愛知県の農協、5年間で17件もの「顧客の金の横領」などの問題を起こしていた。情報公開請求で判明 93
ストーリー by hylom
情報公開しなければ闇に葬り去られていたのだろうか 部門より
情報公開しなければ闇に葬り去られていたのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
愛知県の農業協同組合(JA)で、職員による顧客の金の横領などが2012年度から2016年度にかけて合計17件も発生していたことが、愛知県への情報公開請求で判明したという(朝日新聞)。
愛知県に対し、県内20のJAから県に提出された「不詳事件届け出書」を情報公開請求して入手、集計したところ、件数は17県、被害額は3億9,900万円超だったそうだ。顧客の積立金や共済掛け金を着服する「業務上横領」が11件、計1億6762万円。また、1件は「業務上横領と詐欺、窃盗」で被害額は2億273万円だった。
うち6件は新聞で報道されているが、残りは公表されていなかった。また、JA側は「JA側の社会的信用が失われる恐れがある」としており、個別のJA名や動機なども開示されていないという。
愛知県では、今年3月にもJA愛知西の職員が架空発注で計570万円を横領した事件が発生している。
不祥事発覚→配置転換頻繁にすれば減る!?→ご覧の有様 (スコア:5, 興味深い)
当地のJAの場合だが。
共済課のクソジジイが客から共済掛け金として受け取っていた金、千数百万を横領したのが発覚して大問題になった。理由はお馬様にお船遊びというどうしようもない話。
当然ジジイはクビかと思いきや「クビにすると退職金で償わせる事ができないので」という謎理論で依願退職という形になり、退職金で半分程度支払われ、残りは農協の管理責任があったから、と言う輪をかけた謎理論で農協が支払い、何故かまともな刑事訴追も行われず。
出資者の総会では「そんな馬鹿げた話があるか!全額請求しろ。土地家屋担保に入れてでも払わせろ」とキレた人物が出たが「管理者が責任をとって減俸3ヶ月10%としている。これで勘弁して欲しい」などと言うクソ説明の後、お偉方が問題を挙げた人のところに総出で毎日謝罪に行く(ただし処分は変えない)と言う嫌がらせで有耶無耶に。
まぁ、それは仕方が無い(仕方が無くはないが)。
しかし当地の農協が再発防止策として打ち出したのが「1人の職員を同じ職場に配置するのは、最大で3年」というルール。長い間同じ場所にいると、どこに抜け穴があるかわかるし、癒着して不祥事を起こすから、頻繁に配置転換することで問題を防止すると言うことだった。一応、技術員などは例外ではあるのだが。
結果どうなったかと言うと、農協職員にプロがいなくなった。担当の若い農協職員よりも、それを利用しに行く組合員の爺さまの方が手続きなどに詳しいような事に。
業務効率はがた落ちで、問い合わせても答えは来ず、手続きも時間はかかるし、適切なアドバイスも来ないという有様で、ミスも連発、酷いことになった。
当地の農協は「不正を撲滅することが出来た。コンプライアンスを達成した」などと報告書に載せているが、当然組合員からは大不評で批判が集まっている。ただし、効率よりも法律が大事等と言う謎の理論制度をやめていない。
また、コンプライアンスは達成したと言っているが、グレーの部分…メーカーから接待を受けた見返りに使い勝手の悪い農機具を組合員に勧めるとかそう言う所は残っていて、と言うかむしろメーカの営業にいいようにされていて、酷いことになっている。
当地のJAの連中の「社会的信用の為なら死んでも良い」と言ったノリは酷い。
かと思えば、全国的に見るとすごく上手くやっている農協もある。たいした名物もないのに少量多品種生産で成功している農協などがもある。この差は一体何なのか。農協は上手くやっていて好調な所と、まともに経営の勉強もしたことがないような馬鹿がやっている所と大きな差があるようだ。
どうやら、JA全農の取り纏め機能が弱められている結果、前よりも差が大きく開いているらしい。農協改革などと息巻いている連中はこうして駄目になった農協を取り立てて大きく騒いで農協は問題だという様なのだが、実際には改革した結果、貧したところは鈍すると言う形でより悪化する道を辿っていく。
政治家連中は、農業改革と叫ぶ一方、上手くいっている農協が上手くいってない農協を越境して吸収すると言ったことを今は認めていない。何故かというと改革したい勢力は、票田の確保しつつ組織を細切れにして影響力を削ぐこと、そして、日本最大でかなりの投資成績を誇るヘッジファンド農林中金の金が欲しいだけだからだと思われる。
そうして一度農協を解体して、もう一度農協を作ろうとしているだけのようだ。
もうどうにでもなってしまえ。
Re: (スコア:0)
国民も法律を知らない馬鹿ばっかりだから不正がなくならないのはしょうがない。
組合員が訴えればいいだけだよ。
Re: (スコア:0)
最大3年だからプロがいなくなったというのはちょっとなー。
Re: (スコア:0)
毎年起こるとは限らない、自然災害で被害に遭った時の業務とかは、
人によっては一度も経験しないまま配置転換されるでしょうから、
往々にして、年寄りの方が詳しくなるでしょうね。
Re: (スコア:0)
今月はEUとEPA合意した。
欧州の農産物が関税無しで輸入始まったら中抜き業者のJAはピンチになる。
日EU・EPA交渉の大枠合意について [maff.go.jp]
イメージ戦略で、膿出してキレイになったJAは誠実に頑張ってますってアピールかな。
Re:不祥事発覚→配置転換頻繁にすれば減る!?→ご覧の有様 (スコア:3, 興味深い)
EUとのEPAは、正直輸出も輸入もお互いに全く量がないので、ほとんど農業分野には影響を与えないと思われる。
農業団体があまり騒いでないのはこのため。ただし、JAの存在が従来よりも問われるというのは間違いない。それは何故かというと、輸出の為の認証取得や、地域団体商標などブランド管理の役割が重要になるから。
関税の交渉はほぼ終わったが、この後貿易のためのルールの交渉が待っている。この中で日本の農業として影響があるのが、農薬の使用基準などについてだ。
現在、日本は温暖で高温多湿な環境に適応した防除基準になっている。一方、EUなどの基準はより寒冷で湿度も低い環境に適している。当然病害虫も異なる。
だから環境も基準も異なるんだが、そのせいで上手く取引ができないと言う事に。これに対して、おそらく交渉でお互いにお互いを認証出来る機関を作って、きちんと検討して認証を取得していくようにしましょうね、と言う話になる。
ここで認証を単位農協が取得して、きちんと農家に普及させていく動きがとれるか、と言う所で、農協の存在意義というか、必要性が問われてくる可能性がある。正直最初はあまり利益にはならないだろうが、だからこそ農協の出番だというわけ。
なお、関税については、工業製品についても、お互いにもう関税は非常に低いのであまり実際的影響は僅かだと言われている。自動車関税なんかも誤差の範囲ではある。
一方高関税というとブランド物のバッグなどの分野があるが、この辺りは関税などで売価が決まっているわけではないので、関税がなくなってもそれに影響されることなく売価が設定されると言われている。つまり業者の利益が上がるだけではないかと言う話。
そして工業などの分野についても、ルールの交渉の方が重要で、今後の知的財産に関わるルールなども決まる。正直今の内容を見ると日本側交渉で負けている感じがあるので、もっと頑張って欲しい。
Re: (スコア:0)
農協は組合なんで組合員には運営に口出しする権限がある。
そういうことにならないってことは組合員全体としては職員の横領なんてどうでも良いということなのでまあ組合を抜けるのが良い。
「当然組合員からは大不評で批判が集まっている」というのも批判している組合員は少数派でしょうな。自民党を批判している連中と同じで声がでかいだけ。
効率よりも法律が大事ってのもまあわからんではない。馬鹿な話ではあるが法律である以上法律を変えるか違法にならない範囲で工夫するしかないな。。
Re:不祥事発覚→配置転換頻繁にすれば減る!?→ご覧の有様 (スコア:1)
少数派というか、農協はちょっと事情が特殊。出資口数(金額)にかかわらず議決権が1人1票だったりする。
なので、きちんと総会に出てきて意見するような人らはわりときっちり問題を把握して意見を言っても、そういう所に出てこない連中(土地だけ持ってて、貸してるだけなのに組合員というような)の委任状と言うものが存在するので、議決には至らないという現象がおきたりする。
他にも当地の農協は色々と問題が山積みなので、地道に活動をしている人たちもいる。例えば自分が耕作している土地の地主から委任状をもらって来るなど。
Re: (スコア:0)
定期的な配置転換なんてぬるいことやってるな。
JAの都道府県組織は江戸時代みたいに国替えすればいい。
それでも直らなければお取り潰しでいいだろう。
Re: (スコア:0)
不正防止のために二年で異動させているお役所なんてド素人ばかり、、なんてあってたまるか
職員数が少ないから異動してもたかが知れてるだろうし
役所の場合は、5、6年もすれば古巣に戻ってくるので、ヒラで巣立ったものが係長として戻ってきて、また5、6年異動して課長補佐として戻ってきて、、といったかんじでキャリアの形成と人材育成してる
お宅の市役所や県庁でも多分同じだよ
考えられるとしたら、採用する人間間違えちゃったことじゃないの?
Re:不祥事発覚→配置転換頻繁にすれば減る!?→ご覧の有様 (スコア:2)
遵法闘争というキーワードが脳裏に……うぅ、頭が痛い……。
何言ってんの? (スコア:3, すばらしい洞察)
> JA側の社会的信用が失われる恐れがある
もうないよ。
Re:何言ってんの? (スコア:2, 興味深い)
JAは職員の質がピンキリすぎて、異動があるたびに「今度の職員は信用できるのか?」という問題が常にあるような団体だからねぇ。
どこ向いて仕事してんだか。
以前、共済で20年近く連絡なしで自動更新されてて、てめえらちゃんと仕事しろやって言ったら新プラン持ってきて、んで、指定された内科で診断書作らされ、出てきたのが「下部(膝下)に問題あり」。その後、契約面談時に「腰から下は対象から外れます」と言われて、え?これを採用すんの?おかしいと思わないの?となって、即解約しました(こちとらバンバン社会人球技で走りまくってるというのに)。
※血液検査と腹に聴診器で「下部(膝下)に問題あり」って診断できる内科医って...怖いというかすごいというか...
※その後、車の任意保険でも「連絡なしで自動更新」でトラブルになり、こちらも解約。
※でも、営農のみなさんはすごく優秀なんですよ。
Re:何言ってんの? (スコア:1)
もう無いというか、場合によっては個別に落ちる信用が、
愛知県のJA全体の信用失墜になると思うのだが。
信用が無くった場合個別なら逃げられるが、最終的にはどこかのJAに頼らざる負えないから
全体的に信用がなくなっても平気ってスタンスなんだろうか。
とりあえず県は毅然とした対応をしてほしいね。
個別のJA名や動機とか本当にどうでもいいから、県下JA全体へ権限の縮小・規制をがっちりやってほしい。
まあ国の縦割りがあったりするから難しいのかなぁ。
#あといつもの事なので誤字には突っ込まんぞ
#みんなほっとけよ
Re: (スコア:0)
× 頼らざる負えない
○ 頼らざるを得ない
#ここはほっとかない
Re: (スコア:0)
補助金減ったで自前ライスセンター始めて、JA要らなくなった水稲耕作者増えてるで?
> 最終的にはどこかのJAに頼らざる負えないか
これは言いすぎやと思うわ。
Re: (スコア:0)
>もう無いというか、場合によっては個別に落ちる信用が、
>愛知県のJA全体の信用失墜になると思うのだが。
ほら昔からこの国は一人に責任とらせるならみんなで責任って事にして破滅に驀進して「みんな」「一緒に」破滅するのが正しい道徳になってるじゃない。ほんの数十年前に文字通り国を灰にしながらやった事。和を保つこととは人命に優先するのだよ、クソッタレ。
Re: (スコア:0)
JAバンクは銀行免許取ってないし、金融庁の所管外だし。
やりたい放題だ。
Re:何言ってんの? (スコア:1)
補足しておくけど,預金取扱等金融機関として免許をもっているし,民主党政権の時に約半数の規模の大きな農協には金融庁からの検査が入るようになったけどね.
まあ,JAなんて民間会社と一緒で,出資者が納得していればいいってスタンスだから,内部の人が変化を促すしかないな.
* 免許・許可・登録等を受けている業者一覧 [fsa.go.jp]
* 農協検査(3者要請検査) [fsa.go.jp]
Re:何言ってんの? (スコア:2)
免許はもらってないよ。都道府県知事の承認ね。
Re: (スコア:0)
希望、を受け付けませんしね
Re: (スコア:0)
横領で謝罪が流行ってるのかな。
ちょっと前に農協広報誌に、横領してごめんなさいってA4の謝罪文が挟んであったよ。↓の件ね。
JA北びわこ職員が4470万円横領、ギャンブルに使っていた [sankei.com]
業務上横領、詐欺、窃盗 (スコア:1)
どれも刑事事件じゃないの?
警察は動かないの?
# 1日にお読みいただける有料記事の本数を超えました(1日1本)。
Re: (スコア:0)
>どれも刑事事件じゃないの?
>警察は動かないの?
被害届が出てなきゃ警察は動けんでしょ。
責める相手をお間違えでは?
Re: (スコア:0)
窃盗や横領は親告罪じゃないから、理論としては、被害届けがなくても警察は捜査できる
Re: (スコア:0)
田舎なら警察とJAが政治的に対処して捜査無しでうやむやになる可能性もある。
Re:業務上横領、詐欺、窃盗 (スコア:1)
なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農協の仕事って贅肉削ったら
農家が自前で捌けない産品の売却先と素早い流通の確保に代金回収だけ
全国区で展開する競合が出現しないのは農家が過保護を望むからなのか?法律なのか?
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:5, 興味深い)
農協の中核事業は営農というのがある。たぶんこれがキモ。
営農とは、文字通り農業の運営を助ける…と言うのもの。
非常に多岐に渡り、作物の栽培方法の指導、市況などの情報の提供、新しい栽培方法の連絡や、防除に関する法律の確認に認可の取り纏め等などを実施するところ。さらには、地域的にブランド力が落ちてきたような、収益性が落ちてきたような作物から別の作物に転換を促す、と言った様なことも行っている。
これらはコミュニティとしても機能していて、同じ作物を作っている生産農家を「部会」(※地方によって呼び名が異なる)としてまとめて、情報交換するなどが行われている。
こうして、上手く農家を取り纏め、指導することで地域全体として作物の品質を上げ、ブランド力を上げ、また出荷量を調整して、市場でできる限り高く売れる素地を作るのがこの営農だ。
この機能が非常に強力で、なおかつ農協の本質的機能の一つだと思われる。そして、これは一朝一夕では無理。
なので、結構な規模の大規模農家で、かなりを価格的に有利な直接取引により出荷していても、最低限の量は農協にも出荷して農協にも加盟している例が多い。これはこの営農機能がなければ、高品質な商売が難しいからだ。
(一方で農協の営農機能のいいところだけつまみ食いして自主流通するというフリーライダー的な行動はそれなりに問題にもなっているが、また別の話)
他にも、農家に特化した商品を持っている金融機能も利用しなければ農業経営は成り立たないと考えて良い。昔より良くはなっているが、地銀はもちろん信金なども農業に対する投資評価はまだまだ上手く出来ないため、農協の金融機能を使わなければ規模拡大なども成り立たない。その最たる物が損害保険で、農協が取り扱う共済は非常に特殊な構造をしており、一般の損害保険は扱えるようなものではない。
後は…流通機能もとんでもなく強力だ。全農を食品商社としてみると、流通額7兆円弱となる。第二位に3倍近い差を付けて圧倒的な金額になっている。この他に単位農協が自前で流通している部分もかなりあるので、これもそう簡単に真似はできない。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:2)
Re: (スコア:0)
自分の都合が良い所は「強み」
気にくわないところを「参入障壁」
なーんて言い換えているうちはどうにもなりませんよ
Re: (スコア:0)
実は銀行がJA代わりに貸すのは全然問題は無い。
ただ日本の銀行はベンチャー問題でも判る様に、画一的な条件でしか貸さないから農家には使い辛いって問題が。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農協は、農家の農業による収入・支出を把握しているので、与信判断がしやすいんでしょうね。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農協は農民に金を殆ど回していません。
ウィキペ「農林中央金庫」には「農業団体等の第一次産業事業への貸付は全体のポートフォリオの5%に満たない」とある。
農林中央金庫は銀行免許を持つ金融機関でありながら金融庁ではなく農林水産省の所管となっており、
挙句に1990年3月の総量規制が不動産向け融資は住宅金融専門会社を対象としなかったのと併せ、農協系金融機関は対象外とされたのを良い事に、
1990年代のバブル崩壊によって住専は多額の不良債権を抱えるようになった住専に、母体行を除外すれば、農林系金融機関を中心とした金融機関が貸し込んでおり、
これらが貸し倒れる事による金融システム(≒農協)の連鎖破綻による金融システム破綻を防ぐためと称し、6850億円もの公的資金を(多くは農協に)投入する、
特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法を、第136回国会=住専国会を経て可決成立させて、膨大な血税を投じて農協を維持存続させた経緯なんて、
もう多くの人は忘れただろうなぁ。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農中は銀行免許持ってませんよ。もともと当然に銀行業ができるんで。また、金融庁の所管でもありますよ。
Re: (スコア:0)
銀行員というのは高学歴のくせして担保とって貸すとかいう中卒がexcelでできそうな仕事しかしないのか...
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
担保価値を正確に算出することさえ不要だからね。
Re: (スコア:0)
高学歴を高給で雇ってるわけで
Re: (スコア:0)
いろんな規制があって問題になってるよね。
酪農なんて補助金なければやれないとか言ってたけど
農協抜けて自由にやったら、安くてうまい牛乳ができてしまったってこの前テレビでやってたよ。
今度はバターを作ろうとしたら、バター工場に農協からチャチャが入ってお釈迦になったとか
しょうがないから外資のバター工場を作ろうって話まで出る始末www
でも組合員が農協から抜けられるとまずいので、さらに規制を強化しようって動きもちらほらと・・
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:2, 興味深い)
酪農の話は農協ではなくて、指定団体制度って奴な。
それを農協の問題だとしてテレビ作っていたなら、それは完全に中身は間違っているので信用しない方がいい。農協をスケープゴートにすれば無知な奴らが支持してくれるを得られる、ってのは、日経新聞系の経済番組で良く唱えられるが、制度をきちんと理解している者が見ると、あちこちおかしい。
近頃のバター不足の件でやり玉に挙がったが、実はそこがきちんと販売調整をしていたために被害が最小限に抑えられた話でもある。需要が足りなくなったと言われた時、実際に不足した量は全体の1%~2%程度だった。
乳製品は一般農作物よりもさらに輪をかけて需要の変動に弱い。そうして全面的に需要を支え、安定供給し、また同時に酪農家に安定的な収入をもたらす仕組みがこの指定団体制度だ。近頃のノウキョーカイカクでも流石にここに手を付けてはまずいと言うことで回避された。
同じような仕組みは、酪農の先進国であるニュージーランドでも行われている。
そう言った仕組みに対して、一部の特殊な事をやった成功例を持ち出してくるのは、それを全面的に適用することは出来ないのだから議論が全く違うと言うことを知った方が良い。
こういった言動は、大衆の脚である軽自動車を作っている会社に、販売する車を全部フェラーリにすれば大儲けできる等と言う様なもの。意味が無い。
困った事だね (スコア:0)
定期的にこの手の不祥事は起る。
それは置いておいて、この話題の何処に「アレゲ」な所が有るのか、ちょっと悩んだ。
Re: (スコア:0)
農業の横領不祥事は群を抜いて多いよね。
他の金融機関はもみ消しててそう見えるんだろうか。
Re: (スコア:0)
農業は伝統的というか、世襲制に近い閉じた世界だから農協も推して知るべし。
自浄作用は全く期待できないよな。
Re: (スコア:0, 荒らし)
世襲政治家は国の資産を勝手にあげたりしても問題ない世界だしなw
Re: (スコア:0)
農家と違って農協は世襲制ではありませんよ。
どちらかというと公務員に近い。
自浄作用がないというのはまあそうかもね。
Re: (スコア:0)
「縁故採用」を皮肉ってるだけじゃね?
Re: (スコア:0)
農民を農地から解放しろ―
Re: (スコア:0)
システムにおけるセキュリティ問題ではないでしょうか?
営利団体でないところではありがち (スコア:0)
嫌な話だけど
ヤカラの多いスーパーなんかだと監視カメラのモニターを店舗に置かない
権限ないと映像見れないようになってる
監視カメラを下から見てもどこ映してるかわかりにくいが
モニター側から見るとどこが死角かわかりやすい
パートさんが子供に指示して万引きさせるなんてよくある話
営利団体じゃないところは性善説馬鹿が多いからこの手の対応が甘い!
この手の犯罪の犯人は社交的で口がうまく、性的に奔放だったりするから厄介だ
周りから人望があったり、性的スキャンダルを抱えてたりするから
とにかく隠蔽隠滅しないと周囲への影響が半端ない
過去に何ケースか直面したことあるけどマジでウザい
人望集めるために影で他人の信用失墜させるイジメ、モラハラをしているケースも多いので
後片付けするとグロい物がゴロゴロ出て来る
多分仲が良かった同僚があれみたらショックで休職すると思うし精神的に職場復帰難しいと思う
とにかく人間の暗黒面が見られるよ
Re:合法的横領 (スコア:1)
天下りに金を出すような余裕のある利水組合ってまだあるんだなあ。
うちの所の利水組合は耕作面積に応じて負担金と、地元の水道や工業用水のために利水権を明け渡した事への保証金…と言う名前の自治体補助金を使い、常勤の職員が3人(うち2人は地元の河川事務所の定年退職組OBだが、年俸300万ちょいと、天下りというような賃金ではない)に、農業の傍ら来ている理事・役員が数名で回していて、大規模なメンテナンスは農業関係者に声をかけて人を集めてギリギリやっているような状況。
そんな中で、新潟県中越地震からこっち、水路の耐震化工事が求められるようになっていて、通常の補修積立金では全く足らないことが判明し、大騒ぎしているところ。
農業用水路と言いつつ、防火対策を始めとして地域に組み込まれているから、駄目になりました、では済まされない所もある。また地中化されて道路の下や住宅の下などを通っているケースも多く、そう言う所が地震で破壊したりすると上物に被害が及ぶ。
最近は局所的水害が多いからそれへの対処…簡単に言うと「雨降ったら溢れたんだけど!?」と言う問合せに対応する工事などがかなり増えてきていて費用も嵩み、大幅な改修が必要な状況に。
結局、農業者からの特別追加の出資、JA系の金融機関からの融資(ただし利子は農林中金の特別制度と、回り回って地元JAが負担するスキーム)を40年かけて返済する奴と、県と国の助成金を得て、なんとかすると言うことにはなってはいる。
ここに、奪い合うような利権は存在しないし、金もない状況だよ…。
幸いなのは水不足を心配しなきゃいけないような土地ではないというところと、似たように困っている利水組合は多いようで、水路の補修技術がかなり技術革新があり、昔に比べるとかなり低コストになっている所にあるかもしれない。