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米政府、21世紀的大量殺戮兵器を開発中!? 30

ストーリー by kazekiri
これで核兵器根絶? 部門より
von_yosukeyan 曰く, " 産経新聞によると、イギリスの高名な軍事専門家ニック・クック氏が 6日発売の自著の中で、アメリカ政府が引力の中にあるゼロ・ポイント・ エネルギーを利用した「引力爆弾」を開発中であることを明らかにした。 たった1個の引力爆弾で、欧州全体を吹き飛ばす威力があるそうだが、 軍事兵器としての有効性はにわかに信じがたい。 だが仮にこれが本当ならば、熱核兵器に代わる21世紀的大量殺戮兵器 となるに違いない。"
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  • 零点エネルギー (スコア:3, 参考になる)

    by yoosee (196) on 2001年09月11日 15時16分 (#21522) ホームページ 日記
    Zero Point Energy (ZPE) って言うのは真空の持つエネルギーと言う話で、トンでもな学問でもないし現在の素粒子及び宇宙物理では基礎知識です。物質や場を取り払った完全な真空も量子力学的にはエネルギーをもった(しかもエネルギーの高い)状態であると言う話です。他の誰かが書いている、カシミール効果などで存在は実証されています(少なくとも実験結果と理論が一致することは)。

    真空はエネルギーに満ちているとか、ビッグバンは煮え立つ真空の揺らぎから起きた、なんていう話は啓蒙科学雑誌にも載っていると思います。トンでもな科学や新興宗教に利用されやすいのも事実ですが。

    で、一応その ZPE からエネルギーを取り出そうという研究も行なわれてはいます。いわゆる未来の新エネルギーと言う意味では「常温核融合」と並ぶくらいの(という時点で信頼性や業界的立場に関しては察してください)トピックスではあります。

    例えばこの辺参考。

    http://www.sciam.com/1297issue/1297yam.html

    それを更に兵器に応用できるかどうかは私は知識が無いですし、そもそも欧州を破壊してしまうような兵器なんて政治的にも使い物にならないのではないんじゃないのかなぁ。今の兵器ってむしろピンポイント破壊が出来るものが流行っているような。まぁ牽制目的?
  • これで神風特攻隊やったらもう無敵。
    --
    -- wanna be the biggest dreamer
  • レーガン時代にはソ連を「悪の帝国」呼ばわりしていたが、 ブッシュJr.時代はU.S.A.自身が「悪の秘密結社」になってしまったという訳だ。
  • by minamoto_hikaru (4372) on 2001年09月11日 3時39分 (#21314)
    原理が不明;_;。

    ゼロ・ポイントエネルギー が 文字通り0点エネルギーとか解釈するのなら典型・原始的
    な質量兵器? たとえば、そこらにある小惑星の軌道を変えてとか。いわゆるコロニー落とし。

    産経新聞本紙では「核兵器を構成する要素より、さらに微小で千倍もの強力なエネルギー
    源を持つとの仮説に基づいている」とのことですが、「核兵器を構成する要素より微小」
    ってのが不明。また、産経新聞本紙では「一発で欧州大陸の半分を破壊する能力」とあり
    ました。
    微妙に記事の内容が食い違っていたり、表現が足りなかったりするのがぁゃιぃ?

    なんだか昔、アメリカ軍で計画されていたとされる原子力飛行機みたいなトンデモ話の
    可能性がとってもとっても大きいような気がしますT_T。ま、仮説とありましたから、
    どーにでもすることとは出来ますが(笑)
    # 本当かどうかは不明ですが > 原子力飛行機

    なお、産経新聞は電子朝刊版を参照しました。
    --
    HIKARU
  • by awajiya (2498) on 2001年09月11日 4時13分 (#21319) ホームページ
    引力爆弾”って名前もウサン臭いですねぇ.
    原文が解らないから確かめられないけど,これって,もしかして,
    "Gravity Bomb"を直訳したものでは?

    Gravity Bombって,自分で推進装置を持たない,引力で落下する
    爆弾ってことだよねぇ.違います?
  • いわゆるコロニー落とし

    そういや,昔は「SDI」とかいって反射衛星砲を作ろうとしてましたね,あの国は.

  • アメリカの原子力飛行機は実際に計画が存在し、
    試験用の原子炉を積んだ実験機もありました。

    コンベアB-36H爆撃機を改造したNB-36H
    というのがそれで、乗務員を保護する放射線シールドの
    実験のために、推進力としては使わないもののP-1
    原子炉を搭載し、シールドされたコックピットの
    重量は11トンに達したそうで。

    実際に実用化されていたら、放射能をばらまきながら
    飛ぶでもない物になっていたはずですが、アメリカの
    核関連にはこういう無茶な計画が多いです・・・

    # 迎撃用核ミサイルとか。
  • 応用を謳うとトンデモでも、基礎理論としては 事実、ってこと、多くあります。

    で、このゼロ・ポイントなんですが、 たしかむか~し 自分でSF書くために(恒星間 航行をするために ^_^;) 読み漁ったブルーバックスの 中に、「零点放射エネルギー」ってのが ありました。真空中からすべての物質をとりはらって も、そこでは物質と反物質との対生成・対消滅が 無数に生起していて、それを取り出せれば 膨大なエネルギーが……みたいな話だったと 記憶しています。詳細情報求む > その道の人

    やっぱ、応用を謳ってトンデモ、の部類かも。

  • 引力ポテンシャルが 0 になるところのことかなぁ?

    普通使うポテンシャルの式は,積分定数が 0 なので,ポテンシャル 0 というのは,無限遠になります. ま,積分定数はテキトーに好きな値を放りこんでもいいので,そういうことをすれば任意のポテンシャルをゼロ点に設定できるけど…

  • あまり詳しくはないですが、これって、ホーキングのブラックホールが蒸発する話の根拠になっているやつですよね。

    # ビッグバンの名残りの「3K 黒体輻射」じゃないですよね(笑)

    えーっと、ぼくはそのへん詳しくはないですが、たしか、物質・反物質対の生成のときにエネルギーを「借金」している状態にあり、その「借金」はそれが対消滅したときに生じるエネルギーと正確に等しいはずです。でないと、真空がエネルギーを放出したり吸収したりと、おかしなことになってしまう。ですので、その「借金」を無視して対消滅のエネルギーだけを取り出すなんて虫のいい話はできません。

    その「借金」の本質は何か、というのは、宇宙論とかやってる人におまかせします。不確定性原理とかに関係してるのかなあ。

    というか、燃料は何で、それを消費するとどういうふうに変化するの? その「燃料」と「廃物」とのエネルギー差を取り出すというふうにしないと、それって「永久機関」だよ、ってことになる。

  • 零点振動エネルギーのことだとか。いや、取り出せないけど(笑)

  • 政治的には、あまり役に立たないような気もするのだが。

    ま、悪の秘密結社にはいいんでしょうけど。
  • by wawawa (3653) on 2001年09月11日 9時43分 (#21363)
    下スレッドでも出てますが、トンデモでしょうねぇ。

    これが零点放射だとすると、まさに波動エンジンの原理(笑)
    ヨーロッパなどとセコイこと言わずに、「小宇宙を破壊する」
    程の気概を見せてほしいね。

    SF系だと クラークの "遥かなる地球の歌" で登場したエンジンが
    これだったような..

    # あの大統領なら デスラーもといブッシュ砲 と名乗ってほしいゾ
    # デスラー もとい ブッシュ機雷でもオーケー
  • これ、いわゆる「真空分極」の事だと思います。
    いわゆる真空も不確定性理論から導出されるようにあるエネルギーをもっています。
    真空は見掛け上、粒子と反粒子が対消滅、対創造を繰り返している状態です。
    そして極小間隔で電極を作って上げると、電極A側に+電子が集まれば、クーロン力で電極B側に-電子が集まりますので、電位差が発生し電力が生じる、ってのが可能です。
    問題はこの極小の電極は距離が小さい事もあって猛烈なクーロン力で引っ張られる為に、結局電極を維持するのに取り出せる力と同じ力が必要になる、と、考えられる事です。

    と、私は理解したのですが、素粒子物理屋さん、突っ込みを求めます(マテ
    --
    -----------------
    #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
  • by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2001年09月11日 12時03分 (#21425) 日記
    >質量兵器

    質量兵器でかつ核兵器より小型だとすると、小型で高比重の物体をとっても高速で打ち込む。
    とか?
  • ここでいう「真空分極」ってカシミール効果の ことですか?
    電荷による電極の分極は電磁気学がからむので このタイムスケールでは量子電磁気学が必要です

    カシミール効果
    量子電磁気学では、不確定性原理により、真空は 常に様々な電磁場が生成・消滅しています
    平行平板で共鳴空洞を作ると空洞内に存在可能な 電磁波のモードを制限される
    つまり、空洞外部と内部の間に電磁波モードの密度に 偏りが生じる
    結果、空洞を形成する平行平板への電磁場の圧力差が 生じて、力学的仕事が行なわれる
    最も、ポテンシャルを仕事に変換するだけで 汲み上げ続けることが出来ないのでエネルギー源 にはなりません
    蓄電池にはなりますが...
  • by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2001年09月11日 17時13分 (#21579) 日記
    やっぱり、高速の何%なのではないかと。
    # どうやって加速するんだ?

    ふと思ったが、副作用で地球割りとか軌道変更とか。
    惑星/恒星間戦争するんじゃあるまいし。
    それとも、それを必要とする「何か」が...
  • 準光速ミサイル?
  • ゼロ点エネルギーに関しては特にトンデモな理論ではない普通の物理学だけど、そこからエネルギーを取り出すというのはかなりニッチな分野なので、国家・軍事産業から金をぶんどるために研究者がそう言うことを言い張ってみたという可能性はないかなぁ。

    基礎研究でも最近は「社会の役に立つ」ものでないと金が出にくいらしいですから。
  • by nosanosa (3192) on 2001年09月11日 23時45分 (#21772)
    この元の本自体を読んだ訳ではないのですが,review(これこれ)を見る限りでは
    アメリカでは1950年代からの研究で"electrogravitics technology"なるものをナチスの
    後を引き継いで極秘に完成させていて,それは"anti-gravity"によって物質を翼とか推進力なしに物を持ち上げることができる技術であると(うーむ,慣性制動機に使えそう…)。それが1970年以降全く表にでていないのは,引力爆弾(??)に使われているからで,アメリカが黙っているのは軍事技術の独占のためだというつながりみたいですね。

    どうやら「開発にかかわった技術者の証言」を出発点にして真実に迫っていくというスタイルみたいですが,それって「だれかの話しを勝手に解釈して,それから妄想をふくらませていく」という陰謀系トンデモの王道の様な…。

    それにしても,前提が「アメリカ軍には既に重力を思いのままに操れる理論("electrogravitics" or "anti gravity"?)がある」という現代の物理学からみてものすごく疑わしい
    事実を主張する情報源を信用できる情報筋のように扱って「アメリカは引力爆弾とかいう超大量殺戮兵器を既に開発している」かのように報道する新聞も相当トンデモですよね。
  • 現状の核兵器では、まだまだ、威力不足だと思う。

    広島の惨状を見せても、懲りない人がいっぱい居る位ですから。
  • しかし、限定核戦争なんてものが想定できるうちは、威力不足だと思うよ。

    核爆弾でも、コンパクトなものなら、テロにだって使えるわけだし。

    実際、現在の開発の方向性は、威力の増強よりも、可用性の拡大に向いているようです。
  • by Anonymous Coward on 2001年09月11日 3時49分 (#21315)
    軍事ジャーナリストが物理学の基礎知識を持っているとは限らない。

    なにもないところからエネルギーが沸いてくることはない。超強力だという「引力爆弾」の爆発のエネルギーは、水爆と同じく質量を変換したものなんだろう。しかし、核融合以上に効率よくエネルギーを変換することが可能なのか? 反物質なら全質量を変換可能だけど、これは重水素のように地球上に存在してはいないので、0から自分で作らなきゃいけない。つまり「欧州大陸の半分を吹き飛ばす」に必要なエネルギーをつぎ込む必要がある。非現実的だ。

    「ゼロ・ポイント・エネルギー」はもっと意味不明だ。

    この理論が正しいとしよう。ナチが着目していたというから、その「理論」は、いまや当然広く知れ渡っているはず。物理学の研究は民間で行われているだけに、「この理論が正しければ超強力爆弾を製造可能だ」という知識は、もしそれがトンデモ科学じゃない限り、広く知れ渡るだろう。初耳な「ゼロ・ポイント・エネルギー」は……やっぱりトンデモ理論でしょう。

  • by Anonymous Coward on 2001年09月11日 5時50分 (#21332)
    つーか
    >仮説に基づいている
    仮説で爆弾作るか(笑)?

    数千倍となると反物質しかありませんな。
    それなら昔から研究されてたし、ある意味正しい。
    でも実証済みでしょう。

    あとは「現代の科学を超越した宇宙エネルギー」ぐらいででもこれもたま出版の編集長とかぎぼあいこ(←字わすれた)とかが実証済み(笑)。
  • by Anonymous Coward on 2001年09月11日 7時24分 (#21340)
    「ゼロ・ポイント・エネルギー」は僕も初耳でしたが、
    googleで検索かけると、何やらトンデモ系サイトがぞーろぞろ
    挙がってきて苦笑してしまいました。

    そういやナチがオカルトにハマッていたのも有名な話ですね。
  • by Anonymous Coward on 2001年09月11日 13時10分 (#21459)
    核兵器ですでにその域に入ってると思うけど、でも政治的にはいろいろと使い道がある。

    >悪の秘密結社にはいいんでしょうけど

    世界の終末がやってくるという宗教。
  • by Anonymous Coward on 2001年09月11日 13時50分 (#21479)
    でも、そうなると単純に速度と質量が問題になるわけで・・・

    ヨーロッパ大陸の総面積はおよそ1000万平方キロメートル、その半分、500万平方キロメートルを一撃で破壊するとなると・・・単純に全範囲をクレーターにするとしたら、一発で直径25万キロのクレーターを作るだけの運動エネルギーが必要となりますね。
    ※衝撃波の威力を考えれば半分~4分の1でも済むかも。

    核兵器のサイズというのを私は寡聞にして知らないんですが、資料によれば長崎に投下された「ファットマン」のサイズは長さ3.25m、直径1.52mだそうですので、その容積をすべて劣化ウランで(さすがにこれ以上の放射性物質で作るわけにもいかんでしょう。核じゃないんだし)作るとして・・・1.11トン。
    二倍の大きさだとしても、およそ2トンというところですか。

    どんな速度で打ち出せばいいんだ・・・
    マッハ三桁とか、光の何%とか?(汗)
  • by Anonymous Coward on 2001年09月11日 14時14分 (#21489)
    ># デスラー もとい ブッシュ機雷でもオーケー そして失敗して、ヘス^h^h^h^hゴア機雷と改名されるのであった。
  • by Anonymous Coward on 2001年09月12日 0時33分 (#21830)
    原爆でもう十分。数が多いから。

    Start IIですら、アメリカ・ロシアの戦略核弾頭を3000発に削減する程度。全面核戦争となれば、たった一発で広島市街を平らにした原爆よりさらに破壊力の強い水爆が、お互いの勢力圏内で3000発も爆発するわけで・・・

  • by Anonymous Coward on 2001年09月13日 2時24分 (#22247)
    地球の直径は1万2700kmです。 直径25万キロだとなんかとんでもなさすぎ。 500万平方キロメートルだと直径1500kmですね。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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