earthlightのコメント: 2000年代前半はコスパ最強 (スコア 3, 興味深い) 113
2000年代前半の25インチクラスの平面ブラウン管モデルはコスパ最強だった。
価格ドットコム最安値で25000円しない値段で購入。確か21800円とか。
それで外部入力が4系統と多く、D1端子までついていた。
2001年発売の25T-D101Sとか、25T-D201Sとかその頃の製品。
アナログモデグのSDモデルとしてはシャープな画質なんだけど
リモコンの作りがちゃちで耐久性が悪いのと、
定期的に画質調整しないといけないのが難点だった。
テレビの裏側にドライバーを突っ込む孔が空いていて、
その奥にあるダイヤルをドライバーで回転させるとフォーカスが合って驚くほど鮮明になった。
あれは本来サービスマン用の機能だったのかもしれない、それにしては原始的だったのだけれど。
こんなに安くこんなに良いテレビが買えるんだと驚いた。
地デジ置き換えで手放してしまったけれど、思い出深いテレビだった。
液晶の方が品質が良かったのだから仕方がないけれど、
ブラウン管のままHD化の波がもう少し続けば、
三菱は画質と値段お折り合いをつけたいい製品を出してくれた気がする。
ブラウン管は動きがスムーズで遅延がないということで、アーケードゲームの筐体に採用されていましたね。
HD対応したSONYのブラウン管モニターはプレミアムがついたと聞くので、
猫も杓子も液晶にいってしまったけれど、ブラウン管を特定用途で残してほしかった。
プラズマテレビより可能性があった気がする。
タイミングがすごく悪かったと思うのだけれど、HDMI端子発売まで引っ張れたり、
(ブラウン管は重くて取り回しが悪いので)25インチクラスの重量でHD化できれば
だいぶ長く使える製品になれたような。
液晶の進化は重要だったけれど、日本はそれを真に受けすぎたというか、
ブラウン管の技術を捨てるほどだったのかなと思う。
良くも悪くもインターネットの普及で海外の情報が直に入りすぎていた時代ゆえかなぁ。
実は今になって見直してみると日本のほうが進んでたってことは多い。
液晶の進化速度と薄さ、軽さは凄まじかったので、応答速度だけで対応は困難だったのかもしれないが
地デジ化の2011年まで、平面ブラウン管が主力だった時代があって、HDMI端子がないとか
ちょっとしたことで売られなくなってしまった気がして惜しい。