色認識を助ける色弱・色盲向けサングラス 41
ストーリー by hylom
効果のほどは 部門より
効果のほどは 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
米Enchromaが、色弱・色盲者に向けて色の認識を助ける「色補正サングラス」を販売しているそうだ(Engadget)。
三原色である赤・緑・青を通し、その中間であるシアンや黄色成分を持つ光は軽減することで、色の認識を助けるという。色盲・色弱者の約80%にあたる常三色型色覚で効果が確認されているそうだ。直販価格は300〜400ドル程度で、30日間の返品保証付き。
異常 (スコア:2)
異常三色覚。
私は色覚異常者なんだが (スコア:1)
>>米Enchromaが、色弱・色盲者に向けて
現在では「盲」を使わなくなってきていると思うんだが、
どう思う?
#まあどうでもいいんだけどね。今更
Re:私は色覚異常者なんだが (スコア:1)
特定の色が「見えない」(=「盲」)なのは確かだが、
決して「異常」ではないから「異常」と呼ぶな
という意見の方に説得力を感じるけどなぁ。
Re: (スコア:0)
全く同感な「色覚異常者」です。「色盲」でいいと思うんですがね
あなたの見ている赤と私の見ている赤は同じ色か (スコア:0)
色盲色弱者は色の判別が健常者より劣っているから色覚以上と判断されるのに
グラサンで補完されるなら苦労はいらんは
Re: (スコア:0)
日本語力が劣ってるな…
Re: (スコア:0)
補完して平均的な色覚と同じ色に見えるわけではなく区別を助けるだけ。
例えば色盲ではなく反応スペクトルは同じで感度のみが低い色弱なら、苦手な色をよく通しそれ以外を少し阻害するフィルタを通せば瞳孔という輝度補正の結果苦手な色を増幅する効果が得られる。
例えば赤の見えない色盲であっても赤を遮光するフィルタを通せば赤以外の色と赤を混同することはなくなる。
しかし前者は絶対的な輝度に劣るし、後者は黒色との区別が出来なくなる。まぁ減光フィルタという特性上暗くなる方向での修正しかできないのは当たり前だけど。
そして生活する上で区別したい色ってのはある程度順位付けが可能だろうし、決まった幾つかの色の区別を助ける減色パターンというのは普通に成立しうる。
問題はちゃんと練られたフィルタなのかどうかだ。テストパターンだけを区別しやすくしたフィルタなんぞに価値はない。
# 色覚テストを誤魔化すって効果はあるけどそんなのを価値とは呼びたくない
Re: (スコア:0)
ただ、これって中間波長をフィルタしているだけですよね。
自然物ならさほど問題はないのかもしれませんが、元から中間波長の発せられていないディスプレイや印刷物ではほとんど役に立たないように思うのですが……。
Re: (スコア:0)
液晶ディスプレイの話として、三原色LEDとかならとも書く白色LEDや冷陰極管バックライトならスペクトルに幅がありますし、各画素のカラーフィルタも幅がある(単純に吸収域をそこまで制御できないだろうし、通過域を狭めるほど輝度も下がる)はずです。
錐体の反応域も幅があるので、錐体同士で被る領域を弱めればあるいは。
でもこういうのって理論上の理想の話で、結構前からこの手のサングラスの話は聞くんですよね。ほとんど詐欺だみたいな論調の話として。
上のコメント書いた時はEngadgetの記事見てなかったんだけど、結構胡散臭い系の雰囲気だからあんま期待はできませんね。
Re: (スコア:0)
まあ、フィルターで色覚を補正するなんて原理的にあり得ないですからね。
Re: (スコア:0)
「草花の色などを初めて認識できるようになった」という言い方に正常色覚者の奢りしか感じられない。
この原理で (スコア:0)
4原色を4原色として見られるようになったりしないかな
https://www.google.co.jp/search?q=4%E5%8E%9F%E8%89%B2&oq=4%E5%8E%9... [google.co.jp]
三原色を通すが中間色を低減するフィルタって (スコア:0)
技術的に作れるもんなの?
Re: (スコア:0)
ノッチフィルターみたいに特定波長域だけ通さないフィルターを適当に重ねればOK
Re: (スコア:0)
3D映画の視聴方式でドルビー3D [wikipedia.org]方式は、そういうメガネを使ってるよ。
3Dメガネの場合は、左右のレンズで通す波長を微妙に変えて、右目と左目で違う絵を見せるようにしている。
Re: (スコア:0)
三原色は人間の細胞組織から生じているけど、
可視光は物理的にはスペクトルでしょ。
特定の波長だけカットすれば理論的には問題ないが、材料的に難しいって話かな
Re: (スコア:0)
中間色には2つの意味があって、ひとつは三原色が混ざり合った中間色、もうひとつは波長が三原色の中間に位置する中間色。
前者の中間色をフィルタするには、デジタルな処理が必要なので、光学的なレンズで実現するのはほぼ不可能。
後者の中間色は、網膜に到達した時に、三原色の両方の視神経を(弱く)刺激するから、脳で合成した画像が前者の中間色に見える、という仕組み。で、こっちは光学的にカットできる。
だから、テレビやモニタ上の中間色を除くフィルタを作るのは不可能。一方で、自然光の中から中間色の波長だけを除くのは可能。
Re: (スコア:0)
ディスプレイの光は単色LEDのような鋭いピークのない幅のある光ですし、中間色は一応出てます。
錐体の反応域もそれぞれピークこそ違うものの派手に重なり合っています(色盲でもその色の見かけの輝度がゼロになるわけではない)から、条件次第では差が強調されると考えられます。
Re: (スコア:0)
その条件を満たしているとは思えないけどね。タレこみの趣旨からいえば、反論のための反論で、ほぼ空論でしょ。
Re: (スコア:0)
書いといてアレだけどまぁ自分も条件満たしてるという気はあんまりしませんね。
効果があっても雀の涙、それより視野が暗くなる影響のほうが強そうな気がします。
# でも検証もせずに断定はしたくない
サンプルの比較画像 (スコア:0)
Engadgetにのっている比較画像 [aolcdn.com]ですが、ちょっと暗くなった程度であまり変わらないように見えます。少しは改善されて見えますか?
Re:サンプルの比較画像 (スコア:4, 興味深い)
私は色弱ですが、劇的に差があります。
まず、はっきりするのは、各画像の、右の3枚の壁の色です。特に右二枚の壁は、左画像ではほぼ見分けが付きませんが(3枚目は違いは判るが微妙)、右画像では明確に判ります。
あえて、左画像の3枚の壁の色を言うなら「茶、茶、茶」ですが、右画像は「赤、橙、緑」です。(よね?)
あと、水の色が緑ですが、ですよね?
#でも、左画像の方が、落ち着く。
うーん、健常者はこう見えるんだ。ちょっと、感激。
「逆に」私が色の説明をするとはおもわなんだ。
Re:サンプルの比較画像 (スコア:1)
他ツリーにも書きましたがこの手のサングラスで騙された的な話も聞くので気をつけてくださいね。
この画像はあくまでも効果のイメージです。
本来の効果はRGBディスプレイでは再現しようがありません。
そもそもあなたが見ている右画像は「あなたの肉眼が見ている色」です。
ディスプレイと肉眼のあいだには特に何もありませんよね?
恐らく肉眼で右画像と周囲の色を比べても特に鮮やかなわけではないと思います。
強い(多分緑についての)色弱であれば左右は輝度が違うだけの同じ画像に見えるはずです。
特に色弱では無い筈の私から見て、右画像は少し暗めの普通の画像で、左がかなり強烈な色弱再現画像といった具合です。
> うーん、健常者はこう見えるんだ。
本当に、詐欺には注意してくださいね。
# この製品が詐欺だと言いたいわけではないですが……疑わしいとは思ってます。
Re:サンプルの比較画像 (スコア:4, 興味深い)
たしかに、その通りです。
実際に、私も(と言うより母が)「色盲治療」の広告に飛びつきました。(まあ、私はお金を出すとなるとビビリなので案外直前で止まっていますが。)
いくつかやって、効かない効かない。
#伯父や母の姉妹から生まれた従兄弟も何人かが色弱で、母がとても気に病んでいたのです。多くの色盲者の母親がそうであると聞いています。
まあ、私の場合、実際に困るのは、色覚バリアフリーのなっていない文書・図表が見ずらいって事ですが、ブーブー文句をたれることでストレス解消してますんで。
#いい加減に、東京都の地下鉄の路線図なんとかせいよ!
> 左がかなり強烈な色弱再現画像といった具合です。
なるほど、そうなんだ。それは、健常者に言われないと、絶対に判らないので、ありがたい意見です。
しかし、そういう例示をするって「あやしい」ですね。
Re: (スコア:0)
本当に効果のあるものならば、たぶん補聴器の様な「医療器具」として世に出るでしょう。その頃合いで、信用できる医療機関のもとで、実生活に近い環境で試用してから購入するか決めるのが良いのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
返品保証がついているようなので試してみるぐらいは良いんじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
同じく。
暗くなっているのはフィルタかけているからしょうがないとして、識別の難しい 2 色が識別しやすくなっているかというと、疑問です。
しかしながらディスプレイの三原色が、このサングラスでフィルターされないという人間の錐体の周波数と同じでない限り、「中間色」で擬似的に再現するしかないわけで... と考えれば効果が見えないのも当然なのかな、とも思います。
どうなんでしょうね。
Re: (スコア:0)
この画像はおそらく色弱でない人向けの説明画像です
Re: (スコア:0)
これは左のような絵は違いが分かりにくいから、
右のように見せるという例ですよね?
つまりWin95デスクトップをショッキングピンクに変えるのがこのサングラス(例が古いな!)。
別に再現するわけじゃない。
で、合ってる?
Re: (スコア:0)
もしかして : あなたも色弱
本来スペクトルの話なのでディスプレイで再現とかは無理な話ですが、一応私の目には右端の建物が、左では黄色っぽく右では緑っぽく見えます。
ただ色ってのは本来スペクトルなので、一部をカットしたらその波長がちょうど強い/弱い色について意図しない見え方になるのが目に見えてます。
区別したい色(スペクトル分布)を明確に定めて設計すればそれなりの効果は得られるでしょうけど、そうでなければあまり期待はできません。
設計目標が色覚テストやサンプル写真のみをターゲットに設計されていてもやっぱり駄目でしょう。
そもそも、この手の色弱補助サングラスって結構前から半ば詐欺な製品として存在していたはずです。
このサングラスのフィルタ設計がよほど優れているのでもない限り詐欺の片棒担いだ提灯記事か、詐欺の売り文句に引っかかった哀れな記事で終わりですね。
Re: (スコア:0)
私は、自分が若干の色弱だと思っていたのですが、右の画で
川の水が緑っぽく見えて、右端の建物が黄緑に見えるのは、
色弱で無いと言う事でしょうか?
Re: (スコア:0)
色弱であるかどうかのちゃんとした判断は医師でないとできないでしょうが、
このサングラスの製造元のサイトに判定テストがあります。
http://enchroma.com/test/instructions/ [enchroma.com]
Re: (スコア:0)
色弱ってのは演色性の悪いカメラに相当しますが、そもそも完璧な演色性なんて有りませんし程度の問題です。カメラや照明でも演色性の良し悪しなんぞよっぽど酷いケースじゃなければ一般人はそんなの気にしないし気付きもしませんよ。
色弱のバリエーションも「どの色が」「スペクトル分布がどの程度ズレて」「どの程度弱いか」がバラバラです。(ディスプレイの色設定の影響もあるし…)
単にタイプが違うだけかもしれません。
ディスプレイってのはたかが三種類の三原色という元々区別がつきやすいスペクトルの組み合わせです。若干色弱の気が有ろうともでも三色分識別できるなら慣れである程度は補正できる(してる)筈ですよ。
Re: (スコア:0)
>色弱ってのは演色性の悪いカメラに相当します
「正常色覚者にとっては」ね。
逆から見ても同じこと。
「色弱」からすれば「正常色覚者」こそ「演色性の悪いカメラ」ですよ。
Re: (スコア:0)
「強」「弱」だと「優」「劣」の意味を感じてしまう人が多いので
「敏感」「鈍い」と言い直そう!
Re: (スコア:0)
色弱には錐体の反応するスペクトル分布がずれているたタイプと、特定種類の錐体の感度が鈍いタイプとがある筈です。
スペクトル分布のピークが可視光外方向へ広がる又は急峻になる方向の色弱なら平均的色覚のほうが演色性が悪いと言っても良いでしょうけど、それ以外だと単に特定帯域に対する感度が下がっているんで演色性が悪いで良いと思います。
ていうかそんなのを色弱とは呼びたくないなぁ…色強とか色ズレとか超色覚と呼びたい。
てかそんな議論ができる程度の色弱なんて一般人が気にもしないようなレベルでの演色性の問題だから、そもそも気にすることじゃないでしょう。個人差の範疇。
Re: (スコア:0)
赤緑色弱です。病院で検査してもらって異常だと言われました。
書かれて気が付きましたが、左の画像では右端の建物が赤っぽく、右の画像では緑っぽく見えますね。
残念ながら黄色くは見えません。
Re: (スコア:0)
日本人男性は20人にひとりの割合で色弱だそうだ。
(女性は少ない、染色体の影響だそうだ)
自分も左の絵の右の家は黄土色で、右の絵は緑だよ。
でも、今更眼鏡で補正したいかというと、どうでもいいや。
Re: (スコア:0)
そういえば思い出した、最近丸いドットが並んだ絵を左から右になぞるのやらないの?
色覚異常なんて小学生のころからアレやって皆知ってるものだとおもってたけど。
#会社の健康診断で毎年やらされたのには閉口した。遺伝なんだから病気じゃねぇし、変わったりしないよ。
##三回目くらいから、去年と同じにしといてくれ、と言っていた。
Re: (スコア:0)
小学校の頃に一回記憶があるだけ。その後は「日常生活に支障がないなら取りたてて検査することもない。気になる場合に検査すりゃいいじゃん」から廃止されたと聞いた覚えが。
白色LED下で見ると酷いことになりそう (スコア:0)
ただでさえ青+黄色で大変なのに。
LED照明でよくあるRaとは別に演色性の指標としてRiというのがあります。LED照明の場合そのサンプルとなるR9の再現性がすっごく悪くて、これはR9が赤色だから。
で、産業方面に目を向けると陳列棚専用蛍光灯ってジャンルがあり、先日展示会に行ったらその会社を含めて「産業別特化のLED照明」というのを展示していました。アパレルが綺麗に見えるとか、トマトやレタス、肉が綺麗にとか参考記事 [mynavi.jp]
ちなみにショーケースに並んでいる肉・魚は期間中毎日買ってきていて、古くなったのは福利厚生でスタッフがおいしく(ry とのこと。