Intelも脱GHzへ 57
ストーリー by Oliver
CPIを低下させてもHz上げてきた会社 部門より
CPIを低下させてもHz上げてきた会社 部門より
kensama 曰く,"AMDがathlon XPにモデルナンバー制を導入して話題になったばかりだが、impressの記事によると、先週開催されたMicroprocessor Forum 2001において、IntelのR&D部門幹部が「脱GHz」のスピーチをしたらしい。その内容は、「もはやGHzと価格だけではなく、これからはトータルのユーザーエクスペリエンスが重要」で、「そのためには新しい指標(matrix)が必要」なのだそうだ。AMDへの援護射撃かと思われるこの発言は、やはりCPUの発熱問題が深刻であるということらしい。よく考えてみれば、486の頃にはクーリングファンなんて無くても余裕で使えていたわけで、このまま加速しつづけると水冷式の冷却システムが標準装備になり、やがてはメルトダウンしてしまう、、、かも?"
Re:GHz競争 (スコア:3, 参考になる)
あの、MIPSというのは、Milion Instruction Per Secondで、秒辺りに実行できる命令数です。
CPUのアーキテクチャーによって、同じ処理をするのに必要な命令数は変わりますので、アーキテクチャ依存ですよ。
CISCとRISCでの比較には使えないので、SPEC値出現以降滅びた指標です。
10年後には (スコア:3, 参考になる)
10年後には太陽の表面と同じレベルだそうですよ。
Re:SPEC があるよ (スコア:3, 参考になる)
SPECcpu2000 では、 整数系の演算能力を見る CINT2000 が12題、 浮動小数点演算能力を測る CFP2000ため14題出されていて
C / C++ / Fortran77 / Fortran90 でコンパイルして実行時間を比べます。
SSE系命令を使えるかどうかはコンパイラ次第です。
SPECcpu は結局、基準マシンを 100 とした相対性能値を比べます。SPECcpu2000 の基準マシンは Sun の Ultra5_10 300MHz です。
ちなみに www.spec.org に登録されている結果のうち、めぼしい物を拾ってみると
CINT2000
AMD Athlon XP 1533MHz 671
AMD Athlon MP 1533MHz 609
AMD Athlon 1400MHz 554
Intel P4 2000MHz 664
Intel Xeon 2000MHz 663
Intel P3 1.13GHz 464
Intel Itanium 800MHz 365
Alpha21264C 1001MHz 621
HP PA-8700 750MHz 604
Sun UltraSPARC-III 900MHz 467
IBM RS64 IV 750MHz 439
IBM PowerPC RS64-III 500MHz 275
MIPS R14000 500MHz 427
こうやってよくみるとItanium ってほんと立場ないっすね。
コンタミは発見の母
Re:GHz競争 (スコア:2, すばらしい洞察)
自分たちに都合のいいベンチマークのようなものを作って、
それで比較しようとするのではないでしょうか。
消費者の側から見ると、
自分の求めている機能を比較しやすい指標が欲しいのですが、
Intelのようなブランド力のある企業にとって、
本来の能力を比較しやすい、というのは、
持っているブランド力がいかせなくなるので、
かえってマイナスになると思います。
第三者が企業の宣伝とは別に勝手に調査するしかないような気がします。
そういう役割を本来雑誌などが果たしてくれるといいのですが、
残念ながら日本のコンピューター雑誌は宣伝記事ばかり・・・
Re:省エネルギーのために (スコア:2)
電源電圧が3.3Vとかに決まってるので、消費電力の大きさがそのまま消費電流の大きさになります。
W = V * I
脱Ghzを宣言しても (スコア:2)
例えば教育機関が脱偏差値を宣言しても、結局、志望校への
判断基準に偏差値を持ち出してしまうように、、、何かと世
の中の判断は数字に表さないと気がすまないように思えてし
まう。
There is no spoon.
Re:結局こうなったりして (スコア:2, おもしろおかしい)
するとオーバークロックを ボルトオンターボ とか
ニトロ とか言うようになる?
(車検制度が始まったりするとイヤだな.)
Re:結局こうなったりして (スコア:2, おもしろおかしい)
そんで改造車ナンバーが交付される。
# M$のアクティベーションだったりして
(オーバークロックしても引っかかる?)
ネズミ捕りに引っかかって法定速度超過違反で
キップ切られる。(なんの速度だって?)
--
はい、余計なものです。
スコア下げてください>モデレ
トムの久しぶりの更新が、正にそれ。 (スコア:2, 参考になる)
と言う題で、Pentium 4/Pentium III/Athlon/AthlonMPの4種の比較実験をやってます。
Itaniumを売り込むためでは (スコア:2, 参考になる)
AMDの脱クロック宣言はItaniumの普及を促進し、
AMDは自分で自分の首を絞めているように感じます。
Re:SPEC があるよ (スコア:2)
メーカーが出荷しているコンパイラやライブラリで測定されているのかなぁ?
Re:SPEC があるよ (スコア:2, 参考になる)
SPECねえ...(遠い目)
私の遭った痛い目シリーズ
その1:SPEC値では断然性能が上のPA-RISCマシン. でも実際の業務ではその前に入っていたMIPSマシンにかないませんでした. PA-RISCがSPECで実力以上の数値を出せることを知ったのはその後でした. お客さんに営業が平謝りだったそうです
その2:やっぱりPA-RISCのサーバ機ですが, テストに使ったデスクサイドクラスのSunの性能に及ばず, 開発を交えて性能調査を行いました. 結果はSunが当時新しく取り入れたクロスバーアーキテクチャがIOやメモリ周りの性能で有効に働いていたそうです.
結論:性能は実際のシステムで動かしてみないと分からない. スーパコンピュータなんかだと最初にプログラムが決まりますからベンチマークも楽なんですけどね.
Re:GHz競争 (スコア:2)
うう、記憶が違ってるかも (^_^;;;;
MIPSが滅びたのは、その換算がいい加減で、実際の処理能力と結び付かなかったからだと思うんですけど。換算方法ってどうやってましたっけ?
Re:SPEC があるよ (スコア:2)
通常のライブラリは汎用性を重視だと思うから、判断文とかが結構あると思いますけど。
Re:既に使ってます。 (スコア:2)
ノートPCは一般的にデスクトップより作動電圧や消費電力が低めだと思いますけど、電圧が1割下がると電磁波は数割減るし、CRTからの電磁波の方がPC本体からのものより遙かに多いから、かえって少ないかも。
GHz競争 (スコア:1)
次はモデルナンバーのような不透明なルールではなく、MIPS値のような、客観的で特定のOSやアプリケーションやアーキテクチャに依存しない指標を使って比較しやすくしてほしいものです。
べんちといえば (スコア:1)
いや・・・ (スコア:1)
参考までに (スコア:1)
raspy
省エネルギーのために (スコア:1)
余談ですが、50wとか消費電力があるという事は、あの細いパターンに10A以上も流れているのか。ちょっと怖いかも。
結局こうなったりして (スコア:1)
発熱問題なら (スコア:1)
性能は問題外だけど。
他力本願。
Re:省エネルギーのために (スコア:1)
「ベンチマークで実際に演算した量」/「消費電力」のほうが
CPUがどれぐらい無駄な電力を消費しているかという指標になるでしょうね。
ただ、そんなことをするとPentium4はStrongArmやVr4121といった
PDAに載る組み込みLSIに惨敗するのでIntelはやらないと思います。
Re:省エネルギーのために (スコア:1)
RI^2なので電流が小さくて抵抗
値が大きいだけでしょう。多分。
能動素子の塊ですし。
SPEC があるよ (スコア:1)
CPU の速度を競うにはこれが一番まともなベンチマークだと思います。 http://www.spec.org/
コンタミは発見の母
Re:省エネルギーのために (スコア:1)
結局、CPUだけ速くても (スコア:1)
そもそも速くなったのは基準クロックだけで、パイプラインで刻まれた最初から最後までの長さは実はあんまり変わってないんじゃない?
あぁ、「ン」が消えてるんですよ。「ビーフン・カレー」ね。
Re:省エネルギーのために (スコア:1)
抵抗値はこの場合あんまり関係ありません。
ゲートの寄生容量とスイッチングの頻度の方が重要になります。
ゲートのスイッチングはコンデンサに交流を流すような物なので。
長い目で見た場合には、電圧と平均電流で仮想的に抵抗値を出すことはできますが。
#以上の議論はCMOSプロセス限定です。
車で言うと (スコア:1)
車の場合は暴走族問題により規制がかかったように
記憶しているのですが…
PCの場合は熱暴走族?
Re:結局こうなったりして (スコア:1)
で,壊れたらCPUブロー.
Re:省エネルギーのために (スコア:1)
残念ながらハイエンドのCPUばかりで StrongARM などは載っていませんでしたが。
あぁ、「ン」が消えてるんですよ。「ビーフン・カレー」ね。
Re:脱Ghzを宣言しても (スコア:1)
「そのためには新しい指標(matrix)が必要」
と言っているわけで数字を使って性能を定量化すること
には変わりはありませんよね
そのことが価値を持ち得るかは別として(^^;
Re:脱Ghzを宣言しても (スコア:1)
// How are you Getting Alone ? // madcat
ビジネスモデルの転換(と言ってもいいよね?)で (スコア:1)
Re:SPEC があるよ (スコア:1)
この SPEC ベンチマークって SSE 系の命令追加によるスピードアップも 数値に反映できるんでしょうか?
もし数値に現れない (or 現れにくい) のであれば intel なり AMD なりが販促用の指標値にする可能性は あまり高くないと思うのですが...
Re:省エネルギーのために (スコア:1)
ということは、クロックはほどほどで、CPUの数を増やす方が、同じ消費電力で高性能にできるとも言えます。
並列化しやすいもの or いくつものプロセスが独立に走ってる状態、で有効ですね。
アプリケーションをたくさん立ち上げて仕事してると、デスクトップPCでもマルチプロセッサの恩恵を感じます。
SPECfp2000 も (スコア:1)
Alpha 21264B 833MHz 764
Alpha 21264C 1001MHz 756
Intel Xeon 2000MHz 734
Intel P4 2000MHz 734
Intel Itanium 800MHz 715
Intel P3 1.13GHz 331
AMD Athlon XP 1533MHz 615
AMD Athlon MP 1533MHz 547
AMD Athlon 1400MHz 458
HP PA-8700 750MHz 581
Sun UltraSPARC-III 900MHz 427
MIPS R14000 500MHz 463
IBM RS64 IV 750MHz 376
IBM PowerPC RS64-III 500MHz 250
コンタミは発見の母
Re:SPEC があるよ (スコア:1)
最近のプロセッサとコンパイラでは、fp 系は
ともかく、int は「関数単位で置き換える」なん
てことをして速くなるんでしょうか?
コンタミは発見の母
冷気。 (スコア:1)
家電量販店で買うと工事費サービス♪
[udon]
Re:結局こうなったりして (スコア:1)
Re:脱Ghzを宣言しても (スコア:1)
P-II 266MHz HDD 1GB クラスで、おつりがくるのに!
Re:GHz競争 (スコア:1)
冬はそのままで暖房機として使えるね。 (スコア:1)
上から布団を掛け、板を上に乗せ、そしてみかんを上に
おけば コタツ完成。
(´д`;)
既に使ってます。 (スコア:1)
# 距離二乗則に鑑みて電磁波が少し心配ですが。
Re:判りやすい指標 (スコア:1)
なお、 (スコア:1)
Re:脱Ghzを宣言しても (スコア:1)
全てのメディアが、「CPUの評価指標はクロックではなかった」とかいうタイトルの記事をぶって、
怪しげな比較グラフを持ち出してくれば、大半の消費者はそれに納得しちゃうしねぇ。
実際、マルチスレッディングが取り入れられれば同一クロックで、旧来のCPUに対して最大30%
近く性能を上げられるらしいし。
Re:なお、 (スコア:1)
Re:なお、 (スコア:1)
Re:GHz競争 (スコア:0)