グルタミン酸からタミフル合成 41
ストーリー by headless
旨味 部門より
旨味 部門より
parsley 曰く、
微生物科学研究所とMeiji Seikaファルマは共同で、うま味調味料の原料となるグルタミン酸からインフルエンザ治療薬のタミフル(オセルタミビル)を合成する方法を開発した(YOMIURI ONLINEの記事)。
現在タミフルは中華料理などで使われる香辛料、八角の成分であるシキミ酸から合成されている。しかし、八角の生産量に左右されるため、新型インフルエンザの大流行時には供給不足が懸念される。石油由来の成分から合成する方法も開発されているが、グルタミン酸から合成することで、タミフルを安全かつ安価に大量生産できる可能性があるとのこと。
メリットなどは記事を読んでいただくとして、実用化はいつ頃になるのだろう。副作用として報告されている異常行動の原因は解消できるのだろうか。
味の素をたくさんとると (スコア:5, おもしろおかしい)
これからは、インフルエンザが早く治ると言うデマが......
蝉時雨のネタはイの一番?
------------
惑星ケイロンまであと何マイル?
デマなのか? (スコア:0)
おいしいものをたべていれば早く病気が治る
グルタミン酸…昆布かじればもっと治るか?
#これこそデマだよね
Re:デマなのか? (スコア:1)
どんなにくるしくても
おいしいものたべて
うんこしたらなおるよ!
これですね。
ということは病院食が不味いのは医療界の陰謀か!
#盲腸(虫垂炎)はおならが出なくなる病気だと思ってたAC
Re:デマなのか? (スコア:1)
まじレスすると、
漢方で昆布が珍重されたのはグルタミン酸よりもミネラル類の方が大きかったらしい。
特にヨードが豊富。
しかし日本人はヨード不足になりにくい。
内陸部と違って甲状腺腫になる人は普通は少ない。
あと食物繊維も多い。
フコダインの効能は多く語られるがいずれも今のところ確認されていない。
Re: (スコア:0)
甲状腺が頑張り過ぎて病気になる人が大量に出る国は日本くらいですからね。
しかもその治療は放射性沃素を福島第一の事故で最も多く取り込んだ人達のグループと同じぐらいの量を呑むですからねぇ。
治療の場合、医者の管理下で呑むとはいえ、それで甲状腺癌の発病率が上がるなんて話はないわけで…。
まぁ、チェルノブイリの様に福島第一よりさらに数桁上でも、司法解剖で見つかる率よりははるかに下で、精密検査を行えば見つかって当然のレベルだったわけで…(経過観察で十分な甲状腺癌まで摘出しちゃったというオチまでついているし)。
Re:デマなのか? (スコア:1)
バセドウ病の放射線治療に使う放射性ヨウ素の量って数GBqのオーダーですけど、福島第一の事故でそのレベルの被曝をした人がいるなどと言うのは、いくらなんでもデマでしょう。
Re: (スコア:0)
危険厨が極端に多く見積もった結果を用いても、既知のリスクを超えないってことが重要なんですよ。
少なくとも軽水炉では、まともに対応をすれば原子炉に直接隕石等がぶつかるなんてことがない限り、既知のリスクの範囲内に抑えられるというのが、まともに対応できたか議論のある福島第一でも既知のリスクを超えない範囲に収まったことから解った成果ですね。
Re: (スコア:0)
このタミフルはできそこないだ。飲めないよ。
Re: (スコア:0)
> おいしいものをたべていれば早く病気が治る
おいしいスナック菓子(ケーキ、肉、その他なんでもあなたの好物をどうぞ)ばかり食べていたら治るものも治らないよ。
異常行動は副作用ではない (スコア:5, 参考になる)
異常行動はただのインフルエンザの症状説が濃厚だったはず。
むしろタミフル服用した方が発生率が明確に少なかったとの報告もあるくらい。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kansenshogakuzasshi1970/82/6/82_6... [jst.go.jp]
Re:異常行動は副作用ではない (スコア:4, 興味深い)
わたしが中学生の頃(ってもう40年近く前なんだなあ…)のインフルエンザ罹患時の記憶で、ものすごく鮮明に覚えている「悪夢連続状態」があるんです。
でも飛び起きて暴れたくても高熱の所為か体が動かなくて(フラフラで)ただただうなされているしかなかった、という状態でした。
タミフルの異常行動が話題になったときもすぐにこれを思い出して
「あの悪夢状態で熱が下がってて体が元気だったらそりゃ変な行動取るだろ。単にインフルエンザの症状なだけなんじゃないの?それをタミフル効かせて熱下げたりするから顕在化しただけじゃないの?」
ってずぅぅーーっと思っていました。
まあわたし一人の特殊モードかもな、とも思っていましたが、、、。
Re:異常行動は副作用ではない (スコア:2)
鬱の人が、重度だと死ぬ気力もないのが、やや回復すると死ぬ元気が出て自殺する、みたいな話だ。
#例えとして適当じゃないかもですが。
Re: (スコア:0)
昨年末にインフルエンザにかかって高熱を出していた時(薬を処方してもらう前の晩)に、ともかく息苦しくて気づいたらベランダのドアを何十cmか開けた状態の窓のサッシに手をかけたままだった事が2回ありました。
苦しくてあーあー声を出していた記憶もうっすらとありますし、他人が見たら異常に見える光景だったかも?とか思ったりします。
Re:異常行動は副作用ではない (スコア:1)
つまり、暑いから窓開けて涼もうとする>体がうまく動かずそのまま転落とかなんですかね?
Re: (スコア:0)
#2304965 [srad.jp] のACですが、私の場合はともかく高熱で苦しくて(「息が苦しい」と「頭が熱くて苦しい」)体はぐったりしていてあまり動けないという状態で、ベランダを2回開けた事を認識した後はベランダのドアまで這って行ってドアにしがみついて涼を取った記憶があります。
涼んだら頭も少し澄んできて、着衣を整えて布団へ戻ったり。
#2304890 [srad.jp] の hoge_mixさんが書いたみたいに、ぐったりして体が動かないよりも体が動く体力が残っている方が、苦しさから逃げるためにアレコレしてしまうんじゃないかという気はしますね。
Re: (スコア:0)
自分の場合、喘息で苦しんでた時に「喉に穴を開けなきゃ」って台所に
包丁取りに這って行った事がありました。
途中で何かがおかしいと気付いて事なきを得ましたが、病気の時って
本当に何をするか分からんものです。理性なんて薄い氷みたいなもん。
Re: (スコア:0)
>タミフル効かせて熱下げたりするから顕在化しただけじゃないの?
タミフル飲まなきゃ顕在化しないんなら、広義の意味で副作用と言ってもいいのでは?
#なんか、風邪薬のんで車運転して、事故ったら
「眠くなるのは副作用だけど、事故は副作用のせいじゃない」って言ってるようなものに聞こえる
Re: (スコア:0)
細分化してるだけ。それをまた一緒くたにして、もとの分析ができてない状態に戻してどうしたいのだろう…
Re:異常行動は副作用ではない (スコア:1)
世界で生産するタミフルの7割を日本で使うって無茶な人体実験の結果
明確な副作用が報告されてないんだから
どう見ても安全な薬です
Re: (スコア:0)
とすると、重度のインフルエンザに対して使用する時は、
鍵をかけて閉じ込めるとか、足枷でもつけて部屋の外に出られないようにするとかの対処を
した方がいいんでわ。
「徘徊老人を縛り付けるのは可哀相か否か」という議論を思い出すけど。
なんだこりゃ (スコア:4, すばらしい洞察)
> 副作用として報告されている異常行動の原因は解消できるのだろうか。
蛇足。
グルタミン酸から作ったところでオセルタミビルはオセルタミビルでしょーが。それとも違う分子になるの?
さもなきゃ、異常行動は八角由来の不純物によるものだとでも?
Re:なんだこりゃ (スコア:3, 参考になる)
私の勤めていた大学病院では、異常行動が問題になっていた当時
異常行動の発生はインフルエンザによるものとの区別がつきにくいため、
タミフルをいたずらに悪者視しないように回覧が回っていました。
Re:なんだこりゃ (スコア:1)
異常行動の原因がタミフルってのも怪しいのに何いってんだか。
そもそもインフルエンザ自体が異常行動を起こすってのが常識だから、タミフル使用の有無にかかわらず気をつけるように言われてるだろ。
the.ACount
Re: (スコア:0)
書いた人の心をエスパーしてみる。
きっと、「タミフルの生産方法が増えるのはいいことだけど、そもそもタミフルには異常行動起こす副作用なかったっけ?そっちの問題はどうするのよ?」
と言いたいのだろう・・・
Re: (スコア:0)
そんなエスパーが必要な書き込みは、ACだけにしてくだちい
タレコミ内容ぐらい編集者が添削かなんかしてくれればいいのだが・・・
#そんなエスパーが必要な内容ではないと思うがAC
Re: (スコア:0)
ですよね。
元コメントを見て、「これぐらいの行間が読めない人でもやっていけるんだ」と、自信がつきました。
Re: (スコア:0)
> オセルタミビルはオセルタミビル
これがどれだけ大きな分子なのか知らないけど、機能が似ていれば少しくらい構造が違っても同じ名前で呼ばれることあるよね。
> 異常行動は八角由来の不純物によるもの
自分はこの意味で解釈したけど。
Re: (スコア:0)
>> オセルタミビルはオセルタミビル
> これがどれだけ大きな分子なのか知らないけど、機能が似ていれば少しくらい構造が違っても同じ名前で呼ばれることあるよね。
物質名じゃなくて商品名ならそんなこともあると思うけど、
分子は機能が似ているからといって同じ名前にはならないと思う。
物質名じゃなくて物質のグループにつける名前というのもあって、それなら
同じグループに属する物質を同じ名前(グループ名)で呼ぶということもありうるけど。
(たとえば「アルコール」とか「アミノ酸」とか)
>> 異常行動は八角由来の不純物によるもの
> 自分はこの意味で解釈したけど。
私もそう思った。異常行動の原因はまだ分かってないのだから、もしかしたら
不純物によるものかもしれなくて、もしそうなら合成物なら不純物の組成が異なって
いるから異常行動も解決するかも知れない。
Re:なんだこりゃ (スコア:1)
キラリティ(光学対称性)が原因だったりして
(そんなすぐに思いつくようなことはすでに確認済とは思いますけど)
Re: (スコア:0)
八角由来ではなくても、八角由来のシキミ酸からオセルタミビルの生成まで、10ステップもある化学反応を経ており、途中段階で生じた副生成物に由来する可能性は否定できません。
質量分析, NMR, 赤外分光などで、検証はしていると思いますが…。
Re: (スコア:0)
それらの分析法で副作用が分かりますか?
Re: (スコア:0)
そもそも、タミフルは異常行動を抑制する方向に働く薬ですからねぇ、まともな調査結果によると。
危機管理的な何か (スコア:0)
確保できなかった国が見殺しにされるのは、あまり見たくない光景だよ。
Re:危機管理的な何か (スコア:3, 興味深い)
タミフルに限らず漢方薬の原料不足が慢性化しているらしい。
中国の需要はもとより先進国でも漢方の導入が進んできたから。
そんななか八角に依存していたタミフルの製造の代替手段が見つかったことは素直に喜ぶべき。
>自国民保護のため他国へのタミフル供給を制限する可能性
自国民より外貨を選ぶ国があって、一方物事何でも金で解決する国があるという分かりやすい図式があったのも今や昔。
ほんと数年前まではそんな感じだったんだけどねぇ。
Re: (スコア:0)
漢方薬の原料不足って、カレーの原料も不足していたのか。
Re: (スコア:0)
八角や漢方薬からカレーへのつながりはよく判らないが、事情は似たり寄ったり。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3189_all.html [nhk.or.jp]
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDJ09019_Z00C10A7QM8000/?dg=1 [nikkei.com]
Re: (スコア:0)
漢方薬の原料と香辛料って結構重なってますよ。
例えば、体を温める作用・発汗・発散作用の健胃作用のある桂枝はシナモンのこと、芳香健胃剤の丁子はクローブのこと、収斂・止瀉・健胃作用があるニクズクはナツメグのことで、三つ合わせるとインド料理で使われるガラムマサラの主成分になる(他にカルダモン、胡椒、クミン、ベイリーフ、ナツメグ等を混ぜるが、これらの中にも漢方薬の原料として別名があるものがあって…)。
誤字:微生物科学研究所ー>微生物化学研究所(微化研) (スコア:0)
さすがにこれは我慢できない。
Re:誤字:微生物科学研究所ー>微生物化学研究所(微化研) (スコア:1)
それでも私はやっていない
Copyright (c) 2001-2014 Parsley, All rights reserved.
原料 (スコア:0)
八角が足りないならシキミからシキミ酸を採れば良いのでは?
Re:原料 (スコア:1)
シキミは八角と同属の有毒種なので、その分の追加プロセスが引き合えば、それも選択肢になりそうですね。
でも、八角と違って商業的に栽培していないような。つまり、新たにシキミを植えるくらいならハッカクを植えればいいような。