選手にも提供されている日本自転車競技連盟の公式サプリメントからWADAの禁止物質が検出される 18
ストーリー by hylom
梅由来なのだろうか 部門より
梅由来なのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
日本自転車競技連盟(JCF)の公式スポンサーとなっている梅丹本舗のサプリメント「古式梅肉エキス」および「トップコンディション」から、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止している成分が検出された(スポーツ報知、梅丹本舗の発表)。
検出されたのは、蛋白同化ステロイド(アナボリックステロイド)の一種である4,4-andorostadiene-3,17-dione(ボルジオン)。アナボリックステロイドは筋肉増強剤として使われることから、使用禁止物質とされている。
含有量は梅肉エキス1g辺り0.00005mgと非常に少なく、副作用や健康被害は存在しないと考えられるとのことだが、ドーピング検査で検出される可能性があるとしてスポーツ選手に対し服用を控えるよう告知している。
報知の報道をまとめると (スコア:3, 参考になる)
・梅丹本舗は日本自転車競技連盟(JCF)の公式スポンサーであり、試合会場の控室などに数種類の梅丹のサプリなどをおいていた。
・梅丹本舗は、大手サプリメーカーではないので日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の審査を受ける義務がなかった。
・梅丹本舗内部では、成分などについて第三者の検査が必要との議論をしてきたが、適切な検査機関が見つからず、JCFからの指摘もなかった。
・今回梅丹本舗自身が禁止物質の検査を依頼し、それの発見を受けて公表した。
・JCFはスポーツ報知の取材に「担当者が不在で回答できない」とした。
ということは (スコア:1)
レースに無縁のアマチュアならば、古式梅肉エキスを食べてトレーニングをしてれば筋肉増強に繋がりやすいということか。
古式梅肉エキス
http://www.meitanhonpo.jp/product/meitan_products/bainiku_ekisu/19/ [meitanhonpo.jp]
「安心の証」そのものだけど、使用者によっては安心できなくなりそう。
㈱梅丹本舗製造の「古式梅肉エキス」からWADA禁止物質の含有が確認された件について
http://www.jhnfa.org/news-0124.html [jhnfa.org]
Re:ということは (スコア:2)
(筋肉増強剤としての)効果は皆無だけどドーピングには引っかかる
というレベルの可能性が高いと思う。根拠はないけど。
Re:ということは (スコア:1)
イメージ的には運動後疲れた時に酸っぱいもの(梅干)食べて回復をはかる感じですしね。
もしかしたら、梅干しでも物によったら競技前に食べたら検査に引っかかる可能性あるのかな。
Re:ということは (スコア:1)
製造元の出したPDF [meitanhonpo.jp]によるとボルジオンは、
怪我の治療の目的では1日10~50mg、ドーピング目的では1日100mg~2500mg使用するそうで。
10mgの有効成分を摂るにも梅肉エキスが200kgほど要ることになる。流石にそんなに食えないわ。
Re: (スコア:0)
スッパマンって、そんなに食ってたのか(違
Re: (スコア:0)
ドーピング検査は「使用した痕跡」を見つけるものだから、
有効血中濃度に達していたかどうか、ってのは全く関係ないものね。
これ、難しい問題だよなぁ。
「血中濃度が高い間だけ効果があるもの」(興奮剤とか)なら、レース前の検査で検出されても血中濃度がある程度以下なら見逃す、とかやれるけど。
筋肉増強剤のように「過去に効果を発揮していた。レース中に薬効を期待するモノではない」(筋肉増強剤とか)ってものをアウトにしようと思ったら、「今は血中に痕跡量しか残っていない」ってのもアウトにしないとダメだもんね。
Re: (スコア:0)
ですので、国際大会に出場するような選手は、毎日の居場所を常に申告しなければならりません。
禁止薬剤のマスキングもどんどん巧妙になってきているので、この抜き打ち検査の比重が高くなってきています。
また、禁止物質の痕跡を見つけるだけでなく、継続的に血液や尿の成分を測定し、定められた範囲を外れると、陽性と判断するような検査も行われています。
Re: (スコア:0)
デジタル麻薬なるものがあるらしいので、
特定の音波パターンを聞くことで筋肉アップとかそんなデジタルドーピングが出来るようになるかもしれない?
Re: (スコア:0)
自転車業界では既に遺伝子治療を利用したドーピングも有るとか。
Re: (スコア:0)
>筋肉増強剤のように「過去に効果を発揮していた。レース中に薬効を期待するモノではない」(筋肉増強剤とか)ってものをアウトにしようと思ったら、
>「今は血中に痕跡量しか残っていない」ってのもアウトにしないとダメだもんね。
血液ドーピングみたいに大元が自分自身のモノって事もありますしね。
赤血球量を増やすって点では、EPOも血液ドーピングも高地トレーニングも基本は一緒なんだけど。
その結果、規準は赤血球の量などというアバウトで間接的なものになってしまいましたとさ。
Re: (スコア:0)
トップコンディションは新城が一日一袋と言われているのに大量に貪り食らう事で知られているんで、引っかかる前に判って良かったよ。
0.00005mg (スコア:0)
GS/MSの進歩のおかげ?
Re: (スコア:0)
間違えた、GC/MS
Re: (スコア:0)
なにせ原材料が梅肉100%。
自然界にある摂取もドーピング扱いとなるということなら
反ドーピングが過敏すぎるのか、
選手はやはりドーピング禁止物に対して許容される食物のみ摂取するようにしなければならないのか
カフェインの騒動といい(現在は保留中)、ある種の宗教戒律以上の厳しさだよね
Re: (スコア:0)
そのあたりは漢方薬関連がまとめて禁止されたあたりに議論済みだろ。
まあなんだかんだで興行のコントロールにも使われている節も有るけど。
Re: (スコア:0)
厳しいのは同意だけど、自然界にある摂取ならOKってのはまた違うでしょう。
コカインだってヘロインだって自然界の材料100%でっせ。
エキスなんかで濃縮とかすると、色んな成分が出やすくなるよね。って話以上でも以下でもないってだけでは。
上は責任をとりリオに向けて、頑張るべき (スコア:0)
JCFはもちろんのこと、障害者自転車もここのサプリメントを、監督が選手に提供していたってことですよね、JADAの認定マークついてない商品を確かめもせずに。
障害者の方は、男女ともにメダリストがいて、リオも期待されているのに。
監督は今回のことを重く受け止め、責任をとり、リオまで少しでも安心して集中できる体制を急いで立て直すべきだと思います。