プログラマーが電子書籍のデザインを台無しにしている? 48
ストーリー by reo
デザイナー不在はどこでも不幸 部門より
デザイナー不在はどこでも不幸 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
プログラマーが電子書籍のデザインを担当させられ、結果として電子書籍の質が下がっているというお話が 本家 /. 記事で紹介されている (元ネタ: The Toronto Review of Books の記事より) 。
大手出版社は iPad などで読める電子書籍に本腰を入れておらず、デザイナーや編集者ではなくプログラマーが突如書籍デザインの主導権を握るという事態が発生してしるとのこと。出版社には当然ながら紙媒体に対する敬意が根付いており、このため電子書籍を軽んじる傾向があるのではないかとのことだ。
元記事は iPad 登場時に大きな話題となった「不思議の国のアリス」の開発者である Chris Stevens 氏のインタビュー記事となっている。電子媒体だからこそ可能なデザインは追求されておらず、素人によるレイアウトとデザインが蔓延っていると Stevens 氏は述べている。
Knuth 教授がいなければ発展し得なかった (スコア:2)
Knuth 教授が TeX を作る前は US の組版はひどかったと聞き及んでいます。
ひどいから TeX を作ったと...
今の組版も Adobe が Postscript や InDesign を作らないとまともなものに
なっていないでしょうし。
そういう多大な数学者やプログラマーの業績を無視して一方的にプログラマーが
今の電子書籍の組版を悪くしていると言うのは看過できませんね。
# そういえば不思議の国のアリスの作者 Lewis Carroll も数学者でしたね。
Re:Knuth 教授がいなければ発展し得なかった (スコア:1)
記事内容を「プログラマーが悪い」と取るのは読解力としてどうよ?
タイトルは釣りとしか読めないけど。
the.ACount
Re: (スコア:0)
# 数学者兼ロリコンという/.にいてもおかしくない人です
おい俺をdisるのはやめろ…やめてください…。 (スコア:1)
こんぴゅーたにくわしい、と言う理由でやらされてんだからしょうが無いだろ…。
本職のデザイナさんはお願いしても全然関わってくれないし、社外の人で電子書籍分かってる人はみな例がなく忙しくって、おまけに高いし…。
それでも無理言っていろいろアドバイスとかいただいてしまって申し訳ないです…。
誰か早くなんとかしてくれ。
#いや予算はついたのでもうすぐ何とかなる予定ではあるのだが
Re:おい俺をdisるのはやめろ…やめてください…。 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
さあ頑張ってデザインセンスを磨くんだ
Re: (スコア:0)
正直に言うとお前がやれって言われたときはよーしぼくがんばっちゃうぞーってなもんでやれる気がしたんだ。
デザイナーという人達にもあこがれていたのも事実だ。
でも今となっては絶望的にセンスがない事を思い知らされる日々を送っているのでもうだめです。
なのでデザインセンスを磨くことより、いかに俺のセンスがなく、しかし世の中にはできる人がいるのでその人に金を払ってくれと言う資料を作る方が効率的だと判断して今に至るわけです…。
Re: (スコア:0)
コーディングのセンスならじしんあるぞ〜
Re: (スコア:0)
ATMの案内キャラクターは昔に比べて良くなったよね・・・・
ちゃんと専用のデザイナーが付いたのかしら
それともプログラマーの・・・
Re: (スコア:0)
アニメ調ロリキャラが相手してくれるATMがあればいいと思うんだ
沢山振り込むと喜んでくれるとか
専用カードでいいからさ‥
過渡期なんでしょうよ (スコア:1)
インターネット黎明期、名だたる大企業のWebサイトでも、今から見ると素っ気無いほど
シンプルなデザインのものがほとんどでした
(まあ、その当時そんなにWeb関連技術も発達してなかったのですが)
それから関連技術が発達し、Webデザイナーなる専門職が生まれて今に至っています。
電子書籍も今後発展が見込まれるなら、様々な技術が開発され、それを駆使する
専門職が生まれ、Webのように発達していくことでしょう。
個人的には電子書籍というと紙媒体の書籍をPDF化するとか、EPUB化するとか
したもの程度の認識なので、今後どのように発展するかは予想もできないですが...
Re: (スコア:0)
> 個人的には電子書籍というと紙媒体の書籍をPDF化するとか、EPUB化するとかしたもの程度の認識なので、今後どのように発展するかは予想もできないですが...
というか、そうでない電子書籍ってWebページと何が違うの?
Re: (スコア:0)
課金とDRM。それがすべてでしょ。
そもそも今の本なんてフルDTPで作ってるんだから、紙で流通している本ならすぐに電子書籍化できるよ。
解像度の問題だ。 (スコア:1)
そう主張した人が本質を解っていない。
100 dpi かそこらで、美麗な電子書籍を実現できるわけがない。
パソコン画面にしても、縦の解像度が 800 ドットを超えてようやく、一般の人が見られるようになってきた。
それでも未だに行間 line-height 指定も無しに公開されている文書が、ごろごろしている。
文句があるなら、液晶パネルの製造元へ、けちらず約 300 dpi を標準にしろと言えば良い。
技術的には可能なのにドット欠けなどの利益面を恐れて作らないだけなのだから。
高密度解像度が標準的となればマイクロソフトや nVidia、AMD も新しい製品を売れて大喜びだろう。
だが、画面密度が三倍になるということは、情報量が九倍になるということで、消費電力量や蓄電池などの問題も極めて大きくなる。
とや ひろし8057
Re:解像度の問題だ。 (スコア:1)
出版社が電子媒体を軽視するのは、解像度が低すぎるからでしょうかねぇ。
まぁ、実際紙媒体の方が高解像度なので仕方がないんですが。ディスプレイで大画面で見るより、小さい紙に印刷した方が情報量多いし。
Re: (スコア:0)
要約: 俺様が欲しいから、メーカーは超高解像度の製品を赤字で作ってよこせ
Re:解像度の問題だ。 (スコア:1)
>要約: 俺様が欲しいから、メーカーは超高解像度の製品を赤字で作ってよこせ
「ただし金は出さない」
どこのモンスター顧客だ。
#お客様は神様です。金を出さない奴は客じゃねえ。
Re: (スコア:0)
違うよ。
「俺様が欲しいから、メーカーは超高解像度の製品を作ってよこせ。それで赤字になっても知らんし、事業継続のために黒字にしろ」だよ。
Re: (スコア:0)
高密度解像度が実現すればアンチエイリアスもほとんど要らなくなって、
ギザギザもイヤだけど、にじんだようなアンチエイリアスもイヤって人も満足できるようになるんだよなあと。
そうすれば画面で明朝はダメみたいな常識もアンチエイリアス時代以上に意味をなさなくなってくる。デザインの自由度は広がるね。
けどピクセルレベルで動かす細やかさをデジタル系デザイナが失ってしまうんじゃないだろうかなと思ったりもしますね。(紙デザイナは元からピクセルなんて知らねーってくらい大雑把)
WEBと一緒。デザイナにやらすとよけい悪い場合も (スコア:1)
アナログのデザイナーや古参の編集者にやらせると、紙を意識しすぎて、逆にデジタルならではの操作性が出せなかったり、画面で読むのに不適当なフォントを使ったり、思い通りの再現性にこだわり画像化とかしまくって読み上げが機能しなかったり。こういう人たちは筋金入りだと紙の肌触りやインクのにおいまでこだわりがあったりするんですよ!そして点字に関わる人でなければ基本視覚情報だけの世界の人たちです。
逆にプログラマ、技術者よりだと、一昔前のWEB標準原理主義者じゃないけど、デバイス側のUIにあわせるべきとか、レイアウトはユーザーが読みやすいように規定してサイズやフォントも自由にするべきとか、様々なスタイルの読み方保管し方に対応して取り回しを良くするべきとかで妙に素っ気ないものにしてしまったり。電子書籍の利点はしっかり見えてるけど、紙やデザインの細部のこだわりなんかには無頓着だったりする。
結局はデジタルにもアナログにもそこそこ精通したデザイナと、電子書籍規格やデバイスや障害者福祉にそこそこ精通したエンジニアの二人三脚で作り上げるべきだと思いますね。ひとりで両方こなせるんならそれでもいいですけど。
Re:WEBと一緒。デザイナにやらすとよけい悪い場合も (スコア:1)
>結局はデジタルにもアナログにもそこそこ精通したデザイナと、電子書籍規格やデバイスや障害者福祉にそこそこ精通したエンジニアの二人三脚で作り上げるべきだと思いますね。ひとりで両方こなせるんならそれでもいいですけど。
二人三脚とか中途半端なことをやると大抵成功しません。仕上がりに不満を感じる方(エンジニア側かな?)が主導で進めるしかありませんよ。
新しい技術を作ったメーカーが、その技術を使った製品を売り込むために専門のデザイン部隊を抱えているなんてのは良くある話です。そして、新しい技術を開発した担当が、その技術の有用性を社内の偉い人に理解させるために自分でデザインを勉強して、いつの間にかデザインの仕事ばかりやってるなんてのも。まぁ、ある程度商売になってくれば専門の人をつけてくれますが。
結局、金になることが判ってからじゃないとデザイン部門は立ち上がらないんですよね。電子書籍は金になる仕組みができているのかどうか私にはわかりませんが。
Re: (スコア:0)
同意。
中途半端なデザイナだと使い難いUIにしてくれます。
見た目は良いのだが、クリックポイントが画面のあちこちに散らばっていたり、
果てはメニューがとびまわったり。
工業デザインと人間工学的なセンスがあるデザイナーは少ないですね。
そして確かに、グラフィックデザインセンスのあるプログラマも少ないのだが、
問題点を認識している経営層がいないので予算がつかないのも。
#本来はデザインって設計の意味もあるよね
Re:WEBと一緒。デザイナにやらすとよけい悪い場合も (スコア:1)
スラドの無限に?ネストするデザインだってエンジニアっぽい発想だと思います。
エンジニアだからこそできるデザインがあるはずなんだけど、出来上がったらロジックに偏ってUIとしてどうなのよってなってる場合もあってなかなか難しい所であります。
Re: (スコア:0)
とっても禿同
気持ち悪くなるほど画面デザインが酷いけれど使いやすい電子書籍と、
画面デザイン最高だが使い辛くてしょうがない電子書籍。
どちらも敬遠したいですが、操作性が悪ければそもそも使えない。
マンガ週間誌でのわら半紙を思えば、画面デザインは気にならないかも。
デジタルオーディオプレーヤーの用に再生機器は自由に選ばせてもらえると、
UIは自然と収束する気がする。
専用再生機器一択というのとデータがデザインまで含んでいるのが問題では。
それ以前に、画面が狭い(解像数不足)ものが多いのでページめくり頻度が多くなるのが鬱陶しい。
人生色々 (スコア:1)
あるけど、所謂「電子書籍」とヤラにも、
「下記のような、
最低2種類の商品基本コンセプト」
があると思う。
1 紙の本のように視覚中心の再現的商品
2 ゲームや映画みたいに視覚、聴覚、触覚、臭覚などに訴える総合芸術的商品
まぁ、1と2の前後と中間(または360度)に無限のバリェーションがあるけどね。
で、1にしろ2にしろ、
「中途半端に、
所謂、原本=紙の本のデザイン(たぶん紙の本の読みやすさ?)を
卓上端末、携帯端末などで再現する事を、
無意識的な大前提にしている(走召糸色木亥火暴)」
ならば、
「誰がやってもおんなじにダメダメ(合掌)」
とだと思う。
1のみで究極的に、
「紙の本を読んでいると全く同じ
かつ、
安価にデータとして数千冊、数万冊を
1台200~300gの画面付き携帯で
手軽に持ち運べていつでもどこでも
1回充電1時間バッテリー時間1000時間で読める」
位のアイアン コンセプトが必須(走召糸色木亥火暴)
つーか、前世紀80年代前半からいつも言っているように、
「目でモニター見て、
手でキーボード叩いているようじゃダメ、
最低、ジャック イン!(走召糸色木亥火暴)」
ですね。
"castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
電子書籍だからって余計なことしなくていいのに (スコア:1)
読者は、自分の気に入ったリーダーを探せばいいんだ。
場合によっては自分専用のリーダーを作ればいいんだ。そしてそれに自信があるなら売ればいいんだ。
プログラマーの入る余地 (スコア:0)
今の電子書籍にプログラミング作業の入る余地がどのくらいあるのかというのも謎ではありますが。
そうでなければ、本来素人である人にデザインやら何やらやらせていると言うことになるわけで。
まぁ、脱出版社だの中抜き排除だのって話もありますし、
今後は著者、編集者、デザイナー、(プログラマーも?)を一人でできる人でなければ、
電子書籍を出版することなどできなくなるのかもしれませんが。
Re:プログラマーの入る余地 (スコア:1)
EPUB って XHTML。
書き出すツールもほとんど無く、テキストエディタで手書き状態らしい。
とすると、デザイン云々以前に、XHTML を書ける人間が最低限必要になる。
で、それがプログラマーって事なんじゃないかと。
他のフォーマットも似た様な状態なんじゃないかな。
TomOne
Re: (スコア:0)
EPUBなら変換ツールみたいなのがたくさんあります。
Adobeからも出てたように思いますし、Appleのpagesだかでも出力できたかと、
日本ではパブーがWebページで作業して作るような機能も提供していますし、
フリーソフトでもいくつかありました。
EPUBを読むツールも共通のアプリがあるので、プログラマはそれほど関わりません。
今回の話は、独自アプリで本を売っている場合のことを言っているように思いました。
# Kindle Storeで趣味の小説、自費出版を目論んでいるのでそれなりに調べました
# だが日本語のKindle Storeが未だ上陸しない
Re: (スコア:0)
日本語版が来ないなら英語に翻訳すればいいじゃない
Re: (スコア:0)
それをはじめると終わった頃には、日本語ストア開始1周年とかになってしまいますので
Re: (スコア:0)
編集やら宣伝やら何から何まで至れり尽くせりな出版社が揃っているのは日本ぐらいで、海外では著者が編集者やデザイナーと個人契約してるんじゃなかったでしたっけ?
Re:プログラマーの入る余地 (スコア:3)
海外がどこを指してるのか不明ですが米国は分野によりけりでは。
一般的には著者とエージェントが契約してエージェントが出版社に原稿を
売り込む形で、普通は著者は本作りはしません。
エージェントが仲介することと原稿の買い切りが多いの、エージェントが
買いとってしまう場合も多いが日本との違いですな。
Re:プログラマーの入る余地 (スコア:2)
で, 出版された著書の組版の酷さに切れて生み出されたのがTeX [wikipedia.org]と.
Re: (スコア:0)
少なくとも決定権のある人間をプログラマーとは言わないですよね。
そのデザイン(設計)にゴーを出しているのは、その製品のプロデューサーであるはず。
米国ではいちプログラマーがプロデュースしてるんだろうか?
Re: (スコア:0)
プロデューサーがプログラマーを兼任しているということにするのだ
Re: (スコア:0)
少なくともアメリカではそんな変な区別のために「programmer」と「system engineer」を使い分けたりしない。「プログラマ」と「SE」は一種の和製英語と言ってもいい。
Re: (スコア:0)
逆に、プログラマーを入れないといけない様な状況じゃ、電子書籍は発展しないと思うんだが。
それどころか、元々デザイナーが処理している様な書籍を、素人のプログラマになんぞさせるのなら、そりゃ悪くもなろうに。
デザイナーはデザインで金貰っているんだから。
小説のコミカライズを電子化するからって、漫画家でなくプログラマにさせたりせんだろうに。
日本でも一部書籍がApple Storeで販売されて、悪評が。 (スコア:0)
内容以前に読みづらいとか、ページ送りの反応がいまいちだとか、アプリに対する不満をちらほらと見かける。
著作権の関係から、独自に単体アプリを作る旨みがあるのだろうけど、そうしたら結局、個別にプログラマとして誰を雇うかになるわな。
プロの作家の印刷物と同等のものを求めるから難しいのであって、もういっそ、アップルストアで薄い同人誌を売れるよう開放するとか。
#まあ、ないだろうけど、もしそうなったらみんなiPad持参とか、コミケの風景が激変するのだろうなあ。
Re: (スコア:0)
同人誌は手数料30%、(原則)DRMフリーのガラパゴス販売代行サイトがすでに市場を押さえてるからなあ。
一理あるかも (スコア:0)
本来の役割分担なら、プログラマがXSL Formatterと悪戦苦闘するなんてことは無いはずなんだから。
XMLわからんとかXSLわからんとか言われても困る。
まさに俺の状況 (スコア:0)
いや電子書籍じゃないんだけど。
わりかしスマートな家電製品内のアプリの話。
なぜか俺がデザインやらされた。
まあ最終的には、グラフィックだけはデザイナさんが描いてくれたんだけど。
ほんと、どうなっても知らないぞ。
台無しにしてるのは経営者だろ (スコア:0)
プログラマーは見目麗しいデザインをするための道具じゃない。道具の選択をミスったからって道具に責任があるというのは筋が違うだろう。
Re: (スコア:0)
有意義なコメントをしろとまでは言わないから、せめてトピックに関係ないコメントは自重してほしい。
Re: (スコア:0)
「開発」の何が問題なの?
Re: (スコア:0)
コーディング経験ないのですね。
お察しします。