FDA、エピペンのジェネリックを初承認 13
ストーリー by hylom
米国向けだけで値上げしたのだろうか 部門より
米国向けだけで値上げしたのだろうか 部門より
2015年に「権利譲渡によって一晩で50倍以上値上がりした薬」という話題があったが、特定のメーカーが競合のない薬を値上げするという事例はこれだけではなく、米国ではアナフィラキシーショックの治療に使われる「エピペンという薬剤が大きく値上げされる事態が起きていたという。そのため、新たにジェネリック版のエピペンが販売されることになったようだ(ブルームバーグ)。
エピペンは米マイランが製造しているが、2年前に「2本入りで600ドル」に値上げして批判を受けていたという。同社がエピペンの権利を取得した2007年時点での価格は1本約57ドルだったそうだ。
なんか違和感 (スコア:1)
エピペンって使い捨て注射器にはいってるエピネフリン(アドレナリン)の総称じゃないのかな?
エピネフリンなんてとっくに特許切れてるだろうし。
Re:なんか違和感 (スコア:4, 興味深い)
「エピペン」は、商品名ですよ。
で、薬剤自体は、確かに、昔から使われているものなので、ジェネリックは難しくないのですが、
注射器自体の構造というか、安全性の担保が難しくて、ジェネリックが、今まで出来ていなかったのです。
Re: (スコア:0)
注射器の特許はまだ切れてないから全く同じものは作れないってことか?
同じじゃないなら「ジェネリック」とは言えない気がするが。
Re:なんか違和感 (スコア:2, 興味深い)
医薬品周りの特許には、化学物質としての薬そのものに関する特許(物質特許)以外にも、
どう作るか(製法特許)、どういう病気にどう使うか(用途特許)なんてのも特許としてあるのよ。
マイランは誰でも簡単・安全に薬剤を注射できる注射器の特許を持ってる [gizmodo.jp]らしいよ。
しかし、アメリカの医療制度のクソっぷりは何で暴動が起きないのか不思議なくらいだな。
Re: (スコア:0)
それがよっぽど単純な薬以外ジェネリックを使いたくない理由、正露丸程度だって製造会社によって効き目が違うのに
Re: (スコア:0)
特許要件って、日欧米でずいぶん違うようです
http://www.jipa.or.jp/jyohou_hasin/sympo/pdf/06sym_hattori.pdf [jipa.or.jp]
ちなみにエピペンって、エピネフリンが2.0ml入ってるのに、0.3mlだけ使って後は捨てるんですよ。もったいない
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00050569.pdf [japic.or.jp]
Re: (スコア:0)
医療制度のクソっぷりに暴動を起こそうと思う頃には手遅れになっているのでは。
使い捨て注射器のジェネリック (スコア:0)
普通の薬はジェネリックかどうかで変わることなんて価格くらいだけど、
使い捨て注射器だと使用感が大きく変わることがあるのでジェネリックは気を付けないといけない。
インスリンペンのジェネリックを試したが、全体的に緩い作りになっていてどう刺しても痛みを感じるようになって拒否した。
Re: (スコア:0)
精神科の薬のジェネリックはビックリするほど違うのがたまにある
SSR (スコア:0)
>アナフィラキシーショックの治療
いざという時に備えて一定数はキープしておく必用はあるけど、そう滅多に起きる症状ではないから
消費される数が少なく、結果として一本あたりの単価を上げないと元が取れないってことじゃないのかな。
MS-Officeなら一ライセンス10万円でも元が取れるけど、
ショボい案件でも100万なんてはした金じゃあやってられないみたいな話で。
#症例の少ない難病治療ほど儲からないというジレンマ
この例の場合は注射器だから比較的簡単にジェネリックを作れたけれど、
新薬開発となると、そう簡単にはいかないことも多い印象。
Re: (スコア:0)
> 消費される数が少なく、結果として一本あたりの単価を上げないと元が取れないってことじゃないのかな。
違います。
自己注射を前提に、蜂アレルギーや食品アレルギーに処方される薬剤です。
https://www.epipen.jp/ [epipen.jp]
https://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/sinro/Q&ANo.2-34.pdf [uoeh-u.ac.jp]
http://test-guide.srl [srl.info]
Re: (スコア:0)
食品アレルギーの Reference
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/55/6/55_KJ00004330765/_pdf [jst.go.jp]