
「攻撃的な遺伝子」を持っていたので減刑? 27
タレコミ by mhatta
mhatta 曰く、
情報元へのリンク
本家/.の記事(Murderer With "Aggression Genes" Gets Reduced Sentence)より。2007年、Abdelmalek Bayout被告は男性を刺殺した容疑を認め、9年2ヶ月の懲役刑が言い渡された。イタリア・トリエステ裁判所における控訴審において、裁判官はBayout氏の刑期を1年短縮したが、その理由は、氏が「攻撃性の増大と関連した遺伝子変異を持つことが判明した」からだと言う(Murderer with 'aggression genes' gets sentence cut。参考: A brain primed for violence?)。これに対して米ヴァンダービルト大学の法学部教授Nita Farahany氏は、アメリカでは逆に容疑者の有罪を立証するために遺伝子情報が使われ始めていると指摘し、「ある遺伝子を持つということはそういう振る舞いをしがちであるという傾向は示すかもしれないが、その人がある特定の行動を採った理由を説明することはない」と述べて遺伝学の法廷への拙速な導入を批判している。
情報元へのリンク
部門名 (スコア:2)
最近間違える人が多いらしいですが、「喧々諤々」なんて言葉はありませんね。「侃々諤々」(カンカンガクガク)と「喧々囂々」(ケンケンゴウゴウ)を混ぜてしまったのでしょうけれど。
Re:部門名 (スコア:1)
んー、喧々諤々が誤用であることは間違いないのですが、最近というにはちょっと時間が経って市民権を得てしまったように思います。ほとんどの国語辞典に、「混ざってできた言葉」として載っているくらいです。つまり、「「喧々諤々」なんて言葉はありませんね」と言い切るのはもはや難しいのではないかと。
敏感な人にとって許せないという気持ちは分かります。
LIVE-GON(リベゴン)
冗談のような判決 (スコア:1)
Re:冗談のような判決 (スコア:1)
>おいたをした際に、「いやー、この手が悪いんだ」と言いながら自分の手をペチするのと、どう違うんだろう・・・?
この場合は中二病を発症しやすい遺伝子が関係してそうです。
#静まれ俺の左腕。
Re:冗談のような判決 (スコア:1)
>#静まれ俺の左腕。
サイコガンが出てくるとかね。
これは、改造だから意図的なものとかで、裁判的には弱いだろうな。
Re: (スコア:0)
裁判官が情報に流されやすい遺伝子を持ってたんですよ
殺人遺伝子の影響なので無罪! (スコア:0)
暗殺者にはこの遺伝子を埋め込んでおけば、
再利用できる可能性が上がるということですね。
Re: (スコア:0)
ただし要注意人物として挙げられるとか
減刑のかわりに治療がセットでついてきて検査でバレるとか
再犯すれば逆に危険檻から出すなで終身刑/死刑になるとか。
# XYYとかそういう系の異常ですかね。Y遺伝子って罪だねぇ...
それを言い出したら (スコア:0)
Re:それを言い出したら (スコア:1)
日本の民事の判例だと、矛盾した言い方だけどある程度一般的な範囲に収まる特異性は考えないけど、
あまりに平均から外れている場合はそれを斟酌する、みたいな事があるね。
80kgなら普通に行動していればいいけど、百貫デブならそれなりの行動をしろ、みたいな。
判例検索システム>最判平成8年10月29日 [courts.go.jp]
日本だと責任論に、遺伝的要因が規範に従う可能性を失わせるなり減少させるなりしたかを考えるんだろうけど、
置いて、司法の役割は個人の救済なのだからある意味それがパンドラの箱である事を考慮すべきではないと思う。
差別やなんやにつながるのなら他所でしっかり対策するべきだし、
攻撃的な遺伝子が科学的なのか訴訟上の証拠として採用できるのかは問題にするべきだけど。
Re:それを言い出したら (スコア:1)
>あまりに平均から外れている場合はそれを斟酌する、みたいな事があるね。
あれ?リンク先は
「被害者の身体的特徴をしんしゃくすることはできないとされた事例」
となってますが
Re:それを言い出したら (スコア:1)
これ、立場が逆と違うか?
ストーリーは犯罪者側の特性についてで、あんたの出しているのは被害者側の問題だろ?
# でもって、犯罪と事故を同一視しているのも、問題だけどね。
事故で相手が異様なデブであったために被害が大きくなったが、それは加害者側の問題ではないということだからね。
Re:それを言い出したら (スコア:1)
そうだね。身体的特徴にひっぱられすぎた。
適法行為の期待可能性がなければ責任阻却が行われるとするのが通説、とだけ書いておけばよかった。
>それは加害者側の問題ではない
被害者側の素因を因果関係で処理するのは面倒な気がする(そういうことを言っているのではない?)。
Re:それを言い出したら (スコア:1)
>被害者側の素因を因果関係で処理するのは面倒な気がする
ってか、それが成り立たないからだと思うよ。
あまりの肥満で急性疾患があって、救急車で運ばれているとかいった場合に、その救急車に衝突しくさったらありえるだろうけど、
一般公道上での一般車両同士の衝突では、「通常の衝突で通常の人が被る以上の被害」については損害補填は無理だろうね。
似た例だと、子供を載せてチャイルドシートにちゃんと座らせていない状況や、シートベルトをしてない状態だと保険で割合が過失相殺で1割から3割程度引かれるとかね。
着用義務を含めて、ある程度の健常性がある人を前提にして考えるというのが、普通でしょう。
身障者マークとか紅葉マークなんか、それに近いかもしれないな。
Re: (スコア:0)
自分の上司にも…… (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
罪を憎んで (スコア:0)
人(遺伝子)を憎まず
みたいな話?
Re: (スコア:0)
攻撃性が増大する性質をもつ人間であるから通常より苛烈な罰を与えないと再犯を防げない、という風に今回の裁判とは逆方向の判断をすることはしちゃいけないんだろうか。
遺伝子を理由に刑の軽重をどうこうできるのであればこっち方向の判断だってありになってしまいかねないと思うけど、もしかしてこういう発想自体危険思想でしょうか?
Re:罪を憎んで (スコア:3, すばらしい洞察)
いわゆる心神喪失による酌量というのは
「本人の理性が綺麗になくなっている状態でおこったコトだから、本人の理性に反省を求めても意味がない。ここで罰を与えたって、再犯を防ぐコトの役には全く立たないよね」
と、ゆー理屈から来る物でして。
この場合も全く同じで
「そーゆー脳の作りになっている人間なんだったら、罰を与えたって何も変わらんよね。減刑はするけど、その分出所後の保護観察は簡単に解けないよ」
と、言うことになるかと思います。
Re: (スコア:0)
遺伝子に原因があるのであれば、治療のために入院させるべきって話にすればいいんじゃね。
Re:罪を憎んで (スコア:1)
北欧諸国では70年代まで強制的な不妊手術が行われていました。
※精神障害・性犯罪・人種[!]を理由に実施されていた模様です。
日本でこの種の「切り捨て」を実施するなら、
10年以上の生活保護を3代に渡って受けた場合、親子孫を不妊化するなんてのが有効かもしれません。
脅しとして、どこまで機能するかは疑問ですけどね。
# そこまで極端でなくても親子揃って生活保護を受けた場合は親権剥奪して孫を隔離するべきではないかな?
#(そこの家風に問題があるとしか思えんから)
>現に生きている人を殺処分するくらい徹底しないと
20世紀以降だと、ナチと中国とアフリカの一部の国でやってますな。
(共産系政権の"粛正"を含めるともっと増えるけど、線引きが難しいので除外)
# あと、米国も第二次大戦中に日系人に対して似たような事を…
セーフティネットは必要不可欠ですが、それに頼り切る人が増えると機能しなくなる。
日本の場合は「自立支援」で行くべきでしょう。(北欧諸国では「切り捨てる」方向でした。)
参考文献:ISBN978-4-569-69713 大山典宏 「生活保護 vs ワーキングプア 若者に広がる貧困」(PHP新書504)
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re: (スコア:0)
>脅しとして、どこまで機能するかは疑問ですけどね。
脅しどころか、今ならなんとも思わないんじゃないですか。
# 二次元に没頭させときゃ済むしさ(まて
死刑が極刑にならない例(喜んで死刑になった誰ぞとか)もちらほら出てきているくらいですので、
生きることにそれほど執着を持たなくなっている人には「べつにいいや」みたいな感じになりそうですね。
いまそれが適用されたらですが。
そうやって生存権が奪われることによって、逆に「生への執着」を植え付ける結果になるかは未知数です。
Re: (スコア:0)
>社会的コストがかかりすぎて
攻撃性遺伝者介護保険制度がアップをはじめました。
開始数年後に「やっぱり無理だったわ。てへ」となるわけだが。
Re: (スコア:0)