H5N1型の高病原性鳥インフルエンザが「指定感染症」に 30
ストーリー by yosuke
今シーズンは乗り切ったが… 部門より
今シーズンは乗り切ったが… 部門より
KAMUI曰く、"YOMIURI ONLINE の記事によると,14日に開催された厚生労働省の厚生科学審議会・感染症分科会は,H5N1型ウイルスによる高病原性鳥インフルエンザについて,感染症法に基づく指定感染症に指定することを了承した。今夏にも正式に指定される見通し。
指定感染症となった場合,知事の権限で「患者に対する就業制限や入院」や「死体の移動制限」などの強制措置が可能になるほか,患者と接触して感染が疑われる人に健康診断を勧告することなどが可能になる。なお,指定感染症になるのはH5N1型ウイルスによるもので,それ以外の鳥インフルエンザは4類感染症(診断した医師に届け出の義務がある)の分類のままとされる。また,海外からH5N1型に感染した患者が入国することも想定して,検疫法の検疫感染症にも追加するとのこと。
ちなみに,H5N1型ウイルスを原因とした高病原性鳥インフルエンザによる死者は,世界保健機関が累計を公表している2003年以降で100名を突破しているが,The New York Times が15日付の記事で鶏肉の密輸が感染拡大の原因(要登録)との可能性を指摘している。"
今シーズンは乗り切ったが…部門 (スコア:5, 参考になる)
お忘れなく。
日本で夏の大流行も起こりえますよ?
夏でもインフルエンザが流行ります [cocolog-nifty.com]
Re:今シーズンは乗り切ったが…部門 (スコア:1, 興味深い)
何かを捨てないと未来はないでしょうね。
Re:今シーズンは乗り切ったが…部門 (スコア:1)
デング熱の前にマラリアが来ると見た.
Re:今シーズンは乗り切ったが…部門 (スコア:2, 参考になる)
西ナイルウイルスは日本脳炎と極めて近い抗原性を示すため厄介です。
H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:2, 興味深い)
型が特定して指定がされてから動くのでは被害も増える事だろう。
柔軟に対応出来ないものなのか?
ただ、感染ルートが判っているとそれなりの対処可能になるから、一歩
前進を良しとするべきなのかも。
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:5, 参考になる)
そういう意味で、今の段階でH5N1のHPAIを指定感染症にしておくのは、やはり万一に備えて「先手を打った」対応だと考えていいです。致死性は高いですが、ヒト→ヒト感染による流行のリスクはまだ低いわけですから。
これが、新型のヒトインフルエンザ(ヒトからヒトへの感染力が強い)が出た場合には、また別途、指定感染症なり、新感染症としての指定が出ると思いますよ。その場合、おそらくは日本以外で最初の発生流行が始まって、WHOが世界的に警告した後、日本でも具体的な対策を講じる、という流れが予想されます。日本で最初に発生するというのは、まぁ可能性としてはないことではないですけど、インフルエンザではやっぱり考えにくいかな。
日本の感染症対策については、少なくともその基本的な部分については、2003年の感染症法改正の頃から、すごくまともな状況になってると評価してます。
#プリオンについてだけは、周囲の思惑が変に絡んでくるから何とも評価しづらいけどね。
実は、今も次の改正案が上がっていて、こんどは感染症の発生状況だけでなく、危険な病原体の所持や保管についても、罰則を含めた改訂がなされる動きになってます(日本細菌学会による改正点のまとめ [nii.ac.jp]。PDF)
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:0)
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:3, 参考になる)
それに実際問題として、パンデミックの原因になるのは、今の高病原性トリインフルエンザの原因になってるウイルスではなく、それが抗原変異してヒト間の伝染性を獲得したものだと思われますから、今のウイルスに対するワクチンが有効かと言われると何とも言えないです。というか、感染性を決める部分と、ワクチンの抗原性を決めるのが、同じヘマグルチニン(H5N1のHの部分)という糖タンパクなので、今のウイルスに対するワクチンの新型H5N1ヒトインフルエンザに対する効果は低いと予想しておいた方が妥当でしょう。
H5N1ワクチン (スコア:2, 参考になる)
ワクチン作成時にウイルスの毒性を弱める弱毒化という手法が用いられます.H5N1でもこの手法は用いられています.
WHOで試作されたワクチンのヒトでの試験結果が先月公表されましたが,残念ながら有効なだけの抗体の量(抗体価)がえられた対象者は約半数強で,不十分なものでした.
従来のような作製法ではH5N1のような致死率の高いものには不十分な可能性もあります.
しかし,ワクチンの作成方法にはいくつもやり方があり,日本などでも免疫を高める物質(アジュバント)を併用してワクチンの効果を高めつつ副反応を抑える試みがすでにされています.
いずれにしてもヒトへの応用には時間がかかるので,それだけにワクチン研究者の間では実用化へ向けて競って研究されていますので,なんとか成功してくれるのではないでしょうか..
それらの研究が実を結べば,いざヒト→ヒト感染性をもつ変異ウイルスが興った時に迅速にワクチン作成も可能になると期待される訳です.
型の判定の仕方は周知されていません。 (スコア:3, 興味深い)
医療関係者も知りません。
官僚のいうことはいつも総論のみで、、、
本当に困るのは現場なんです。
Re:型の判定の仕方は周知されていません。 (スコア:1, 興味深い)
イムノクロマトでA型B型の判定してから
PCRじゃないの?
疑いがある時点で保健所に連絡でしょ。
Re:型の判定の仕方は周知されていません。 (スコア:1)
#アメリカの炭疽菌テロくらいの頃までは、やや後手に回ってる感があったのは同意。
Re:型の判定の仕方は周知されていません。 (スコア:1)
医療関係者から一言あるました。
引用先の
>採取した検体は保健所と相談の上、地方衛生研究所などへ送付する。現在、ほとんどの地方衛生研究所でポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法による検索が可能であるが、不可能な場合は国立感染症研究所で対応することとなる。
いったい迅速に検査するきあるんですか!!
現場にはもっと実際の手順を伝えないといけない
どのくらいの時間で検査結果が出るのか、
PCRなんて2時間だけど
どこから何を(つまり血液とか喀痰、もしくはBALFとか)検体とるのかさえ書いてない
官僚のやることは、、、
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:1, 参考になる)
1.指定の意味がない。
2.法律を作る人の面子として許せない。
ありえません。
万が一、感染した場合の対策としても、意味がありません。
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:2, 参考になる)
>インフルエンザに限らず未知の病気は、すべて指定感染症とするという方向でしょうか?
あくまでも事後的にですが、危険性が高いと判断された既知以外の感染症は暫定的に「新感染症」に指定され、病原体などの特定を経て*類に指定しなおす、というように運用されているようです。
新感染症に指定された場合は、一類に準じた体制をとる事も可能になっています
参考:http://www1.odn.ne.jp/cak40870/eiseihou/m-kansenshou.html [odn.ne.jp]
SARSの場合もまず新感染症に指定され、しかるのち一類に指定しなおされた、という経緯だったと記憶しています。
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:1)
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:1)
Re:H5N1型と型を特定するよりも、新型とした方がいい? (スコア:0)
誰だ!! (スコア:2, おもしろおかしい)
なんて甘い誘惑に取り付かれてる奴は誰だ!!
Re:誰だ!! (スコア:1)
致死率は50パーセント超なのをお忘れなく。
Re:誰だ!! (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:誰だ!! (スコア:1)
デスマーチに対する免疫ですよね。
#そんな免疫いらない!!
Re:誰だ!! (スコア:1)
免疫がついている人もいるんじゃないですかね?
# デスマーチは参加者全員の無能の証
Re:誰だ!! (スコア:0)
たしかに
># デスマーチは参加者全員の無能の証
んなことねえですよ、下手に有能な人はデスってる火消しに回されますから。
だが、すでに火がついてる所に飛び込んでも(ry
こういう人は、いつまでも免疫がつきません。
「なあに、かえって免疫力がつく。」 (スコア:0)
# 寄生虫入りは食べたくないです。
Re:「なあに、かえって免疫力がつく。」 (スコア:0)
どちらも「つかねぇよ!!」とツッコませるためのボケなので誤ってないのでは?
#無粋なのでAC
今すぐ死ねるか、ゆっくり壊れていくかだけの差 (スコア:2, すばらしい洞察)
>致死率は50パーセント超なのをお忘れなく。
その致死率じゃデスマーチを続けるのとあまり変わらないような気もする。
#冗談のつもりだけど、冗談じゃ済まない現場もありそうで恐ろしい・・・。
勘違いしてました (スコア:0)
高原 病 性じゃなくって
高 病原 性だったのねorz
Re:勘違いしてました (スコア:1)
膠原病を高原病と勘違いして高山病の一種だと思っていたり, 川崎病を川崎市で発見された公害病の一種だと思っている人は多いような気がする.