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医療

リベリアでエボラ熱に感染した2名に対し、実験薬の「Zmapp血清」が投与される 51

ストーリー by hylom
緊急事態 部門より
danceman 曰く、

先日、西アフリカのリビアで米国人医師ら2名がエボラ出血熱に感染、米国に移送されるという話題があったが、彼らに米バイオテクノロジー企業のMapp Biopharmaceuticalが開発した実験薬ZMappが投与され、効果が見られたそうだ(Business InsiderSlashdot)。

2名に投与されたZMappという実験約は、現時点ではサル8匹を使った実験しか行われておらず、臨床試験はまだ行われていないという。実験では4匹のサルに感染から24時間後に実験薬を投与、ほかの4匹には感染から48時間後に投与したところ、8匹の生存率は100%だったとのこと。生死にかかわる状況下においてはFDA(米食品医薬局)が稀に未承認の実験薬の配給を認める場合があるが、今回FDAの認可がおりたのかは定かではないという。

ZMappは2名が米国に移送される前、7月31日の朝にリベリアに届けられたとのこと。投与された2名のうち1人は感染から9日目に1本めの点滴を受けたが、1時間後には呼吸が楽になり、発疹が消え始めたという。そして翌日には、一人でシャワーを浴びたり、歩き回れるほどに回復したとのこと。そのため、その日のうちに米ジョージア州アトランタに向けて飛行機で移送されたとのこと。

また、もう1名は1本目の点滴では回復が見られなかったが、2本目の点滴で徐々に回復し始め、5日にアトランタのエモリー大学病院に搬送されたそうだ。

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  • by CBGB (9874) on 2014年08月08日 9時23分 (#2653289)
    ZMappは3種のモノクローナル抗体をミックスしたもの(抗体カクテル)で、いわゆる抗体医薬品なので、血清というのはちょっと違うかと。

    少し変わっているのは、タバコの仲間(Nicotiana benthamiana)を使って作られているところ。

    http://www.mappbio.com/zmapinfo.pdf [mappbio.com]
    http://en.wikipedia.org/wiki/ZMapp [wikipedia.org]
  • by Anonymous Coward on 2014年08月08日 6時08分 (#2653251)

    http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N9X6ZO6S972F01.html [bloomberg.co.jp]
    「 米国防総省のエイミー・デリックフロスト報道官によれば、富士フイルムの
    米国での提携相手であるメディベクター(ボストン)はこの治験薬「ファビピラビル」を
    エボラ出血熱感染者の治療に使えるよう申請する意向で、米食品医薬品局(FDA)と
    協議している。
    承認されれば、エボラ出血熱の感染者治療で米当局が承認する初の医薬品の一つとなる見通し。

    同報道官によると、国防総省はファビピラビルについて、エボラ出血熱に感染した
    サルでの試験完了を優先させる方針。試験終了後の審査プロセスも迅速に進められる
    見込みだという。サルを使った試験の暫定的なデータは9月中旬に得られる見通しだとしている。 」

    「ファビピラビルは富士フイルム傘下の富山化学工業 の古田要介氏によって1998年に発見された。
    国防総省は2012年、ファビピラビルのさらなる開発を後押しするため1億3850万ドル
    (現在のレートで約142億円)をメディベクターに助成した。」

    という話もあるそうな。
    動物実験もまだこれからという段階らしいので、過度な期待は禁物かな。

    • これはその作用機序から、もしかしてインフルエンザだけじゃなくRNAウイルスによる疾病全般に効くんじゃね?
      と言われているとんでもない薬。
      だもんでエボラ出血熱にも効くんだね。

      薬効はあらたかだけど、動物実験で催奇性があることが確認されているので、おいそれとは使用できない。
      他の治療法に効果が見られず、生死に関わるとかパンデミックがおきそうとかの重大局面に至って
      国が使用許可を出した場合のみ使うことが出来るという、最後の切り札と言うか、最終決戦用秘密兵器というか、
      そんな中二病の香りがほのかに漂うかっこいい薬w

      催奇性と言う恐ろしい副作用が明らかになっているにも関わらず、条件付で認可されたというのが、
      この薬の薬効がどれだけ優秀かというのを物語っている。

      でも製薬会社にしてみれば、めったなことでは使ってもらえないので、全然儲からないダメな子かのかもしれない。

      親コメント
      • カロシンみたいなものだね

      • by Anonymous Coward

        副作用が催奇性しかないなら、子供作らない年代には
        ばんばん投与しちゃっていいってこと?

        • #半ば冗談なのかもしれないけど

          「催奇形性があるのは分かってる」というのは「他は無い」と言ってるわけじゃないんですよ。
          「催奇形性しかない」んじゃなくて、「催奇形性があるってことが特徴的」で「他の副作用もある、あるいは不明」って読むべきなのです。

          人に何十人何百人投与してみたら、たまたまこれまで見られなかった百人に一人の副作用が見られるかもしれない。
          心臓が弱い人や腎臓が弱い人だけ特に重症になる副作用が出てくるかもしれない。
          たまたま他の薬との飲み合わせが悪くて、喘息発作で死亡例が出るかもしれない。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          バンバン使ったら発癌性とかも見えてきそうだな

          その場は助かっても50%の確率で5年以内にガンになりますとかだと微妙。

          • by Anonymous Coward
            そしたら今度はガンの治療薬が売れるじゃない
          • by Anonymous Coward

            とはいえ、エボラだと今すぐ50%の確率で死にます、ってなもんだからな…。
            その場合、最後の切り札的な使用になるだろうね。

            • by Anonymous Coward

              妊婦にバンバン使って多くの奇形児を産んだ「悪魔の薬」サリドマイドが、

              >子供作らない年代にはばんばん投与しちゃっていいってこと?

              まさに似たような理由で抗がん剤として見直されちゃってるとかって話もあったな。
              #という話があったと聞いたけど、その後どうなったかはシラネ。

              癌だとほっとくと高確率で死ぬので、多少副作用があっても許容範囲。
              それに大半の癌患者は高齢で出産なんて関係無くなってるしな。

            • by Anonymous Coward

              苦しむ時間だと 圧倒的にエボラの方が短い罠。

              まあ、安楽死とか首つりを選べば癌の苦痛の時間も短くできるけど。

      • by Anonymous Coward

        他の誰にも無いすごい能力を持っているが、キレ過ぎて危険なので普段は政府命令により厳重に封印されているとか。
        生みの親から期待されて大事に育てられてきたのに、その結果がこの使えなさで落胆されているとか。
        でも突然現れた予想外の強敵に、誰も対抗できずにもう後が無いという危機的状況で、封印を解かれその特殊能力で世界を救うとか。
        まったくどこのマンガの主人公だよ、中二設定にもほどがあるだろ。
        なんかキャラクターの顔が浮かんできそうだ。

  • by iwakuralain (33086) on 2014年08月08日 8時06分 (#2653265)

    これは菌はどうなるんだろう
    キャリアみたいな感じになるのか?

    生存できても致命的な後遺症が残ることが多いと聞くのでそのへんも興味深い。

  • by h-harry (24932) on 2014年08月06日 20時53分 (#2652511) 日記

    Brantly氏は、感染から9日目に1本めの点滴を受けたが、1時間後には呼吸が楽になり、発疹が消え始めたという。
    そして翌日には、一人でシャワーを浴びたり、歩き回れるほどに回復したとのこと

    ここまで効くと怪しいクスリとしか思えない

    • by Anonymous Coward on 2014年08月06日 22時26分 (#2652572)

      まあ実験薬なら怪しい薬には違いない。

      副作用も不明。致死量も不明。
      飲み合わせとかも考慮すると、命懸けの人体実験だわなー。

      でも医学なんてそうやって発展するもんじゃね。
      http://www.amazon.co.jp/dp/B00CB9Q2PK/ [amazon.co.jp]

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年08月09日 15時37分 (#2653914)

        「世にも奇妙な人体実験の歴史」 http://www.amazon.co.jp/dp/B00CB9Q2PK/ [amazon.co.jp] より

        「若い健康な被験者たち一人一人に、薬が注射されていった。彼等は事前に、
        軽い頭痛や吐き気を感じるかもしれないと警告されていた。しかし、最後の
        被験者に注射が行われている最中に、先に注射を受けた被験者の一人が「気分が
        悪い」と訴え始めた。まもなく、かれは大声を上げて苦しみだした。「体が
        燃える」と叫びながらシャツを脱ぐと、彼は苦痛に実をよじり、その場に倒れた,
        他の被験者達も次々に同じ症状を訴え始め、床に倒れてのたうち回りながら医師に
        助けを求めた。」

        「十二時間後、家族に面会が許された。彼等は自分の目を疑った。二一歳のライアン
        の顔と首は、ふだんの二倍の大きさに膨れあがっていた。体は百九十キロの巨漢の
        サイズに膨張し、皮膚は紫色になっていた。二八歳のニノのパートナーは、彼は
        まるでエレファントマンのようだったと語っている。医師は、ニノとライアンを
        救うには「奇蹟が必用です」と打ち明けた。

        最も症状が重かったライアンは、心不全、腎不全、肝不全に加えて、敗血症と肺炎を
        併発し、三週間昏睡状態に陥っていた。彼の手足の指は乾性壊疽によって黒く変色し、
        石のように固くなった。数本の指が切断された。入院は三ヶ月半に及んだ。」

        「テジェネロ社は倒産した。政府による調査が行われ、再発防止策が多数提案されたが、
        責任の所在は明らかにされなかった。これほど悲惨な臨床実験の事故はこれまでなかったし、
        それ以降、現在に至るまで起きていない。」

        あくまで最悪の事態ではあるが、臨床実験ではこういう事態も起こりえる。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        http://www.latimes.com/science/la-sci-ebola-virus-ethics-20140806-story.html [latimes.com]

        >"There's a fairly good chance that it could do more harm than good," Caplan said. "The drug could kill you faster, or make you die more miserably."
        >
        >And Ebola isn't 100% fatal, he said; some patients who might have survived could wind up dying after taking an untested drug.

        みたいな話もあるわ

        • by Anonymous Coward

          効果の確認されていない薬に対する態度としては当然だろう。

    • by Anonymous Coward

      インフルエンザに対するタミフルと同様に、治っているわけではないが症状は抑えているとか?
      感染力は大きいままかもね。

    • by Anonymous Coward

      ああ、ランボーでそんなシーンあったな。マラリアで苦しんでいる捕虜にキニーネと偽って致死量の麻薬を打って・・・

    • by Anonymous Coward

      名前は、「エボラナオール」でどうでしょうか?

      • by Anonymous Coward

        「リボゼンカイ」で。

  • by Lesimy (42513) on 2014年08月08日 12時25分 (#2653359)
    後の一生はモルモットとして観察され続ける身なんでしょ。
    • by Anonymous Coward

      君ならどうする?
      その場で死ぬか、一生モルモットでいるか

      • by Anonymous Coward

        中途半端に生きてモルモットにされるよか死んで第二の人生(あるのかわからないけど)を歩んだほうがまし、という人もいるんじゃないですかね。生きることそのものではなく、生きている間になにをするか?を目的としているならばね。

        • by Anonymous Coward

          一般論は別として、今回投与された二人は医師と医療従事者ですよね。医学の進歩のために自分をモルモットにすることに同意しやすい人たちではないかと思います。

    • by Anonymous Coward

      効果はあっても、ウィルスがある以上は、隔離されたままでしょうね。
      ワクチンなどの研究が完成するまでは。

      それでも死ぬよりは良いでしょう。

      • by pico1a (46355) on 2014年08月20日 10時19分 (#2660141)

        そうなると思います。
        映画「アンドロメダ・・・」終盤で、「これで大丈夫」と言われた感染した医師の余生もそうだろうな、とか昔思ってた。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        副作用と後遺症次第かな
        いつぞやのエイリアンで、クローン(不完全)が「プリーズキルミー」って言ってたのが印象的

        • by Anonymous Coward

          呼んだ?わさわさ

          • by Anonymous Coward

            おまえはもう死んだんだ黙ってろ

  • by Anonymous Coward on 2014年08月08日 12時09分 (#2653352)

    薬価がいくらかしらんけど、1錠10万円近くするとしたらかなりやばいな
    エボラ出血熱のウィルスをばらまくだけで国の財政を破綻させることができる…
    経営が苦しくなったのでエボラ出血熱のウィルスをばらまく。営業利益が増えてウマーとか狙う会社が出てきても不思議はないかもしれん。

    • by Anonymous Coward on 2014年08月08日 12時51分 (#2653372)

      > 1錠10万円近くするとしたらかなりやばいな

      私なら母親の値段は百億円つけたって安いもんだがね。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        一生かかってもどんなことをしても払います!きっと払いますとも!

        • by Anonymous Coward on 2014年08月08日 13時38分 (#2653395)

          その言葉が聞きたかった。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            あの人はただの外科医ですよ。
            #というわりにはいつの間にか人工心臓とか開発してたなぁ

            • by Anonymous Coward

              ただじゃないですよ。高額な医療費を請求します。

              # それに、アフリカの未知の伝染病とも戦った実績があるし。

    • by Anonymous Coward

      今回はアフリカの途上国の田舎町だったからこの程度で済んでいると見るべきです。

      仮に先進国の大都市にばら蒔いたら、製薬会社に代金が振り込まれる前に政府が崩壊して一円も手に出来ないのではないかと。

      • by Anonymous Coward on 2014年08月08日 14時36分 (#2653423)

        無知が原因で、患者を隔離・遺体を焼却せずに、防護服無しに扱ってるということなので、途上国の田舎町だから流行ってるんですよ。
        先進国大都市だとすぐに隔離策が行われ、治療も遺体焼却処理も防護服を使って行われるので、ここまで広がらずに終息してるでしょうね。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        その時は人道的理由でボリュームライセンスでの提供もアリじゃないかな?

        >経営が苦しくなったのでエボラ出血熱のウィルスをばらまく。
        それだったらインフルエンザで十分じゃん。
        なんでこんなヤバイ橋を渡る必要がある。

    • by Anonymous Coward
      マカフィー・シマンテック・カスペルスキー:呼んだ?
  • by Anonymous Coward on 2014年08月08日 15時04分 (#2653439)
    こっちに言及する人はいなかったか
    http://ja.wikipedia.org/wiki/ZMAP [wikipedia.org]
  • by Anonymous Coward on 2014年08月10日 7時59分 (#2654193)

    医者の夫婦って話じゃなかったっけ
    芹沢教授みたいでかっこいいなあ

    • by Anonymous Coward

      芹沢教授って誰? とおもってぐぐったら篠沢先生ばかりヒットするよ…
      そしていつのまにALS

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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