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mishimaさんのトモダチの日記。 アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。

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変なモノ

Ryo.Fの日記: 痴漢大国の件 2

日記 by Ryo.F

DJ SODAさんのツイート

男であろうと女であろうと、相手の許し無く触る奴が悪い。これは大前提として。

これって、運営も悪いよな。
興奮した観客のすぐそばまで演者が近寄れば、こんなこともあるだろうことは十分予想されるわけで。
適切な距離を保てるようにしておくとか、こういう事態が発生した場合には、スタッフが身を挺してでも演者を守るとか、そう言う対策は必須だろうに。

日本では、このイベント以外でもこのレベルの対策しかしてないのかな?
そんなことは無かろうと思うが、どうなんだろう?

日本以外の国ではどうなんだろうね?
同じ状況で、日本以外の国なら問題が起きない、なんてことは無いと思うが。
いずれにせよ日本の恥、と言うのはその通りだけど、運営レベルの低さの方が問題にされるべきなのではなかろうか?

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変なモノ

Ryo.Fの日記: 終戦後の沖縄で軍による集団自決強要があったogino説 7

日記 by Ryo.F

ogino氏のコメント#4434883

一方国内では、沖縄での日本軍による(終戦後も続いた)虐殺、虐待など、法で裁けると思われるものもありました。

続く#4435023

「終戦」というのは8月15日(玉音放送)を指しています。これは沖縄の日本軍には伝わらず、この後も自決強要などは続いたと聞いています。

沖縄戦における集団自決があったのは事実で、沖縄戦が終戦後1945年8月15日以降、9月17日の第28師団の降伏まで続いたのは、まったくの事実です。

一方、軍による集団自決強要については、議論の分かれるところで、確定していません。つまり、あったとする説・なかったとする説、それぞれを唱える人達が居る、と言う事です。

で、問題はここから。ogino氏は、終戦後も軍による集団自決強要があった、としています。
私が不勉強なのかもしれませんが、ざっと調べた感じでは、そのような説を主張している人は、ogino氏以外には見当たらない様です。
ogino氏には、何度かその根拠を尋ねているのですが、少なくとも現時点まで、それに対する回答はありません。

16567694 journal
変なモノ

Ryo.Fの日記: 罪刑法定主義・法の不遡及が明治憲法で認められていなかった説 12

日記 by Ryo.F

これとかこれとか。
特に後者に「参考になる」でM1したM1er、キミらは真っ先に生成系AIに騙されるタイプだな。
生成系AIはその発言を見れば論理的整合性が有るだけで無根拠な意見を断言して、それに騙される人も居るわけだが、
このコメントは、一見もっともらしいけど、その発言だけでも論理的整合性の取れないことに騙されちゃってるわけで。

大体、法の不遡及を認めない罪刑法定主義なんて、事後立法でやりたい放題になってしまうわけで、普通に考えれば成り立たないだろうよ。

16566098 journal
日記

Ryo.Fの日記: なぜなぜ→対策→実行

日記 by Ryo.F

#4446506
なぜなぜ分析をやったからと言って、対策を立案できるとは限らないし・立案できたとしても実行できるとは限らないんだよなぁ。
つまり、確率的に発生する事象の内、いくら対策して確率をゼロにはできないものもあるし、
確率をゼロにしようとしたり、ゼロに近づけようとしたりする対策には、高い費用が掛かるものがあり、それらは費用対効果を考えて現実的には実行できない場合がある。

ま、当たり前のことだよな。

16543358 journal
変なモノ

Ryo.Fの日記: 「A級戦犯」の誤用 19

日記 by Ryo.F

「沖縄県人を侮辱している」朝ドラ「ちむどんどん」史上最低レベルの視聴率に県民が挙げた"戦犯"の名前【2022下半期BEST5】

残念ながら、主人公・暢子もA級戦犯と言わざるをえない。

たかが戦後生まれの一料理人が平和に対する罪を犯したとでも言うのだろうか?

この記事で「戦犯」は、負けた原因を作った者と言う様な意味で使われているが、戦犯とは戦争犯罪人であって、負けた原因を作った者ではない。
単に、戦勝国の戦争犯罪人が裁かれないから、負けた方の戦争犯罪人のみが裁かれる、と言うだけだ。

16543343 journal
日記

Ryo.Fの日記: 『Bustard!!』…なんか見ててツラい

日記 by Ryo.F

一応マンガ版リアタイ世代だが、当時は読んでなかった。
今観てもツラい。
※個人の感想です。

16499507 journal
変なモノ

Ryo.Fの日記: 別の意味で失礼

日記 by Ryo.F

「体格いいね、レスリングでもやってんの?」そんな質問にJALの客室乗務員が切り返した"痛快なひとこと"

ある後輩は大学時代、数々の大会でよい成績を残したアスリートでした。背が高く、しっかりした体格。すると、搭乗してきたお客様がこう言いました。

「君体格いいね。レスリングでもやってんの?」

日本人の男性のお客様には、ごくたまにこのようなセクハラ発言をする方がいました。近くでその会話を聴いている私も嫌な気持ちです。

ところが、後輩はお客様にこう言葉を返しました。

「お客様違います。私は会社の相撲部に所属しています」

そう言って、「どすこい!」と自分のお腹を叩いたのです。

それはそれで女子レスリング選手や女子相撲選手に対して失礼なことを言っている様に聞こえなくもない。

16490735 journal
日記

phasonの日記: 高効率での水の光分解 5

日記 by phason

"Solar-to-hydrogen efficiency of more than 9% in photocatalytic water splitting"
P. Zhou et al., Nature, 613, 66-70 (2023).

気が付くと10か月ぶりの日記である.忙しかったとはいえ,ずいぶんとまあ書かなかったものだ.
(論文自体は読んでるし面白いものもあるのだが,こうやってまとめるには時間が取れないとなかなか難しい)

エネルギー問題や環境問題の観点から,再生可能エネルギー等の有効活用が注目されるようになって久しい.そのような中で多くの研究が行われているものの一つが,水素の活用である.水素自体は燃焼時に水のみを生成するエネルギー源であるため,「安価かつ低環境負荷で水素を量産する手段があれば」次世代エネルギーの候補になると言えよう.
※実際には,貯蔵・輸送などでも多くの技術革新が必要であり,そちらでもさまざまな研究がおこなわれている.

さて,そんな水素の生成手段のひとつに,太陽光と光触媒の組み合わせによる水の光分解がある.水の分解には理論的には最低で1.23 eV程度のエネルギー(光の波長で言うと1000 nm程度)が必要なので,光励起によりこれよりも高いエネルギーをもつ電子-正孔ペアを作ることができれば水を分解できる可能性がある.要するに,バンドギャップが1.23 eVよりも大きな半導体材料に光を当て,価電子帯の電子を(1.23 eVよりも大きなバンドギャップの上の)伝導帯に励起することで,水を光分解できるかもしれない,というわけだ.この「光触媒による水の分解(=酸素と水素の生成)」はおよそ50年前に日本で発見され,本多・藤嶋効果と呼ばれ今では広く知られている.
光触媒による水の分解は,水中に触媒を入れ太陽光を当てておくだけで勝手に水素が発生し,しかも駆動部分もないので壊れにくく低コストと,水素の発生手段として当時かなり注目された.

ではこれで水素が安価にバンバン作れるようになったかというと,話はそううまくは進まなかった.
例えば光触媒での水の分解には,下記のような問題がある.

・各過程でロスがあったりするので実際にはもっと大きなバンドギャップが必要になる
・かといってバンドギャップが大きすぎる材料だと,利用できる太陽光の波長範囲が狭い
(バンドギャップを超えて電子を励起しないといけないので,バンドギャップが大きいほどエネルギーが高い短波長の光しか励起に使えない)
・光励起で生成された電子と正孔が再結合しないようにうまくキャリア分離できるような構造にしないと,せっかく生成した電子-正孔がそのまま再結合して消えてしまう

こういった多くの問題が合わさるため,光触媒による水の分解はかなり効率が悪い.例えば初期の本多・藤嶋らによる実験でのエネルギー効率はわずか0.4%程度に過ぎず,太陽光のエネルギーのほとんどが利用できていなかった.
※余談ではあるが,植物による光合成のエネルギー効率(降り注ぐ太陽光のエネルギーの何%を化学エネルギーに変換できるか)はわずか1%程度と同じぐらい低い.

とは言え,水の光分解に可能性が詰まっていることもまた確かである.なにせより高効率な触媒を開発できれば,「そこらに転がしておくだけで水素がバンバン出てくる板」が実現できるわけだ.そんなわけで水の光分解は今でもそれなりに研究がおこなわれているのだが,今回の論文は「条件をうまいこと調整したらエネルギー効率9%を実現できたよ」というものになる.

今回の論文で用いられた光触媒は,InGaN/GaNのナノワイヤーである.GaNは近年LEDやACアダプタ向けの半導体材料として実用化が進んでいるが,AlやInを混ぜることでバンドギャップの大きさを広い範囲で自由にコントロールできることが知られている.このため狭いバンドギャップで比較的広い波長範囲の光を利用できる光触媒としての報告が増えている材料である.さらに助触媒を適切に選択し,ナノ構造化などを組み合わせて表面でのバンド構造の変化をうまく組み合わせると,かなり高い水の光分解効率が得られることが報告されている.
今回の論文では,Siウェハー上にGaNとInGaNをCVDにより交互に積層していくことで,GaNとInGaNが交互に柱状に積みあがったナノワイヤーが成長する(Extended Data Fig. 5c~e).ワイヤー径はおおよそ100~200 nm程度,長さは1 μm前後といったところか.InGaN/GaNにより,おおよそ400~700 nmの波長域の光を利用して水を分解することができる.そしてこのナノワイヤーの表面に,助触媒としてRh/Cr2O3/Co3O4のナノ粒子を付ける.

そして今回の論文の最大のポイントが,温度である.温度を上げると反応速度の向上などにより効率が上がる.ただし温度が上がりすぎると,生成した水素と酸素が触媒の効果で逆反応を起こし水に戻る反応も進んでしまうので,逆に効率が低下する.今回の光触媒で検討したところ,温度が70 ℃までは効率が単調に増加し,80 ℃で横ばいもしくはやや低下したので,実験は70 ℃で行っている.
と言っても,別途ヒーターで加熱するわけではない.触媒と水の入った容器を外部からある程度断熱してやることで熱がこもるようにし,これにより温度を上げるわけだ.言ってみれば,光触媒が利用できない長波長の赤外線を,装置全体を加熱して反応効率を上げるのに利用してやっている,ということになる.装置の構成はExtended Data Fig. 3(集光なしでの,Xeランプ&波長フィルタを使った模擬太陽光での実験)およびExtended Data Fig. 8(フレネルレンズによる集光を用いた屋外での実地試験)を参照していただきたい.
※集光すると,触媒面積が少なくて良いのでコストが安い.また,効率が上がることも多い.

そんなわけで実際の光による水素の発生の様子である.これはもう,屋外実地試験での動画を見ていただくのが早いだろう.まずは光触媒を用いない場合の動画を見ていただこう.この場合,発生しているのは太陽光により一部が沸騰している水蒸気の泡であり,水素が発生しているわけではない.

触媒なしでの動画
(太陽光がまぶしいので,見やすくするためにフィルター越しの映像)

これに対し,光触媒を入れたときの動画がこれである.

触媒ありでの動画
(こちらもフィルター越しの映像)
触媒ありでの動画
(フィルターなしの映像と,装置の全景.レンズなどの配置が良くわかる)

見てわかる通り,ぼこぼことなかなかすごい勢いで水素(と酸素)が発生している.
この分野の研究はあまり追っていなかったのだが,なんとまあずいぶんな勢いで水素が出るものである.
どの程度のエネルギー効率だったのかというと,実験室系で精製水&Xeランプ+波長フィルタの模擬太陽光を用いた実験でエネルギー効率9.2%,屋外&集光ありで通常の水道水を用いた場合が7.4%,同じく屋外&海水をそのまま使った場合でも6.6%の変換効率が得られている.海水のような不純物を多く含む水であってもいけるという面では,かなり利用はしやすそうではある.

もう一つ気になるのは,耐久性だ.触媒分野でよく用いられるturnover number(1つの活性点が失活するまでに,何回反応を回せるか)は44,000ほど(ちなみに,単位時間あたりに何回反応が回るか,というturnover frequencyは601 h-1).非常に少ない,というわけではないが,長期間放置して使い続けるにはちょっと厳しい.この劣化の原因であるが,反応後の触媒のICPでの分析などから,助触媒であるRh/Cr2O3/Co3O4の溶出であるとみられている.InGaN/GaNナノワイヤーには顕著な劣化はなさそうだったので,より良い安定性の高い助触媒が見つかれば,実用化が進む可能性もある.

というわけで,「温度を上げてやったら,水の光分解効率が劇的に上がったよ」という報告であった.

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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