lccの日記: HDD、SATAとSASでそんなに違うのもん? 15
日記 by
lcc
15000RPMのSASなどは性能に直結するのでいいとして、
7200RPMのSASとか提案されることがあるのだけど、SATAだとだめなのだろうか?
カタログスペックが高いのはわかる。わかるが、実用上そんなに違うものなのだろうか?
価格が数倍違うのだけど、RAID6、SATA HDD×5 とかじゃダメなのか?
15000RPMのSASなどは性能に直結するのでいいとして、
7200RPMのSASとか提案されることがあるのだけど、SATAだとだめなのだろうか?
カタログスペックが高いのはわかる。わかるが、実用上そんなに違うものなのだろうか?
価格が数倍違うのだけど、RAID6、SATA HDD×5 とかじゃダメなのか?
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
今はSASなんて使わない (スコア:1)
2010年代に入ってSandyがAVX搭載したあたりからインターフェース屋さんの斜陽化が進み
HaswellがAVX2搭載してパリティ計算のコストが殆どゼロになった時点で
どこの会社もRAIDカード間の非互換性を嫌ってソフトウェアRAIDへの移行が一気に進んだ
おかげでインターフェース屋さんは総出で廃業
アダプはPMCにLSI Logicはブロードコムに身売りした
SASが高速/高信頼性をウリにしたところで、相方のインターフェース屋さんが死に絶えたので
SASの高速/高信頼性は机上の空論に成り果て、その廃業祭りはストレージ屋さんをも直撃
結果、ご存知のように昔は沢山いたストレージ屋さんも今やたったの2社
更に悪いことにSSDが予想を上回る速度で進化し、SATAやSASばかりかM.2すら飛ばしてハイエンドはPCIe直結のHHHL
もうどこにもSASの入り込むスキはなかった
そもそも昔はともかく今はマシン単体のRAIDなどというコンパクトな代物で済むような時代ではないので
どこの会社も基幹部分はGlusterFSで言うところのBrickを基準とした複数台サーバ構成が基本
故障がでたらHDD単位ではなくサーバ単位やラック単位で交換する
そのBrickにしてもHDDを直で使っていては速度がでないのでHHHLのNVMe SSDをbcacheやFlashcacheに使いIOを稼ぐ
なので、このご時世にSAS使ってるような所はないよ
うちの会社は都心で敷地面積が限られてるので、一台あたりに搭載できるHDDの数を増やす目的でBroadcomのSAS HBA挿してはいるけど、その先は普通のWD金
普通の会社ならHBAすら使わずチップセット付属のSATAコネクタ利用してHDD繋ぐでしょ
今やどこの会社も一番金かけるのはキャッシュに使うNVMe SSDの方、SAS組むくらいならその分キャッシュに金かける
まあ金持ってそうなTOYOTAさんとかは、サーバやラック単位で交換があたり前のこのご時世でも全鯖SAS搭載してSamsungの30TB SAS SSD満載でBrick組んでそうだけど、普通の会社じゃムリよ
Re: (スコア:0)
で、lccさんは何を使えばいいの?
HHHLはいくらかかるの?
Re:今はSASなんて使わない (スコア:2)
予算が潤沢なら私も高いの買いたいんですけどね。
7200RPMのSASとか提案されているぐらいですから、100万円前後のサーバです。
ソフトウェア台からすると微々たるものなのに、上司からは一円でも安くと・・・。
ホットスタンバイでもう一台とか言える雰囲気に無いんだが。
#ミッションクリティカルなのに保守まで切れないかとか・・・
Re: (スコア:0)
高いと言っても、エンタープライズ向けでも1TBあたり10万ぐらいだよ。
予算100万なら、SATAのHDD RAIDにキャッシュで1枚SSD追加してもいいのでは。
小規模サーバーの例 (スコア:1)
ウチではこんな感じでやっています
クライアント20台まで SATAでも我慢
それ以上 SAS
SASの10,000rpmと15,000rpmは体感的にあまり変わらないので安い方で
以外とNL-SASは性能面で健闘していてクライアント100台程度でもストレスなく運用できています
他の方のコメントでもあったように少なくなっているんで残念
本題とは違いますがRAID構成・設定が重要
RAIDカード自体は新しいものと古いものでは体感性能が天と地の差
同一時期の製品なら設定で相当性能を詰められます
バックアップをしっかり構築するのが前提ですが、性能最優先の構成・設定とするのも手です
あと、サーバーOSがWindows 2016以降ならOSのみSSDに搭載すると吉です
WindowsUpdateがなかなか終わらなくてやきもきすることが減りますよ
それはあれ (スコア:0)
地獄のSATAも金次第
Re:ゼロから始めるストレージ生活 (スコア:0)
>実用上そんなに違うものなのだろうか?
はい、まったく違います。
シーケンシャルもランダムもSASの方が「安定」してライト性能が高いです。
回転数の違いで転送量も違ってきますが、根本的にSATAとSASでは
処理方法がちがうので、不特定多数が使うようなものにSATAディスク
を投入するとあまりの遅さに落胆するとおもいます。
とは言え、それを許容しているなら別です。
>RAID6、SATA HDD×5
これが一番やってはいけないパティーンです
Re:ゼロから始めるストレージ生活 (スコア:2)
仮想サーバ、DBサーバなどではだいぶ違ってくるということですしょうか。
具体的な数値とか乗ってるサイトご存じないでしょうか?
> これが一番やってはいけないパティーンです
そこ詳しく。
そこ詳しく (スコア:0)
はい。
パティーンとは
元ネタは野球選手の片岡易之がTwitter内でつぶやいた以下のツイートであるとされている。
起きちゃった。こりゃまずいパティーンだ。寝なきゃ。
この言葉は「女子中高生ケータイ流行語大賞2011」で11位にランクインした。[1]
生放送「奮闘ゲーマーズ」で伝染させようと多様に使用している。
例「これ、やばいパティーンだ」
Re:ゼロから始めるストレージ生活 (スコア:1)
Quantum御存命でIDEとSCSIの宗教論争があった頃に聞いた昔話
IDEとSCSIでは設計思想が違う。
>処理方法がちがうので、不特定多数が使うようなものにSATAディスク
>を投入するとあまりの遅さに落胆するとおもいます。
にあるような高負荷での処理の仕方と設計段階でのMTBFの目標値が違っていた。
SCSIは高いMTBFを達成する為に抵抗、コンデンサー、LSI等は高信頼性品を使うので高いと
なるほど俺には必要がないと理解してSCSI教からぬけた。
7,200rpm なら NLSASでしょ (スコア:0)
それはメカはSATA、I/FはSASを受け付けるといっても(ry な代物なので「カタログ」スペックはまぁ高いかもしれませんが、
> 価格が数倍
ぼったくりですね。
※ #3598559 さんの発言内容を否定するものではありません。
Re:7,200rpm なら NLSASでしょ (スコア:2)
ちなみに某社 増設用HDD価格(ネット調べ)
2.5型 SAS 450GB 15000rpm ¥142,000
2.5型 SAS 450GB 10000rpm ¥70,000
2.5型 SATA 500GB 7200rpm ¥39,000
おまけ、価格com調べ
2.5型 SATA 5000GB 7200rpm ¥4,000 前後
7200RPMのSASが載ってなかった。
まあ数倍と言っても過言ではない。
企業向けと個人向けが違うのは分かってても価格com見ちゃうとなー
Re: (スコア:0)
実はいうとNLSASは基本的に市場からなくなりました。
Re: (スコア:0)
NL-SATAは見かけるんですけどね。やっぱり中途半端な存在だったのかしら。
Re: (スコア:0)
ぼったくりですね。
数でないですからねー。
大量に調達するなら、両者にそんなに価格差ないのですが。。