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英仏の原子力潜水艦、北大西洋沖で衝突 66

ストーリー by makeplex
ワインはゴックンしてないはず 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

産経ニュースTBSニュース本家/.・他より
核ミサイルを搭載した英海軍のバンガード級原子力潜水艦と仏海軍のトリオンファン級原子力潜水艦が今月初め、北大西洋の海中で衝突事故を起こしていたことが明らかになった。
双方共に低速潜行でパトロール中であり、ともにソナーを備えているが機能せず、接近に気付かず衝突してしまったという。事故の発生現場、原因についての詳細は明らかにされていない。
両潜水艦ともに船体への損傷などが発生したが、放射能漏れは発生せず、核ミサイルへの影響もなかったとのこと。また、双方の乗組員計250人に負傷者はいない。両潜水艦は事故後それぞれの母港に無事帰港したそうだ。
なお、衝突の原因について、軍事アナリストの小川和久氏は「潜水艦の探知回避技術が発達した結果、相手の潜水艦の接近に気づかなかった可能性が極めて大きい」とみているそうだ。

BBC放送は「広大な大西洋を考えれば100万回に1度の頻度」と報道していたので、“万が一”に備えた技術では不十分だったようです。フランスは当初、大型コンテナみたいな何かに衝突したなどととぼけていた辺りに衝突の原因が隠れていそうな気もしますが、さて原因はどちらなのか。

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  • 対策を妄想 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年02月18日 9時34分 (#1515957)

    光も音もパッシブに使うには限界が低いし、
    アクティブに使うと自分の居所がばれる。
    ここは思い切って接触センサーとかどうだろう。
    ステルスモード(?)のときだけ
    潜水艦から触角みたいのが出てくるの。
    ムリかしら。

    • 安全第一 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by unchikun (14429) on 2009年02月18日 17時41分 (#1516342)

      衝突の危険が予測される場所では躊躇せずクラクションを鳴らすべきだと思う。

      親コメント
      • by USH (8040) on 2009年02月18日 22時52分 (#1516519) 日記

        衝突の危険が予測される場所では躊躇せずクラクションを鳴らすべきだと思う。

        そして、函館の沖合からは、頻繁に「プップー」という音が海の中から聞こえてくるようになったとさ。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年02月18日 12時50分 (#1516135)
      光は、青色は海水中でも透過性が高いけど、それでも数十メートル程度、まず無理です。
      音は、かなり有望なのですが、(センサーや処理性能を含めての)解析ノウハウの問題です。
      軍用なら、どちらも静音性や吸音性が高く偽装しているでしょうから、普通のパッシブソナーの解析では、
      相手を(いろいろな音の反射から)固体とは思われなかった(海水塊と誤認?)ような可能性がありますね。

      緊急回避用なら、物理的なセンサーよりも、精密な圧力センサー(触覚みたいなもの)が良いでしょう。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      いろんな意味で難しいでしょうね。
      有線で小型の魚雷みたいなのを200~300mくらい前方に飛ばして、それが何かにぶつかったら
      本体が避けるとか、それらにもパッシブソナーを搭載するとかは不可能じゃないかもしれません。
      でもそんなことをすればノイズ源となるだけだし、航行速度も落ちるので、アクティブソナーを
      使う方がマシなくらいなのでは。

    • by Anonymous Coward

      進行方向面に少なくとも数十mはないと意味がないでしょうし、水の抵抗に逆らって触覚を維持できる素材がないんじゃないでしょうか。素材があったとしても1本2本じゃ意味がないでしょうし、細くて本数が多い触角イメージだと累計表面積が膨大で、結局見つかりやすくなってしまう気がします。

      兵器としての潜水艦の場合、とにかく見つからないことが重要なので、そのリスクが増える可能性のある対策はしないと思いますね。
      今回のケースですとむしろ、探知されなかったことに双方とも満足なんじゃないかと思います。

  • 100万回? (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2009年02月18日 10時07分 (#1515979)

    1回はどこからどこまでなんでしょうかね?
    1航海?ってことはないですよね.

  • by yodaroku (6054) on 2009年02月18日 12時53分 (#1516138)

    >潜水艦の探知回避技術が発達した結果、相手の潜水艦の接近に気づかなかった
    隠れんぼで、あまりにも上手く隠れた為に発見されないまま夜になってしまうと言う笑い話を思い出した。

    お互いにソナー対策をしつつ、混合層あたりを進んでいたのかな。
    ある意味ソナー係は叱責され、潜水艦の設計者は胸を張り、艦長は複雑な気分(訓練の賜物)・・かも

    • by Dobon (7495) on 2009年02月18日 13時35分 (#1516173) 日記
      艦長は「複雑な気分」ではなく失意のどん底でしょう。(出世の見込みがなくなった訳ですから)

      # 旧ソ連の潜水艦と衝突事故を起こした米国の潜水艦長の例から
      --
      notice : I ignore an anonymous contribution.
      親コメント
      • by soltiox (25610) on 2009年02月18日 17時15分 (#1516324) 日記

        双方の潜水艦長とも、ツボ踏んだ事に
        違いは無かろうとは思いますが、
        今回の事象は「チェイスしていてカマ掘った」
        のとは、ちょっと違うのではないでしょうか。

        接触まで、互いに相手に探知されないだけの
        静粛性を保って運行していたというのは、
        ある意味、評価にあたいしそうな気が、
        したり、しなかったり。

        /*
        逆に言うと、海中でそこまでタイミングよく
        同一位置を占位した、というのが
        妙に怪しく思えるのですがね。

        実は、両艦ともに、同じ未知の海中現象を
        チェイスしていたのではないか?
        という妄想が止まりません。
        (戦略原潜がそんなヤンチャをするかなぁ?
        っていうのは、脇に置いといて)
        */

        親コメント
  • ことばの (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2009年02月18日 9時15分 (#1515941)

    >放射能漏れは発生せず、
    放射性物質の漏れじゃないの?

    • Re:ことばの (スコア:2, 参考になる)

      by tietew (6130) on 2009年02月18日 11時09分 (#1516039) ホームページ
      (いわゆる)放射能漏れには、放射線漏れ(放射線が遮蔽を乗り越えて漏れた)と放射性物質漏れ(放射能を持った物質そのものが漏れた)の二種類があります。マスコミの言う放射能漏れは前者が多いようです(主観)。
      親コメント
    • Re:ことばの (スコア:2, おもしろおかしい)

      by spelunker (34545) on 2009年02月18日 14時40分 (#1516240)
      知能流出みたいなものじゃないですかね。
      国外に出て行くのは人であって能力ではない、という指摘に近いと思います。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      ハンドルネームが一般化したのと同じですよ。
    • by Anonymous Coward

      これもある意味での武力衝突ですね?

    • by Anonymous Coward

      まぁ、「海に空に放射能を捨てないで [google.co.jp]」なんて言ってる奴等もいるからなぁ。

      プロ市民と奴等に洗脳された一般人が科学を如何に無視して運動展開しているか、よく分かる。
      ガッチャマンじゃあるまいし…。

      # こんなスローガンを車の前に掲げた「生活クラブ生協」の製品なんて、信用できない…。

    • by Anonymous Coward

      放射性物質が漏れれば、漏れなく外部に放射能も漏れる訳だから。
      まぁ、物質が漏れればその性格も外部に影響するってだけの話だが、意味は通らんことも無いし。
      #漏れた放射性物質が外部ではその放射能を失うって状況で無い限りは、って事だが。

  • 確率 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年02月18日 9時58分 (#1515974)
    人工衛星も衝突するご時世だから、100万回に1度じゃ確率高い感じがするようになった。
  • 嘉門達夫 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年02月18日 10時29分 (#1515995)
    潜水艦で大西洋走っていると~
    俺の真向かいから オバハンやってくる
    オバハンも 潜水艦に乗っている~
    俺と一直線上 こっちに向かってる
    このまま行ったらぶつかるな
    でも 俺がよけるの シャクやし
    オバハン 右によけるかな
    でも ちょっと左に舵切っとんな~
    ほな しゃあない 俺が右によけてやろ~
    こらこら オバハン 一緒に右によけて どないすんねんな
    ほんなら 俺が 左に
    こらこら オバハン マネすんな!
    あ~! ぶつかる!
    あら オバハン 緊急浮上した~
  • by nullme (33867) on 2009年02月18日 12時20分 (#1516098) 日記
    ソナーの代わりにGoogle Ocean [srad.jp]で監視すればいいのに。
  • by Anonymous Coward on 2009年02月18日 9時16分 (#1515943)

    BBC放送は「広大な大西洋を考えれば100万回に1度の頻度」と報道していたので、“万が一”に備えた技術では不十分だったようです。フランスは当初、大型コンテナみたいな何かに衝突したなどととぼけていた辺りに衝突の原因が隠れていそうな気もしますが、さて原因はどちらなのか。

    「とぼけていた」とかひどいバイアスで物見てるな。
    #マスコミの連中を入れたのってやっぱり間違いだったんじゃないの?

    第一「“万が一”に備えた技術」ってなによ?

    海中で感知されないための技術は「万が一」に備えた技術じゃないし、海中でターゲットを感知する技術も「万が一」に備えた技術じゃない。

    • Re:makeplex (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2009年02月18日 9時33分 (#1515955)

      > 大型コンテナみたいな何か

      金属製のでっかい構造物だろ?
      あってたじゃん、中に人と放射性物質が入ってただけで

      親コメント
    • by T_KATA (28061) on 2009年02月18日 21時21分 (#1516460)
      100万回とは何が100万回なのだろうか。

      100万回接触したうちの1回だけぶつかった。うーむ、意味不明だ。
      100万回出航したうちの1回。
      100万回潜航したうちの1回。
      地球が100万回回る間に1回。

      > 第一「“万が一”に備えた技術」ってなによ?
      こういうこともあろうかと真田さんが乗っていたに決まっているじゃあないか。
      親コメント
      • by USH (8040) on 2009年02月18日 22時43分 (#1516514) 日記

        > 第一「“万が一”に備えた技術」ってなによ?
        こういうこともあろうかと真田さんが乗っていたに決まっているじゃあないか。

        今回のは、

                (1) 真田さんが乗っていなかったからぶつかってしまった。

                (2) 真田さんが乗っていたので、ぶつかっても放射能漏れを防げた。

        のどちらでしょう?

        親コメント
    • Re:makeplex (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2009年02月18日 10時20分 (#1515985)
      >第一「“万が一”に備えた技術」ってなによ?

      ジョークが通じない人は痛いということがこれで証明されました。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      さあ?軍オタに論理求めても仕方ないんじゃない。
      • by Anonymous Coward

        makeplexって軍ヲタなのか。にしては程度低すぎるな。

  • by Anonymous Coward on 2009年02月18日 9時36分 (#1515959)

    両方ともシーサーペントに衝突した。

    か、どっちかにテロリスト集団とコックが乗ってて、奪還までのごたごたのせい

    • Re:本当は (スコア:5, おもしろおかしい)

      by toworu (27387) on 2009年02月18日 12時50分 (#1516136)

      原潜をひさぐ者あり。これをほめていわく、「わが原潜の鋭敏なこと、どんな艦でも探知するなり。」と。
      さらにいわく、「わが原潜の隠密なること、どんな艦からも隠れるなり。」と。
      ある人いわく、「その原潜でその原潜を探知させては如何。」と。
      そこの人、試みたところ、原潜同士が衝突したるなり。

      親コメント
    • by T.SKG (20663) on 2009年02月18日 11時57分 (#1516079) 日記
      パトロール中とのことだが、衝突を回避できない処まで
      相手の存在を見つけられないんじゃ、一体何をパトロール
      しているのやら。

      英仏ともに飲んでいた訳じゃないだろうし。

      これは、第三の艦船(あるいは、シーサーペント)を追いかけて
      いたら、追っていたのは自分だけじゃなかった、目標が目の前を
      通り過ぎたら、その向こう側にも、潜水艦がいたとか。

      余程、目標が魅力的だったので、周囲の状況にまで気を回せな
      かったんでしょうか。
      親コメント
      • Re:本当は (スコア:2, 参考になる)

        by qem_morioka (30932) on 2009年02月18日 12時34分 (#1516117) 日記

        ミサイル原潜だと相手はもちろん自軍からも見つからないような場所にいて
        万が一(笑)のときにSLBMを打つというのが任務ですので
        極力アクティブソナーなんて打たないでしょうね。

        ローレライじゃないが潜水艦に目というのは、あれば
        一方的な戦力の差につながるんだなと。

        よく回避したもんだと思います。

        #で、これがニュースになることもね

        親コメント
      • Re:本当は (スコア:2, 参考になる)

        by toworu (27387) on 2009年02月18日 12時40分 (#1516123)

        >>パトロール中とのことだが、衝突を回避できない処まで
        >>相手の存在を見つけられないんじゃ、一体何をパトロール
        >>しているのやら。

        両方とも戦略ミサイル原潜ですから、身を潜めつつ動き回るのが”パトロール”です。
        自国が核攻撃されたときに、報復用の核ミサイルを撃つのがメインの仕事です。

        親コメント
      • タレコミから:

        北大西洋の海中で衝突事故を起こしていたことが明らかになった。
        双方共に低速潜行でパトロール中であり、ともにソナーを備えているが機能せず、接近に気付かず衝突してしまったという。事故の発生現場、原因についての詳細は明らかにされていない。

        海域は分かりませんが、双方相手が動いてるかどうかも分からないような微速で動いていてソナーが分析しきれなかったとか…スクリューを止めて、音や不自然な海流などといった全ての潜水艦でユニークな部分がほとんど感知出来ない状況で「なにがある…?!どこの潜水艦だ?それとも鯨か?」と思って腹の探り合いしてる内にお互い近づきすぎて、ヤバい距離でお互い原潜がいると気がついて、一気にスクリューのパワーを戻した時には加速が間に合う時間もなく、舵を切ることもままならずにゴッツンしちゃった。と言う感じじゃないですかね?

        まぁ、北大西洋にあたるかびみょーですが、大西洋にはサルガッソー [wikipedia.org]のような非常にややこしい海域があるし、ここかどうかはともかくとして素直じゃない音響特性を持つ場所と言うのは海にはかなりあるのでは…

        そういう所で余りに静かな原潜が漂ってる構図と言うのは結構怖いですね。

        多分、お互いどこぞの海域で海上にブイを浮かべて通信拾ったりする情報収集活動に勤しまれていたのでしょうが、イギリス側が攻撃原潜なのはまだしも、フランス側の方が弾道ミサイル原潜を持ち出してると言うのが二重に物騒(今が平時だからこそ、弾道ミサイル原潜のような「ちょっとした紛争では危なくて使えない」代物をこういう隠密任務に駆り出したのでしょうが)
        …どこの海域で「お仕事」やっていたのか非常に気になるのですが。北極海じゃなくて北太平洋と言っている辺りが強く気にかかる。

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        • イギリス側が持ち出したのが攻撃型原潜(トラファルガー級)だと勘違いしていました。
          実際にはイギリス側も弾道ミサイル原潜(ヴァンガード級)だったのですね。

          # それにつけても北大西洋だというのが気になる…情報収集ならば相手はキューバか北アフリカかアメリカか、
          # それともイギリス・フランスの近海だったのか?何が目的で関係が悪くない両国の最高機密がそこに潜みつづけていたのか?

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      • by Anonymous Coward
        冷戦時代には、米ソの潜水艦の衝突「事故」が多々あったようですよ。

        潜水艦は、内側と外側の二重の殻があるので、外側の殻が壊れてクッションになると思います。
        もちろん、衝突の角度がヤバくない限り、ですが。

        内側の殻まで壊れると乗員は死ぬわけですが、原子炉や核ミサイルの安全処置くらいはする余裕があると思いますよ。
        なにしろ、潜水艦は沈むことを前提に設計されてるのですから。
        • by hashitom (34540) on 2009年02月18日 14時13分 (#1516211)
          複殻式はどちらかというと劣勢ですよ。

          今回接触したバンガード級、ル・トリオンファン級、および
          アメリカ海軍のオハイオ級のいずれも単殻式です。

          まあ、それを認めると貴兄の書き込み自体の面白みがなくなるのはわかります。
          親コメント
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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