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医療

富山化学工業の抗インフルエンザウイルス薬、フランスでエボラ出血熱の治療用として投与 18

ストーリー by headless
投与 部門より
あるAnonymous Coward のタレこみより。富士フイルムは26日、グループ企業の富山化学工業が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠200mg(一般名: ファビピラビル)」が、エボラ出血熱の治療のためにフランスの病院で投与されたことを発表した(ニュースリリース)。

アビガン錠は日本で抗インフルエンザウイルス薬として3月に薬事承認を取得しているが、エボラ出血熱にも効果があるのではないかと指摘されている(過去記事)。今回、フランス医薬品・保健製品安全庁(ANSM)から富士フイルムに対して依頼があり、日本政府と協議の上で緊急対応としてアビガン錠の提供が行われたとのこと。投与されたのはリベリアで医療活動に従事中、エボラ出血熱ウイルスへの感染が判明してフランスに移送されたフランス人看護師。19日にアビガン錠と他の未承認医薬品を併用した治療を開始しており、25日時点でもアビガン錠を服用しているとのことだ。
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  • by Anonymous Coward on 2014年09月27日 20時13分 (#2683877)

    WHOの9月3日付けのレポート [who.int](PDF)に

    Favipivavir/T-705(Toyama Chemical/Fuji Film)
    This has shown effectiveness against EVD in mice, but in animal
    monkey study only one out of six survived
    . Another study of animals
    using a different dose regimen is underway.

    というわけで、マウスに対しては効果を見せたけど、サルに試したら6匹中1匹しか生き残らなかったよ、と言う話らしい。
    参照が示されていないので、元の論文が見つからないのだけど。

    9月3日に出されたレポートに書かれていると言うことは、少なくとも8月中にはこの結果が出ていたと言うことだろう。
    投与量を変えて実験する見込みと言う話だが、それが9月中旬には暫定的な結果が出る見込み [bloomberg.co.jp]と言っていた試験を指すのだろうか?
    しかし、既にその時期を過ぎているのに何の発表も無い。結果が思わしくなかったのかな。

  • by pongchang (31613) on 2014年09月27日 14時50分 (#2683707) 日記

    本剤群で 55.4(50.4, 62.5)時間、オセルタミビルリン酸塩群で 47.8(44.4, 55.8)時間であった。 各群のインフルエンザ主要症状罹病期間の Kaplan-Meier 曲線は下図のとおりであった。本剤群と オセルタミビルリン酸塩群における中央値の差(95%信頼区間)は、7.7(−2.2, 15.3)時間であっ た。薬剤効果のみの Cox 比例ハザードモデルによるオセルタミビルリン酸塩群に対する本剤群の インフルエンザ主要症状罹病期間のハザード比(95%信頼区間)は 0.955(0.815, 1.118)であり、 ハザード比の 95%信頼区間の下限値はあらかじめ設定された非劣性マージンを上回った。

    新規作用機序である事を否定しないが、既存の抗インフルエンザ薬、非劣勢でくぐり抜けた位の薬に、「これじゃないロボ」感は否めない。http://www.info.pmda.go.jp/shinyaku/P201400047/480297000_22600AMX00533... [pmda.go.jp]p112

  • by Anonymous Coward on 2014年09月27日 16時59分 (#2683770)

    どのお薬でどう良くなったのかって見分けることって出来るんでしょうか…?

    • 治験じゃないので、効いたかどうかをはっきりさせることは重要じゃ無い。
      親コメント
      • んだね。治るといいな。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          とりあえず治って、「このクスリのうちのどれか(或いはその混合)に効果がある」と
          判明するだけでも御の字じゃないの。どれに効果があったか調べるのは治った後でいい。

          全部効果がないって可能性だってあるんだから……

          • by Anonymous Coward

            死亡率100%じゃないんだから「どれかのクスリのおかげで助かった」かどうかすら定かじゃないだろ。

            • 上の繰り返しだが、定かじゃなくていいんだよ。
              正確に言えば「どれかに効果があるかも知れない」だろうけど、それはあくまでおまけ。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                当然、副作用があるかもしれないし害があるかもしれないわけだな。
                本当にまったくどうでもいいなら小麦粉でも与えておけば。

              • 何か勘違いしていない?
                どうでもいいのは、その薬の効果を知るという観点。人の命を救うという観点においてのみ最善を尽くすってだけですよ。

                もちろん、副作用があるかも知れないし害があるかも知れない。ただ、投与する側の判断は命を救うという観点において「ポジティブな可能性の方が高い」という状況だってことでしょ。

                親コメント
    • by Anonymous Coward

      わかるんじゃないの複数の薬を使っての治療は珍しいことではない

      • by Anonymous Coward

        ふつうはすでに効果がわかっている薬でやるだろ。
        とはいえ、対照群が無治療というのは倫理的にアレなので治験対象の薬以外は同じ条件で薬を併用するのはたしかに珍しくない。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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