yasuokaの日記: Re:「私は腹が立つた」の主語は「私」なのか「腹」なのか 2
日記 by
yasuoka
2021年8月6日の日記に書いた「私は腹が立つた」だが、Universal Dependenciesに新たに導入されたnsubj:outerを使うべきだろうか、と思い悩み始めた。deplacy風に書くと、こんな感じ。
私 PRON ═╗<══╗ nsubj:outer(主語[外側])
は ADP <╝ ║ case(格表示)
腹 NOUN ═╗<╗ ║ nsubj(主語)
が ADP <╝ ║ ║ case(格表示)
立つ VERB ═╗═╝═╝ root(親)
た AUX <╝ aux(動詞補助成分)
ただ、この文の「腹が立つた」が、いわゆるPredicate Clauseにあたるかどうか、私(安岡孝一)には自信がない。やっぱり、これじゃマズイかなぁ。
子供達には修飾語とは (スコア:1)
それでいくと、「私は立った」と「腹が立った」ですね。「私は立った。」だと意味が変わっています。
ってそういう問題では無くて、構文解析の手法として区別が付かないって事ですか?
動作主語とトピック主語 (スコア:2)
主語が2つある(ように見える)のが、どうも座りが悪い理由なのだろう、とは思うのですが、とりあえず今日の日記 [srad.jp]で「象は鼻が長い」にも挑戦してみました。