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教育

yasuokaの日記: 漢文訓読に『訓民正音』は必要か

日記 by yasuoka

ネットサーフィンしていたところ、川端祐一郎の「漢文訓読は単なる技術ではない」(表現者criterionメールマガジン、2019年10月10日)という記事に行き当たった。漢文(古典中国語)と高校教育の間の考察が甘く、私(安岡孝一)個人としては、かなり閉口する記事だったのだが、それよりも気になったのが、文章の最初に「茶さじ」と『訓民正音』の画像が貼り付けてあることだった。10月9日が「ハングルの日」だったので、あえて『訓民正音』なのだろうか。でも、たとえば、この画像に見える「붇為筆而其聲入」って、「붇」の音の説明なので、いくらなんでも漢文訓読するのは難しいと思うのだ。

そんな感じの記事だったので、内容に立ち入る以前に、そもそも記事としてワケがわからない、というのが正直なところだ。ちなみに私個人としては、現代の高校の漢文教育という局面においては、漢文訓読は、もはや「単なる技術」と考えざるを得ないと思う。このあたりについては、以前「書写言語の情報処理から見た高校における漢文教育」で、ざっと書いておいたので、よければ読んでほしい。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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