしたり戦争に踏み切ったり
いろんなことが起こるので、ややこしい。
Re:患者が逃走したり、家族に連れ去られる事例も… (スコア:1)
Re:患者が逃走したり、家族に連れ去られる事例も… (スコア:3, おもしろおかしい)
俺たちならHIVは無問題だよ!
# まあ種が耐えるという意味ではおんなじなんだけど…
Re: (スコア:0)
ずいぶんゆっくりした「滅びかけ」ですね。
充分な治療法の開発もしくは根絶は難しいだろうなぁとは思いますけど、人類絶滅という命題からはかなりかけ離れてるのでは。
(良くも悪くも、感染者が子供を作ったりできちゃうし、母子感染も確実ではないし)
Re:患者が逃走したり、家族に連れ去られる事例も… (スコア:1)
Re: (スコア:0)
日本は先進国で唯一感染者増えてますよ。
特に十代が危ない。
エロオヤジは気をつけるんだな。
Re: (スコア:0)
今のところ、死亡者数で言ったらペストの方が4,5桁も多いけど、
鼠が菌をばらまきながら走り回っていたわけで、
患者の体液やつばの飛沫などに触れる可能性のない人はとりあえず安全そうな
エボラ出血熱とはかなり条件が違うと思う。
ペストは鼠によるテロみたいなもんでは?
# 新型インフルエンザの流行でW大学が休講になったとき、ニュースのインタビューに対して
# 「暇だからスキーに行く」と答えていた学生を思い出した。
Re: (スコア:0)
エボラに対する基本的な知識が欠如しているようで、そのため蔓延予防の取り組みに対して拒否反応が存在するとのこと。
エボラ生還者 まるでゾンビ扱い
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140726/cpd1407260500006-n1.htm [sankeibiz.jp]
ありがたいことに (スコア:1)
エボラは潜伏期間が7日間と短い。
だから患者はすぐに検出できる。
もしこれが30日とかだったら、あっという間に世界中に拡散していただろう。
Re:ありがたいことに (スコア:2)
2009年のH1N1亜型インフルエンザ(いわゆる豚インフルエンザ)の騒ぎも記憶に新しいところですが、現状は潜伏期間が数日以内のインフルエンザですら全くコントロールできてません。
エボラ出血熱の場合、インフルエンザよりは感染力が弱い点が救いか。
Re: (スコア:0)
7日でも十分長いように感じますけどね。ここまで凶悪なウイルスなんだし。
24時間なら短いけど「感染の可能性のある人は7日間隔離します」というと結構大変そう。
Re: (スコア:0)
潜伏期は最長21日間とされている。
Re: (スコア:0)
そろそろ日本の空港でも問診&サーモグラフでチェックとか感染者入国対策を始めた方がいいんじゃね?SARSや鳥インフルエンザのときのように。
Re: (スコア:0)
水道が普及していて手洗い・消毒が可能な国では
感染のおそれはまったくございません。
Re: (スコア:0)
Σ(゚Д゚;マジデ!? ネタじゃなく?
Re:ありがたいことに (スコア:1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%A9%E5%87%BA%E8%A... [wikipedia.org]
_エンベロープを持つウイルスなので、アルコール消毒や石けんによる消毒が容易であり、大きな変異がない限り[7]先進国での大きな流行の可能性は低い[8]と考えられている。_
そーなのかー
Re: (スコア:0)
衛生面、倫理面で先進国とは言えない中国にお持ち帰りしたらどうなるんだろ ( ̄ー ̄)ニヤリ
Re: (スコア:0)
中国共産党がしっかり隠蔽してくれますので国外からは何事もなかったかのように見えます。
Re: (スコア:0)
かの国民は衛生面ではかなり鍛えられてますから
超オフトピ (スコア:1)
どうでもいい豆知識を一つ。
シエラレオネの国旗はファミリーマート色
Re: (スコア:0)
ファミマということは中国つながりか・・・そして食材・・・
エボラと言えば・・・(オフトピ:-1) (スコア:0)
カナダにエボラ感染者が帰ってきてしまったって騒ぎはどうなったんだろう
と思って調べてみたら検査結果は陰性だったそうな。
http://www.afpbb.com/articles/-/3010979 [afpbb.com]
でも、結局なんの病気だったのか、続報が見つけられなかった。
社会集団単位の淘汰圧なのか? (スコア:0)
教育や行政が行き届いた社会組織を作り上げた集団のみが生き残ることが出来る、ということかね。
Re: (スコア:0)
離島で生活していても、生き残れるんじゃない?
在日本国大使館がない (スコア:0)
シエラレオネ、リベリアともに在ガーナ日本国大使館が
兼ねている。
外務省は把握できてるんだろうか。
Re:在日本国大使館がない (スコア:1)