地球上最強の耐熱生物発見される。 67
ストーリー by wakatono
熱湯の中でも生きる 部門より
熱湯の中でも生きる 部門より
oddmake 曰く、 "New Scientistの伝えるところによると、Massachusetts大学の微生物学者Derek LovleyとKazem Kashefiは太平洋の底のブラックスモーカー(熱水噴出孔)から採取した微生物が摂氏121度の温度に耐えて増殖することを発見したという。
このStrain 121という微生物がどうやってこのような高温に耐えられるのかはまだわかっていない。蛋白質自体が通常の生物と異なっている可能性をWestern Cape大学のDon Cowanは示唆している。"
くまむし (スコア:1)
ググってみると、
くまむし 耐久温度:-253℃~151℃ [tripod.co.jp]
と書いてあるのですが……真相はどうなんでしょう。
Re:くまむし (スコア:4, 参考になる)
クマムシですが、極低温や高温、放射線の照射等に耐えられる
のは、樽型の休眠状態(クリプトビオシス、永久的休眠)
になっているときだけです。
この状態になるには、ゆっくりと水分を失っていく必要があり、
麻酔などで休眠状態に出来ないようにして過酷な条件に晒すと、
クマムシといえど死んでしまいます。本来は生息環境の池など
が干上がってしまったときに生き延びるための適応でしょう。
クリプトビオシス状態であれば、150℃の高温から氷点下
200℃の低温や真空状態等に耐え、放射線への耐性は人間の
1000倍。さらに、120年前のコケの乾燥標本に水を加えた
ところ、クマムシやワムシが現れて活動を再開した例もあるそう
です。
以下のページにクマムシ以外の極限環境で生き延びる生物の
お話が詳しく紹介されています。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1566/zuisou_4.html
くまむし隊 (スコア:1)
宇宙船いらずですか?
自己レス (スコア:2, 参考になる)
クマムシ ゲノム プロジェクト [kumamushi.net]
Re:くまむし (スコア:1)
Kiyotan
Re:くまむし (スコア:0)
Re:くまむし (スコア:0)
Re:くまむし (スコア:0)
確か、生身でワープに耐えてました。
# オリジナル「ダーティペア」存続希望
Re:くまむし (スコア:0)
Re:くまむし (スコア:0)
# 作品違いなのでAC
Re:くまむし (スコア:0)
摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
#一気にオフトピ。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
#ネタなのでAC
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1, 参考になる)
するので、普通の生活で感染することはありません。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
(増殖するのは人間が食べる温度くらいですが。)
だから毎年食中毒患者が出ると。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:2, 参考になる)
納豆菌は枯草菌の仲間で(Bacillus subtilis var natto)元々は枯れ草などについている常在菌ですが、芽胞の状態では30分程度の煮沸に耐えるので、逆にそれを利用して、わらを煮沸消毒することで、他の芽胞を作らない菌を死滅させ(芽胞状態の)納豆菌のみが選択的に残るという仕組みです.
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
最近の納豆って「納豆菌」以外のものを使ってるものがあると
聞いた事があります。納豆菌で発酵させたものと比べて
「におい」等がキツくないとかいう話。
#何にせよ「納豆」などという生物兵器を喰うなんて(以下略)
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:2, 参考になる)
納豆の臭い成分のうち、主に重要だと考えられているのは3つあるようです.
確かにこの部分は、タンパク質からうまみの元になるアミノ酸の生成や、ねばりの元であるポリ−D−グルタミン酸の生成とは異なる生合成経路だと思われますから、ここを抑えた株を作ると言うのは正攻法なやり方だと思いますね.
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1, 参考になる)
そうですね。tarobo さんや y_tambe さんが書かれているように、常圧での煮沸では芽胞を殺滅できません。ただ、芽胞形成菌のことを気にしなくてもいい場合などでは煮沸ですませることはあると思います。でもあくまで「滅菌」ではないので注意が必要です。
# ちなみに、だからパスツールが自然発生説を否定したとされる実験の追試で、煮沸後に腐敗が起こって「パスツールは間違っとる」という反論があったらしいです。その人が使ったのは麦藁かなんかだったと思います。
## 今から考えると「そりゃ滅菌になってないんだから当たり前でしょ」というところですが、当時は混乱しただろうな、と思います。
ただ、間欠滅菌という方法があって、滅菌したいものを100℃の水蒸気中で30~60分間加熱して放冷する、という操作を1日1回、3日間繰り返すという方法があります。
というリクツです。ただし、培地などではあまり問題ないでしょうが、滅菌対象物によっては芽胞がうまく発芽しない場合があるので、その場合にはやはり滅菌にはなりません。ただ、オートクレーブや乾熱滅菌が不可能なものには適用する場合があると思います。
# それでも今どきは、普通の微生物実験ではあまり使わない方法のように思います。この滅菌用にコッホ釜というのがあるのですが、私も実物は見たことがありません。
しかし分野によっては今でもよく使うのでしょうか、滅菌法の解説書などには説明があります。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:2, 参考になる)
培地などの溶液は、加熱して問題がなければオートクレーブ、それが駄目なら濾過滅菌(*)というのが一般的なのですが、加熱できない上に粘性が高いなどの理由で濾過滅菌できないものでは間欠滅菌をする場合もあります.
培養細胞を使った実験のうち、高濃度のゼラチン溶液を使うような場合、オートクレーブしたときにゼラチンから生じる生成物を嫌って間欠滅菌することがありますので.
* 一般的な細菌の大きさより小さい、0.22や0.45μmのフィルターで濾過する.ウイルスやマイコプラズマは除けないので厳密には「滅菌」ではない.
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
命名 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:命名 (スコア:0)
Re:命名 (スコア:0)
別の星の生き物 (スコア:1)
こんなトンデモな生物が存在するというのは、地球とはだいぶ異なる環境の星にも生物が存在する可能性を示唆するものにもなりうるんではないでしょうか?
# シロウト意見飛び越えて完全に漫画の読みすぎのような気もしますが ID (^_^;
むらちより/あい/をこめて。
我慢大会? (スコア:0)
300℃でも生きているバクテリアが載ってますが。
Re:我慢大会? (スコア:0)
その300℃でも生きているバクテリアではどうなのでしょう?
Re:我慢大会? (スコア:0)
生活している菌なんだから、増殖してるんじゃないの?
鮭じゃあるまいし、分裂するときだけ低温のところまで
泳いで行くとでも?
Re:我慢大会? (スコア:2, 参考になる)
#121度ってのはオートクレーブ滅菌の温度ですから、それを越えたことがある意味、記録でしょう
Re:我慢大会? (スコア:1)
厳しい環境に耐えて増殖できる割には、
生きてせいぜい3日だったり…。
And now for something completely different...
Re:我慢大会? (スコア:3, 参考になる)
1つの個体が分裂して、2つに増える。
(基本的には)まったく遺伝情報の同じ2つの個体が生まれる。
このうち一方が死んで他方が生き残った場合、最初の個体は「生存している」と考えるか、「生存していない」と考えるか?
さらに、増殖の早いバクテリアは30分ぐらいのサイクルで分裂を繰り返すので、5時間もあれば1000倍になる。
そのうち、1つでも生きていれば「生存している」と考えると…。
「寿命はない(無限長)」と考えても良いかも知れません。
Re:我慢大会? (スコア:1)
(トーナメント形式を逆にしただけど)
Re:我慢大会? (スコア:0)
Re:我慢大会? (スコア:2, 参考になる)
タンパク質などの生体高分子の分解は、水分のある状態の方がない状態よりも(加水分解反応などにより)促進されるので.だから、オートクレーブは大体の目安としては「約120℃、約2気圧、約20分」ですが、乾熱滅菌では「180℃1時間」「160℃2時間」という具合になります.
実験系自体が (スコア:0)
# だとしたら、もっと高圧かけられる機械を使って追試すれば、もっと高温でも
イケるかもしれない。
しかし、こいつから超耐熱性の
Re:実験系自体が (スコア:2, 参考になる)
いや「有用」どころか.そもそも好熱菌なしには、現在のバイオテクノロジーの進展自体ありえなかったと言っても差し支えないです.
DNAを試験管内で増幅する手法であるPCRには好熱菌由来の酵素が使われています [jst.go.jp].PCRの手法があったからこそ、研究者は望むDNA/RNAの断片を好きなだけ増幅し、もともとは極微量のものでも調べることが可能なのです.PCRなくして今日の分子生物学は成り立たなかったでしょうし、ヒトをはじめとしたゲノム解読など夢のまた夢だったでしょう.
また上の方でも話に出ていますが、いわゆる好熱菌というのは「高温でも死なない菌」というより「高温でないと生きられない菌」なので、ヒトの体内でも当然生きられない、すなわち病原性があるというリスクは極めて低くなりますし、万一実験室から我々の生活環境に漏れた場合があったとしても、今研究に使われている微生物(例えば大腸菌)よりもはるかに安全だと考えて、まず差し支えありません.
今回はACなAnonymous Poweredさんのコメントも、おそらくはこういうことを知っているからこそのものであって、決して無闇に楽観視しているわけではないと思いますが.
Yahooニュース (スコア:0)
Re:我慢大会? (スコア:0)
//今回の発見は何か目新しい事あったのかな?
//1気圧下で120度でも持つとか・・
Re:我慢大会? (スコア:0)
液体の状態を保つ圧力がかかってないと生きていけないだろうよ。
1気圧で120度にしたら、バクテリアの内部にある水分も水蒸気になってひからびらぁな。
干からびた状態で分裂して見せてくれたらそれはそれで面白いが。
Re:我慢大会? (スコア:0)
人間だって(人間に限らず大抵の生き物は)、普通に生活している
気温で水が沸騰するくらいにまで気圧を下げれば、体液が沸騰してまず生きていけませんが、何か?
これが進化すると (スコア:0)
トピック (スコア:0)
Re:トピック (スコア:1)
決まりでしょうけど,今回のは基本的に「発見した」生物が
「高温でも増殖するのを確認」て事なので科学で良いかと。
Re:トピック (スコア:0)
VAIO Technologyを利用していないからです。
ガッテン、ガッテン、ガッテン。
バイオってのはさ、工業的に生物みてそれを改良していく事なので
天然のは含まれな
Re:トピック (スコア:1)
"バイオテックってのはさ、工業的に生物みてそれを改良していく事なので"
ね.
あと,
> 作り変えたりすればバイオの部類になる。
も
"作り変えたりすればバイオテックの部類になる。 "
もね.ちょっと誤解されそうだったので.
# Bioほにゃららやっているの ID
Re:トピック (スコア:0)
どっちが強い?(おふとぴ) (スコア:0)
Re:どっちが強い?(おふとぴ) (スコア:1)
#完全にオフトピだけどJoJoは第2部が最高!という事を主張したいのでID