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強相関酸化物による高性能磁性体の実用化に道 44

ストーリー by Oliver
保存場所があればあるほどデータが生まれる 部門より

maia曰く、"産業技術総合研究所 強相関電子技術研究センター科学技術振興機構は「強相関酸化物金属強磁性体の界面磁性の直接検出とその増強に成功した」と発表した。詳しくはプレスリリース(簡単な研究発表に等しい内容を持っている)を読んで頂くとして、これにより可能となる技術だが、次世代不揮発性メモリとして注目されるMRAM(Magnetic Random Access Memory)や、ハードディスクのヘッドなどに応用できるスピントンネル接合の高性能化に新しい道を拓いたとある。これを報じた朝日新聞の記事によれば、この技術によって将来はHDの容量が一気に10~100倍になる可能性もあるという。なお本件はScienceの7月30日号に発表された。"

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  • by lunatic_sparc (15416) on 2004年08月01日 9時50分 (#599222)
    最初、このニュースを読んだとき、「そんなに HDD の容量大きくしてどうすんだろう」、とか思ったのですが、HDTV 対応の HDD レコーダとかなら、まだ大容量化する余地ありますよね。

    でも、そろそろ回転系でない大容量記憶媒体という方向での ブレイクスルーが欲しいとか思ったり。
    • Re:1st impression (スコア:3, 興味深い)

      by annoymouse coward (11178) on 2004年08月01日 10時14分 (#599230) 日記
      この技術を使えば
      同じ容量のHDDをより小さくすることも出来そうですね.

      回転系でない大容量記憶媒体と言えば
      NTTのインフォマイカ [ascii24.com]あたりが,良い感じだと思います.
      でも,書き換え可能で不揮発な大容量記憶媒体としては
      もう暫くはHDDが主流なのではないかと思います.
      親コメント
    • by SAY (54) on 2004年08月01日 13時35分 (#599277) 日記
      随分前からテレビの録画をPCでやっていて、仕事が忙しくて見ずに貯まっていくモノが多いために自宅のHDD容量が今年中には10TBに達しそうな立場からするとまだまだHDDの容量は足りません。

      # 現時点で8TB
      親コメント
      • by lunatic_sparc (15416) on 2004年08月01日 14時47分 (#599302)
        > 随分前からテレビの録画をPCでやっていて、仕事が忙しくて見ずに貯まっていくモノが多いために自宅のHDD容量が今年中には10TBに達しそうな立場からするとまだまだHDDの容量は足りません。

        素朴な疑問 (^^)/"

        HDD は調達できるとして、その録画した番組を見る時間はどうやって調達するのでしょう。

        妙案があったら教えて。

        わたし的には P900iV を検討ちう。
        親コメント
        • by SAY (54) on 2004年08月02日 8時31分 (#599765) 日記
          モバイルで...というのは全く考えてないです。というのも移動の99%は徒歩か自転車なので。

          さらなる時間の調達は収入を減らしてでも時間をつくる事くらいしかないかなと思ってます。

          一応今は何かをしながら見ているというか聞いている事が多いですね。
          気になる言葉や音が聴こえてきたら、一時停止させておいて一段落付いたところで前後を見る。
          でも番組冒頭を見て、おもしろそうじゃないと途中5,6箇所をそれぞれ1,2分チェックして、おもしろくないと判断すると消してます。
          他には直接番組を見ないようにしてます。直接見ると途中のCMやらつまらなかったり進展のない内容につき合わされて時間が細切れになって効率よく使えないとか、無駄になるので。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          TVに録画した番組だけをずっと再生しておくとか。
          好きな番組専用チャンネルみたいな感じに。

          あとは、
          • 環境ビデオ化。
          • 睡眠学習ならぬ、睡眠視聴。
          • 歴史的史料として。
          • 老後の楽しみに。

          • by Anonymous Coward
            ># 老後の楽しみに本を買い貯めていたが、いざ年老いて実行しようとしたら、
            ># 本が読めなくなっていて愕然とした人を知っているのでAC

            うらやましい!!
            1日1冊のペースで本が消費されていくので経済力のほうが
            追いつかないのですが…(大汗

            #一番の問題は保管場所
    • by druaga (13366) on 2004年08月01日 17時58分 (#599363) 日記
      テレビの録画に関して、
      同時に二つのチャンネルを録画しようとしたらチューナーが二つないといけません。

      ならばいっそ(ある時刻ある帯域の)電波の状態全てを記録してしまって
      後で見る時にチューナーで見たいチャンネルを抜き出してやるのが良いと
      思うんですが、現実的ではないんでしょうかね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      MEMSベースのストレージもお忘れなく・・・。
    • by Anonymous Coward
      HDDはまだまだ大容量化する意味がありますよ。
      チューナー8台ぐらいつなげてテレビのバッファをとらなきゃいけませんから。
      帰ってきて新聞広げて見たい番組のみ見る。
      CMは全てスキップ。見たい部分のみ見る。
      本当にリアルタイム性が必要なのはニュースとスポーツ中継ぐらいですか
      • by Anonymous Coward
        各人が自宅でバッファするってすごく無駄な気がする。
        そういう人が増えたら、番組のオンデマンドサービスが始まりそうだね。

        # CMベースのシステムは崩壊するけど、新たなビジネスチャンスになりそうな気はする。
        • by keybordist (3572) on 2004年08月01日 17時43分 (#599357) 日記
          オンデマンド放送が広まった場合、
          現状のスポットCMに基づく広告モデルが崩壊するかも知れませんが、視聴者の視聴動向を個別に把握する事が可能になるので、
          google広告のように、個別にカスタマイズされたCMを番組の合間合間に流す、といった感じになるのではないかと思います。
          当然、広告代金も、今までの時間単位ではなく、基本料金+広告効果による加算料金、
          といった形に変わるのではないでしょうか?
          親コメント
    • by Anonymous Coward
      記録面が小さくなってレーザーで読めるんなら、レーザービームを光学素子でサーチすれば可動部なしのHDができるんじゃ?
      で、書き込みはどうするかだが、MOのようにやるかな? はて?MOとどう違うんだ?
  • これまで「容量の壁」とはほとんど無縁だったSCSI HDDにもいよいよ「壁」到来か?

    #SCSIは32bit LBAなので2TBに「壁」がある

    LUN分割とかで逃げ切るのかなぁ?
    • by kei100 (5854) on 2004年08月01日 16時47分 (#599331)
      現在でも10万ちょい出せばPCユーザーでも1TBが実現可能。
      250GBのHDD*4とRAIDカード1枚とか。
      # RAID0なので怖いですが。

      最近はRAIDシステムがかなり身近になってきているので、
      ファイルシステムもそろそろ切実に壁を考えないといけないかも。
      特にNTFSは2TBに限界があるのでそろそろマズイですね。
      ext3は16TBなのでまだ余裕がありますが。
      親コメント
  • by jizou (5538) on 2004年08月01日 11時09分 (#599244) 日記
    朝日新聞の記事やプレスリリースを見る限り、実用化への道はまだまだ遠いなぁ.. と感じました。
    書き込んだ後の安定度、読み出した時のS/Nがどれくらいとれているんでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2004年08月01日 13時48分 (#599279)
    かれこれ20年くらい前から言われてますが、
    結局実用化されてませんね。
    この技術もそうならないといいですが‥。
  • by Anonymous Coward on 2004年08月01日 15時08分 (#599306)
    HDDのデータ密度に関しては、前々から
    「この技術でHDDの容量が1000倍になる可能性が・・・」
    「新技術が実用化されると現行の300倍の・・・」
    (文章はテキトウです)
    とか言われてるのに転送速度ってあまり大きく増えないですよね。
    ストレージの使い勝手って最近は、転送速度(メディアの読み出し、デバイスからの転送)が
    重要になってきてると思うのですが、こちらのほうで何か新しい技術って開発されているんでしょうか。

    シリアル転送で高速化!ってのが流行りましたがあまりその後がないなぁ、と。
    • by LSD (18955) on 2004年08月01日 16時23分 (#599327)
      仕組みを考えれば判ることだけれど、概算で容量の1/2乗でしか
      速度は増えません。
      逆に言えば、容量が増えることなしに速度が増えることも(原理的には)
      ありえません。

      #回転数が同じならばですけど。

      この辺が参考になる?
      http://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/hdd/hdd.html
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >仕組みを考えれば判ることだけれど、概算で容量の1/2乗でしか
        >速度は増えません。

        あー、いえいえ、それは現在と同じ読み書き手段を用いたとしての
        メディアとのやりとり速度ですよね、主に。

        デバイスから外に行く(IDE,SATA,SCSIなんかの)部分にもどうかなーって、思うんですよ。

        >逆に言えば、容
        • Re:別の容量 (スコア:2, 参考になる)

          by mish (8255) on 2004年08月01日 22時57分 (#599581)
          >それにメディアの読み取り速度についても新技術で
          >大容量が扱えるかもしれないじゃないですか。
          >そうすりゃ、容量は増えなくても速度は変わりますよ。

          現在のディスクが回転する形のメディアの読み書き速度を上げるには、
          ・記録密度を上げる
          ・回転速度を上げる
          の2つしかありません。で、記録密度は#599327でLSDさんがコメントした通りなので、飛ばすとして、他には回転速度を上げるしかありません。

          で、現在の回転速度を上げるには回転する金属板の耐性の問題がありますが、
          ・金属材料工学は昔から盛んで熟れた分野なので、革新的発展が起こりにくい。
          ・遠心力は速度の2乗に比例するので、耐性の向上に対し速度面での向上が小さい。
          という理由で、一気に2倍とか3倍とかいうことが出来ません。

          そして、シリアルATAのほうは、たとえばこちら [atmarkit.co.jp]にあるように、2007年には600Mバイト/秒と、ATA/133の4倍以上となります。

          言いたいことは、記録密度の向上である磁性体材料工学の発展が、回転速度の向上である金属材料工学の発展のスピードよりもはるかに早いので、転送速度としては記録密度の向上だけに対応していれば充分ということですね。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            先のACでございます。

            えーっと、お詳しいようなので質問をさせていただきます。
            私がこんなのできないのかなぁ、と考えているのがあるのですが
            実現可能なものなのかとか問題点とか。

            複数ヘッドの延長で、同心方向に対し伸びて角方向に動くアームを作って、
            そのアームに等間隔に複数のヘッドを作る(搭載する)という構造ができないかというものです。
            • by mish (8255) on 2004年08月02日 2時32分 (#599698)
              個人的に詳しいわけではなく、仕事で詳しい人からいろいろと聞かされたほうですが…

              技術的には内側と外側で角速度を変えて記録密度を高めるということ [google.co.jp]が出来なくなって、容量が減る程度でしょう。
              が、問題は商業的な理由だと思います。

              現在のハードディスクは1ロット最低10万台とかいう大量生産で作っているらしく、そこへニッチな、複雑な機構を持った、規格外の(工場への投資を上乗せした価格で)製品を投入してそれだけ売りさばけるかとなると、かなりの博打でないかと思います。

              それよりは、下のACさん [srad.jp]もおっしゃるように、チップと回路でどうにかするとか、もっといいのは、ATAインタフェースを複数持って、複数のドライブをドライバで並列化するとか(もしかしてソフトウェアRAIDはこうなってます?)、安価な方法があるんでないかと考えます。

              # 良く考えたら、600Mbyte/s=6Gbpsってかなり頑張ってるっぽいですね…。そのころ家に10GEther来てるでしょうか…
              親コメント
      • by Anonymous Coward
        ヘッドを複数積んでいるHDDなら、複数のヘッドへ同時に読み書きさせれば
        並列化した分だけ速度はどんどん上がるんじゃないかな。
  • by Anonymous Coward on 2004年08月01日 16時22分 (#599326)
    ここ1,2年ほど、ノートPC用の2.5インチHDDの容量がほとんど増えてないような気がするんですが、120GBとか出るのはいつになるんでしょう?

    手元のノートPCは60GBなんですが、それにしたのはたしか一昨年だったような。80GBが出てますが、33%増程度では、面倒さの方が先にたって交換する気が起きないでいます。
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