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訃報: レイ・ブラッドベリ、逝去 20

ストーリー by reo
四天王改変コピペはよ 部門より

k_f 曰く、

早川書房のツイートで知ったのだが、米国の SF 作家レイ・ブラッドベリが 6 月 6 日朝ロサンゼルスにて死去したとのこと (io9の記事より) 。91 歳だった。

ブラッドベリと言えばタレコミ子的にもまず「華氏 451 度」が思い浮かぶが、「ウは宇宙船のウ」などの短篇も味わい深い。思い出話に花を咲かせつつ氏の冥福を祈りたい。

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  • by TarZ (28055) on 2012年06月07日 10時57分 (#2168706) 日記

    火星に着陸して探査を行ったフェニックスには、惑星協会が製作した石英ガラス製のDVDが載っています。これには、フェニックス打ち上げ前に応募した一般人25万人の名前などとともに、火星に関連した芸術作品が記録されているのですが、H.G.ウェルズやアシモフの火星関連作品とともに、ブラッドベリの「火星年代記」も収められているようです。
    本人はテクノロジー嫌いの一面があって、「(作品の電子書籍化のオファーを受けて)『地獄に落ちろ』と言ってやった」のに、惑星協会のほうの電子書籍(?)打診は断らなかった模様。

    これはやはり、火星人向けなのか? もっとも、火星人向けのDVDコンテンツデコード方法(ボイジャーに搭載された「金のレコード」カバーに刻まれているような解説)がないので、おそらく火星人には読めまい…。

  • by prankster (12979) on 2012年06月07日 10時20分 (#2168678)
    集英社版コミック作品(絵 萩尾望都)の「ウは宇宙船のウ」ですね。これを先に読んであとから小説版を読んだので「収録作品が違う!」と混乱しました。のちにコミックは「ウは宇宙船のウ」・「スは宇宙(スペース)のス」・「10月はたそがれの国」の3書籍から抜き出したいわばベスト・オブ・レイ・ブラッドベリであることを知り、けっこう感動したことを覚えています。

    ブラッドベリ氏は短編連作で全体として一つの作品となるものに秀作があった気がします。「刺青の男」とか「火星年代記」とか。また読んでみようかと思います。

    (付け足しみたいですが)ご冥福をお祈りします。
    • 萩尾望都の『ウは宇宙船のウ』の各作品の掲載初出は、まだ本当に週刊だった頃の週刊マーガレットでした。掲載開始のちょっと前に予告があってほぼ毎回通院していた内科か歯科の待合室で読んでいた記憶が。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        そうそう。
        そして登場人物にも「マーガレット」が出てくるんだな。
    • ちゃんと原文で読んだのは「霧笛」ぐらいですね.

      # 決して「原子怪獣現る」 [fantasia.to]ではない

      ちょっとググってみたら「霧笛」の自主制作映画 [youtube.com]があるみたいですね. 白黒の画面がウルトラQみたいな雰囲気,

      親コメント
    • 萩尾望都氏は米サンディエゴで開催されたComic-Con 2010で、ブラッドベリ氏と対面されたようです。

      Comic-Con 2010 Report [matt-thorn.com]

      既にこの時点でブラッドベリ氏は会話が困難になっていた模様ですが、"but the two of them were able to communicate quite well without words."(意訳:言葉はなくとも、二人の心は通じ合っていた)という文章を見ただけで、目が潤んでしまいます(^^;)

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      >「ウは宇宙船のウ」
      これはいいとして、

      >「スは宇宙(スペース)のス」
      この邦題はなんか苦しいなあと小さいときから思ってた。

  • 「華氏451」は、書物が禁止される世界という一発ネタだと思いました。ジョージ・オーウェルの「1984年」のような悪夢的な管理社会には、及ばないというのが私の感想です。
    でも、みなさんの上げらている「ウ」や「ス」は面白そうなので、機会があれば読んでみたいと思います。

    • by Anonymous Coward

      一発ネタと言われちゃぁそれまでだが、私個人は「華氏451」が一番の好みでしたね。
      訳が良かったのか、一番詩的なイメージが広がる作品でしたから。

    • by Anonymous Coward

      映画もけっこう面白いよね。原作の冗長な部分を削った感じがした。

      • 水野晴郎の「月曜ロードショー」枠で見たかな。「ファイアマン」(消防夫)にかけた皮肉が吹き替えセリフでは楽しめなかった印象とラストシーンのそれはないだろという不満が強くて残念な映像化作品という個人的位置づけ。小説では結末部分以外は楽しみました。映像化作品としては『火星年代記』の(おそらく)TV放映用映画が良い感じで好み。小説では読んでいないんだけど。主に短編集を中学生から高校の頃読みました。

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  • by Anonymous Coward on 2012年06月07日 14時46分 (#2168900)
    訃報記事に於いて「四天王改変コピペはよ」などと茶化す編集者の態度が本当に惜しい。
    笑顔で見送るのなら、別の表現をとる方が良いであろう。

    さて私がブラッドベリで一番最近に買ったのは「社交ダンスが終った夜に」になるが、解説で伊藤さんも書いているように、90年代に出版社を移籍したブラッドベリは今世紀に入って尚創作のスピードが衰えない、まさに怪物であった。件の短編集も枯れるようなそぶりを全く見せない粒ぞろいである。
    長編においてはめくるめく未知の世界へ没入させる展開の紡ぎ方に舌を巻くが、それも敷居が高いと感じられる一見さんには、是非短編集からでも手を取って欲しい。むしろ氏の筆致でスっと物語に入り込み、すぐ隣にありそうな「非日常の中の日常感」を味わうには、短編こそがふさわしいとも言えよう。

    さて、「ブラッドベリ、自作を語る」を書店に探しに行かねば……。
    • by Anonymous Coward
      × 敷居が高い
      ○ ハードルが高い

      結構、本を読んでそうなのに……。原書で読んでるのか?
      • by Anonymous Coward

        おお、ご指摘ありがとうございます。
        原書でなんて読んでないし、読書量もまだまだです。
        精進しなくては。

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