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政府

同一のマイナンバーが異なる2人に割り当てられていたことが発覚 67

ストーリー by hylom
ほかにもありそう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

香川県坂出市在住の男性と長野県長野市在住の男性に、同一の個人番号(マイナンバー)が割り当てられていたことが明らかになった。マイナンバーのベースとなる住民票コードが重複していたためという(毎日新聞)。

そもそもの住民票コードが重複した理由は、「氏名の読み方」と生年月日が重複していたためだとのこと。長野市の職員が男性の転入時に勘違いしたため、2人の住民票コードが同一になっていたという。坂出市在住のほうの男性が年金を照会した際に住所が長野市になっていることで発覚したとのこと。現在トラブルにはなっていないという。

このようなミスはこれ以外にも発生する可能性があり、ほかにもマイナンバーが重複して割り当てられている可能性は無いとは言えないと思うのだが、それをシステム側で検知することはできないのだろうか? そもそもDB上でマイナンバーはユニークなものとして指定されていなかったのだろうか。

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  • マイナンバーは絶対です (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2016年02月23日 18時35分 (#2969469)

    彼等が同一人物であることがマイナンバーによって証明されたのです。

  • ユニーク (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2016年02月23日 18時43分 (#2969473)

    まあ、面白いっちゃ面白いけど。(違

    • Re:ユニーク (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2016年02月23日 20時27分 (#2969535)

      いや
      だから
      ユニークじゃなかったって話だろ?

      実際、税金絡むから笑えない

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        だれか、これにおもしろおかしいモデしてあげて!

    • by Dharma-store (47177) on 2016年02月24日 0時40分 (#2969660) 日記

      ユニークな番号というと、いい語呂合わせで

      625911685763
      牢人号泣いい牢屋ご南無三

      とかがありかなぁ>違う

      とりあえず、ユニークはカタカナ語と原語とでは意味が違うという良い例かと。

      レザーは合成皮革(を含む)
      いわゆるコーヒー牛乳に牛乳と書いてはいけないけどミルクと書いても良い
      マンションは豪邸ではない
      とか、その他いろいろ。語彙史とかみてると、漢語含めて日本語上の独自進化はけっこう面白い。

      親コメント
  • 2人の人物を、誤って同一人物としてデータ処理してしまい、結果、データ上で1人になってしまった。
    この1人分のデータを、実体の2人が使うので、同じ番号を2人が使う状態になった。

    付番の重複とは、別の問題でしょう。

    • 時系列

            人物 A                 人物 B
      ~   元より坂出市在住
      1998                       某自治体で住民票削除
      2002             住基ネット開始
      2010                       長野市に転入
      2015             番号制度開始
      2016  発覚

      親コメント
      • どこに付けようか迷ったんですけど、ここに。
        自治体の中の人から聞いた話では、10月に付番する前に、機構側で怪しい人物を全てチェックして、各自治体で修正したはずなんですよね。
        今回の人物は某自治体で住民票削除という経歴があるにせよ、単なる番号重複なのにチェックから漏れたのが不思議ですね。

        親コメント
        • どういう意味で「怪しい人物」としてチェックされるんだろう。

          性癖?

          親コメント
        • 今回トラブった住民票コードは元はAさんのものでBさんの住所設定手続きで上書きされたようだから、機構側でのこの住民票コードに対応する保存情報は
           氏名(漢字):Aさん?(住所設定では氏名変更できないはず)
           氏名(読み):Aさん(Bさんも同じ)
           生年月日:Aさん(Bさんも同じ)
           性別:Aさん(Bさんも同じ)
           住所:Bさん(元はAさんだった)
          となっているはずで、機構側でこの住民票コードが怪しいと気付くのは難しいような。
          住基ネットのデータベースの整合性を維持するために、定期的に全てのアクティブな住民票コードについて当該住所を管轄する自治体に住基ネット情報が自治体の住民登録情報と一致するかどうかの確認を行なったりはしていないのかな?

          親コメント
    • 以下推測。

      人物Bの転入時、人物Aの住民票コードで、人物Bの住民票を作成した。
      住民票情報は住基ネットによって、長野市→長野県→全国センター、と伝わり、住民票コードをキーとして、人物Aの情報が人物Bの情報で上書きされた。
      住基ネットの情報に依拠する他の行政機関(年金機構など)では、この情報に基づき、同じく人物Aの情報が人物Bの情報で上書きされた。

      全国センターから自治体への自動的なデータ逆流は起きないため、元々の香川県坂出市では、従前のまま人物Aが住民として住民票がある。
      人物Aは住民票が変更される引越等が発生しなかったため、住基ネットへの再度の上書きは起きなかった。

      番号制度開始のため、両市が、それぞれ情シス機構に住民データを提供した。
      住民票コードに対応する個人番号が、それぞれ情シス機構から両市に通知された。
      情シス機構は、両市が提供した住民データを元に、両名の通知カードを作成し、発送した。

      番号制度開始時に、検知は可能だったか。
      上記の推測に基づくなら、情シス機構で検知する技術的方法を、2つ思いついた。
      1、各市町村から提供される住民データに対して、住民票コードの重複がないか他市町村のデータと照合する。
      2、各市町村から提供される住民データに対して、住基ネットと同一のものか照合する。

      しかし、そういう可能性があるという前提があっての照合調査になるわけで、この前提を置く必要があったかというと、事情が例外的で、なかなか想定しがたいように感じる。
      あるいは、経緯はどうあれ、他人の住民票コードを付けてしまう事務ミスはありがちということになるなら、番号制度云々というより、住民票手続での事故対策が必要ということになるのではないか。

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      • >情シス機構で検知する技術的方法

        情シス機構は住民票コードも管理しているのだから、自治体から住民票コードを受け取って新規に個人番号を生成する際に該当の住民票コードについて既に個人番号を生成済みならエラーを返す仕様であるべきだったのでは。
        そうすれば、別々の自治体から同一の住民票コードで個人番号の生成要求が来ても2回目で検知できたはず。
        自治体から住民票コードに対応する個人番号を参照する要求と個人番号を生成する要求が区別されていないのかな?

        人物Aの住民票コードを人物Bが乗っ取った形になって、現状を追認して人物Aに新規の住民票コードを割り与えるようだけど、このトラブった住民票コードを廃止して人物Bにも新規の住民票コードを発行した方が良い気がする。

        >住民票手続での事故対策

        前住所なし(転出届なし)での転入届(住所設定)が今回のトラブルの一因かなぁ?
        でも、長野市職員は住民基本台帳ネットワークで確認したなら、坂出市に有効な住民登録があることが分かるんだから、転出届なしで転入届を受け付けたらいけなかったんじゃないの? 本来はこの長野市職員は人物Bの戸籍の附票で住民登録の職権削除時には住民票コードの制度はなかったことを確認して、新規に住民票コードを割り当てるべきだった。
        情シス機構側も住民票コードに対応する住所のアップデートを受け付ける際は元の住所の役所に確認するなり転出届が出ていることを確認する仕様になっていないと、1人の自治体職員のミスで簡単に不適切な情報の上書きがされてしまって怖いな。

        親コメント
        • 個人番号を参照する要求と個人番号を生成する要求が区別されていないのかな?

          確かに法律上は、市町村から要求があって番号を作ります。

          しかし、情シス機構は利用可能な住民票コードのリストを最初から持っているわけですから、想像するに、あらかじめ、住民票コードと個人番号(と同じ形式の数字列)の参照テーブルが作られていて、初回(生成要求)だろうがそれ以後だろうが、同じシステムに同じ形式でアクセスすることになるのではないか、と思うのです。

          ただ、仮にそうであるとしても、番号関連のシステムは諸々の操作履歴の管理は厳重っぽいから、参照された回数が記録されているのは自然に思えるので、付番の際にこの回数をチェックする、というのはできそうですね。
          その必要性を認められるか、は同じく問題になりますが。

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          • by Anonymous Coward

            住民票コードって範囲が自治体毎に配分されているるんじゃないですか? 坂出市と長野市との関係が判らないんですが、坂出市にずっと在住しているAさんに対し、たまたま同じ読み・生年月日のBさんが坂出市から長野市に転入したってことなんでしょうか。
            今の転入手続きってどうなっているのかは知らないのですが、昔のままならば転出証明が無いと転入できなく、紙を持って市役所に伝達するので、別人の転出証明書をもらったのに気が付かないとかない限りこういうことは起こらないような気がするのですが。

            • >住民票コードって範囲が自治体毎に配分されているるんじゃないですか?

              その通りです。

              >坂出市にずっと在住しているAさんに対し、たまたま同じ読み・生年月日のBさんが坂出市から長野市に転入したってことなんでしょうか。

              Bさんは多分、坂出市に住んだことはない。
              1998年にどこかの自治体でBさんの住民登録が職権消除になって(よくあるパターンだと、Bさんはアパートから別の所へ引越ししたのに転出転入手続きを怠り、そのアパートに後から入居した人が役所からBさん宛の郵便が届くと苦情を出して、Bさんの居住実態がないと判明して住民票削除)、住所不定になった。
              その後、長野市に住むようになったBさんは必要に迫られたのか2010年に住民登録のことを長野市に相談。
              12年も経つと職権消除した自治体で転出証明書を発行するのは無理なので、通常の転入手続きではなく転出証明書が不要な住所設定の手続きを行なった。

              >転出証明が無いと転入できなく、紙を持って市役所に伝達する

              通常の転入届では転出証明書に記載してある住民票コードを使いますが、今回のような住所不定の人の住所設定の手続きでは長野市に割り当てられてプールされている未使用の住民票コードから選んで使うべきだったのに、長野市職員が誤って住基ネットでヒットした別人の住民票コードを使ってしまったのが、2人に同一の住民票コードが付いた原因。

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              • >何で長野市の職員は別人のコードを使っちゃったんだろう

                ヒットした住民票コードが別人(Aさん)のだと気付かずBさん本人のだと誤解したのでしょう。
                住所設定の手続きで住民登録する場合、以前にBさんに住民票コードが割り当てられたことがあればその住民票コードを使う必要があるので、住基ネットで検索したこと自体は悪くはない。
                でも、その住民票コードの情報(Aさん)では漢字氏名が一致していないこと、職権消除の記録がないこと、住所が戸籍の附票上の履歴と合わないこと、を見落とした過失は大きい。
                そして、今回の場合は戸籍の附票に記載の職権消除の年月日が住基ネットより昔なのでBさんに住民票コードが割り当てられたことはないと普通の職員なら分かるはずだった。

                >本人確認情報として氏名・性別・生年月日とともに住所も挙げられているんだし

                住所は職権消除されたときのもので最終住所地だとでも思ってしまったのかもしれません。

                親コメント
    • 複数の行政機関に通知カード持っていったけど、どこも目視による確認&書き写しなんだよなあ
      機械で読み取った上で目視確認なら転記間違え等も少ないと思うけど、人間の注意力に頼ってばかりのやりかただと、ミスもどんどん増えるんじゃないかなあ

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      おっしゃる通り、問題はID重複よりも名寄せの失敗でしょうな。
      ユニークにするったって連番振るわけにもいかないし、一筋縄ではいかないでしょ。
      発番管理用別サブでも持ってるんじゃねーの?

  • by caret (47533) on 2016年02月23日 18時57分 (#2969482) 日記
    いちおう、地方公共団体情報システム機構 (J-LIS)が基本4情報+住民票コード+個人番号の本人確認情報 [j-lis.go.jp]を保有しているみたいだけど、「法の規定により機構が処理することとされている事務」という枷が仇になったのかも。

    # 個人番号のシステム的なことはここ [cas.go.jp]とかこれ [soumu.go.jp]に概要図がある
    • by Anonymous Coward on 2016年02月23日 21時15分 (#2969563)

      今、官公庁関連のマイナンバー関連の仕事してるけど、内部的には「カナ氏名」+「生年月日」+「性別」だけで照合してたりするんだよなぁ。
      (それで照合でのエラーになったら画面に住所とか表示されるので、それを目視でチェックしろってことになるけど)

      # 立場が立場なのでAC

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        日本の住人データベースって、いわばPrimary Keyのない1億3000万レコードのテーブルですからね。

      • by Anonymous Coward

        名寄せ機能弱すぎ
        設計不治痛かよ

        • by Anonymous Coward on 2016年02月24日 4時27分 (#2969690)

          まあ、同姓同名同生年月日の別人が、同一住所に来るだけで融合するような設計「しか」出来ないと言うべきか。

          あ、それは年金記録も同レベルだよ。
          あっちは更に(日本語妖しい)中国人に何を見ればいいのか教えぬままチェックさせてOKとかやってる。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        > 内部的には「カナ氏名」+「生年月日」+「性別」だけで照合

        えっ?
        なにその「元号だから桁あふれ問題はありません!」的な仕様・・・

  • by Anonymous Coward on 2016年02月24日 1時17分 (#2969666)

    「お、同じ番号ですか、奇遇ですねー」みたいで牧歌的じゃん。

  • by Anonymous Coward on 2016年02月23日 18時26分 (#2969466)

    組織の伝統として
    不都合・不具合の責任は
    発見者にあるってのが暗黙の通例ですから

    発見したことを告げる場合は
    対応予算を含めた対処方法・対処先を
    発見者が責任持って用意しなければならない

    しかもトップで判断する世代は
    デジタル思考が不能なご高齢

    エンジニアだって元からダブル可能性はわかっていたでしょうが
    その事前対処への予算も工期も付かないんじゃどうしょうもない
    それでも声を上げれば声を上げた責任を取らされる

    そういうもんでしょ?

    # 対処の第一歩は妖怪退治ですかねぇ

    • by ciina (26410) on 2016年02月23日 19時16分 (#2969493) 日記

      始まったばかりのマイナンバーでトラブルなっていない事は理解したけど、
      住民票コードの重複でトラブルなってないのだろうか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      受注元が日の丸なんとか〜とか言っちゃいそうなところ連合艦隊ですしね。
      重複エラーに気づいても、言ったら直すの自分だしみたいな。

    • by Anonymous Coward

      ご高齢ちゅーても60歳ちょいっしょ。中年の頃にパソコンで業務やってる世代ですよ。
      もちろん割合からすれば不能な人も多いでしょーけど、一概に否定するほどIT無能じゃないよ。

      政治家はしらんけどw

    • by Anonymous Coward

      反マイナンバー主義者の主張する、マイナンバーが無い世界でも、この問題が発生したいだろうし、大体日本国民管理の基本台帳の「戸籍」に「背乗り」とかもあったそうだし。

      • by Anonymous Coward

        マイナンバーで発覚できた話から良い二重チェックだな

        • by Anonymous Coward on 2016年02月23日 20時25分 (#2969534)

          「マイナンバーにより、過去の行政のミスを発見」という風に報じたほうが適切だったはず。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2016年02月23日 22時53分 (#2969613)

            マイナンバーを振るときに発覚していたらそれで良いけど、今回のは、「マイナンバーが過去の行政のミスを引きずって不具合を起こした」だからなぁ

            親コメント
          • こういったことが起こらないようにする為の、統一ユニークキーなんだから
            マイナンバーの有用性が証明されたと言える。

        • by Y-taro (38255) on 2016年02月23日 22時50分 (#2969612)

          事故はマイナンバーが原因ではないですが、マイナンバーで発覚したわけでもないでしょう。

          事故の発端は、別人を同一人物だと勘違いし、同一の住民票コードを誤って付けてしまったこと。
          事故の影響は、上記により住基ネットで誤った情報が流通したこと。
          事故の発覚は、年金事務所(年金機構)での手続で、住基ネットに由来する誤った情報に気付いたこと。

          ここまで、マイナンバーは一切出てきません。
          まず、年金機構は、情報漏洩事故の影響でマイナンバーの取扱が先延ばしになっています。
          また、マイナンバーを扱っていても、まだマイナンバー制度を使った情報連携(他機関への住民情報の提供)は始まっていない(来年から)ので、マイナンバー制度の目的・効果である、情報連携による行政課題の解決というものは、まだ存在しません。

          マイナンバー以前の仕組みの中で、事故が発生し、発覚した、ということですね。

          親コメント
      • by Anonymous Coward
        住基ネットも無い世界ならこんなお粗末な問題は発生しなかった。
        # 問題を発生したくないのでマイナンバーにも住基ネットにも反対だからAC
    • by Anonymous Coward

      auか何かのCMかと思った。

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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