maiaの日記: 民間による月面探査は2019年からブームになる 26
日記 by
maia
1969年7月20日、人類は月面に降り立った。それから50年、2019年2月13日、民間としては世界初の無人探査機が月面に着陸の予定という(SpaceIL、ニューズウィーク)。SpaceILはイスラエルの非営利団体で、不成立に終わったGoogle Lunar XPRIZE(CNET)参加チームの一つだった。着陸機は180kgで、燃料を含めると600kg。ロケットはスペースXのファルコン9を予約済みで、打ち上げは12月の予定。高度6万kmの軌道に投入された後、二ヶ月半かけて月周回軌道に入る。また着陸後、エンジンを噴射して500m移動する実験も予定している。民間による月面探査は、2019年以降は賑やかになっていくようだ(Space.com)。
GLXPは意味不明だった (スコア:0)
岩場で500m移動するロボはそれなりに難易度が高いが、その前に月まで持って行く努力には一文も払わんのかと
純粋な民間資本で静止軌道より先に衛星を置くだけでも前例がほとんどないというのに
Re:GLXPは意味不明だった (スコア:1)
一応、参加者はファルコン9を格安で使わせると言うことだったが、
当時のスペースXはファルコン9どころかファルコン1も満足に打ち上げることができなかった。
Re:GLXPは意味不明だった (スコア:4, 参考になる)
それでも、アポロ計画で言うと「サターンVを貸してやるから月バギーを作れ」なんだよ。
司令船(CSM)の司令部(CM)と機械部(SM)、着陸船(LM)はどこから持ってくるの? 誰が金を持つの? という疑問が終ぞ解決しなかったのがGLXPの問題。
作ることになっていたのはこれ [tamashii.jp]、特別価格なのはここだけ [spacenews.com]、賞金が出る対象はこれ [wikimedia.org]、この部分は [tamashii.jp] どこにあるの? [tamashii.jp]と聞くと「そこはベンチャーで…」「インド政府が…」。
3社くらいの司令船・月着陸船ベンチャーが立って相乗りすることになっていたけど、民間企業による着陸自体が無給のくせに偉業級のハードルで、
どう考えても大揉めした上に全責任がそこに集中するのは目に見えていたから、成功しようがなかった。
もしSpaceXがGrey Dragonかソ連系の探査機バスを着陸船として一機用意するなら、まだ成功する可能性はあった。
Re:GLXPは意味不明だった (スコア:1)
業界に一石を投じたから意味はある。
アンサリXプライズだって詐欺まがいのような手法だった。
Re: (スコア:0)
アンサリXプライズは、当時の宇宙ベンチャーの技術水準と顧客が求めるものが達成条件とマッチしていて良い企画だったと思う。
一方GLXPは、技術水準と達成条件が全くマッチしていない上に、条件が微妙にずれてるせいで、ローバーだけ作ればいいと思ったアホが大量参入してしまった。大失敗だった。月探査で顧客が求めているものは輸送系だった。GLXPは「月に1kg以上の探査機を投入すること」みたいな純粋に輸送系のレースにするべきだった。
GLXPのせいで、輸送系に回すべきリソースがローバーに取られてしまった。GLXPは業界に一石を投じたかもしれないが、それは悪い方向にだった。
月面探査がブームになる理由は? (スコア:0)
リンク先読んでみたけど、月面探査がブームになる理由に納得できるものがない。
最近のロケット開発のブームは、人工衛星の需要増という分かりやすい理由があるけど、月にはそれがない。
だからアポロ計画以降40年も人は月に行っていないわけで。
行けないわけではなく、行く理由がない。
宇宙大好きな自分からしたら悲しい限りだけど、ここが変わらないとブームにはならないよ。
Re:月面探査がブームになる理由は? (スコア:1)
月から化石が発見されるんだよ。
すでに木の化石が出ている。
http://labaq.com/archives/51258765.html [labaq.com]
Re: (スコア:0)
火星有人飛行のブームの化けの皮が剥がれた時の保険ですよ
夢を売って商売してる人たちにとっては切実な問題です
Re: (スコア:0)
Google Lunar XPRIZEの惨状をガン無視して、なんの脈絡もなくブームになるとか、何言ってんだこいつって感じ。
Re: (スコア:0)
> 月面探査がブームになる理由に納得できるものがない。
なに言ってんの?ちゃんと納得できる理由がはっきり書いてあるじゃない。
Googleのコンペに向けて一斉に作ってたのが、(コンペは失敗に終わったけど)
もうじき次々と出来上がってくるから、ってのが理由だよ。
すごく納得できるんじゃない?
「ブーム」なんだから、一時の熱狂が過ぎだら後はパッタリだよ。
こうした企業は、月への観測機器や物資の輸送、探査活動をビジネス化しようという狙いがあり、
さらに月に都市を築こうという構想もある。
なんてのは、ただ記事を格好良くまとめるための付けたし。Xプライズこぼれの計画以外は、
具体的な情報は何も書かれてないだろ。
Re: (スコア:0)
大量のヘリウム3が月の地面に堆積してる [moonstation.jp]ので、核融合をやるようになったら資源争奪戦になると言われてますよ。
ヘリウム3を使うと、核融合に伴う諸々のデメリットを最小化できるということのようで。
# 膨大な熱を棄てるのとそれでも放射化する部材や廃棄物が出ることはさておき。
Re: (スコア:0)
実用化の目処も全然立ってない核融合のうち、さらに難しいヘリウム3、それで発電まですることの困難さ。
いつになることやら…。
画餅というか、月開発には資源的魅力がありますよ~、と説明するための言い訳とでもいうか。
宇宙ステーションを維持するための方便に、新薬開発などがあるのと同じかな。技術の進歩で、宇宙ステーションで研究する意義はほぼ無くなりましたからね…。
核融合も、実現できたならヘリウム3使わない方法が主流になるでしょう。
月に依存する資源を使いたいと、地球人が思うだろうかね?w
Re: (スコア:0)
月に人を送り込むだけで何十兆円とかかりそうなのに、
月から資源を持ち帰るにしろ、月に発電所を建設するにしろ、ペイするとは思えんね。
Re: (スコア:0)
今は地上から一気に月に送り込む形になってるからコストがかかってますけど、これが月と定期便が行き交うようなのが視野に入りだすと、中継ポイントの設備が出来て、
小型のロケットで人員や空の貨物コンテナを打ち上げて、中継ポイントで推進装置を推力は小さいけど比推力は大きい推進機に乗り換えて月の周回軌道まで行って、そこで着陸システムに乗り換えて…と言う形のインフラが出来てくるんじゃないですかね。
# 月で材料を処理するか、地球までコンテナに入れて着陸させて地上で処理するかはともかく。
そうなると、コストが急激に下がるはずですよ。
宇宙放射線の遮蔽でブレークスルーが出てきたら、小規模なスペースコロニーができてそこで作業員が仮の生活をしたりまでする可能性すら出てきますし。
Re: (スコア:0)
その話のどこにコストダウンの要素があるのかまったくわからんw
Re: (スコア:0)
打ち上げのために高い推力が必要なロケットを軌道間輸送に使うよりも、推力は低いが効率の良い(比推力が高い)電気推進なりのエンジンを備えた軌道間輸送船を整備した方が効率的って話かと。
地球から宇宙に上がるシステムと、宇宙空間で移動するためのシステムと、月に降りるためのシステム、全部最適解が違うから、それぞれに専用インフラが整えば運用費は大幅にコストダウンになるよ。
# もちろん作るまでが大変なんだけど。
Re: (スコア:0)
実際に計画はあるから国家間の競争は激しくなりそうだけどね。
その結果として民間の探査ブームもくるかもしれない。
Re: (スコア:0)
月面が探査機の残骸だらけになりそう
ちゃんとゴミも持ち帰ってもらいたいですね
# 日本のはやぶさの出番かも?
Re: (スコア:0)
> 行けないわけではなく、行く理由がない。
「宇宙大好きな自分からしたら悲しい限りだけど」ということは行く理由がないことはないかと(需要が最低一人はあるのでは?)
Re: (スコア:0)
そこは「経済的・政治的に」ってのを付け加えて読むんですよ。
Re: (スコア:0)
電○がそういったんだよ!!
Re: (スコア:0)
そうだ、結婚式場を作ろう
Re: (スコア:0)
あれはSETIも兼ねていたんで学術施設として認められたんだっけ?
Re: (スコア:0)
つーか、株式会社ispaceが100億も金を集められる理由もわからない。
儲かるとすれば打ち上げ用のロケットだよなあ
今こそ月の土地の権利を主張する時だ (スコア:0)
勝手に民間の探査機が侵入してきたら、不法侵入として訴えよう。
裁判に勝てばタンマリと賠償金をせしめられるぞ。