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日記

uruyaの日記: 宮古・沖縄 原2ツーリング 8/9

日記 by uruya

【前書き】
この旅は徹底した黙行・黙食のもと、単独で行っております。
すべての形態の旅行を推奨するものではありません。
特に同居家族やカップル以外のグループで旅行するのはお控えください。

07:04 朝食
3回めの朝食は日替わりシチュー系がクリームシチューに戻った。カレーと交互のようだ。
前日カロリー取りすぎなので、メシの量は抑えてある。

09:38 守礼門
レンタルバイク最終日は沖縄本島南部を回る。蔓延防止区域なので、屋内は避けて屋外施設のみ。
まず首里城へ。100名城沖縄3城コンプリート。90/100城。ゴールは近い。
守礼門は日本三大がっかり名所の次点とする場合もあるようだが、なかなかどうして、立派な門。日本式城門のようにどっしりしてないだけ。

09:39 園比屋武御嶽石門
園比屋武(そのひゃん)御嶽の門。首里城跡などとともに世界遺産登録されている。

09:39 首里城
09:40 歓会門
09:41 瑞泉門
09:43 漏刻門
09:44 広福門
いくつか門をくぐって主殿へ進む。
首里城は戦争でまるごと焼失しているので、すべてが復元物。

09:45 綾門大道
広福門外のスペースから見下ろした道。日本式でいうところの大手道にあたる。曲線的石垣が沖縄らしく、優美。

09:48 城内御嶽
広福門内に御嶽がある。小さい門がついていて、中は神域。

09:48 奉神門
ここから正殿に入る。
火事で焼けてしまって大騒ぎだったが、どうせ復元物でしょ。また復元すりゃいいじゃん? (暴言)
所蔵資料等がいっしょに焼けてしまったことの方がよっぽど大事だ。
首里城の火事を惜しむくらいだったら、短期決戦で講和するべきだった戦争を長引かせて結果的に沖縄を焦土にした旧日本軍の存在を悔やんだほうがいい。負けるべくして負けたから、9条ガーとか基地ガーとか、わけわからんことになってんのよ。

09:50 正殿跡
どんな状態なのかの下世話な興味と、奥に物見があるので中に入ってみる。入場料400円。
焼け跡はいままさに修復中のようだ。

09:51 正殿基礎
数少ないオリジナル首里城の遺構。火災によって発掘されたらしく、怪我の功名。再建されるまでの期間限定公開とか。

09:52 礎石
09:52 龍頭棟飾
ガレキなど。龍のヒゲが物悲しい 笑
いや笑い事じゃないけど。

09:57 城郭@東のアザナ
物見台から城郭を眺めた図。
石垣が煤けてる気がしますね。

10:00 湯殿
10:01 淑順門
10:06 久慶門
湯殿などを眺めながら、いくつか門をくぐって下城。
首里城は以上。

11:04 平和祈念公園
11:05 平和祈念公園
続いて平和祈念公園へ。
沖縄となると、どうしても戦争関連になりますな。

11:10 平和祈念資料館
11:12 平和の礎
資料館の裏に「平和の礎」。沖縄戦の戦没者が記銘されている墓碑銘。その数24万人とか。
よくある平和祈念公園の空撮写真で、崖から円心状に道が広がっている景色があるが、それがここ。

11:18 各県慰霊塔
ちょっと高台に登って行ったら、いきなり「青森県」と書いてある場所が出てきて、なんぞ?と思った。
日本各県の戦没者慰霊碑が都道府県単位に建っているらしい。ちなみに北海道はなかった。

11:22 戦没者墓苑
各県慰霊碑の総本山がここ。
花売りのおばはんがそこいらにいて「兄ちゃん花!花!」と言ってきたけど、お参りに来たわけじゃないので。片手あげて、にっこり笑ってスルーした。
まあそのあたりの、戦没者を悼むみたいな感情は自分の中にはあまりない。気の狂った軍部に殺されたといっていい人々への同情心はあるが。
…なんだか戦争のことになると旧軍上層部は狂人の集まりとばかり言っているので、左巻きと思われないか。大丈夫か。
バランスを取っておこう。憲法改正賛成!地勢的にどうしたって沖縄に基地は必要!

11:29 黎明之塔
第三十二軍司令、牛島満らの慰霊碑。
沖縄焦土線の司令で、よく善戦したが、学徒動員などを進めた結果「ひめゆり学徒隊」を生むなど、功罪半ば。有名な「生きて虜囚の辱めを受けず」の文はこの司令部が出したもの。
旧日本軍の「空気」を鮮明に映し出した存在であり、ヘタに有能であったがために被害が拡大した例だろう。司令部が無能なら多大な犠牲を出す前に決着がついていたものと思われる。
どうも旧日本軍には、西郷、乃木、東郷といった人々を神格化する信仰があって「参謀にまかせて大将はどっしり構えるべし」みたいな風潮がある。乃木の場合は別として、参謀に有能な人が多いので大筋はうまく回るのだが、時として「有能な働き者」は暴走をはじめ、抑えがきかなくなる。
この地で自刃したらしいが、惨劇の主の碑がひときわ高い位置にあることを揶揄する向きもあるようだ。

12:10 ひめゆりの塔入口
12:11 ひめゆりの塔
ひめゆりの塔へ。
看護士として動員され、戦闘に巻き込まれて多数の死者を出したひめゆり学徒隊の慰霊塔。
この碑がある場所の下部が地下壕になっている。伊原第三外科壕と言って、琉球石灰岩の鍾乳洞を利用して負傷者の病棟としたもの。白燐弾を投げ込まれてほぼ全滅した。
有名な場所だが、存在するのは地下壕、慰霊塔、資料館のみ。

12:28 喜屋武岬
12:28 平和の塔
もうちょっと時間があるので喜屋武岬へ寄ってみた。沖縄本島ほぼ最南端。最南端じゃないけど、実質的にはここでいいと思う。
ここも悲惨な戦闘があった場所で、慰霊塔がある。どうも沖縄で「○○の塔」というと、モニュメントを指すようだ。

13:37 レンタルバイク屋
バイク屋にカブを返却。
もうだいたい思いのまま乗れるようになった。けど、カブに慣れちゃうとマニュアルに乗ったときギア上げるつもりで下げちゃいそうでなあ。たまにレンタルするくらいでちょうどいい。
あと今回、ほぼほぼ沖縄本島一周したけど、さすがにカブじゃつらい。110ccじゃ60km/hがせいぜい。平地でぶん回せばなんとか+20はいくか。いやまあ法定速度が出るなら問題あるはずないのだが。
高規格道に乗れないのもつらい。
ま、手軽で楽しいけどね。

13:39 日本最南端の駅
赤嶺駅に行くと、来たときは気づかなかった日本最南端の駅の碑があったので撮影。

13:59 県庁前駅
ゆいレール 赤嶺→県庁前 270円
県庁前に移動して、全予定終了。
最後に昼飯。

14:13 沖縄ちゃんぽん
沖縄食堂の常食メニュー。3食めは「ちゃんぽん」を食うことにした。
沖縄で言う「ちゃんぽん」は麺類じゃない。野菜炒めに薄焼き卵を乗せたものらしい。宿の近くで食える店を探してみたら、よさげな店を見つけたので行ってみた。
ここのちゃんぽんは、わりと店の独自色を出している。野菜炒め玉子とじオンザライス。あとたぶん、沖縄家庭料理定番のコンビーフハッシュが入っている。コンビーフと小さい角切りポテトがミックスされたやつ。
こんなん見たまんま。うまいに決まってる。塩加減もよく、大変おいしくいただきました。ボリューム的にはまあ普通に1人前だが、お値段700円と、見合った価格。

14:23 食堂
食堂外観はこんな感じ。ほんと普通の町の食堂。
歴史も人気もあるようで、他のメニューもうまそうだったな。

14:33 国際通り
帰り際に撮影した国際通りのようす。
この日は土曜日なので、わりと人がいる方。平日はもっと閑散としていた。
このあと夕食に沖縄そばのカップ麺などを買って、宿に引きこもった。

沖縄本島移動ルート

8日め
交通費 270
食費 700+445
酒代 183
入場料 400
飲物等 160
ガソリン 400

合計費用 \2,558-

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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