パスワードを忘れた? アカウント作成
13764085 journal
日記

taggaの日記: この説明たぶん不正確

日記 by tagga

バズってる英 address / 仏 adresse の説明 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1343899413

◆ではなぜ英語では d が2回になってしまうかというと、英語では dd のように「同じ子音の字を2回繰り返すと、直前の母音の字(この場合は a の字)を短い読み方で読ませる」というスペリングのルールがあるからです。dd と書いてあるために address は「アドレス」と間違いなく読めるのですが、adress だと「エイドレス」と読んでしまう可能性が生じます。( a の字は短い読み方が「ア」、長い読み方が「エイ」。)d の字が2回繰り返してあるのは意味があると、とりあえず考えられます。

こういうのは他にも英 account / 仏 acompte, 英 aggrandize / 仏 agrandir, 英 appease / 仏 apaiser など少数ある。 フランス語で廃語になっている語を加えると、もう少し増える。 このタイプの a- は、d が次の子音に同化されるラテン語の ad- に由来するのではなく、同根のフランス語の a- に由来する。 実際、後半要素も直接的にラテン語に由来するのではなく、フランス語の形である。

Oxford English Dictionaryを引いてくれると分かるはずだけど、 英語での子音字が繰り返れるようになるのが 15〜16世紀のルネサンス期。 つまり、ラテン語への関心が高まった時期で、 英語の綴りがラテン語に近付けられた。 同様なことはフランス語でも起きている(atachier > attacher)が、英語の方が著しい。

これらの例では、英語で名詞でも語頭に強勢をもたず、 語頭が弱音の /ə/ でしかありえないものもある。 強勢短母音で発音させたいということは理由にならない。

ということなので、フランス語からの借用語の綴りがラテン語に近づけられたことが理由のはず。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

読み込み中...