
rijiの日記: SONY Reader 2
SONY の Reader (PRS-T3S) を買って、もうすぐ1か月。
ぼちぼち、感想などを。
ハード的な不満は、あまりないです。
電子ペーパーは、液晶と違って明るいところで見やすいです。
移動中や外出時に読むのに便利です。
移動中や外出時に読むという点では、ページがめくりやすいのもいいですね。文庫本より楽にページをめくれます。
私の場合、タッチパネルよりもハードウェアボタンを使うことが多いですね。
バッテリーの持ちは十分すぎるほどです。正直、まだバッテリー切れを経験してないので、評価できないのですが、そのぐらい充電する必要がないです。
暗いところでは読めないけど、それは紙の本でも同じ。目を労るためにも明るいところで読みましょう。
辞書を引いたりメモなどを活用したりというのは、やや使いづらいかも。ただ、私にとっては特に必要ない機能なので、気になりません。
不満点は、もっぱら電子書籍のフォーマットに関するものです。
全てのフォーマットを試して比較してはいないのですが、とにかく、InDesign でいうところの「文字組アキ量」の調整が低レベル。
行頭のかぎ括弧と段落先頭のかぎ括弧とは、区別して表示してほしいものです。
禁則処理も句読点ぐらいしかしていないのでは。「?」の後ろには全角分のアキを確保するのが普通ですが、「?」が行末に来る場合にはアキを無視すべきです。そういう日本語文字組版の基本ができていない。
「──」みたいな倍角ダーシもきちんと表現できないですね。アキ量調整ができていない時点で無理なのでしょう。
このへんがきちんと処理できる電子書籍フォーマットはないのでしょうか?
縦中横もあまり美しくないなあ。
これらの問題は PDF なら当然に解決できるので、紙の本レベルの美しい組版を実現するには、リフローを犠牲にして PDF を選択するしかないのでしょうかねえ。
フォントの選択肢もあるといいなあ。大きさだけでなく、フォントウエイトも選べると嬉しいです。
文字組の問題は現状のEPUBの限界っすね (スコア:2)
とどのつまり,HTMLとWEBブラウザなわけで。
レイアウトはそこそこ表現できるようになってきましたが,
文字組自体はもろもろ望むべくもなく。
まあ,PDFが主流になるには,
10〜14インチの高解像度のタブレットが出ないとねえ,
という感じ。
10インチでようやくハードカバーの文芸書籍を読む感覚に近くなる。
Re:文字組の問題は現状のEPUBの限界っすね (スコア:1)
かぎ括弧周辺の処理とか特に。
少しだけ希望的観測は持っているのですけど。