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宇宙戦艦ヤマトの著作権訴訟で松本零士が敗訴 42

ストーリー by wakatono
これにはビックリ 部門より

nyaonyao曰く、"時事通信の記事によると、宇宙戦艦ヤマトの著作権は西崎義展氏にあると東京地裁が判決を下したそうです。
まあ、TV番組の場合、プロデュサーに著作権が全くないはずはないですよね。
以前、キャンディキャンディで原作者と漫画家が著作権を争って原作者が勝ったことがありましたが、大ヒット作品となるともめるものですね。
しかし、「ヤマト」の新作はどうなるんでしょうか?同じ名称を使っちゃ駄目とかなるんだろうか?それに、前作も新作も漫画も描いてましたよね。西崎氏に印税の一部を払え、ということになるんでしょうか?"

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  • 西崎被告 (スコア:2, 参考になる)

    by mabu (7968) <mabu@kobej.zzn.com> on 2002年03月25日 19時50分 (#74982) ホームページ 日記
    銃刀法違反などで1、2審実刑、上告中
    ってどういう事かと思って調べたら、こういう事 [zakzak.co.jp]ですか。
    関係者によると、ヤマトの成功で300億円もの利益をあげたのに、原作者の松本さんには約2000万円しか渡さず、大半は女や船遊びにつぎ込んだという。
    が事実なら、すごいお方だ。
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    • by Anonymous Coward on 2002年03月25日 21時13分 (#75012)
      松本氏自体は、最初は原作なんか書いてなかったし(つーか、一連のアレはコミカライズだし、コミック版は松本氏以外にもいる(笑))、基本設定は、豊田氏を中心にした若手SF作家のブレーンだし、メカは言わずと知れたスタジオぬえで、松本氏自体は、そもそもがキャラデザ担当でしかなかったのではないかと?

      だいたい、原作があるんなら、初期段階で、ガミラス人が、初期設定ではラジェンドラ人だったとか、そんな錯誤があるわけない(笑)

      それにキャラデザ担当で、2000万は安いどころか、結構高い方です。たったの数十万なんてのも当たり前なんですから(笑)、それどころか原作者には金が全く行かないのも珍しくないしね。
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      • 松本氏自体は、最初は原作なんか書いてなかったし(つーか、一連のアレ はコミカライズだし、コミック版は松本氏以外にもいる(笑))

        なるほど、コミック版とアニメ版が共に存在すると、コミック版が「原作」であるという偏見を抱きがちである、と。たしかに。

        # 「聖闘士星矢」に今だに人気があれば、同じような訴訟が起きそうだなって思ったり

        親コメント
        • >コミック版とアニメ版が共に存在すると、コミック版が「原作」であるという偏見を抱きがちである、と。

          あのころは松本零士氏のヤマトとひおあきら氏のヤマトが確か平行して連載されてましたね。
          で、西崎氏の構想にはひおあきら氏のコミックの方がより近い内容でしたね。

          #松本氏のヤマトにはハーロックが最終に近い頃出てるし
          #どうしても宇宙を四畳半程度の大きさにしたがってた雰囲気も(藁
          #それはそれで嫌いじゃないんだけど:-)

          西崎氏としては26話で済ませるつもり無くて、もっと壮大(というか冗長だったかもしれんが)な
          話が構想としてあったのがはしょられて、ひおあきら版のほうにそれを反映させたってことかな。

          アサヒソノラマからでてた豊田有恒氏の小説はどれとも違う。
          もっと悲壮な話(島大介が拉致されて改造人間にされたりーこれは真田氏のキャラになったかー?
          放射能除去はできずに、地球の生物を改造して生き残るための技術をを持ち帰るエンディング)
          だったけど、これもまた「違う作品」でしょう。
          ラジオドラマも少し後でNHKであったけどこれも違うストーリー。
          あれほど何が原作かよくわからない作品も珍しいんでは。

          そういや最初のメカ&キャラデザはさいとうたかおに話を持っていったとか、
          超大昔のまだアニメ誌でないころの「OUT!」で読んだかな(年バレバレ)。

          しかし・・・
          「青い鳥」のアニメ化でこけたりした西崎氏よりは松本氏の方が、どちらかと
          いうとその後商売は上手だったと思うのはボクだけかなぁ。
          --
          -- (ま)
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      •  そもそも主人公たちのデザインを、松本さんは「男おいどん」みたいにしたかったという話を聞いたことがあるし(それはそれで楽しいかも) 
         コミックのほうって、松本氏の単行本はたしか上下2巻だったと思ったけど。あの長大なストーリーが。戦闘シーンとかかなりすっとばしてたし(^^;;

         それで2000万なら上々かなぁと思う。
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      • >松本氏自体は、最初は原作なんか書いてなかったし

        でも、読売新聞の記事 [yomiuri.co.jp]によると

        「そもそも、私が存在せずして作品の一コマも存在し得ないはずだ。原作者としての私の立場が不当に無視されており、控訴する」

        って言う感じで本人は自分が原作者と表明していますね…。
        これって「自称原作者」ってこと?

        それと、この松本氏のコメントに一言。作品を作る上で重要な位置に
        いたとしても、その人が著作権者とは限らないと思うんだけど…。
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        • これって「自称原作者」ってこと?

          今回の訴訟の場合,西崎さんも松本さんも,どちらも「自分一人が原作者だ」と主張しているらしいのが困ったところです。 ヤマトの場合, 特定個人が「原作者」としてのすべての権利を主張できるような, 絶対的なものはないのではないかと思うのですが。

          この点,タレコミにも引き合いに出されていた キャンディ・キャンディ訴訟 [kyoto-np.co.jp]とは違います。 あちらは,原作付き漫画の場合に, キャラクター商品に対する権利が漫画家だけに属するのか, 原作者と漫画家との両方に属するのかが争点だったわけですので。

          ところで,タレコミに「まあ、TV番組の場合、プロデュサーに著作権が全くないはずはないですよね。」とありましたが, 田中文雄さんの「神(ゴジラ)を放った男」 [netlaputa.ne.jp]を読んだ限りでは,(映画の話ですが) ないらしいです。

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          • 判決読んでみたけど「どちらも『自分一人が原作者だ』と主張した」
            裁判ではないみたいですね。つーか、どうも原作者だと主張してるの
            は松本氏だけっぽいです。西崎氏は、はじめから、自分が著作権者だと
            主張しているようです(裁判中のコメント参照)

            そして、裁判としてはあくまで「著作人格権」がどこにあるかを
            確認する裁判になってます。で、裁判中では「原作」に
            あたる作品が無い、オリジナルアニメであることが確認されて、
            さらにその後の事実確認で西崎
        • 松本氏がいなくても、西崎氏とその会社オフィス・アカデミーさえ存在
          していれば、ヤマトは存在したでしょう。

          #あれほど評価の高い作品になっていたかは解らないけれども。
      • ラジェンドラって、結局は3になって、ボラー連邦の宇宙戦艦の名前になってましたね
      • > キャラデザ担当でしかなかった

        フィルムのクレジットに「監督」とあるのをお忘れか。
        実際松本氏は自分で絵コンテも切ってたわけですよ?
    • by shikine (296) on 2002年03月26日 11時22分 (#75208) ホームページ 日記
      確か昔その莫大なお金も尽きてきているという話が週刊誌に書いてあったような。であるからして、新たな金づるとして松本氏の新作から利益をもくろもうとするのは当然の帰結かと。つーか、一度アボーンしたヤマトを何度も復活させる側にも問題が無いとも言い切れない。もう西崎みたいな危ない人物とさよならする意味でも完結してほしいな。
      --
      他力本願。
      親コメント
      • by gedo (7079) on 2002年03月26日 12時43分 (#75248) 日記
        >もう西崎みたいな危ない人物とさよならする意味でも完結してほしいな。

        その通りだと思います。ヤマトはビジュアル面は松本氏が作ったといえますが、世界観とかストーリーは、西崎氏の作ったもので、そのあたりが純粋松本作品(999とかハーロックとか)とは違います。

        つまり、ヤマトがある限り西崎氏と松本氏は永遠に腐れ縁です。

        もし、松本氏が西崎氏と縁を切りたいなら、このままヤマトを静かに葬り去るしかないでしょう。
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        • by gedo (7079) on 2002年03月26日 12時47分 (#75250) 日記
          西崎氏じゃなくて西崎サイドといったほうがいいかな(^^;)
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        • by juan (3871) on 2002年03月27日 7時21分 (#75628) ホームページ 日記
          これ、知人に聞いた話で、あくまで噂として聞いてほしいんですが、西崎氏が「Yamato2520」を作るときに、「これがこけたら版権を手放す」という条件で出資を得たということで、まあそういう結果になっちゃった。で、版権が松本氏に行ったとか。

          そういう経緯が実際にあったのかどうか、はっきりわからないのですが、そういう話を聞いたんです。

          松本氏が長年沈黙していたヤマトを、急に999に登場させたり、自分が前面に出て映画企画を立ち上げたりしている背景にはそういうことがあり、今までヤマトを嫌っていたわけではなく、描きたくても描けなかったという話なんですけどね。
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          • by Anonymous Coward
            実際、今の「版権」は松本氏がもってますよね。ヤマト関連
            のものが売れた利益は全部そっちに行くはずです。「版権」は
            著作隣接権の一種で、著作権そのものじゃないところがポイントです。

            松本氏が自分が原作者である(=著作権者である)として
            新作をつくりだしたのに西崎氏
            (=著作権は依然自分にあると考えている)が原作なんか無い、
            自分が著作権者だ、と噛み付いたの
            • 読売新聞では、現在の著作権は東北新社が持っている、と書いてあったんだけど、ネットで拾った噂では、西崎氏が著作権は自分のものだという訴訟を起こしている(1999年)そうなんだが、誰かそこらへん、知らない?
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            • by gedo (7079) on 2002年03月27日 23時55分 (#75935) 日記
              読売新聞 [yahoo.co.jp]の記事によると版権は東北新社にあるそうです。
              (記事中では著作権という表記ですが、文の流れからしてヤマトに関する権利のうち経済的な面を指していると思われる、両者ともこの点は争っていない)

              ただ、今のままでは松本氏はヤマトに関して何も権利がないということになりますから、新ヤマトのためにも著作人格権だけでも確保しておきたかったのかもしれません。

              制作当時から松本氏と西崎氏はかなり対立していたそうなので、松本氏にしてみれば自分の思い通りのヤマトを意地でも作るために西崎氏の痕跡を排除したかったのでしょうね。

              ただ、松本氏の言い分にもちょっと無理があるというか、大人げない部分があるような気がします。
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  • by KAMUI (3084) on 2002年03月25日 21時08分 (#75010) 日記
    西崎某のは「宇宙巡洋艦ヤマト」じゃなかったんですか? :-p
  • ソースに以下のようにあるのですが、

    飯村裁判長は松本さんについて「キャラクターのデザインなどに関与したが、全体からみれば部分的だった。デザインを担当したため、映像に個性が発揮されているのは当然だが、そのことで著作したとは言えない」と述べた。

    日本の著作権法では、一つの作品の著作権は、一人に属さないといかんのですか? 共著と同じような扱いにしてしまえばそれでめでたし、ではないかと思うんですが。

    GPL なコードの著作権は、部分を書いた個々に属しますよね? それと同じようにはいかんの?

  • by komatsut (5039) on 2003年07月29日 14時25分 (#367809) 日記
     本日付の速報で、西崎氏と松本氏双方に著作権が存在するという内容で和解が成立したようです。

     めでたしめでたし。
    --
    end
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