Intelチップ用SPARCトランスレータ、Transitiveがリリースへ 23
ストーリー by kazekiri
SPARCは富士通ががんばる? 部門より
SPARCは富士通ががんばる? 部門より
gonta曰く、"CNET Japanより、Transitive社がSunのSPARCチップで動作するプログラムをIntel Xeonで動作させるソフトウェアをリリースする予定である。Transitive社は、チップ専用のバイナリを別チップで動作する変換技術をメインにしていて、IBMやIntelも技術提携をしている。パフォーマンスは、UltraSPARC IV+ 1.5GHz以上で動作するとの事。この技術で、Intelは他の実行環境のマシンを自社プラットフォームへ誘導することが可能になる。
プラットフォーム移行に関して、一番の障害となるのが、過去のソフト資産の継承である。Transitive社のソフトウエアにより、過去にはSGIのMIPSチップをIntelで動作させる技術を提供し、Itaniumプラットフォームへ移行させることを実現した。また、MacユーザであればRosettaが馴染み深いが、RosettaもTransitive社のソフトウエアを利用している。最近では、IBM社が同社の技術を利用し、PowerアーキテクチャのソフトをIntel上で動作させる計画を発表している。
タレコみ子が心配なのは、これによりSPARC/Solarisプラットフォームがどうなってしまうか、です。ただでさえ、Intelプラットフォームの価格優位性やLinuxの普及がある上に、容易に移行環境が整ってしまうと、いよいよもってしてSPARC/Solarisの魅力が問題となってしまいそうです。"
一ヶ月ほど前にネットワールド社がプレスリリースしていました。 (スコア:2, 参考になる)
日本語での製品紹介ページ [networld.co.jp]もあります。
個人的には、本来、Intelとの共同開発ではなく(Opteron機をどんどん出す前に)SunがApple, SGI同様に、Solaris x86向けに開発すべき製品だったという気がしてなりません。
メモリアクセスの模倣は完全に可能? (スコア:2, 興味深い)
SPARCにはTSO/RSO/RSAとかありますよね。
一方、x86特にPentiumPro以降はProcessor Ordering(PO)
だったりするわけで、POとTSOとか近いけど、違うメモリモデル
なのですが、こういうのって低コストでエミュレートできるんでしょうか。
それとも、多くのアプリ(99.9%とか)は、ストアはストアに、ロードはロードに、
CASはcmpxchgに変換するだけで十分なんでしょうか。
Re:メモリアクセスの模倣は完全に可能? (スコア:2, 参考になる)
で、pthread_lock() 程度であれば、くだんのcmpxchg に変換だけで十分。は成り立つ気がする。
どうでしょ?
SPARCの魅カ (スコア:1)
二極化するだけでは? (スコア:1)
付けたいとする戦略があるのでは?
#とりあえずbiosを何とかしないと売れないと思うけどね
パーティショニング (スコア:1)
特に大型サーバだとパーティショニングを使った運用の柔軟性の方が重要視されているんじゃないでしょうか? Xeonがカバーするようなレンジだと, SPARC上で動くようなプログラムはすでにXeonでもあるってことが多いですから, それほど影響はなさそうに思えます.
まあ自社開発のシステムで, 現在動いているバイナリに対応するソースがどれか分からないなんていう状況なら, バイナリをそのまま移行できる意味は大きいんでしょうけど.
MIPSチップをIntelで動作 (スコア:1, すばらしい洞察)
実際は、「MIPSチップ用アプリケーションをItanium上で動作」じゃないのかな?
その他 (スコア:1, 参考になる)
QuickTransit for Power-to-X86 [transitive.com]
QuickTransit for IRIX/MIPS-to- Linux/Itanium [transitive.com]
IBM、Transitiveとの提携で「Power」プロセッサ搭載サーバへのLinux導入を推進 [cnet.com]
WINE があるから Windows は危ない? (スコア:1)
検証とか考えたら、まだまだ SPARC マシンを買うほうが安い。
ハードウェアの価格なんて、システム全体の中では
それほど多いわけでもないしなぁ。
だから「これによりSPARC/Solarisプラットフォームが
どうなってしまうか」なんて、杞憂に感じるなぁ。
それから、企業としての Sun を見たときには、
ローエンドはやっぱり利幅が薄い。
# っていうか、どこのメーカーでもローエンドは
# 苦しいんだろうなぁ。
そこでミッドレンジからハイエンドの少数のマシンを
仮想化して運用するのが旬。
# さらに、仮想化するとその分ストレージが必要になるから、
# これも一緒に売れる。
Solaris はすでに 9 のころから仮想化をやってて、
Solaris10 ではもう二世代目のはず。
最近出てきた Xen なんかに比べると、一日の長がある。
両方比較して使い込んだことがないからその程度の感想だけどね。
# あとは ZFS があれば…
「Solaris をフリーにするかどうか」を決めかねてた頃の
行き当たりばったり感に比べて、
このあたりの戦略には迷いがないように見えるよ。
とはいえ、Sun がローエンドからミッドレンジを
Intel に切り替えつつあるこのごろ、
再コンパイルが怪しいバイナリがたくさんある
うちの環境を考えると、選択肢が増えたのはうれしいところ。
ところで、ユーザランドはどうするんだろう…
あと、実行時に必要な共有ライブラリのライセンスとか…
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
怪しさ比べ (スコア:2, 興味深い)
「とりあえずバイナリ変換はうまくいってるくさいけど・・・どんなもんかね。」の怪しさって、
どっちがより一層怪しいんだろうか?
Mac 使ってる人に聞いたら、ロゼッタってサクサクなんですってね。
だったらリビルドよりバイナリ流用の方がいいのか。
動的リンクされてるライブラリが異なるアーキテクチャ用のバイナリでもおkなんすかね?
そりゃおkのはずだよな、最後はどっかでネイティブ(?)なコードとつながってるはずなんだし。
屍体メモ [windy.cx]
Re:怪しさ比べ (スコア:2, おもしろおかしい)
> 通ったけど・・・どんなもんかね。」の怪しさと、
> 「とりあえずバイナリ変換はうまくいってるくさいけ
> ど・・・どんなもんかね。」の怪しさって、
> どっちがより一層怪しいんだろうか?
■不真面目な答え
上司が考えた解決法はいつも正しい。
部下が持ちだした解決法は常に怪しい。
■真面目な答え
どちらにしろトラブルは起こるものと考えた上で、
障害修正がむずかしそうなものほど、怪しい。
ってのはどうでしょう。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:怪しさ比べ (スコア:1)
なるほど。サポート契約が結べるか、知名度があれば、大丈夫そうですね。日経○○あたりが「安い&早い! SPARC on Intelアーキテクチャ!」特集を組めば、どちらでもOKになるのではないでしょうか。
Re:怪しさ比べ (スコア:0)
だってそれなら配布バイナリは1つですむし、ビルドで面倒な事もないし、ソース上で互換性気にしないで済むし。
#それなんてJavaVM?とか書いていて思った
#トランスメタのCMSもこんな感じなんでしょうか?
#VPコード使うintentとかどこいっちゃたのかねぇ?
Re:怪しさ比べ (スコア:0)
SPARCのビッグエンディアンなデータ構造をそのままx86のライブラリに渡しても動かん
レパートリ追加希望 (スコア:1)
Re:レパートリ追加希望 (スコア:0)
Re:レパートリ追加希望 (スコア:1)
何のための (スコア:1)
Solaris for Intelもあることだし、
SPARCのバイナリをハードウェアでトランスレートする意味が、
逆にそこまでして動かしたいSPARCのバイナリがあるのかと。
Re:何のための (スコア:2, 興味深い)
のですね。
だからこそ、Morgan Stanley 社のInnovation Award [internet.com]を受賞したわけで...
(みんな、昔の人が作ったコードの移植なんか避けたいわけで...)
Re:何のための (スコア:0)
#新しめのはLinuxなbinaryも売ってたりするんだ
何か問題でも? (スコア:0)
ユーザはSPARCアーキテクチャのソフト資産を活用しつづけられるし、SUNはSPARCバイナリも動くプラットフォームとしてx86/Solarisを売ればいい。Fujitsuは、まぁ頑張って。
Rosetta (スコア:0)
FX!32 (スコア:0)