Eternaleds社 世界初 水冷式LED電球の販売を開始 45
タレコミ by gonzo
gonzo 曰く、
technobahn Japanの記事より、
Eternaleds社が世界初となる水冷式LED電球の販売を開始したとのこと。
http://www.technobahn.com/news/200907171218
このLED電球は4Wの消費電力で24W白熱電球に相当する。
ガラス管の部内部に透明な冷却水が入っており長時間点灯させても電球本体が熱を持たないようになっている。
記事によると
LED電球の場合、発熱量が大きいため、メーカー各社では電球の側面にヒートシンクを取り付けるなどの発熱対策を施していることも多いが、
この電球の場合、水冷方式を採用しているため、コスト的に上乗せになるヒートシンクなどを機能的に組み込む必要が生じないといった利点を持つ。
とある。
電球全体で考えると単純に熱容量が増えただけで放熱しているようには見えないが、
内部のLED素子の熱を電球全体に効率よく伝え、局所的な高発熱を防ごうという意図があると思われます。
ヒートシンクや太い電極を作るのと液体を封入することでは、液体を封入する方がコストメリットがあるようですね。
生産技術や品質管理の面ではデメリットになる気がするのは私だけでしょうか?
それにしても、うっかり割ってしまっても大丈夫なのでしょうか。
液体が何なのかも気になるところです。
そもそも用途は? (スコア:1)
個人的には100W相当以上でないと買いません。
タレこみ子らが否定的なのはいいけど・・・ (スコア:0)
電球や蛍光灯で球切れや劣化はあっても、普通割ったりとかはしない。
汚れにしたって、電球や蛍光灯でも年一回の大掃除では拭いたりするだろ。
中性洗剤使えば汚れはきれいに拭える。
エントリ記事の中の否定的な指摘は、なんだかどれもこれも説得力が無いなぁ。
消費者視点で考えると (スコア:2)
たとえば懐中電灯に組み込まれたとして、容易に割れる危険性があるなら、
不用意に電球には触れないように封印してあったり、根元をシーリング剤
的ななにかで固定するでしょうし(LEDモノは電球交換できないものがおおいです)、
それよりもLEDを覆う水の層が蒸発するとか、もれたりしたとき、手についたり触っても
大丈夫とか、懐中電灯内が曇っちゃうとか、水の膜がカビとかなにかで色づいて
電球が曇って暗くなるとか、そういうほうが心配になるんかなあとか。
何十個のLEDが近くに固まって発光するとおもうのですが、
パッケージのふれこみが熱くならないとか、丈夫とか、こわれにくいとか、
n倍明るいとか、電球寿命がながいとか、は、販売者が保証か実証すべきことで
使う側はこの電球がどう、って視点で選んで買っているかというと
そうでもない気がするんだけど、どうかなあ。作る側はめちゃくちゃ気にするはず
ではありますが。
( ´・ω・`)いままでとこれからを比べる生活
ぱんかれ
筋はそれほど悪くないのでは (スコア:2, 興味深い)
最終的な放熱面積が等しいから意味が無いなんて考えるのは, 熱伝導(熱伝達ではない)を理解していないんでしょうね. 確かに発熱量と表面積が同じなら表面温度は同じですが, 発熱部の温度は表面温度に加え, 発熱部から表面までの距離を熱伝導度で割ったものに比例(正確には形状に合わせて積分してやらないといけませんが)しますので, 気体に比べて熱伝導度が高い固体や液体の方が単純に有利になります.一般的に封止材としてよく使われるエポキシ樹脂あたりと比べても水は3倍程度熱伝導度が高いので, 単純に一部を置き換えるだけでも効果が期待できるかもしれません. ガラスの無垢だと熱伝導度は水より高いけど, 比重が倍以上あるので重くなりすぎるとか.
さらに液体というのが面白いところで, そのままでも重力下では対流あるいは自動車などでは振動による攪拌が期待できるのですが, LEDがフィラメントに比べて振動に極めて強いという特性を利用すれば, ソケットを圧電素子なんかで能動的に振動させて液体を攪拌・温度均一化(発熱部近傍の温度低下)させるなんて可能性もあるかも.
コスト的な面以外で, この技術に問題が出るとしたら「泡」の挙動あたりかも. 発熱部の近傍に泡が付着すると, その部分に熱が溜まるので, 場合によっては正のフィードバックで泡が成長して高温化し, LEDが破壊ってことも.
Re: (スコア:0)
このメーカを含めて、水冷以外のLEDランプはたいてい空冷用のフィンがついていますが、
恥ずかしながらこれを単なるデザインだと思っていました。
しかし、この水冷式は100%でなく10~20%の空気も含まれているようですが、これはなんのためだろう。
Re: (スコア:0)
Re:タレこみ子らが否定的なのはいいけど・・・ (スコア:1, 興味深い)
生産管理や品質管理が「放熱板より」難しいと、場合によっては今後の価格競争で放熱板に遅れをとり、
『普及率で負ける→生産効率上がらないのでさらに価格下がらない』
の負のスパイラルに陥り最終的に駆逐される可能性があります。
また、品質管理が難しいと品質を一定水準に達成・維持することが困難になり、
メーカーや生産地による品質のばらつきが大きくなり、
「水冷にしたせいで放熱板を除去」した結果LEDの利点が薄れた「安かろう悪かろう」製品が
大量に出回り、LED電球自体の信頼性が低下する懸念もあります。
まあこの場合、こうなる前に放熱板の方に品質で突き放され、1つ目の例へGO、となると思いますが。
つまり「"出るだけ出たけどその後消えました"に、なったりせんだろうな?」ということなのでは。
タレコミの人とかのこの部分の懸念は。
割った場合については、今回の懸念に「普通は割ったりしない」とかの理屈が通れば
PL法なんぞ必要ないですよね、と言っておく。
#販売する以上、万が一割れたときの対処についても充分検討した結果だと思うので、
#「杞憂じゃね?」という感想ならありとは思うが、全幅の信頼を無条件に置くのも問題が
#あるので、疑ってみるスタンス自体は正しいと思う。
#…『思う』ばっかりだなぁ。
Re: (スコア:0)
実験室だけで出せる結論は実験室で出せば良いし、
その結果生き残る可能性があると判断したなら、
実際に市場に出して真価を問うのが、資本主義的に正しい淘汰というものでしょう。
Re: (スコア:0)
メーカ目線の
「生産性・安全性を考慮しないと、性能が良いからといって、すぐには採用できない。」
ユーザ目線の
「いい技術開発されたんだからケチつけるなよ、細かい心配はメーカがしてくれるんだから。」
この二つごっちゃにしたら話が噛み合うわけない。
Re: (スコア:0)
> 普通割ったりとかはしない。
割るってw
掃除のとき等にモップ(や箒)の柄をぶつけて割ったこととか無いかな。
使用場所を指定するわけじゃないけど、小学校とか児童館幼稚園など、子供のいる場所に設置するなら
(破片はともかく)出てくる内容物の安全性は考えなきゃいかんだろう。
# 汚れは掃除しろよって思うけどね。
Re: (スコア:0)
だいたい「変なモノ」になっているのが...
もちろんまだどんなものか正確にわかりませんが,仮にこの方式が今後
メインになるようなことがあったとしたら恥をかくことになりますね.
LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:0)
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:3, 参考になる)
LEDは温度上昇→電流増加→発熱増加→温度上昇・・・と熱暴走をする欠点があるのですよ。白熱電球は温度が上がったところで平衡状態になって勝手に安定するんですが、LEDはそういう訳にはいきません。白熱電球はそのまま温度が上がっても焼き切れて止まるけど、LEDの場合は回路が焼き切れて短絡します。
だから発熱量が少なくとも、熱をどうやって処理するのかは死活問題だったりします。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:1, 興味深い)
>LEDの場合は回路が焼き切れて短絡します。
焼き切れるなら短絡ではなくてオープン(開放)ですよね。
実際にはオープンになる故障のほうが多いと聞いています。
半導体ですから短絡になる可能性も否定できないため、そのための保護回路を入れているのが実情ではないかと。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:2, 興味深い)
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:1, 参考になる)
発熱量は今回のネタの品は書かれている通り 4W ですので、 白熱灯よりは圧倒的に少ない熱量ですが、小さいLED素子のところで 局所的に発熱して,その熱で素子自身を痛めてしまうため、放熱はやはり結構な課題なのです。
白熱灯の場合は「熱で光らせる」ため、LEDの放熱という意味合いでは問題になりません。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:2, 興味深い)
Re: (スコア:0)
確か白熱電球に比べて発熱が少ないってだけの話じゃなかったっけ課?
電気を光と熱に変換するわけだけど、LEDは白熱灯と比べてより多くの光に変換できるって事かな。
小さいLEDはあんまり熱くはならないけど、高出力の奴ならしょうがないんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
そうですね。
まあ、現状で上手く行ってせいぜい蛍光灯と同じ程度の効率。
ならば当然、同じ明るさで同じだけ電気を食えば、同じ程度の熱を出すのは必定。
でも、蛍光灯の発光部に比べてパワーLEDの発光部は小さい為、熱の密度が高い。
だから、冷却効率を上げる為に…って事ですね。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:1, 参考になる)
ですねぇ。白熱電球よりはマシですが、照明器具として考えればまだまだ蛍光灯の方がLEDよりも高効率です。今回の商品でも、明るさは「24Wの白熱電球相当」ですが、暗い照明を好む欧米ならともかく、日本であればこんな暗い電球は受け入れられません。
ちなみに、国内で照明用として使われる白熱電球は主に40W~100Wですが、これと同じ明るさの光を得ようと思うと、おおよそ以下の表のような消費電力になります。
これを見るとLED型の方がやっぱり消費電力が少ないと思うかもしれませんが、これは電球直下での明るさが同じになるようにあわせているため。実際に使ってみると、電球型LEDは光が電球正面に集中するため周囲は白熱電球や電球型蛍光灯に比べてかなり暗い印象になります。
あくまで現状の電球型LEDについていえば、低消費電力や低発熱という点でのメリットはそれほど大きくなく、長寿命という点が唯一のメリットといえそうな感じです。
Re: (スコア:0)
発熱量は同じ明るさの白熱電球より明らかに小さいです。
(投入した電力以上に発熱するはずがないので当然ですが)
ただし、高温にさらすとLEDが劣化して寿命が縮むため、高出力のLEDの場合には放熱が重要になるそうです.
Re: (スコア:0)
温度上昇による寿命の問題もありますが、
温度上昇に伴い発光効率が落ちてしまうという問題もありますね。
Re: (スコア:0)
LEDは発熱しませんが付帯回路が発熱するんですよ。
ですから白熱電球のように光っている部分が熱くなるのではなく
口金近くの回路部分が熱くなります。
15WのACアダプタでも結構熱くなるので60Wならなおさら。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:2, 興味深い)
>LEDは発熱しませんが付帯回路が発熱するんですよ。
いやいやいやいやっ! LEDは発熱しますって!
変換効率が100%じゃない---せいぜいで20%程度---以上、光に変換できなかった分は熱になるわけで…。
LED自体より発熱する付帯回路って、どれだけ効率が悪いんだか…。
AC100V用LEDナツメ球なら、そんなこともありそうです。昔ながらに5Vで赤や緑のLEDを1個点灯させるのに直列に入れた抵抗も、LED以上の電力を消費してるか。
文体的に(オフトピ) (スコア:1)
ドウシテオレハ、ココニイルンダ!
Re: (スコア:0)
1WのLEDですらヒートシンク無しでは一瞬で焼き切れます
15WのACアダプタがかなり発熱するのは、利用できる電流に幅を持たせているから効率が悪くて発熱するためですよ。
流す電流が固定なら付帯回路も効率上げられるので、発熱も心配するほどではありません。
#放熱不足のヒートシンク触って火傷したことがあるのでAC
Re: (スコア:0)
LED信号機は、発熱が少ないので雪が付着して見えなくなる。
ので寒冷地では導入が進んでいない。
というのを聞いた事がある。
照明用だけで発熱が問題になっているのか?
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:2)
信号用と照明用では、出力≒単位面積当たりの発熱がまるで違うものなのでしょう。
信号用は、LED自身が発光していることが伝わればよいですが、照明用は他の物体を照らし出すものです。照明用LEDは直視できないくらいに明るい。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:2, 参考になる)
北海道では 道路の信号機は 順調にLEDに切り替わっています
もともと着雪しにくい地方ですが不具合を感じたことはないですね
縦型信号機が主流でしたがLEDでは横配列の薄型になっています。
導入時期や場所によるのでしょうが、ひさしも小さなタイプが多いので雪が積もりにくくはなってるよう。
猛吹雪でも高輝度のおかげで本体が見えなくても光は見やすくなりました
車のテールライト(LED)は、表面が凍ったときに解けにくい気がします。
HIDはすぐ解けるのに。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:1)
>LED信号機は、発熱が少ないので雪が付着して見えなくなる。
都市伝説じゃね?
もし本当にそうだったら、押しボタン式信号や夜間の黄色点滅もヤバい事になっているはずだし。
Re: (スコア:0)
信号機は電球だけ交換ではないため、筐体内にそれなりのスペースはあります。
周りを黒くしているので輝度はそんなに必要なかったりします。
照明LEDでは
・効率はよくて蛍光灯並なので、蛍光灯並の輝度なら蛍光灯くらいの熱は出る
・口金を互換にしているが、蛍光灯のようにスパイラルにすることで面積を稼ぐ
ことができない(加工がめんどくさい)ので熱がこもる
のが問題なのではないかと。
蛍光灯をしのぐようになれば、白熱球の代替としてのネックに悩まなくて済むのに。
Re:LED電球の場合、発熱量が大きいため (スコア:1)
原理的には蛍光灯より効率が上がるはずなのに、何がネックなんだろう?
効率を上げるとレーザーになったりして・・
the.ACount
Re: (スコア:0)
つ
http://srad.jp/comments.pl?sid=329239&cid=1001198 [srad.jp]
液は何なのか(キリッ (スコア:0)
Re: (スコア:0)
technobahnの記事はタイトルでは「水冷」となっているが
本文中に「特殊な透明な冷却液」とあるので少なくとも
水ではなさげ。
# ああ、水って物理特性的には特殊な方なんだっけ?
Re:液は何なのか(キリッ (スコア:2)
Eternaleds News and Press 7-15-09 - Liquid-Filled LED Bulbs Finally Make "Green" Lighting Cool? [eternaleds.com]
ベビーオイルに似た成分の冷却材で、毒性なし・UL(Underwriters Laboratories Inc.)規格クリアだそうです。
Re:液は何なのか(キリッ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
>ただ、この液冷LEDのガラスが電灯並みのものなのか丈夫なものなのかが不明ですね。
発熱が抑えられているのであればなにもガラスにこだわることなく樹脂でもよさそうですけどね
(でもそうすると放熱のための伝導率が落ちちゃうか)
Re: (スコア:0)
>本文中に「特殊な透明な冷却液」とあるので少なくとも
>水ではなさげ。
あら残念。
気密が絶妙に甘くて、ボウフラの培養地になるカオスな可能性を期待したのですが。
#いや、もちろん本当にそうなったら嫌ですよ
LED電球が普及すると (スコア:0)
蛍光灯は無くならない?
Re:LED電球が普及すると (スコア:1)
LEDは、照明用途には致命的な色の悪さという弱点があるし。
色を改善しようとすれば発光効率が落ちるというジレンマ。
#ディスプレイ用途なら逆に長所となるけど(余計な波長を出さないので効率がいい)。
Re: (スコア:0)
「蛍光灯は残るだろう」、「蛍光灯は残すべき」
と考えるヒトはかなり稀だと思う。
蛍光灯を使う事に何か本質的な理由があるなら兎も角、
仮に蛍光灯の使用・製造が無くなれば、それ以外のものを使う、
蛍光灯デスマッチは無くなる、と考えるのが普通ではないか。
もし、蛍光灯が一般に使用されなくなった未来において、
蛍光灯デスマッチのためだけに注文生産していたら驚きだ。
Re: (スコア:0)
その上で、そういう意見を持つなら何も言いませんけど。
Re:LED電球が普及すると (スコア:1)
ドウシテオレハ、ココニイルンダ!
安いんですか? (スコア:0)
まあ、在庫限り品(スポットかな?)だけど。 [akizukidenshi.com]
防犯用のセンサーライトにつけようと思って買ったら、ヒートシンクの部分がジャマでソケットに入らなかった_| ̄|○