通信を 6 ミリ秒縮めるための海底ケーブル 、3 億ドルかけて敷設へ 47
ストーリー by reo
独歩跳膝 部門より
独歩跳膝 部門より
capra 曰く、
新たな大西洋横断海底ケーブルが 3 億ドル (約 230 億円) かけて敷設されるそうだ (The Telegraph の記事、本家 /. 記事より) 。
このケーブルの目的は通信時間を縮めるため。現在使われているケーブルは 1990 年代に敷設されたものが多く、この新しい光ファイバーケーブルはロンドン〜ニューヨーク間の通信を現在の最速と比較して 6 ミリ秒縮めることができるとのこと。この帯域はロンドンおよびニューヨークの証券会社や銀行などの金融企業に販売され、その価格は従来のケーブルを使用した場合の 50 倍にもなると予想されるという。
しかしスピードが何よりの命であるトレーディング業界においては 1 ミリ秒の差が 1 年では 1 億ドル (約 77 億円) の差を生む場合もあると試算されているそうで、需要は高いのかもしれない。
僅差 (スコア:4, 興味深い)
確かに重要かもしれない。
6ミリ秒差で相手に先を越されるということも十分に考えられる。
せっかくの商機を逃してしまい、それがきっかけで理解のない上司から冷遇されるようになり、いつしかうつ病を発症。
会社にいられなくなり辞職。仕事には就ける状態ではなかったので失業手当でしのぐが
症状は改善せず、生活保護を受ける状態へ・・・。
6ミリ秒の差でこんな事になるなんて・・・
ここまで考えると極端か。
でも、社内にあるHUBやルータを新しいものに買い換えたり、
より適切なトラフィック管理をすることで6ミリ秒以上短縮できそうな気もする・・・
Re:僅差 (スコア:5, 参考になる)
高速で正確な発注を行うプログラムを書ける人は高級取りですよ。
というストーリーが以前あった気がしますがmoney/お金タグでは引っ掛かりませんでした。
Re:僅差 (スコア:2)
確かに昔みたいに人間が手で売買するのはなくなってきてますからね~。
Re:僅差 (スコア:2)
私としては数ミリ秒で取引して利益を出すという行為そのものに違和感がありますね。
大量に出して、引っ込めるということを繰り替えして、その為に公共性の高い売買市場のシステムの増強をしないといけない。
システム屋としては、規模もあっておもしろいしクリティカル性もチャレンジングだし、遅延という題材もおもしろい。
でも、なんとなく、この商行為自体が非人間性が高いように感じて違和感があるんですよね。
Re:僅差 (スコア:1)
これ [goo.ne.jp]とか
これ [warasibe.com]とか。
どこから違法でどこまで合法なのか、結局取り締まれるものなのか良く判りませんが、他社よりコンマ何秒と遅かったらババ引くことになるから
必死でしょうね。
Re:僅差 (スコア:3)
ベルの時代は数時間差の問題だったのに、まさにそのあたりの技術が発展したことでミリ秒差が争われるようになるとは。
Re:僅差 (スコア:2)
東証などだと、例えばここにあるみたいに [livedoor.jp]、物理的に近い場所に顧客のサーバを置くことで、遅延を短くするサービスをしています。多分このサーバに売買のためのアルゴリズムを実行するプログラムがあるのだろうから、どう考えても海外から通信したのでは大きなハンデを背負うことになりますね。外国もにたようなサービスがあるのではないかと想像するのですが……
そんなわけで、このケーブルのビジネス価値は本当にあるのかちょっと気になりました。このケーブルにどんな情報を流すのだろう?
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
Re:僅差 (スコア:1)
ヨーロッパの相場変動を逸早くキャッチして、アメリカ市場に他社より早く注文を出す、とかかも?
Re:僅差 (スコア:1)
NYの証券会社はLondon取引所の近くにサーバーを置いてないのかな。
それくらいの投資は軽いもんんじゃないのだろうか。
人間様が直接取引のタイミングを指示をするようなものなら6msなんて時間差は関係ないだろうし。
Re:僅差 (スコア:2)
金融業者のHFTほどじゃなくても個人のFX自動取引でも取引戦術によっては激しくレイテンシの影響をうけるそうです。
当然VPSなどを使いブローカーのサーバにより近い所でプログラムを走らせたほうが有利です。
Re:僅差 (スコア:2)
それやると、NYの証券会社じゃなくてNYの証券会社の現地法人が取引することになると思うんだが。
Re:僅差 (スコア:2)
すでに、証券システムのそばに置くことがウリになっているビジネスがあります。
それを読んだときは、世界中にクラウドだとか言って使っている人たちがいる時代に、たかだか数ミリ秒に何を言っているんだと感じました。そうしたらその数ミリ秒に価値がある世界なんだとびっくりしました。
Re: (スコア:0)
大証コロケーションなら、取引所の施設にも置けるらしいです。
Re: (スコア:0)
NY, Londonの両取引所に同じ銘柄が上場しているときに、取引所間の価格差を見て売り買いをして
利益を得るのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
この程度のこともわからないのかと。
ドル>円
円>ドル
ユーロ>円
円>ユーロ
ドル>ユーロ
ユーロ>ドル
オーストラリアドル>円
円>オーストラリアドル
オーストラリアドル>ドル
ドル>オーストラリアドル
オーストラリアドル>ユーロ
ユーロ>オーストラリアドル
これだけの取引があったとして、現金もっている金融機関がとにかく低レイテンシの回線を使い
超高速な計算を行うコンピュータを使うことで稼ぐことができる方法がある。
それはなにか? よく考えて。
Re:僅差 (スコア:1)
#「ピュア界では常識です」のコピペを思い出した・・・
Re: (スコア:0)
電力会社にもこだわろうぜ!
Re: (スコア:0)
>社内にあるHUBやルータを新しいものに買い換えたり、
>より適切なトラフィック管理をすることで
HFTの回線って演算用の大規模システム/スパコンにほぼ直結なんじゃないの?
Re: (スコア:0)
>6ミリ秒差で相手に先を越されるということも十分に考えられる。
でも、相手はさらに6ミリ秒先をいってるかも知れませんよ?
相手も同じケーブルを使えば今と同じじゃ?
まあ、マイナスにはならないから、いずれ追い付くのかも知れないけど。
(0にはならずとも無視できる範囲内に)
Re: (スコア:0)
>相手も同じケーブルを使えば今と同じじゃ?
みんな使ってくれるから商売になるんでしょ?
Re: (スコア:0)
いやオークションじゃないんだから。
相手より遅けりゃ負けとか、そういう勝負してるわけじゃないから。
これは6ミリ秒売買が遅れることで、その値動き分損してるのをしっかり拾うためだよ。
Re: (スコア:0)
市場のトレンドを読み取って、相手より安く買い、高く売ることで
利益を出しているんだから、6msは重要。
注文が遅くて(将来売りつけることになるかもしれない)相手より
高く買ったら、それは「負け」。
Re: (スコア:0)
市場のトレンドを読み取って、相手より安く買い、高く売ることで
その考え方が違う。あくまで損得であって勝ち負けじゃないよ。
内容は同じだが。
Re: (スコア:0)
海底に沿わせずピンと張ればもっと短縮できるんじゃね?
Re:僅差 (スコア:1)
まぁ、別の方が言う様に、旧いswitchの遅延とかの方が大きいだろうけど、
敢えて、別に敷設するというので、僕も、こっちを考えてました
Re: (スコア:0)
新規の海底ケーブルを敷設するコストはペイできても
大西洋横断トンネルを掘り抜くコストはペイできないのでは
# 大西洋横断トンネルが可能かどうか存じませんが
量子通信だったっけ、瞬時に伝わるようなのがあったと思うけど、
そういうのにも金が突っ込まれるようになるんかいな
Re:僅差 (スコア:2)
>量子通信だったっけ、瞬時に伝わるようなのがあったと思うけど
量子系の相関は瞬時に伝わるけれども,そこに何か情報をのせて伝えたりすることは出来ません.
そのため,量子情報通信系の技術を使っても古典的な情報伝達速度(限界は光速)を超える事は出来ません.
それら量子情報通信では,量子的な相関(があったもの)から情報を引き出すためにはもう一方の粒子の測定結果が必要で,当然ながらこいつは古典的な経路でやりとりすることが必要となります.
Re: (スコア:0)
瞬時に伝わる通信でマンガで見た「捻り(回転)による通信」を思い出した。
まずねじれないって前提があるし、既存の通信じゃダメなほどの距離をつなぐものを回すエネルギーとか無茶はあるけどおおっ!っと思ったなー
Re: (スコア:0)
原子同士は電気的に連結しています。
ねじりが光速を超えることはできません。
#超光速通信の第一声でプロポーズはありです。
Re: (スコア:0)
ロンドンとニューヨークを、距離が20mぐらいになる位置に動かした方が早くね?
Re: (スコア:0)
大変!わたるが死んじゃう!
Re:僅差 (スコア:2)
ごめん・・・
少なくとも俺は思ってないよ。文書的にそう見えてしまったのならすいません。
むしろ「時は金なり」と思っている人はやってるんだと思う。
まぁ自分のところは5年前のHUBでも通信は出来るし、4年前のルータでも経路設定できてるしね。
LANケーブルなんていつどこで買ってきたかもわからないよれよれのケーブルだし、ぐるぐるに束ねてまくってるしな。
ほんとうに? (スコア:1)
230億円/50=4.6億円でひけちゃうんだ、、、安かったんだな。
Re: (スコア:0)
これはいったい何を計算しているの?
Re: (スコア:0)
が、敷設にかかる値段のことだと勘違いされたのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
たぶんNY-ロンドン間を、従来の光ケーブルで海底ケーブルをひいたときの価格だと思います。
でも、あり得ないくらい安い価格になっちゃってるので、本文のどれかの数字が間違ってるのだと思います。
従来の50倍の価格ってのが間違ってるのか、あるいは3億ドルっていうのが間違ってるのじゃないかな。
Re:ほんとうに? (スコア:2)
そのまんまですね、
ケーブル敷設費が230億円
ケーブル使用料が既存の50倍
既存のケーブル使用料は不明
既存のケーブル敷設費は不明
/* なんだかんだと、すすむしかない */
Re:ほんとうに? (スコア:1)
Re:ほんとうに? (スコア:4, 参考になる)
>they do via existing transatlantic cables.
トレーダー達は接続に既存の大西洋横断ケーブル経由の50倍の費用を支払うと推定される。(超訳)
50倍がいくらか知りませんが、家庭なら1万円/月として、50万円/月=600万円/年。
それでも、1ミリ秒の差が1年で1億ドルなので、6ミリ秒なら、多分6億ドル=500億円くらい。
それなら600万円は安いものでしょう。
タイトルぐらい楽しく推敲しよう! (スコア:1)
◯ 通信を6ミリ秒縮めるための海底ケーブル、3億ドルかけて敷設へ
◯ 6ミリ秒を節約するための海底ケーブル、3億ドルかけて敷設へ
◯ たった6ミリ秒の違いのために3億ドルかけて海底ケーブル敷設へ! な、なんだってーーー!!!(AA略
お好きなのどうぞ
Re:タイトルぐらい楽しく推敲しよう! (スコア:2, おもしろおかしい)
思わず○をクリックしようとした...
Re:タイトルぐらい楽しく推敲しよう! (スコア:1)
シャリバン6人分節約のため。
らじゃったのだ
Re: (スコア:0)
ご指摘 thx です。修正しました。
# 太平洋 → 大西洋への修正に気を取られてタイトルをほとんどスルーしていた…。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
トータルの遅延 (スコア:1)
現在、トータルの遅延が65ms(イングランド西岸までと思われます。ロンドンまでだとさらに数ms追加)
であることが読み取れるように書いてほしかった。
このケーブルで、これが59msに短縮できるのね。
日米間も同じ話で (スコア:0)
某ケーブルはCME-東証間を結ぶ上では一番早い経路なので世の中ではプレミアムが付いたりします。
CMEのシステムが24時間営業で東証が開いている時に同時に売買できるのでNYSEでは無くCMEなんだと前に説明された覚えが。。。